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調布市のKAZのブログ一覧

2021年12月29日 イイね!

[エクシーガtS] 冬支度その3_スキーキャリア設置・ルーフボックス容量増大・経年劣化対策

[エクシーガtS] 冬支度その3_スキーキャリア設置・ルーフボックス容量増大・経年劣化対策エクシーガで 東京→札幌 に帰省(2021年末→2022年始)するにあたり、「長距離走行時の乗員の疲労軽減策」や「車両の冬支度」を進めています。

今回は、その備忘録ブログ「その3(最終話)」です。


◎冬支度「その1」→ スタッドレス・バッテリ・ウォッシャ液・ワイパー
◎冬支度「その2」→ 可変式アームレスト・ヘッドレスト・ネックピロー


■スキーキャリアの設置
エクシーガにはすでにシステムキャリアベース(とルーフボックス)を装着済みですので、前後のバーの右サイドに斜め積みのスキーキャリア(RV-INNO のスイッチスタンス)をアドオンします。

<↓BGレガシィ→GDインプレッサ→BPレガシィ→YAエクシーガ…と使い続けているキャリアIN-653>


<↓バーへの装着はワンタッチ。装着も2~3分間もあれば可能というお手軽さ>
 

車両の進行方向(X軸)に対し、前後のキャリアがほぼ同位相になっているか(互いに左右にズレていないか)を確認しながら設置します。その際、隣り合うルーフボックスのフタがワイドオープン(全開)になったときに干渉しないことも、同時に確認しておく必要があります。

<↓ルーフボックスを全開にしたとき、斜め積みのキャリアが干渉しない位置にあることを確認します>
 

<↓設置位置の確認さえしっかりすれば、装着がとても簡単なスキーキャリアです>


■ルーフボックスの容量増大
かれこれ使い続けて19年が経過したルーフボックス、TERZO ローライダー・フレックス(コンパクト)。まだまだ使用可能です。

普段は高さを低く抑えておき、帰省時など荷物を積載するときには高さをアップさせて、収納容量を増やします。以下はその手順です。


<↓高さを低く設定している状態(容量が下限状態)>


<↓下の構造物(船)に対してフタをかさ上げする分だけ、金具やステーの位置を調整します>


<↓今度は車両の右側に回り込んで、フタの支点を上方に引き上げ(高さをアップさせ)ます>


<↓フタを上方に引き上げ(かさ上げ)した分だけ高さがアップ=容量が増大する、という仕組み>


<↓ヒンジなど、可動部分には適時、給油しておきます(動きをスムーズ化&防錆の目的で)>


<↓容量増大後のルーフボックス全景(左横から)。増大後はなかなかの収容力を発揮してくれます>


■ルーフボックスの経年劣化対策
さて、これまで何度かブログでお伝えしたように、ルーフボックスも経年劣化します。外観(の光沢)もさることながら、フタを支えるダンパーもへたってしまいます(メーカによると、ダンパーは消耗品扱い)。

<ご参考>
◎[TERZO] その後・経年劣化したルーフBOX(ローライダーFLEX) → こちら

例に漏れず(?)、当方のルーフボックスもダンパーがへたっています。しかも、前後に2つあるダンパーのうちフロントダンパーは脱落(!)してしまっています…。


<↓外観からは分からない、内部の構成部品の機能欠損があります…>


ダンパーがヘタるとフタを支えることができず、フタを開けても必ず自重で閉じてしまいます。つまり荷物の載せ降ろしをする際には、片手でフタを支えておく必要があるため、片手しか自由が利かないことになります。

その「不便」を何とか解消できないか…。
と思っていたところ。


<↓ちょうど自宅の玄関先に、月桂樹が植えてある。冬期は剪定(伸びた枝をカットする)の時期だよね>


<↓そんなわけで、ちょうど良くカットしていた枝を廃物利用します>


<↓全開にしたルーフボックスに、カットした月桂樹の枝を当ててみる(湾曲具合も最高!)>


<↓ふむふみ。必要長さはこれくらいだろう…ということで、目見当でカット>


<↓ほら!ちょうど良い「つっかえ棒」の出来上がり~っ!


