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調布市のKAZのブログ一覧

2020年05月25日 イイね!

[近況報告・後編] レガシィ&エクシーガ編(追加ラインテープ貼り&備品購入)

[近況報告・後編] レガシィ&エクシーガ編(追加ラインテープ貼り&備品購入)愛車のBP5D型レガシィワゴン、ホンダMC14型CBR250Four、そして家族用のYA5E型エクシーガに関する近況報告を、2回分のブログに分けて記します。

今回は後編:レガシィ&エクシーガ編(追加ラインテープ貼り&備品購入)編です。


◎前編は こちら
  → ホンダMC14型CBR250Four編(オイルパン分解準備)など

■その1:ワイパーの清掃
5月も後半に入ると、季節柄、次第に雨天が多くなってきます。エクシーガのワイパーブレードの拭き取りに少しずつムラが生じるようになったので、まずはブレードの清掃を行いました。

<↓適当なパルプ材に水分を含ませて、ブレードの両側(進行側&戻り側)の汚れを拭き取り>
 

ブレード自体はシリコートですが、とりあえず今回はこれで様子見。
後日、キイロビンでフロントウィンドウの油膜取りをする予定です。

画像はありませんが、レガシィのワイパーブレードも同様に汚れ落としをしています。こちらはエクシーガ比で乗る機会が少ないためか、ワイパーの払拭機能(の低下)にまだ不満は出ていません。


■その2:ラインテープの貼り増し
先日、エクシーガには「見栄え向上を目的としたラインテープの貼り付け」をボディ下部に施しましたが(→ こちら )、今回はドアミラーカバーの境目にも貼り増しすることにしました。

<↓ドアミラーカバー自体は、レガシィの特別仕様車からの流用。この黒色部分との境目に黄色の挿し色を追加>
 

とりあえずドアミラーカバーの下側(黒色樹脂部)は、そのままの状態にしておきます。

いずれボンネットフードのビッグバルジには、その退色隠しとしてカーボンシートの貼り付けを予定していますが、カーボンシートを貼った暁には、バランスを取るためこのドアミラーカバーの下部にもカーボン柄をアレンジするかもしれません。


<↓貼り付け後の状態を後ろから眺めた図。片側5分もあれば貼り付け完了できる、このお手軽さ>


<↓貼り付け後の状態を、前方から少し引いて眺めた図。既存のSWRTステッカーの黄色とほぼ同色>


同様に、今度は助手席側のドアミラーにも追加で貼り付けします。

<↓ハサミでラインテープ末端のエッジを、R状にそろえて圧着させれば作業終了>
 

全体の「見え方」としては、次のような感じ(フロントスカートリップ、サイドアンダースポイラー、今回のドアミラー)。

<↓ボディ右側面>


<↓ボディ左側面>


いいんです。
この手の加工は、機能性の向上ではなく個人の嗜好なので。
(あくまで自己満足系の話。)


■その3:0.01g単位の計量スケール
次は雑誌の付録に釣られてしまったという話。あるとき、ふとしたはずみで「0.01g単位で計量可能な、デジタルポケットスケール」が特別付録として付いてくる雑誌の情報が目に留まりました。

「0.01g単位は魅力だな。レガシィのDIYで使えるかも。」と思いつつも、「雑誌の付録に添付できる程度の精度安定性(>トレーサビリティの話ね)ってどうよ?」という疑問も引っかかり…。でも個数カウント機能もあるようなので、思い切ってその雑誌を購入してみることに。


<↓これがただいま発売中の「DIME 7月号」税込み990円。今まで全然存じ上げなかった雑誌です…>
 

<↓これがデジタルポケットスケールの主な機能>


初めて手にする、そのDIMEという雑誌。今までまったく縁がありませんでしたが、どうやらクルマ関係の記事も掲載されている模様。

<↓左:S30型ZやハコスカGT-Rのシートをモチーフにしたチェア  右:ベルランゴとカングーの比較記事>
 

まぁ、クルマの記事がところどころに掲載されていて、デジタルスケールが付属して税込み990円なら良いかな…と思っていましたが、後日「もしや?」と思ってヤフオクを覗いてみると

<↓どう見ても同じモノ(OEM品か)がさらに格安で送料無料で出品されとるやんけ~!!


