不定期シリーズのお客様の質問へお答えするは、日頃店頭でお客様から頂く質問で多く聞かれる物を集めてお届けしています。
その中でも最も多いのがインピーダンスに関するご質問で、何度もこのブログで読んでも良く分からないという方が多く、このブログで書き込んだ内容を店頭で追加の説明をしてやっと分かって頂いているのが現状です。
その説明の中でおそらく多くの方も分からないのでは?という部分が、直流抵抗のΩとインピーダンスのΩがごっちゃになっているという事で、実は過去にピュアディオがグループ展開していた時も直流抵抗とインピーダンスがごっちゃになっている人ばかりで、そのために自分の考えているセッティングとは違うセッティングになり、本店と福岡店と比べて他の店の値が違うという事が日常的にありました。
あらためておさらいすると、直流抵抗のΩは全ての周波数に対して同じΩ数となり、インピーダンスのΩは周波数によって異なる交流抵抗になります。
サウンドピュアディオのセッティングと表現すると過去の加盟店とごっちゃにされるので、ここは井川のセッティングと表現すると、ツイーターの周波数幅を決める部分に関して言えば、他の加盟店が選んだ値や大手メーカーが作ったパッシブネットワークの値が、コンデンサが大きめでコイルが小さめで、インピーダンスを低くして音のキレを良くしているパターンがほとんどです。
ただインピーダンスを低くするとミッドとの音の繋がりが悪くなるのでツイーター側にアッテネーター抵抗を入れて、全ての周波数の抵抗値が上がってそれでバランスを取っています。
そういうセッティングが多い中、井川のセッティングはコイルの値を大きめにして、コンデンサの値を小さくしてインピーダンスを適正値に合わせる事で、明るくてギラギラした音色でなく自然な音色で鳴らして、しかもその分アッテネーターの抵抗値は必要最小限に抑えて、直流抵抗を極限まで抑える事で生音・生声に近くする手法を取っています。
この手法を身に付けるにはLCR回路に関する難しい国家試験に合格しているのと、FMラジオの番組制作で多くのボーカリストに実際にお会いして生の声を聞いていて、「これが適正な音色だ!」というのが分かるトレーニングを積んでいるから出来る技で、たまたまカーオーディオ業界でこの2つを身に付けている人間がいないので、県外から自分のセッティングを求めて来られるお客様がおられるのです。
ここで話を整理すると、コイルとコンデンサの比率を絶妙な組み合わせを見つける事で、直流抵抗のアッテネーター値を極限まで下げて、無理くり音のヌケをよくするのではなく、自然に音が浮かび上がって来る様に組み合わせを何度もトライして、可能な限りの組み合わせを試し聴きして、「これより生音に近い組み合わせは無い!」という組み合わせを探しています。
ただそれでもピッタリが出ない場合もあり、その時は中を一回開けて中身をカスタマイズしたり、これまでに無いコイルの巻き数が必要な場合は新たに巻いたりと、マッチングを探ってその車のスピーカー位置と製品に合わせています。
それと以前にも書き込みましたが、インピーダンスはスピーカーが周波数によって抵抗が違っていて、その周波数によるバラツキをピュアコンを通して平均化するという意味があります。
これはピュアコンを通していない、素のスピーカーのインピーダンス値で、右が周波数で左がインピーダンスです。
インピーダンスが高くなると音が重たくなって暗くなり、インピーダンスが下がると音が軽くなって明るくなるので、ただイコライザーで各周波数のレベルを上下しても音色はそのままなので、ピュアコンの値をあれこれと変えて音色を本来の音色に合わせようとしています。
後最近多くのお客様から聞かれる質問で、「インピーダンスを合わせているのは測定器で見ながら行っているのですか? それとも耳で行っているのですか?」という事ですが、初めの頃は測定器を繋いで行っていましたが、あまりに時間がかかって効率が悪いので、今は自分が何度もお会いして生の声を知っているボーカリストの方の声を聞いて、それで上にズレている下にズレているを判定しています。
最後に初めてサウンドピュアディオに来店されたお客様に多い質問が、「ツイーターが表に出ていますが、純正位置に収めるのではいけないのですか?」という事を聞かれます。
現在カロッツェリアからスコーカーサイズのダッシュに埋めるワイドレンジのスピーカーが発売されていますが、これに関してはやっと時間が取れて現在テストしているところです。
ただピュアコンのブラックボックスがそもそもツイーターを立てる事を前提に設計してあり、ハイエンドの周波数がガラスの反射で足らない部分をイコライザーで量で増やしても、あの滑らかないつものベーシックパッケージの音にはならないのですが、どこが限界なのか今試している途中です。
その設計の違いとは、ドアに付いていたりダッシュに付いているスピーカーはリスナーに届くまでにある程度音が減衰して、その減衰を一つのフィルターと想定して、ツイーター側に実際のフィルターの数を増やして、リスナーの耳に届いた時には同じ定数で鳴らしている様に聴こえるというのがピュアコンの考えです。
なのでスコーカーの上の周波数をちょっと削って、小さなツイーターで欠けている部分を補うと、「あれっ?」という様なスピーカーとスピーカーの間の何も無い部分にステレオ感で音像が浮き出す事になります。
なので小さなツイーターがダッシュにちょっと乗るだけで驚く様な音空間が浮かび上がって、音色も本来の人の声や楽器の音に近くなるという訳です。
文章では分かり難いので、新規の方は是非デモカーで音を確認して頂けたらと思いますが、つい最近まではベーシックデモカーが代車を兼ねているので、全車代車に出ていて試聴が出来ないという事がありましたが、現在は車を買って増やしたのでほぼ常時試聴が出来る様になっています。
以上、お客様からの質問にお答え致しました。
Posted at 2026/07/24 11:11:02 |
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続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2026年07月23日
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、ホンダのNーONEです。
愛知県からお越し頂いていて、フルシステムをお取り付けのお車に1年半前にシステムアップを行って、今年もまたシステムアップにお越し頂きました。
パッと見アルパインのディスプレイオーディオ付きのお車ですが・・
下の方にナカミチのCDー700KKが付いていて、前回にピュアディオ独自のコントロールコンバーターを取り付けて頂きました。
システムはダッシュにB&Wの大型の限定ツイーターに、ドアにはアウター・スラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSPーMIⅮを取り付けたフロントハイエンド2WAYに・・
ラゲッジには薄型のサブウーファーを取り付けて車1台で3WAYのフルシステムになっています。
もうこれでやる事は無いだろうと思われていたのですが、今回はツイーターをB&Wの限定からピュアディオブランドのZTWーLTD35に交換する事になりました。
大きさはほぼ同じですが、意外とB&Wの限定品の方が重量があって、B&Wの通常品に比べるとZTWの方が重量が重たかったので、ZTWはB&Wツイーターを30年弱使われた方の交換用として設計されたのが最初でした。
B&Wはツイーターの寿命が25年以上なのに比べて、ミッドが高温多湿の日本では5・6年しか持たなくて、そこ交換用ユニットしてZSPーMIⅮが発売されて、当初はB&WのAM50かAM50Jをお持ちの方専用で100セット限定だったのが、JBLツイーターのお客様から欲しいという要望が多かったので、もう100セット追加を繰り返してとうとう700セットという人気商品となりました。
そういう意味ではZTWはB&Wツイーターからの買い替えは以外は発売当初は考えていませんでしたが、同じ様に予測以上の販売数となっています。
逆にB&Wツイーターからの買い替えが本来の目的だったので、今回の様な取付はほっとしているところです。
ピュアコンのブラックボックスは4連全て交換して、中音域に近い部分はZWTの方がやや周波数レンジが広く音はゆったりした艶のある音に変わりました。
(ピュアコン部分は撮影前に閉じてしまったので、写真はイメージのために他の車種から)
ZTWやZSPのZの意味はZより後がないという事で、行きつく所まで行きついたという意味で、ピュアディオの推奨製品としてはハイエンドの組み合わせとなります。
サウンドピュアディオのブランドを2001年に作った時の目標が初期のミシュランガイドの3星で、当時は自動車のタイヤメーカーのミシュランが遠くに自動車旅行をしてもらうためにレストランガイドを作って、星1つが行く価値のあるお店で、星2つが遠くても行く価値のあるお店で、星3つはどんなに遠くても行く価値のあるお店で、その意味を知った時に「どんなに遠くても行く価値のあるお店にしたい!」と思いました。
NーONEのお客様には、今回も遠方からのご来店を感謝しております。
Posted at 2026/07/23 10:38:18 |
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カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2026年07月22日
先週は宇部店でピュアディオブランドの新型ツイーター『ZTWーLTD35』の取付を行ったのでご紹介いたします。
まずはBMW3シリーズツーリングで、2台前のお車から移設し続けられたB&W系のツイーターからの交換作業です。
ワンオフのパテ形成で、植毛塗装の仕上げてツイータースタンドを製作してあります。
ドアにスコーカーでシート下にウーファーのお車で、リスナーから見るとハンドルのグリップがスコーカーの半分ぐらいにかぶるので、ZWTの中音域に近い部分まで再生出来るツイーターで気になっている部分を見事にカバーしています。
続いてスイフトスポーツはナカミチのCDー700KKとアルパインのディスプレイオーディオを合わせた本格仕様で、JU60ツイーターからZTWーLTD35への交換となりました。
ドアスピーカーはアウター仕様のZSPーMIⅮで・・
ダッシュのZTWと合わせてかなり濃い中音域を再生していますが、リアにサブウーファーが付いている車1台で3WAY構成で、全ての音域が余裕を持って再生出来るフルシステムです。
元々4連のブラックボックスを。4つともZTW用に交換して、ミッドの上限周波数を決めるコイルも交換しています。
アルパインのディスプレイオーディオのイコライザーと、CDー700KKの出力に入っているデジタルプロセッサーをイコライザーを同時に調整して、全ての音楽ソース生音・生声に近くなる様に合わせていきます。
スイフトスポーツのお客様はサウンドピュアディオが支援しているアーティストさんのコンサートに何回も行かれていて、ボーカリストの方や演奏家でボーカルも取られている方の楽屋に複数回招待した事のある方で、歌っている本人の生の声を知っておられる方なので、誤魔化しが一切利かないお客様です。
サウンドピュアディオはお客様に歌っている本人の声を生で聞いても、音が良くなったと感じて頂ける方向に音を進化させています。
今回の2台の作業はZTWという新しいワイドレンジツイーターに加えて、ピュアコンのブラックボックス内のコイルを、空のボビンに一から手巻きしたという技を加えて、これまで体験出来なかった音の領域を表現する事が出来る様になっています。
Posted at 2026/07/22 10:35:18 |
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