<↓拡大図(後ろには姿・形はあるものの、すでにヘタって機能を喪失したダンパーが写っています)>


<↓前から見ても、後ろから確認しても、ダンパー代わりにフタを支える「つっかえ棒」としては完璧>
 

なになに?
つっかえ棒の先端が滑って、フタが急に閉じたりしないのか…って?
そのリスクに対する「お手当」は、すでに配慮して織り込み済み。
次の画像で説明しましょう。


<↓枝の上端のカット角度は、ルーフボックスのフタの傾斜角に合わせてある>


より細かく言うと、ルーフボックスのフタの傾斜角に対して、つっかえ棒の上端のカット角度に「ほんの少しだけ」後退角を付けており、摩擦係数μ が低くなっても「滑る方向へ倒れにくくなるように」配慮してあるのです。

<↓そこで次にやることは「あたかもフロントダンパーは、最初から無かったかのように」処置してしまう>
 

これで見た目がスッキリするだけでなく、荷物がダンパーブラケットに引っかかって破損してしまうリスクも減らせます。

<↓廃物利用で「つっかえ棒」を作って有効活用。荷物の載せ降ろしの際に両手が自由に使えるように>


ワイルドでしょう?
でも、行き当たりバッタリのように見えて、ちゃんと考えるところは考えているのですよ、えぇ。


■おまけの対策(念には念を)
斜め積みのスキーキャリアの話に戻りますが、スキーを積んだあとにキーロックしても、高速走行時の風圧を直接受けることを考えれば、脱落防止的な措置を「念押し」で織り込んでおきたいものです。

<↓そこで登場、ゴムバンド。このように連結してテンションを掛けておけば、多少の安心材料になる>
 

まぁ、適材適所。
モノは使いよう…ってコトで。

以上、3編に渡って「備忘録という体裁を取って」帰省準備ブログ(エクシーガの冬支度&乗員の快適化)を記しました。読み手の方々にとって、何らかの参考または笑いのネタになれば幸いです。
2021年12月28日 イイね!

[エクシーガtS] 冬支度その2_可変式アームレスト・ヘッドレスト・ネックピロー

[エクシーガtS] 冬支度その2_可変式アームレスト・ヘッドレスト・ネックピロー2021年末→2022年始 は、数年振りにエクシーガで 東京→札幌 に帰省する予定です。

片道で軽く1000km超の行程となるため、車両としての冬支度はもちろん、今回は特に移動中の乗員の負担軽減も視野に入れて準備を進めています。
今回は、その備忘録ブログ「その2」です。


◎エクシーガの冬支度「その1」は → こちら

■乗員の負担軽減も重要
エクシーガに乗員7人がFULL乗車して長距離を走る場合、実はセカンドシートやサードシートに「座っているだけ」でも、そこそこ疲れるものだと感じています。

乗せる子供が(チャイルドシートを卒業したとしても)まだ小さいうちは、小さいなりに他の乗員が気を遣います。また、2012年に購入したエクシーガも今年(2021年)で丸9年が経過。子供たちも9年が経つと、ある者は体格が大きく成長し、またある者は成人になっています。定員FULL乗車の場合、相対的にエクシーガの空間がだんだん狭く感じられてしまいます。

そこで長距離帰省に備え、あらかじめ車内での快適装備を追加しておくことも、乗員の疲労軽減という点では重要になってきます。本来は、そのアイディアを具現化するためDIYで素材から加工したいところですが、あいにくそのような時間的余裕も無く…。今回はネット通販で「考えに近いもの」を調達することにしました。


<↓冬支度というよりは、長距離移動時の乗員の疲労軽減を目的として調達した品々>


■可変式アームレスト
同乗者の目線で考えたとき、エクシーガの要改善点の一つとして「サードシートにアームレストが無い」ことが挙げられます(>少なくとも当方では)。

古くは「バックレストを改造してセンターアームレストを追加できないか」とか「他車種のリヤシートを丸ごと移植できないか」など、いろいろと考えていたのですが、どの案も費用対効果の面で現実的ではありませんでした。

