• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2013年12月20日 イイね!

[CBR250Four] 経年劣化した純正シートの交換・前編(ボロ・黒→新品・青を流用)

[CBR250Four] 経年劣化した純正シートの交換・前編(ボロ・黒→新品・青を流用)経年劣化したホンダ・CBR250Four(MC14型、昭和61年式のバイク)の純正黒色シートを、同型の青色シートに置換しました。今回はその作業風景(前編)をお伝えします。

※直近までのブログでは、「ユピテルの新型ドライブレコーダー:DRY-FH92WG の購入・開梱・観察・考察・取付 を順次紹介するブログ」 がまだ途中で、シリーズとしては未完ですが、今回は先にCBRのメンテ記録を公開することにします。




(※以下、画像はクリックで800×600に拡大します。)

■純正シート(黒色)の経年劣化状態
ホンダのバイク・CBR250Four は、新車で購入した昭和61(1986)年以来、今日に至るまで ほぼ毎日使っています。現在使っている純正シート(黒色)も、実は2個目です。使用期間27年間で2個ですから、1個あたりの平均使用年数で考えると、案外長持ちした方かもしれません。

その内訳を見ると、1個目の純正シート(新車に添付)の耐用年数は約20余年だったのに対し、2個目(現在)の純正シートは中古で手に入れたためか、数年間でボロボロになってしまいました。イタズラによるキズは幸いにして無かったため、どちらも純粋に使用する過程での経年劣化によるものです。

<↓「擦(こす)れ」や「紫外線硬化」による破れが主な症状。暫定処置として都度、黒ガムテープで補修>




実はバイクショップで補修用の表皮(汎用品、50cm四方程度のサイズ)も入手済みだったのですが、仮に貼り付けてもシート本体側の表面強度が低下しているように感じられたため、結局安価な黒ガムテープで急場をしのいでいたのでした。・・・が、上の画像に示す通り、いよいよ限界に近づきました。

■備えあれば憂い無し
ところで私のCBR250Fourは、全国2000台限定のスペシャル・エディション のため、純正のシートは黒色が標準です。通常のCBR250Fourでは、赤色または青色のシートが標準となっています。

 <MC14型CBR250Fourの車体色とシートカラーの組合せ>
 ・車体色が黒色のCBR250F → 赤色シートが標準(通常モデル)
 ・車体色が白色のCBR250F → 青色シートが標準(  同  上  )
 ・車体色が青色のCBR250F → 黒色シートが標準(特別仕様、私の車輌がコレ)

<↓CBR250Fourのカラーコードは車体フレームのこの位置に表示。限定車(-250FGYA)は固有番号>
  

純正シートのショップ在庫はとっくの昔に切れており、ホンダのパーツセンター(当時は鈴鹿など国内に3箇所あると言われていました)でもすでに欠品。私のCBR250Fourは、今から27年前のバイクなのです。程度の良いシートを入手するためには、オークションなどに目を光らせる必要があります。

ですので、そんなこともあろうかと、今から9年前の私は 「今後CBRに乗り続けていったときに、将来きっと困るときが来るだろう」 との予想の元、新品の青色純正シートがYahoo!オークションに出品されたのを見逃さず、運良く安価に落札することができて、以来、大切に保存 しておいたのでした。2004年4月のこと でした。

そして 9年と8ヶ月後の現在、いよいよ予想通りにそのシートの出番(日の目を見る時)が来た・・・という次第です。

<↓「車体色=青」に「青色シート」の組合せは、色的にくどくなる恐れもあるが、背に腹はかえられない>


<↓これが、9年前に 「将来、必要になるときが来るだろう」 と予想して 事前に備えておいた新品シート>





「後編」 に続く。
  ↓
「後編」 では、”経年劣化した純正のボロ黒シート” を
”新品の青色シートに置換” して生まれ変わる様子をお伝えします。
  ↓
  ↓
  ↓
2013-12-21(Sat.) : 更新
「後編」 をアップロードしました。
2012年12月20日 イイね!