…という顛末でしたとサ。

■その4:ワイパーブレード再び
前述の通り、エクシーガのワイパーブレード(ゴム)の清掃はしたものの、劣化による寿命は避けられない。ということで、今のうちに交換用の替えゴムを手配しました。

amazonでBOSCH似のエアロワイパーやら、カラーゴム(赤色や黄緑色あり)やらを検討。結局、ディーラーでSAA(スバル用品扱い)の純正OPを注文してきました。その際、参考にしたのが自分の過去ブログ(→ こちら )。過去の自分が部品番号を記載していたので、現在の自分が助けられることに。恐らく作業内容も過去ブログのリピートとなることでしょう。


■その5:エアバルブキャップ
その他として、レガシィ用とエクシーガ用のエアバルブキャップを手配中。

レガシィ用としてはSSRホイール(インテグラルGT-1)に付属のものとか、かつてディーラーで入手したN2ガス充填識別用の青色キャップなどを使っていましたが、実はクルマとはあまり関係のない別件のネット注文の際に、「あと○○円のお買い物で送料無料」という帳尻合わせで同時手配した…というのが真相。

レガシィ用として赤色の、エクシーガ用として青色のエアバルブキャップを手配。ですが、色味がちょっと微妙~。気が向いたらパーツレビューに挙げるかもですが、イマイチでしたら(使うけれども)紹介はしないかも。



という、クルマ&バイク関係の近況報告(前編&後編)でした。
やはり差し当たっては CBR250Four の異音原因究明が山場です。
DIYメンテは今後も続きそうですね。
何か進展があれば、情報共有の一環としてブログアップします。
Posted at 2020/05/25 23:05:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年05月24日 イイね!

[近況報告・前編] ホンダMC14型CBR250Four編(オイルパン分解準備)など

[近況報告・前編] ホンダMC14型CBR250Four編(オイルパン分解準備)など愛車のBP5D型レガシィワゴン、ホンダMC14型CBR250Four、そして家族用のYA5E型エクシーガに関する近況報告を、2回分のブログに分けて記します。

まずは前編:CBR250Four(オイルパン分解準備)編からです。


※CBRがブログネタになる…ということは、
 大抵の場合はトラブルがらみになりますね(苦笑)。

■エンジン内部からの音
ホンダのバイク、MC14型CBR250Fourは部品点数が多い。250ccで4気筒16バルブなので、単に構成部品点数が多いだけでなく、可動部位・摺動部位も(単気筒モデルや2気筒モデルと較べると)多い。当然、メカニカルノイズも多めの傾向となります。

単なるメカニカルノイズ、つまり「正常な作動音」ならば全然気にしません。それが正常な作動に伴って生じるメカ音ですので。ただし、メカ音であっても「経時変化によるノイズの増大」には気をつけなければなりません。「異音」も同様。


<↓MC14E型エンジンのパーツリスト(1気筒あたりの燃焼室容積は、ヤクルトの容器65ml よりも小さい)>


■2種類の音を認知中
現在、CBRで気になっている音は2種類。一つ目はシリンダヘッド周辺からのカチカチ音。これは数年間かけて次第に少~しずつ大きくなってきたように感じられるため、(断定はできませんが)恐らくはバルブクリアランスの拡大に伴うタペット音ではなかろうか? …と思っています。

# CBR250Four の動弁系は、インナーシムタイプの直打式。
# クリアランス調整はカムシャフトを外さないとできないのですよ…。
# (そもそもシムのメーカ在庫があるかどうかも不明ですし。)

極端な性能低下(機能上の実害)も感じられないことから、しばらくは様子見としてます。

二つ目の音は「異音」。つい最近、認知した音で「正常な作動音」ではないと考えられる「カラカラ音」です。音の表現(擬音語)は難しいですが、例えば潤滑不良のベアリングが発するような「ガラガラ音」ではなく、エンジン内部で何かの小部品が緩んで(または脱落しかかって)回転物に干渉しているかのような「異音」です。