今回、後付けの汎用アームレストを総ざらいして検索したところ、手間いらずで設置できそうなものを発見。それが次のものです。


<↓高さを調整可能なアームレストで、小物入れ付き(隙間に差し込むだけの手軽さ)>
 

◎パーツレビューはこちら → Auto-Spec 可変式アームレスト(黒革調+レッドステッチ、小物入れ付き)

選定理由やスペックなどの詳細については、上記パーツレビューをご覧ください。


■可変式ヘッドレスト(ネックパッド)
エクシーガの他の要改善点としては、「セカンドシートの中央席では(コーナリング時に)踏ん張りが効かず、身体が左右に持って行かれる」という点です。特に子供たちがセカンドシートに3人掛けした際には、中央席の子供が意図せず両脇の子供の身体に体重を載せる形となってしまい、「押すな」とか「仕方ない」とか、些細な言い争いに発展してしまうこともしばしば…(苦笑)。

そこで次に探り当てたものは、L字型の可変式ヘッドレスト(ネックパッド)です。これをセカンドシートの中央席に設置すれば、少なくとも乗員の頭部が両脇から支えられるので、仮眠時を含めて何かと利点が得られるはず。


<↓ネックパッドは左右の幅と高さを独立して可変なので、乗員の体格に合わせて調整可能>
 

◎パーツレビューはこちら → ALEBANA 可変式L字型ヘッドレスト(ネックパッド)

選定理由やスペックなどの詳細については、上記パーツレビューをご覧ください。


■低反発ネックピロー
その他にも、「セカンドシートとサードシートで、乗員が移動中に仮眠する際に頭部を楽に支えたい」という希望があります。まぁ、別に仮眠中でなくても頭部の居心地を改善したい…ということになりますが(純正のヘッドレストは形状がフィットしにくいため)。

そこで吟味して選択したものは、水平方向にU字型をした低反発ネックピローです。首回りをソフトタッチでホールドできること、イザとなったら(純正のヘッドレストから)取り外して「単体の枕」としても利用できそうなこと、から購入に至りました。


<↓エクシーガのセカンドシートとサードシートの左右席に適用した例(すぐに取り外し可能)>
 

◎パーツレビューはこちら → Be Oshare U字型低反発ネックピロー

選定理由やスペックなどの詳細については、上記パーツレビューをご覧ください。

以上、ささやかながら、長距離走行時の同乗者の疲労感を少しでも緩和させる目的で導入した品々の紹介でした。

エクシーガの冬支度「その3」に続く。
(シリーズ最終話は、スキーキャリアとルーフボックスの話になります。)

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2021-12-29(Wed.) : 更新
[エクシーガtS] 冬支度その3_スキーキャリア設置・ルーフボックス容量増大・経年劣化対策 をアップロードしました。
2021年12月26日 イイね!

[エクシーガtS] 冬支度その1_スタッドレス・バッテリ・ウォッシャ液・ワイパー

[エクシーガtS] 冬支度その1_スタッドレス・バッテリ・ウォッシャ液・ワイパー2021年末→2022年始 は、数年振りに 東京→札幌 に帰省することにしました。
これまではコロナ禍で遠出をまったく控えていましたが、家族そろって動ける機会自体が限られることから、今回は思い切って実行することにした次第。

そこでエクシーガの冬支度について、備忘録を兼ねて、数回に分けて記します。今回は「その1」です。


■スタッドレスタイヤへの交換
手持ちのスタッドレスタイヤは、レガシィ用とエクシーガ用で計2セットあります。ヨコハマのアイスガードiG50と、ファルケンのエスピアEPZFです。どちらも共用可能な同サイズ(215/50R17)です。

札幌に帰省する際には、帰省する車両に新しい方のスタッドレスを履かせて、古くなった方から必要に応じて買い替えしています。今回はエクシーガにエスピアEPZFを履かせます。

…まぁ、新しいとは言っても2017年の第45週の製造(懸賞に応募して当選したもの)。走行距離が少ないためミゾはバリバリ残っていますが、そろそろゴムの硬化を含めてグリップ性能が低下する頃。慎重な走行が求められます。