[CBR250Four] 4.修理完了 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)

[CBR250Four] 4.修理完了 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(4)です。
                                    ↑
<これまでの経緯>                      完結編
 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら
 ◎その(2)・.部品調達 編は → こちら
 ◎その(3)・.作動確認 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト

(前回からの続き)
格安の500円で落札した中古の左ハンドルスイッチAssyが、ちゃんと機能することの確認が取れたので、今度は(ウィンカーレバーが破損した)車両側の左ハンドルスイッチを取り外す作業に取りかかる。

<↓左:スイッチAssyは上下モナカ割り  右:バックミラーも取り外しておく(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓筐体の右側、回転式チョークレバーからワイヤー端部のピンを取り外す(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

左ハンドルスイッチAssyは、アッパーケース(上側筐体、ハイビームスイッチ内蔵)、ロアケース(下側筐体、ウィンカースイッチ内蔵)のほか、チョークレバーから成り立っている。上下それぞれのケース内部には内溝が形成されており、その溝の中に回転式のチョークレバーがハマる構造となっている(=スラスト方向に鍔(つば)が付いた状態)。チョークレバーはハンドルグリップを外さないと脱着できないため、チョークワイヤともども再利用し、上下のケースだけをセットで落札品と交換する。

取り外し時の具体的な作業内容は次の通り(装着時は下記の逆)。

(1)左ハンドルスイッチAssyを固定しているネジ2本を+ドライバで外す(ネジの長さが違うので注意)。
(2)左バックミラーの取付部のフランジがスイッチAssyのアッパーケースと干渉するので、ミラーを外す。
(3)左ハンドルスイッチAssyのケースを上下に分割し、ロアケース側にネジ固定されている板金を外す。
(4)チョークレバーからワイヤーを外す(端部のピンを抜く : 右上の画像参照)。
(5)ロアケースにネジ込まれている、チョークワイヤーガイド(金属製スリーブ)を緩めて外す(下の画像参照)。

(6)ガソリンタンクを外す(浮かしてズラせばOK)。
(7)イグニッションコイルを外す(浮かしてズラせばOK)。
(8)左ハンドルスイッチAssyから生えているハーネスは、車両の所定位置で固定されているので外す。
(9)スイッチAssyのカプラーを、車両側ワイヤハーネスのカプラから分離する。

<↓チョークワイヤーガイドはネジ込み式なので、回転させないと抜けない(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓交換直後の様子。グリップとの相対位置を微修正して操作性を確認(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

スイッチAssyは固定する際、ハンドル上で回転させることができるので、ハンドルグリップ部との相対距離(つまり、左手の親指からウィンカーレバーまでの距離)や操作角度を微調整して、自分の手になじむ位置でFIXさせる。その後に再度、ウィンカーやハイビーム、ホーンやチョークレバーの各スイッチを操作して、機能上の問題がないことを確認できれば、今回の交換作業は終了・・・ということになる。

<↓念のため、夜になってからもスイッチが正常に作動することを再確認した>
  

<↓その他、フロント&リヤの灯火類も異常無しを確認。仕業点検ヨシ!(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

古いバイク(昭和61年式、初年度登録から丸26年が経過)には、古いバイクなりの つきあい方 があります。

私のCBR250Fourは、「ビンテージバイク」 と言うには まだまだ年式が若いバイクではありますが、故障の多くは経年劣化によるものです。修理方法も、バイク本体の程度を考慮すると、新品への交換ばかりがベストであるとは言い切れません。現物を補修するも良し、中古品に交換するも良し。DIYで修理するも良し、プロに依頼するのも良し。

オーナー(ここでは私自身)が、自分で納得できる手法で修理するだけです。

そのためには、普段からバイクの状態を把握しておく こと(そうでなければ、異常発生時に異常と気づけない/気がつかない)。また、なるべく 自らの手で直せる領域・分野を広げたい (出先でトラブルに出くわしても、冷静に対処できる知見や判断力を持っているべき)。

