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調布市のKAZのブログ一覧

2015年05月20日 イイね!

[エクシーガtS] その2・材料調達の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作)

[エクシーガtS] その2・材料調達の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作)スバル車(小型系のNA&ターボ)に標準装備されている純正のピッチングストッパーをそのまま活用する形で、DIYで強化タイプに仕様変更しました。

ブッシュの小孔に、その内径よりもやや大きめの外径のカラーを埋め込むことで緊迫力を増大させ、ゴム硬度の実質的なアップを図る・・・というものです。今回のブログは、その材料の調達についてです。


<関連パーツレビュー>
◎スバル(純正)改 自作・強化ピッチングストッパー → こちら
<関連ブログ>
◎「その1」 → 純正改・強化ピッチングストッパーの自作(その1・計画立案の巻)


■ブッシュに打ち込むスペーサーについて
前回のブログでは、スバル(小型車)の純正ピッチングストッパーには4つの小孔が設けられていること、DIYで次のように処方すればゴム硬度の実効値を上げられそうであること、について述べました。

<ゴム硬度の実効値をアップさせるためのDIY手法>
(1)4つの穴部分にスペーサーをリジッドカラーとして挿入する。
(2)穴の内径に対してスペーサー(リジッドカラー)の外径をやや大きめとし、
  挿入後のゴムに緊迫力を持たせる ことで、実質的な弾性係数をアップ させる。
(3)結果として、(程度の差はあるが)強化品と同様な効果が得られるハズ。

そこでその次のステップは、上記手法を実現させるための素材(パーツ)選びとなるのですが、これは実質的には 「スペーサー」 そのものですので、ホームセンターで容易に入手可能です。例えばサイズ違いではありますが、かつてエクシーガ(EJ20型ターボエンジン)に、BRZ/ハチロク(FA20型エンジン)の サウンドクリエーター一式をDIYでワンオフ移植した際 にも、このホームセンターでスペーサーを入手しており、各種サイズがそろっていたことを確認済みだったからです。

ところが、いざホームセンターに到着すると、「中空タイプ(スペーサー)」 と 「中実タイプ(平行ピン)」 のどちらを買うのが良いか、一瞬、迷ってしまいました。

と言うのも、同じ称呼値(例えば6mm品)を取ってみても、
 ◎カラーの6mm品 → 内径に6mmボルトを挿入できる → 「カラーの内径がφ6+α」
 ◎ピンの6mm品  → 外径6mmの穴に打ち込みできる → 「ピンの外径がφ6程度」
というように、「6mmサイズ」 の 基準が内径だったり外径だったり と、互いに異なるためです。

<↓左は中空のスペーサー、右は中実の平行ピン。称呼サイズは同じでも、外寸・個数・価格が異なる>
  

その場で検討した結果、
 ・より軽量であること
 ・より安価であること
 ・ブッシュ挿入後の緊迫力がより強くなること
などの理由により、中実のピンではなく中空のスペーサーを選ぶことにしました。

■スペーサーのサイズ(6mm×30mm)について
スペーサーの長さについては、ブッシュ部分の厚みをカバーできれば良い(>ピッチングストッパーの幅方向に飛び出さなければ良い)ので、ほぼ30mmで決まりです。早速、6mm×30mmサイズのスペーサー(ちょうど都合良く1袋4個入り、税込みでわずか108円!)をリジッドカラー代わりとして購入し、帰宅しました。

ブログの画面では、単体画像だけでは 「大きさ感」 が伝わりにくいかもしれませんので、以下、たまたま部屋にあった雑物と比較してみますね。

<↓左:適当なフィギュア(身長:約185mm)と比較してみる  右:バズーカのごとく右腕に持たせてみる>
  

<↓左:ポルナレフ(描画の長さ:約68mm)との比較  右:寄生獣・第一巻(下帯長さ:約60mm)の半分>
  

<↓寄生獣・コミックス第一巻(1993年・第16刷、初版は1990年・発行)の主要シーンのコマ割りとの比較>
  

■ブッシュへの試し打ち の巻
スバル純正(車両に標準装備)のピッチングストッパーには4つの小孔がある・・・と書きましたが、この小孔は、おおよそ4mm×6mm程度の略楕円形をしています。ここに、今回入手した6mm×30mmサイズ(実寸は外径φ7.8mm)のスペーサーを、果たして4つ同時にリジッドカラー代わりとして打ち込むことができるのか? を試します。

と言うのも、挿入するカラーが1つ~2つ程度ならば、未挿入の残りの小孔が変形する(逃げる)ので打ち込みは簡単でしょうけど、これが円周状に均等に4箇所、すべてに打ち込むとなると、許容されるオーバーサイズの見積もり幅が よりシビアになるからです。

<↓左:純正で存在する4箇所の小孔に打ち込む  右:カラー代わりのスペーサー長さは30mmがフィット>
  

<↓リジッドカラーとして小孔に打ち込んでいくと・・・ツールを使わずに手動挿入だと、案外タイトな感触>
  

もしも必要挿入力が小さい場合(容易に挿入できてしまうとき)は、ブッシュのゴム硬度(実効値)の上昇幅も小さくなってしまい、そもそも意図した 「ブッシュを強化する」 という目的が果たされなくなってしまうところですが、少なくとも今回はそのような感じはありません。むしろ挿入時の反力により、スペーサーが(ゴムの摩擦変形分だけ)押し戻されるような印象でした。

■挿入助剤 の巻
そのような状態では、スペーサー(リジッドカラー)をムリにゴムブッシュに挿入する必要はありません。挿入力が表面の摩擦力に喰われている分を緩和してやれば良いのです。具体的には、挿入助剤を用いて、ゴムブッシュとスペーサー(リジッドカラー)の間のμを低減させます。

<↓挿入助剤として使用。本当は石けん水で必要十分でしょうけど、今回はムースを使って楽に挿入>
  

人間の肌に使うムース類(洗顔、ヒゲ剃り)や歯磨きなどには、ラウリルエーテル塩などが含まれていますが、今回のゴムブッシュへの攻撃性(分解や劣化促進)は問題ないと考えて、挿入助剤代わりに用います。

<↓たまたま家にあった洗顔ムースを、ブッシュへのスペーサー(リジッドカラー)挿入助剤として使用>


<↓摩擦抵抗が低減するため、挿入緊度(本来の緊迫力)の大小を感覚的ですが見積もることができる>
  

<↓決して緩くはなく、それでいて過度にタイトなこともなく、結果としてちょうど良い緊迫力だと判断した>
  

<↓ブッシュへのスペーサー(リジッドカラーとして)打ち込みは、4箇所とも適正にできると判断した>


今回、上記の事前作業によって 「スペーサー(リジッドカラーとして)が ピッチングストッパーのブッシュに4箇所とも適切に挿入できること」、「その挿入緊度(タイト/ルーズ))に違和感がないこと」 の確認が取れました。次なる課題は、「スペーサーの打ち込み前後で、ブッシュのゴム硬度の実効値(あるいは弾性特性)にどれだけの変化が生じているのか、定量的に探る手法の確立」 を残すだけとなりました。


「その3」 に続く。
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2015-05-23(Sat.) : 更新
その3・作業工程の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作) をアップロードしました。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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