今のところ走行自体には不都合はなく、スロットルレスポンスもエンジンの吹け上がりも問題なし。ただし、エンジン始動中は内部で「カラカラ」と小部品が踊っているかのような異音が聞こえます。ダメージが広がる前に、早急に確認しなければなりません。


■異音確認方法の検討
エンジンオイルを抜き取る際に、もしもメインメタル(クランクベアリング)・コンロッドメタル(コンロッドベアリング)に損傷があれば、金属摩耗粉が混ざって出てくる場合があり、そこで1次判断できる可能性があります。ただし前述の状況から、その可能性は低いように思っています。

車体からエンジンを降ろさずに、手っ取り早くエンジン内部を観察するためにはどうしたら良いか?

考えられるアプローチとして、オイルパンの取り外しがあります。オイルパンを取り外したからといって、クランクシャフト系の全部品を見られることにはなりませんが、もしも小部品(例えばM6ボルトとか)の緩みや脱落があれば、それを発見できる可能性はあります。


# 直接 目視できない奥部は、手持ちの
# スネークカメラを併用すれば良いし。

■事前準備
まずはナップスに行って、ホンダ純正部品の在庫有無を調べます。

<結果>
・オイルパンガスケット: メーカ在庫 無し
・オイルフィルター&O-リングセット: 在庫あり
・ドレンプラグワッシャ: 在庫あり


<↓メンテナンスキットとして純正のオイルフィルターやOーリング類は在庫あり。ガスケットは在庫なし>


う~む。
一番欲しかったオイルパンガスケットが欠品とな。


<↓一部で部品番号の統廃合がありましたが、通常メンテナンス用の消耗部品は今でも入手可能でした>


<↓オイルフィルターやO-リングやドレンワッシャは、共用している他機種でもニーズがあるのでしょう>
 

オイルパンガスケットは、結局ヤフオクで調達しました。
ただし純正品ではなく社外品になります。

出品者によると、「このガスケットは日本バルカー工業製」とのことでしたので信用しました。ちなみに日本バルカー工業は、配管の継ぎ手に巻くシールテープやジョイントシート、各種パッキンなどを製造販売しているメーカーさんです。


# 現在の商号は、株式会社バルカーです。

<↓予備を含めて2枚を落札し購入(素材が日本バルカー工業製、とのことで信用しました)>


■その他の準備
ところでホンダMC14型 CBR250Four の純正指定エンジンオイル粘度グレードは、10W-40または20W-50です。環境性能が声高に叫ばれる昨今では、ホンダそのものからも、20W-50なんて純正油はリリースされていません(社外品では存在します)。

前述したように、当方のCBRは動弁系のクリアランスが拡大している(と思われる)ことも考慮して、夏場は粘度グレードの高めのオイルを入れておきたいところ。そこで市販オイルの実売価格をサクッとリサーチ。


<↓当方が入手可能なエリアで、上の粘度が40以上の主な社外オイルの売価(1リッターあたり)を調査>


いくらバイクとは言え、1リッターのオイルに3千円も4千円も払えないよ…(※クルマに換算すると、4リッターあたりで1万2千円とか1万6千円にもなるイメージ)。湿式クラッチなのでMBではなくMAで購入を検討しています。

# MAとかMBとか不明な方々はググってくださいね。

そのほか、個人的に手配を掛けているツールがあるので紹介しておきます。それは、いわゆる「サウンドスコープ」。エンジンやトランスミッション用の聴診器です。

<↓いわゆるサウンドスコープ、エンジンメンテナンス用の聴診器も手配中>


実際にオイルパンを脱着する前に、「異音」の発生源がどのあたりなのか? を先行して確認しておくことが重要ですからね!