かつては、(万が一、切れた場合に備えて)予備用のクラッチワイヤをバイクに常備していたりしましたが、これがなかなか切れません。まぁ、切れない方が断然ありがたいのですが・・・。「予防安全」 という意味では、あらかじめ故障に至る前に部品交換しておくことも手ではありますが、故障していないのに何でもかんでも交換してしまうのも効率が悪いし、もったいない。場合によっては資源のムダにもなりかねない

そこで今後は、私自身に課す課題として、各部品の寿命を精度良く予見できるスキルを高めたい と考えています。そのためにも、日々、今まで以上にバイクと対話しようと思っています。バイクも生き物ですからね、えぇ。

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

以上で 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 シリーズのブログは終了です。
相変わらずの長文にも関わらず、最後までお読みいただいた方々に感謝いたします。
なお最後に・・・CBR250Fourに関する、過去のDIYでの修理履歴やメンテナンス例を以下に紹介します。ご参考まで。

<修理履歴(みんカラ内のブログ)>
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ
 ◎過去事例 : サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする → まとめ

<メンテナンス例(teacup内のブログ)>
 ◎ステアリング ハンドル ウェイト → こちら
 ◎低温始動性改善(リボンヒータの取り付け) → こちら
 ◎イリジウムプラグへの交換 → こちら
2012年12月19日 イイね!

[CBR250Four] 3.作動確認 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)

[CBR250Four] 3.作動確認 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(3)です。

<これまでの経緯>
 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら
 ◎その(2)・.部品調達 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ

(前回からの続き)
まずは落札したウィンカースイッチAssyを実車のスイッチと並べて、色合い(=日焼けなど樹脂の劣化具合)を比較してみる。入手したスイッチAssyは安物(落札金額:500円)で退色が目立つが、実車(私のCBR250Four)のスイッチも負けず劣らず劣化しており、見た目は 「引き分け状態」 だった。(^^;)

もしも新品または新品同等品を入手していたなら、そこだけ外観が真新しくなって逆に目立ってしまい、周辺部品から浮いてしまっていたことだろう。・・・などと思いながら、清掃のため内部を分解する。何せ、蜘蛛の糸が張ってあるし(苦笑)、清掃後に作動可否を確認しなければならないし。

<↓左:落札品の退色具合は実車と同等(汗)  右:清掃のため分解する(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓左:落札したままの状態(現状渡し)  右:清掃作業実施中の様子(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

集中スイッチ内部のゴミやホコリ、油汚れなどをサッと清掃する。まず全体に 電気接点用の洗浄剤 (スリーボンド2500系の類)を用いたあと、接点以外(=非導通部)の 摺動部分に潤滑剤 (CRC-556系)をスプレーする。すると、それまで動きが渋く、ある程度の操作力が必要だったウィンカーレバーが、まるでウソのように 軽い操作力でのクリックが可能 となった。うん、これが本来の姿に近い状態なのだろう。

清掃と摺動部への給油により、軽快な操作性を取り戻したウィンカースイッチAssy。
次は、実際の作動可否の確認作業になる。

<↓左:ガソリンタンクを外してズラす  右:IGコイルの下が集中コネクタ(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓IGコイルをズラすと、ウィンカーSWの接続カプラが現れるので仮接続(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

ガソリンタンクを持ち上げて横方向にズラし、イグニッションコイルを取り外すと、その下にウィンカーSWの車両側カプラ(ハーネスの接続先コネクタ)が現れる。ウィンカーレバーが ”もげてしまった” 実車のスイッチを取り外す前に、落札したスイッチが正常作動するかどうかを確認してからでないと、実際の交換作業に入れないのだ。

<↓スモールランプ(ウィンカーポジション)やウィンカーの点滅状態もOK(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

確認の結果、ハイビームSWを含めて作動OK。
現状渡しの 500円で落札 した中古ウィンカーSW Assyは、見事に活かせることを確認 できた。


その(4):シリーズ最終話 に続く。
2012年12月17日 イイね!