<↓今回は小学生の息子がお手伝い。お手伝いとはいえ、親として安全作業教育は重要>
 

「複数人で作業するときには、互いに声がけしながら」とか「最初の緩めトルクは接地状態で」とか、「ホイールナットは対角で締める」とか「何かあったら直ぐに逃げられる体勢を」とか、いろいろ認識してくれていました。

<↓手持ちのエアゲージはありますが、コンプレッサは無いので近場のスタンドでエアを補充>


帰省直前にスタッドレスに交換するのではなく、交換後に舗装路で100~200km程度を走って、スローパンクチャーやバランスのズレなどが生じていないことを確認できる時間的な余裕を作ることも重要だと思っています。

■車載バッテリーのFULL充電
雪道走行ではバッテリーへの負担が増しますよね。ただでさえ外気温度が低いので定格性能が発揮しにくい環境であることに加え、熱線やエアコンやワイパーや補助灯などの電装品の稼働頻度が高いです。

そこで、あらかじめ車載バッテリーは遠出をする前に(全自動バッテリー充電器で)FULL充電させておきます。燃費にもいくぶん有利になるはずです。


<↓「端子確認、ヨシ!」「充電電圧、ヨシ!」などと指差し呼称をさせるの図>
 

ここでも息子にバッテリー充電器の使用上の注意などを教えます。電気は目に見えないので(インジケーターの値は読み取れますが)、気を引き締めてもらいます。

<↓数時間後に無事にFULL充電された様子(充電器によってはトリクル制御もありますね)>


# ひとつ余談。
# 「経年劣化車は、オルタネータにも気をつけよう!」

■ウィンドウウォッシャー液の補充
ワイパーを夏用から冬用に交換しても、ウォッシャー液が寒冷地用になっていなければ、現地で凍結してしまい噴射できなくなってしまいます。今回はたまたまメタノール液(約40wt%)が手持ちであったので、 これを使用します。

<↓たまたま保管していたウォッシャー液(寒冷地対応)>


<↓原液で使用すると凍結温度は-40℃。希釈率50%で使用すると凍結温度は-15℃になるとの表示>
 

ウォッシャータンクの残量が不明なので、今回は希釈せずにそのまま原液を補充します。…ということで、さっそく黄色のキャップを開けようとすると…。

<↓な・な、なんと、経年劣化+低温環境下+引き上げ荷重により、キャップが破損してしまったァ>


# ひとつ教訓。
# 「冬場は樹脂の取り扱い(破損)に注意しよう!」

<↓気を取り直し、ここでも実作業は息子にやって(経験を積んで)もらう>


<↓左:こぼすこと無く、無事に補充が終了。  右:レベルゲージの読み取り方も教えたところ>
 

■スノーワイパーへの交換
BP型レガシィとYA型エクシーガのワイパーサイズは共通で、助手席/運転席が450mm/600mmです。SAA(スバル用品扱い)の純正オプションとして、PIAAのシリコートワイパーがスバルディーラーで購入可能です。

・助手席用: SAA301WS45(PIAAの No.7)
・運転席用: SAA301WS60(PIAAの No.81)


<↓PIAAの製品梱包のまんまでSAAの品番ステッカーが張られている>
 

<↓ワイパーの交換方法も伝授(市販品はメーカーによってロック解除の仕方が微妙に異なる点も)>


<↓リヤワイパーも冬用に交換。危うく取り外し方を忘れかけていたが、なるようにしかならない>


スノーワイパー(ウィンターブレード)も、筐体を覆っているゴムに亀裂がないか、拭き取り面に破損がないか…など、装着前に目視確認することが必要ですね。目視上の異常がない場合であっても、実際に作動させてみて拭きムラがある場合は、ガラス面を確認(要すれば油膜除去)したうえで、新品に交換する方が安心です。


エクシーガの冬支度「その2」に続く。
(長距離帰省に向けて、まだまだ準備することがあります。)

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2021-12-28(Tue.) : 更新
[エクシーガtS] 冬支度その2_可変式アームレスト・ヘッドレスト・ネックピロー をアップロードしました。
2021年12月09日 イイね!