■おまけ
最後にクルマやバイク以外の近況報告を。
今年の5月連休は、COVID-19対応で北海道に帰省できなかったため、「道中のおいしいもの」を子供たちに食べさせることができませんでした。そのため、思い切って函館の「フードロスゼロ」サイトから毛ガニを2kg分、購入しました。


# 北海道民だった私としては、カニと言えば
# タラバやズワイよりも毛ガニがなじみ深いです。

<↓毛ガニ2kg分(5尾):https://shop.foodloss-zero.com/ にて購入>


<↓毛ガニで家族パーティ。毛ガニを初めて食べる子供たちもいましたが、良い想い出になったことでしょう>
 


「近況報告・後編」に続く。
(後編は、エクシーガ&レガシィ編です。)
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2020-05-25(Mon.) : 更新
[近況報告・後編] レガシィ&エクシーガ編(追加ラインテープ貼り&備品購入) をアップロードしました。
2020年05月17日 イイね!

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その3(最終話)

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その3(最終話)愛車のBP型レガシィワゴンは、5月連休の最中(さなか)にサンルーフが故障。「左側のみチルトアップして右側は閉じたまま」ロックしてしまい、開くことも閉じることもできない状態に陥りました。

今回のブログは、「傾いたまま動かなくなったサンルーフ」をDIYで解消するまでの記録・その3(最終話)です。


◎「その1」 は → こちら(緊急対策 編)
◎「その2」 は → こちら(詳細観察 編)

■左右の違いを追う
無事にチルトアップガラスルーフの取り外しができたので、室内(トリム側)からの観察に加えて、車外(ルーフ側)からも 構成部品の作動状況を直接 目視確認することができる状態となりました。

<↓チルトアップガラスルーフを取り外した直後の状態。養生テープを貼ったのでシム(薄板)の脱落は無し>


チルトアップガラスルーフ(ワゴンでは前後2枚でガラスルーフが構成されており、そのうち前方のガラスルーフ)が無い状態になると、左右のスライドレールが良く見えるようになります。

<↓ガラスルーフを支持する左右のブラケットの動きが、互いに同期していない>


<↓左側(助手席側、正常作動して停止)の支持ブラケットの様子>


<↓右側(運転席側、閉じたままロック)の支持ブラケットの様子>


前回ブログ(その2) で気づいた異変の原因について、スライドレールを中心に探っていきます。

<↓左側(助手席側)のスライドレール周辺の部品の状態(全景)>


<↓右側(運転席側)のスライドレール周辺の部品の状態(全景)>


上に示したスライドレール(を構成している部品群)について、「左右でどこが異なるのか?」を確定させなければなりません。もちろん、構成部品そのものは左右で同じ(※デザインのみ、左右対象となる部品はあります)ですから、その「存在」ではなく「状態」が異なっているものを抽出します。

<↓右側(運転席側)のスライドレール。この状態を視覚的にしっかりと記憶してから、左側と見較べる>


不具合の生じた右側について部品の「停止状態」を把握し、それをしっかりと脳内に記憶。その直後、正常作動の左側を観察して比較します。言わば、左右のスライドレールで「間違い探し」をしているようなものです。

<↓左側(助手席側)のスライドレール。黄色の四角い線で囲った部分に、左右差があることを認知した>


上記画像をさらに拡大します。

<↓正常作動していた左側(助手席側)では、樹脂のローラーピンがガイド穴の中に位置しています>


<↓イレギュラー停止していた右側(運転席側)は、樹脂製ローラーピンがガイド穴から外れています>


■連動する部品の確認
左右で構成部品の状態差を抽出したので、その部品を「本来あるべき位置」に戻してやったときに、支持ブラケットも連動して「本来のチルトアップ状態」になるかどうかを確認します。

<↓ガイドから外れていた樹脂ピンをスライドさせると、それに連動してブラケットもチルトアップした!>


ついに原因をつかんだ瞬間です。
ここまでくれば、もうDIYで修理が出来たも同然です。


■清掃と給油
樹脂製のローラーピンをガイドに正しく装填し直す前に、スライドレールの清掃と給油を行います。先の細い部分ですので、割り箸の先に紙タオルを挟んで、ホコリや汚れを少しずつ取り除きます。

<↓指先の入らない細い部分は、割り箸などを利用して清掃しました>


しっかりと清掃すると、スライドレールの各部は見違えるほどキレイになりました。ただし、明らかに可動部分に残存しているグリス(モリブデンのような色合いをしていました)は、あえて拭き取ることはしていません。

<↓今後、頻繁に清掃できる部分ではないため、この機会にしっかりとキレイにしておきます>


清掃の次は給油なのですが、ちょうど数日前に、ホンダ・CBR250Four の 「スピードメーターが動かない」を解消する・その4 で選定した KURE グリースメイト(No.1061、20%増量セール品) を適用することにしました。

<↓バイクのメンテナンス用に購入した潤滑スプレーですが、早くもレガシィにも適用するシーンが訪れた>


<↓潤滑スプレーを噴射したあとの様子>


# ガイドの間口(上方の開口部)は狭く、樹脂ローラーピンを
# そのまま上から押し込んでもハマりません。
# 樹脂ピンは、いったんガイドの真横方向に逃してやってから
# 側面から入れるように導くと、ガイドの中にうまくハマります。

<↓左側(助手席側)のスライドレールについても、清掃と給油をしっかりと実施しました>


この状態(ガラスルーフを取り付けする前)で、スイッチ操作により正常作動するかどうかを確認しておきます。

<↓「閉から開」方向も「開から閉」方向も、サンルーフは正常に作動することを確認(これで一安心)>


■ガラスルーフの復元作業
荷室内に仮置きしていたチルトアップガラスルーフを取り出します。今度はこれをストレスの掛からないよう、しかし雨漏りもしないよう、ジャストなポイントで取り付けしなければなりません。

<↓荷室から取り出したガラスルーフ>


<↓雨漏りなどが起きないよう、仮締め後、各部のクリアランスを調整しながら取り付けする>


# 実際には、ガラスルーフをチルトダウン(サンルーフ全体
# を全閉)させた状態で、シーリングゴム(窓枠周辺のゴム
# パッキン)に均一に密着力が生じることを確認して本締め。

■作動の再確認と内装の仕上げ
ガラスルーフの取り付け(シムの脱落防止用に貼っておいた養生テープも剥がしてあります)が終了したあとは、サンルーフ(内側のサンシェードも含む)の開閉動作を念押し確認します → まったく問題ないことを確認しました。

さらに、当該ガラスルーフを最大限にチルトアップさせた場合であっても、ガラスルーフ開口部の最上端(中央のヘリの部分)が、直上に位置するTERZOのルーフボックスとは干渉しないことも、追加で確認しています(>従来と変わらずに )。


<↓FULLにチルトアップさせても、ギリギリのところでルーフボックスとは干渉していないことを確認>


<↓最後に、外していた左右のカバー(樹脂トリム)を取り付けすれば、すべての修理作業が完了>


■あとがき
BP型レガシィワゴンのサンルーフは、各部品をつなぐ複雑なリンクを介してその作動段階を制御していると思っていました。そのためDIYでの修理作業に着手する前は、多少の覚悟を伴っていたのですが、いざ修理を初めてみると、何のことはない…簡単なスキルで完了させることができました。

5月連休中の故障だったため、ディーラーに依頼することができないという背景があったにせよ、結果として無事に短期で復調できたことは良かったです(自分の経験値も増えた)。しかも一切の工賃もかかっていません。

<↓「KAZさんは けいけんち が 1 あがった」「サンルーフ ステージ を クリア!」>
 

近年は、新車成約時におけるサンルーフの装着率は低い状態で推移しているようですが、今回の当方の事例(故障の原因や対処方法など)が多少なりとも、このブログをご覧いただいている方々の参考になれば幸いです。

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2021-02-27(Sat.) : 更新
[BPレガシィ] 続・サンルーフ動かず(開かず/閉じず)をDIYで解消する:前編 をアップロードしました。
2020年05月16日 イイね!