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(2.部品調達 編)

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(2.部品調達 編)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(2)です。

 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ



とりあえず、左ハンドル根元の集中スイッチを分解してみる。
  ・もげたウィンカーレバーを、「板金はんだ」 で接合修理することが可能か?
  ・はたまた L字型の補強ステーを 抱き合わせて固定修理することが可能か?
を探るためである。

<↓集中スイッチを分解し、板金はんだ or 補強ステー での補修可否を確認する(ともにクリックでやや拡大)>
  

結論から言うと、「もげたウィンカーレバー」 そのものを再利用しての補修は やめることにした。
理由は、板金はんだの場合は 接合強度に不安 (再度、疲労破壊を起こす恐れ)があり、補強ステーの場合は スペース的な制約が大きい (やればできるが時間がかかりそう)ためである。CBRは普段の通勤の足に使っているバイクなので、あまり時間をかけずに完治させたい、という事情があるのだ。

そこで、方針を 「スイッチAssyの交換による修理」 と決め、手持ちのパーツリストで価格(当時)を調べてみた。

<↓手前がCBR250RRを含むサービスマニュアルで、奥がCBR系パーツリスト(ともにクリックでやや拡大)>
  

区分H7  ブロックNo.F-3  見出No.8  部番35200-KT7-003  ウィンカーSW Assy  ¥3950_

手持ちのパーツリスト(第7版、平成1年1月)で3950円と出た。平成1年当時の価格で約4千円弱(!)もすることが分かった。実は以前、ステアリング・ハンドル・ウェイトを注文したときに、経年による価格改訂で 定価460円が2倍の920円にハネ上がっていた ことがある(整備手帳より)。パーツリスト発行から20年以上が経過した今、仮に新品在庫が残っていたとしても、価格改訂が進んでかなりの高額に成長している可能性が大だ!

・・・と考え、Yahoo!オークションで中古の出品をチェックすることに。
幸いなことに、中古の左ハンドルスイッチは5件ほどの出品を見つけることができた。
  (1)新同品     現在価格 3800円 (入札なし)
  (2)程度良し    現在価格 1280円 (入札なし)
  (3)左右セット    現在価格 1800円 (入札なし)
  (4)程度並み    現在価格 1000円 (入札なし)
  (5)程度相応    現在価格  450円 (入札なし)

さすがにピンキリがそろっている。結局、一番安い上記(5)を希望落札価格500円で即刻落札したのが、木曜日の夜 → 金曜日には振り込み完了させて → 同日中に発送いただき → 翌・土曜日に到着。落札の翌々日 には中古代替品を入手できたこと、作業予定の 土・日に間に合った ことは非常にラッキーだった。

<↓左:落札の翌々日には商品到着  右:開封した状態、ハーネスが長めに伸びる(クリックでやや拡大)>
  

<↓ウィンカーレバーが上向き(仰角が付きすぎ)だったため、手で修正する(ともにクリックでやや拡大)>
  

<↓さすが現物渡し・・・要清掃、内部に蜘蛛の糸!が張ってあるではないか(ともにクリックでやや拡大)>
  

内部を見て 「きゃ~!」。
いや~ん、蜘蛛の糸が張ってあるぅ~・・・。
といってもアクティブな蜘蛛の巣ではなく、干からびたものだったのだが。
これも送料の内訳か。(^^;)


その(3).作動確認 編に続く。
2012年12月14日 イイね!