[CBR250Four] 低温時エンジン始動剤用 インテークガイドホースの設置

[CBR250Four] 低温時エンジン始動剤用 インテークガイドホースの設置12月に入り、いよいよ冬らしくなってきました。車齢35年のホンダCBR250Four(1986年式MC14型)にとっては、低温時のエンジン始動にだんだん時間を要する季節となりました。

そう、愛車のCBRはキャブレター車であって、PGM-EFI(電子制御燃料噴射装置)車ではないのです。そこで、冬本番を迎える前に対策を打つことにしました。


■低温時のエンジン始動剤
キャブ車でエンジンがかかりにくいとき、始動を助けるためのケミカルが市販されています。私の場合、CBR250Four のパーツレビューにも記していますが、「スターティングフルードW-30」というエンジン始動剤を使っています。

◎パーツレビュー → ENEOSトレーディングUTC スターティングフルードW-30(エンジン始動剤)260ml

主成分はジエチルエーテル(C2H5-O-C2H5)なのですが、コイツが効果バツグン。ただし、吸気系(エアクリーナーの前/後どちらでも可)に狙って噴射する必要があります。


<↓スターティングフルードの素の状態。ノズルは広域拡散用で、集中スポットタイプではない>
 

<↓たまたま手元にあったドライファストルブのスプレーノズルとサイズが合ったため、置換して代用>
 

エンジン始動剤(スターティングフルード)をCBRに適用するときには、上記の画像に示したように、両者のスプレーノズルを取り替えて使用し、吸気系に効率良く(なるべくムダにしないで)噴射するようにしていました。

■CBR250Four の吸気系
CBRの吸気系の入口(エアインテーク)は、燃料タンクの下方でシート前方に位置しています。外側からは見えにくい隠れた位置にあるため、シートや外装パネルを取り外ししないまま、吸入空気口に正確にエンジン始動剤をスプレーするのは困難です。

<↓CBR250Four の吸入空気口は「燃料タンクの下、シートの前方」の見えない位置にあります>


<↓せっかくスプレーノズルをスワップしても、見えない吸入空気口に正確に噴射するのは困難>
 

<↓(参考):実際の吸気系の部品構成とレイアウトはこんな感じ>


■対応策の検討
エンジン始動剤として効果の高いジエチルエーテルは、ワンプッシュたりともムダ遣いはしたくない…(そこそこ値が張るし)。とすると、考えられる対策として「始動剤用のガイドホース」をインテークダクト内に設置すれば良い…という発想に行き着きます。

<↓まずはCBRのシートを取り外してみる>


<↓さまざまな内外径のホースを準備する(どれが適するか分からないため、現物合わせをする)>
 

要するに、CBRの吸入空気口(エアクリエレメント付近)に効率良くスポット的にジエチルエーテルを導入できるようなガイドホースを増設し、ホースの一端から始動剤を噴射すれば、他端から集中的に(途中で漏れること無く)導入されるようにしたい。

<↓吸入空気口付近の全景>


<↓少しだけ近接(黄色で囲った部分が吸入空気口)>


<↓さらにアップで撮影(奥に円筒形の赤色エアクリエレメントが見える)>


■現物合わせ
準備したホースの中から、まずは最大径のものをあてがってみます。ホースの一端を、吸入空気口を経てエアクリ-ナーエレメント近傍に挿してみます。

<↓エアクリ側は(ガイドホースとして)これで十分な感じですが…>


<↓実際にシートを載せてみると…あらあら…>


<↓ホースが途中で潰れるでは あ~りませんか!(>ダメだこりゃ)>


ガイドホースの外径を、さらに2まわりほど小径化して再トライ。

<↓さらにガイドホースを小径化して仮設置してみるが…>


<↓シートのスキマを通すことも、サイドパネルのスリットに通すことも困難>
 

そこで思い切って、事前準備した中からいちばん小径のガイドホースでトライしてみます。

<↓円筒形のエアクリエレメント内には、容易にホース端面を挿入可能>


<↓上記からさらに近接して拡大撮影すると、こんな感じの引き回し状態>


良さげな感じでしたので、ガイドホースの他端をカットします。

<↓ホースの他端が、サイドパネルの外側に出たところでカット>


<↓あらかじめ備え付けておいた結束帯(針金)で、ホース他端をくくりつける>


これでイケそうな感じがしますので、念押しでシートを載せてみます。

<↓エンジン始動剤用のインテークガイドホースを設置したところ(全景)>


狙い通りに
 ・エンジン始動剤のガイドホースは途中で潰れることもなく
 ・またムリな引き回し状態となることもなく
 ・そして未使用時はパッと見でそんなに目立つこともなく
 (乗車中はホースもライダーの脚に隠れて外から見えなくなる)
とすることができました。
(※個人の私見です。)

このホースの一端に始動剤をスプレーすれば、確実に吸入空気口に効率良く届く…というレイアウトを実現できました。従来のような、「勘(カン)に頼ってスプレーしたり」、「スプレーのたびごとにシートの脱着をしたり」…といった手間も省けます。

冬本番(厳寒時は1月末~2月初)が来る前に、こうした「ちょいメンテ」を終わらせることができました。これも「備えあれば憂い無し」の一つかな。小さな工夫で大きな効果(省力化と噴射でムダに拡散される分の抑制)が得られることでしょう。

ちなみにここ最近の燃費は26km/L前後で安定しています(カーボンデポ除去剤として、ピットワークのエフゼロを使用中)。

以上、車齢35年のCBR250Four の近況報告でした。
2021年12月01日 イイね!

[エクシーガtS] ハブベアリングからの異音・後編(入庫から車両引取まで)

[エクシーガtS] ハブベアリングからの異音・後編(入庫から車両引取まで)走行10万kmを目前にして発生した異音は、発生源がフロント左側のハブベアリングだと推定して、エクシーガをディーラーに預けるための予約を入れたところまで…が前回のお話でした。

◎前編(認知から入庫予約まで)は → こちら

今回は、実際に修理を行って無事に車両を引き取るまでの備忘録・後編です。

■話し合い→調整→予定変更
事前の予約通り、11/11(木)にエクシーガをディーラーさんに搬入。まずは現車確認のための入庫で、異音の発生箇所の特定と対応策(部品交換で直りそうか)の診断をしていただきます。

当日の夕方、ディーラーさんから連絡あり。私の推定していた通り、「フロント左側のハブベアリングの異音であること」「他の3輪(フロント右側、リヤ左右)のベアリングからは異音の発生がないこと」の確認が取れた…という内容でした。

感謝の意と共に、「部品の発注から納品まで多少の日数がかかるであろうこと」「その間、週末はクルマを使いたいこと」から、いったん車両を引き上げて、新品のハブベアリングが部品センターからディーラーさんに納品されたあとのタイミングで再入庫したい旨を伝えました。

しかし、サービスフロントさんの話ぶりからすると「いったん車両を引き渡しして再入庫となると、作業着手までに時間がかかってしまう」「可能なら、このまま車両を預かりたい」ということでした。

まぁ、週末にエクシーガが戻ってこなくてもレガシィがあるし、年末前でディーラーさんも何かと忙しいだろうし…と考え、そのまま車両をディーラーさんに置いてもらうことに予定変更しました。

<車両を引き取らず、そのまま預けることに変更した理由>
・部品センターから新品のハブAssyが届くまでの間に、
 あらかじめエクシーガのアクスル周りを分解いただき、
 既存のハブAssyを取り出しておくリードタイムを稼げる。
 (再入庫だと、再入庫したあとからの分解となってしまう。)

・いったん作業着手(異音がする既存のバブAssyの取り出し)を
 してしまえば、「仕掛かり車両」ということで、車完(作業完了)
 目指して優先的に継続作業に取りかかってもらえる可能性が高まる。


■日程読み
電話越しに「正式にハブAssyの注文を依頼すること(意思表示)」、「車両をそのまま預かっていただくこと(ディーラーさんの事情にも配慮)」を伝えます。

この時点で、当方の日程読みは次の通りです。

(1)この日(11/11(木))はすでに夕刻を過ぎているので、
  部品を発注しても、システム上、翌11/12(金)扱いになるはず。
(2)金曜発注の場合、メーカー在庫があれば土日を挟んで
  翌・月曜日の納品(ディーラー着)になりそうと考えられる。
(3)恐らく分解に伴う他のイレギュラー整備は発生しない見込みなので、
  11/15(月)の丸1日あれば、十分に交換作業が可能であろうこと。
(4)東京スバルさんの定休日は毎週火曜~水曜なので、普通だったら
  火曜に突入する前日の11/15(月)中に「車完」できるように
  動いていただけるのではないか。

ディーラーのサービスフロントさんに対し、上記のように思っていることを正直に伝えたところ、「ほぼそうなりますよね。」…とのこと。一応、保険として「万一、予期しないイレギュラーが生じた場合は(定休日明けの)11/18(木)になっても構いません」と伝え、安心して作業に取りかかっていただくように(=作業を急がせる意図はない、の意)お願いしました。


■通りがかり
エクシーガを預けた翌週の11/15(月)、別件でディーラーさんの脇を通りがかったところ、ちょうど工場内で作業いただいている真っ最中のシーンを目撃しました。

<↓たまたまディーラーさんの脇を通りがかったところ…>


<↓預けたエクシーガがハブAssy交換作業の最中でした>


この様子ならば、「読み」の通り11/15(月)に仕上がるだろう…と思っていたところ、実際に夕方になって「作業終了した」との連絡をいただきました。うん、変なトラブルも生じなかったということですね。

■車両の引き取り
当日、仕事が終わったあと、レガシィに家族を乗せてディーラーへ。作業内容についての一通りの説明を受けます。

<↓(参考)ディーラーさんの雰囲気>


<↓作業内容についての説明を受けている間に、エクシーガは工場から出て完成車置き場へ移動されます>


特に問題がないことを確認できたので、家族には先にエクシーガで帰宅してもらいます。なお、メカニックさんにハブベアリングの異音の確認方法を尋ねたところ、
・実走(試乗)して当たり付け
・車両を2柱リフトで揚げて、聴診器で確認

とのことでした。フロントの左側「以外」のハブベアリングからの異音が発生していないことの確認は、リフトアップして聴診した結果である…ということを聞けただけでも収穫でした。


<↓家族には、先にエクシーガで帰宅してもらいます(手前のレガシィが乗ってきたクルマ)>


エクシーガを引き取ったあと、いろいろなシーンを走行しましたが、あの「うねるような」ハブベアリング異音はすっかりと解消していることを確認できました。家族からも「静かになった」と好評です。

やはり「普段から」「クルマの調子を把握しておき」「異変を感じたら注意しつつ」「適切なタイミングで必要な措置を取る」ことの重要さを、改めて認識できました。…出先でベアリングが焼き付いたり破損したりすることを予防できて良かったです。


■備考
ここで再び、エクシーガのパーツリストから構成図を載せると次の通り。

<↓エクシーガのフロントアクスル周り>


この図からも、
 ・フランジボルト①は(少なくとも)部番が3回は変わっている
 ・ロックナットも2008年12月を境に、部番が変わっている
ことが読み取れます。

当方の手持ちのパーツリストは2019年09月版ですので、最新版ではありませんが、今回の部品交換に要する金額をザッと見積もってみると、次のようになります(※あくまで参考値として)。


<↓2019年09月時点での部品価格(※参考値)>


その一方、今回実際にかかった工賃込みの費用は次の通り。この2年間ほどの間で、部品の価格改定が入っている(値上がりしている)ことが分かりますね。

<↓今回のフロント左側のハブAssy交換(のみ)の交換に要した部品代と工賃(※東京スバルでの参考値)>


プレスでベアリングを抜いたり圧入したり…などの作業ではなく、単純なAssy交換でしたが、今回はディーラーさんに作業を依頼しました。年末・年始の長距離帰省(東京~札幌)前に対処(懸念点を解消)できて良かったです。

もしも今度、他の部位のハブベアリングから異音が発生した場合は、DIYで処置するかディーラーさんに依頼するか、そのときの状況に応じて判断しようと思います。…まぁ、その前に「10万kmメンテ」が入る予定ですけどね。

以上、お読みいただいた方々にとって何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2021/12/01 00:58:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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