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その2

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その2愛車のBP型レガシィは2006年式。今年で経年14年目を迎えています。
先日、車内換気のためサンルーフを操作すると「左側のみチルトアップして右側は閉じたまま」でロック。開くことも閉じることもできない状態に陥りました。

今回のブログは、「傾いたまま動かなくなったサンルーフ」をDIYで解消するまでの記録・その2です。


◎「その1」からの続き。
 (「その1」 は → こちら

■サンルーフの構成を予習
サンルーフが動かなくなってしまったときは、ちょうど5月連休の真っ只中。ディーラーの営業もお休み中です。仮に連休明けになったとしても、COVID-19対応(新型コロナウィルスの影響)で営業時間が短縮されています。

飛び込みで受付できたとしても、実際の入庫はその先(かなり後)となってしまう可能性が大、だと予想されます。

ならば…ということで、DIYで修理する(かもしれない)ことも視野に入れ、まずはサンルーフの構造を把握することから始めました。ちょうど、それに先立つこと数日前、SUBARU-EPC(※)を入手していたところでした。


(※)電子パーツリスト。かつての SUBARU-FAST II の後継ソフト。
   PC上での操作方法は、ほとんど同等。直感的な操作も可能。

<↓BPレガシィ(ワゴン用)のサンルーフ構成部品(を紹介するページからの一部抜粋)>


この画面を見る限り、複雑な部品構成にはなっていないようです。もちろん、画面上に記載のない(あるいは意図的に省略されている)細かな部品群が存在する可能性はあります。

これなら手に負えないことはないだろう…と判断し、DIYでの修理・メンテにトライ(この時点では確証が無いため、あくまでトライ)することにしました。


■再度の現物確認
SUBARU-EPC の構成画像は、あくまで参考情報に過ぎません。作動不具合が生じている「現物」そのものを観察して、何が起きてしまったのかという「事実」を正しく捉えることが重要です。

<↓雨天に見舞われていたが、テーピングの効果により、車内への漏水は無事に避けられた>
 

<↓ここから注意深く、細部を観察していく必要があります>


■異変に気づけるか?
まずは運転席に座って、車内(トリム側)から観察していきます。IG-ON してスイッチ操作を試みてみましたが、相変わらずガラスルーフはウンともスンとも反応しません。

ただし、ガラスルーフの内側にあるサンシェードは、手動でスライド(開閉)可能であることが確認できました。シェードを開くことができれば、内部観察がより容易になるのでラッキーです。

以下、サンルーフの左側(正常にチルトしてストップ)と右側(クローズしたまま不作動)の画像を対比できるよう、横並びにして載せます。


<↓2枚構成のうち、前側のガラスルーフ(左:助手席側の様子  右:運転席側の様子)>
 

<↓後席から前席方向へ、スライドレールを見た画像(左:助手席側  右:運転席側)>
 

ここまでのところ、別に変わった様子(明らかに異常な部位)は見受けられません。引き続き、観察を続けます。

■違和感あり!
ここでもう一度、前側(チルトアップガラスルーフ側)の左右トリム部を観察してみます。

<↓作動ロックしているチルトアップガラスルーフを再確認(左:助手席側  右:運転席側)>
 

んん?
これは…違和感があるぞ!!


私が感じた「違和感」の正体を確かめた際の画像を、以下に示します。

<↓違和感の正体はコレ。明らかに部品の停止状態が異なります(左:助手席側  右:運転席側)>
 

手がかりの第一歩を踏み出せました!
発生している「事実」をさらに深掘りしていきます。


<↓左右の化粧パネル(内装トリム)を取り外します。すると今度は固定ボルトが顔を出します>
 

■参考情報を活かして慎重に
左右のスライドレールの中で、何かが発生しています。その「何か」を直接、目視確認するためには、2枚構成のうちの前側(チルトアップガラスルーフ)を取り外さなければなりません。

今なら、まだ後戻りができます。

が、ここで作業を中断してしまったなら、いつまで経っても故障したままです。前に進むしかありません。ただし、慎重に進めます。具体的には、ボルトが現れたからと言ってすぐに緩めることはしません。


<↓念のため、フレームに対するボルトの締結位置を記録しておくための「合いマーク」をペイントで付加>
 

緩める前の締め付けナットの相対位置を記録しておけば、最悪でも、元通りに締め直す(状態を復元する)ときに「どこまで(の力加減で)締め付けすれば良いか」の目安とすることができます。必ずしも必要ではないかもしれませんが、バックアップ策を常に心がけておいた方が、リスク回避につながる可能性を高めることができる…と考えます。

<↓いよいよ、チルトアップガラスルーフの取り外し作業に入ります>


が、ここでも一気に締め付けナットを緩めることはしないで、部品全体の様子見をします。すると早速、SUBARU-EPC で予習しておいた知識が役立ちます。

<↓ガラスルーフと保持ブラケットとの間には、図に示すシム(薄板)が挿入されている>


もしもガラスルーフを上方に浮かせて、一気に取り外してしまったなら、この「シム」も支えを失ってバラバラと落下(愛悪は散逸)してしまうかもしれません。こうした事前情報をうまく実作業に活かしたいものです。

<↓対応策として、あらかじめ「シム」が脱落しないように養生テープで保持しておくと、あとで困らない>


■後戻りできない工程へ
ここまでは、注意さえしておけば、特に難しい作業はありませんでした(※そもそも、異変に気づけないと具体的な作業には移行できませんが)。

ここから先は、もしかすると「やってみたけど(原因が)分からなかった」とか、「(原因が)分かったけれどもダメだった」とか、あるいは「元の状態に戻せなくなった」などといった事態が起こるかもしれません。


<↓とうとうDIYで、サンルーフ(ガラスルーフ)という今まで未知の部品を取り外す作業への突入を決意>


少々大げさな表現(↑)になってしまっていますが、当時の気持ちはそんな感じでした。ちなみに、複数箇所の締め付けネジを均等に緩めていった時点で、ガラスルーフに生じていた内部応力は解放されたので、ストレスによりガラスが破損するに至る事態は避けられています。

<↓ついに…チルトアップガラスルーフ側を、ご覧の通りに取り外してしまった、の図>


ここまで来たからには、自力で故障を修理させるしかありません。「素人が迂闊に手を出して→中途半端な形で手に負えなくなって→結局プロに依頼する」なんて状態になるコトだけは、何としてでも避けたいところ(>これは一番迷惑を掛けてしまうパターンですな)。

<↓取り外したガラスルーフは、落下によるキズや破損などを防ぐため、荷室内に仮置きしておきます>



「その3(最終話)」に続く。
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2020-05-17(Sun.) : 更新
[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その3(最終話) をアップロードしました。
2020年05月15日 イイね!

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その1

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その1BPレガシィで数週間ぶりに買い物。走行中に換気しようと、サンルーフを操作したところ…何と?! 左側のみチルトアップして右側は閉じたまま。マジか!! この状態でよく壊れないな…いや、壊れているからこうなったのか(泣)。

ということで、「傾いたまま動かなくなったサンルーフ」をDIYで解消するまでの記録・その1です。


■ワゴンのサンルーフ操作方法
BPレガシィのサンルーフでは、「閉(close)→開(open)」の操作は4段階で構成されています。
 (1)まずスイッチONで微少にチルトアップ。
 (2)再度ONで大きくチルトアップ。
ここまでは、2枚構成のガラスルーフのうち前方のガラスしか動きません。

 (3)次に再びスイッチONで初めて後方のガラスルーフがスライドを始めます。
  が、開き切る前に一時停止がかかります。
 (4)最後(操作4回目)にスイッチONにして初めてフルオープンになる。
…という作動ロジックになっています。


■それは突然やってきた
COVID-19(新型コロナウィルス)対応で、ここしばらくの間、BPレガシィでの外出は控えていましたが、過去の経験から適時、車載バッテリーをFULL充電するなどして予期せぬ電気系のトラブル防止を図っていました。

ある日、人混みを避けた時間帯に買い物に向かっていたときのこと。車内を換気しようと、サンルーフのスイッチを操作しました。前述のように、スイッチONで前方のガラスがいったんチルトアップして止まります。

が、再びスイッチONにしても、まったく反応しません。では閉じてみよう、とclose方向にスイッチ操作しても動く気配は無し。開く方向にも閉じる方向にも、完全ロックしてしまいました。


<↓後ほど安全な場所に停車してから写したショット>


■左側がチルトアップ、右側がクローズ
もはや買い物どころではありません。安全な場所(もともと買い物をする予定だったストアの駐車場)にいったんクルマを駐めて、状況把握に努めます。

何と!
サンルーフの左側だけチルトアップして、右側はクローズのままでした。


<↓よくこれで壊れない(ガラスが割れない)ものだな…いや、すでに壊れているからこうなっているのだが>


■細部を観察
チルトアップ動作が完了している左側を、室内から観察してみます。見た目ですが、特に異常な箇所は見受けられません。

<↓運転席側から助手席側(左側)に向かって、2枚構成のうちの「前方のガラス」周辺を観察>


ここでいったん車外に出て、外側からガラスルーフを観察してみます。
なかなかレアな(衝撃的な)光景が目の前に広がっていました。


<↓(全景で撮影)ガラスが完璧に傾いてしまっているよ…>


<↓(寄って撮影)恐らくガラスにストレスがかかりまくっているし…>


<↓念のため、助手席側(左側)からもサンルーフの状態を確認(この角度だとフツーに見える)>


■雨が降ってきた!
「さーて、どうしたものか。」「ディーラーに持って行こうとしても、今は5月連休の真っ只中だし…。」などと思案していると、運悪く、急に雨が降り出してきました。

レガシィの荷室にはDIY工具セットのほか、牽引ロープ、ブースターケーブルや全自動バッテリー充電器、ワイヤーハーネスやギボシ類、ガムテープの類を積んでいます。冷静に急いで養生テープとガムテープを取り出し、応急処置を施します。


<↓荷室に常備している養生テープとガムテープを取り出し>
 

■応急処置(ちょっとだけ見た目も考慮)
まずはガラスサンルーフが閉じている右側(運転席側)から目張りします。ここでの注意点は、「スキマを埋めるためのテープは、先に(水位の低い)車両前方から貼って、(水位の高い)後方をあとで貼る」ことです。

テープとテープのつなぎ目は、雨水が流れ去る方向を加味して「下流側テープの上に上流側テープを重ね貼りする」ことがコツ、という意味です(恐らく屋根の瓦なども、そのような配置になっているハズ)。


<↓開いていない右側(運転席側)から目張りする。「前方を先に、後方を後に貼る順番」で重ね貼りする>


車両左側に移動します。
この間も雨が降っていますので、適時、雨滴をウェスで拭き取りながら(粘着力が落ちないように)作業を進めます。


<↓フルにチルトアップしている左側。このスキマをすべてテープで塞がなければならない(急ぎ)>


<↓(第一段階)まずは養生テープでスキマ埋め>


次は黒ガムテープの出番です。
外観上、養生テープの貼り付けは目立つため、その上に黒ガムテープを重ねることにより「見かけ上」何ともないかのごとき様相を醸し出すために使用します。愛車へのささやかな配慮です。


# ボディに直接貼ると、ガムテープのガンコな糊跡が
# 付着てしまうことを防ぐため…の意味もあります。
# 糊跡剥がしの苦労は STI 赤リップの装着準備 で経験済み。

<↓ここまでやっておけば、まず室内への水漏れはないだろう>


<↓少し引いたアングルからのショット。パッと見は、あまり目立たない程度までは処置できたと思う>


ここで雨が本降りになってきました。
ディーラーに修理依頼するか、あるいはDIYでの修理にチャレンジするか。
取り急ぎ、自宅に戻って次なる準備をしておくことにしました。


「その2」 に続く。
(このシリーズは「その3」が最終話になる見込み。)
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2020-05-16(Sat.) : 更新
[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その2 をアップロードしました。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
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