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(1.手旗信号 編)

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(1.手旗信号 編)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(1)です。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ

今回のトラブルが舞い降りたのは、つい先週のことだ。

その日の朝、いつものようにバイク(CBR250Four)で会社に向かっていたときのこと。とある交差点で左折しようとウィンカーレバーを操作したが、点滅しない。そこでもう一度、クリック操作すると無事に点灯した、ということがあった。

バイクをご存じ無い方々のために書いておくと、CBR250Fourでは左ハンドルの手元にウィンカーレバー・パッシングスイッチ・ハイビーム/ロービーム切替スイッチ・ホーンスイッチが集中配置されており、ウィンカーは左または右方向にレバーをクリックするとON、レバーを奥に押し込むとOFFとなる方式(プッシュキャンセル式ウィンカー)である。

この時点では、プッシュキャンセル後のレバーの戻りが弱かったこと、また右のウィンカーは正常点滅することから、冬になってレバーの樹脂部分の動きが(外気温の関係で)渋くなったか、あるいは左ウィンカー側の端子が接触不良気味になったか・・・と考えていた。

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

会社に到着し、仕事を終え、今度は帰宅するときのこと。レバーを操作しても左ウィンカーが反応しなくなった。路肩に駐めて確認すると、右ウィンカーは点滅する。が、右クリック後にレバーが中立位置まで戻らない。これはおかしいぞ?と思ってレバーを点検していると、「グニョ」 とする いやらしい感触のあと、なんと! ウィンカーレバーが途中から ポロッ ともげて落ちてきたではないか!

ウィンカーレバーが経時変化で 金属疲労を起こし、破断した のだった・・・。

<↓左:通常時のウィンカーレバー  右:もげ落ちたウィンカーレバー (ともにクリックで512×384に拡大)>
  

樹脂部分が割れたのではなく、クランク状に曲げ加工された板金部分が、板厚(上下)方向ではなく板幅(水平)方向に破断するとは(驚)! ・・・と状況把握したものの、帰宅途中であることは変わらず、この先、左折や右折無しでは家にはたどり着けない。

仕方がないので、とっさに 手旗信号で乗り切る ことにした。
左折時には 「左腕を水平に伸ばして合図する」 か、「右腕をひじから曲げて垂直に上げる」 ・・・ってヤツですよ!

<↓交通の教則より。方向指示器によらない合図の仕方が載っている(右画像はクリックで800×600に拡大)>
  

<↓左:左折時の合図の方法  右:右折時の合図の方法 (ともにクリックで800×600に拡大)>
  

高校生のときからバイクに乗り続けて二十余年経つが、公道走行中に(本物の合図の意味で)手旗信号をやることになるとは、思いもよらなかった。・・・というか、私自身は合図の意味を覚えていたので問題ないのだが、果たして 後続車や対向車の一般ドライバーが その意味を理解してくれるかどうか? が一番の心配 だったのは言うまでもない。

もしかすると、もしも運悪く警官に目撃された場合、
  警官 : 「いまウィンカーを出さなかっただろう。」
  私   : 「いえ、手旗信号で合図を出しましたから。」
などと、いちいち説明しなければならないし、それに
  私   : 「たった今、走行中にウィンカーレバーが もげたんです!」
と言っても、果たして信じてもらえるかどうか、一抹の不安があった。


幸いにも、警官にも会わず事故にも遭わず、無事に家までたどり付くことができた。
まぁ、経年劣化によるサビの浸食のせいで 走行中に燃料タンクに穴が空いた ときは大いに焦ったが、今回はエンジン本体や駆動系にまつわるトラブルではない分、気が楽と言えば楽。マイナートラブルの類か。DIYでウィンカーレバーのみを加工修理するか、スイッチAssyを丸ごと取り寄せて交換するか、のどちらかになるだろう。


その(2).部品調達 編 に続く。

プロフィール

「みんカラのモニター製品が到着しました。KENWOODさま、関係者様、ありがとうございます。取り付けキットの設定がないエクシーガに、どうやって設置するかは工夫のしどころです。結果は締切の9/22(月)までにアップ予定です。」
何シテル?   08/27 16:58
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation