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調布市のKAZのブログ一覧

2017年08月28日 イイね!

[エクシーガtS] スネークカメラで見えない部分を確認(過給時にシュー音・その6)

[エクシーガtS] スネークカメラで見えない部分を確認(過給時にシュー音・その6)手持ちのスネークカメラを使って、エンジンルームの見えない部分(吸気ダクトのクランプ状態)を確認しました。過給時の異音対応でディーラーにエクシーガを整備入庫させる前の、DIY調査の一環です。

◎「その1」 は こちら → 「工具を使わないトラブルシューティング」
◎「その2」 は こちら → 「ディーラーによる診断結果の速報」
◎「その3」 は こちら → 「DIYで診断検証→原因の切り分け」
◎「その4」 は こちら → 「DIYで念押し検証→現品&社外品」
◎「その5」 は こちら → 「確認事実の振り返り と 今後の予定」

■おさらい
我が家のエクシーガtS(EJ20型ターボ)が、過給時に 「シュー」 という異音を発するようになってから約2週間が経過。今後の解消に向けては、メーカ保証を利かせるためにディーラーでの入庫整備を基本としていますが、代車手配の都合上、実際の入庫は9月の上旬になってから。

その間、DIYで可能な範囲で原因の切り分けを行ってきましたが、工具を使わないトラブルシューティングが主でした。現時点でも、ディーラー入庫まで まだしばらくの日数がありましたので、「吸気系部品を ”非分解で” 調査できるツール」 として、手持ちのスネークカメラで部品状態を追加確認することにしました。


<↓圧漏れの可能性が残る吸気系部品のうち、直接の目視が困難な「バンドクランプ」の姿勢を確認します>


エンジンルームの中で、(他の部品に阻まれるなどして)直接的な目視確認が困難な部位であっても、スネークカメラを使えば、近接撮影により部品の状況把握が可能になる場合があります。

手持ちのスネークカメラは、元々はプラグホールを介して燃焼室の様子(カーボン堆積状況やシリンダ内壁のキズ有無etc.)を確認する目的で購入していたものです。画素数は30万画素、画像サイズは640×480(VGA)という低スペック(>失礼!)ではありますが、非分解で観察可能な点では強みを発揮します。


# 動画も撮影可能ですので、個人が趣味の範囲で
# DIY用にプライベートで持つなら、これで十分かと。

<↓スネークカメラは以前、帰省先のホームセンターで初売りセール(税込み9504円)で入手した簡易タイプ>


(※)スネークカメラの購入記は
   こちら → [2015年・初売り] ホーマック&サンワドー編(東京→札幌 その7・スネークカメラ)

■バンドクランプの姿勢確認の巻
インタークーラ出口からスロットル入口までの間はダクトで接続されていますが、上図に示す通り、その固定はバンドクランプを介しています。このうち、スロットル側のクランプは一部が直接的な目視確認が困難な場所に位置しています。今回のスネークカメラでは、このダクトの挿入状態およびクランプ姿勢を確認ターゲットとします。

<↓DIYで整備をするようになると、いわゆる 「マイツール」 も増えていくのです。スネークカメラもその一つ>


# 以下、画像が荒いですがスネークカメラの画像ですので、ご容赦を。

<↓ターゲットのダクト&クランプは、樹脂インマニの真下、影に隠れています。このスキマから挿入します>


<↓(画像左側が車両前方)カメラを途中まで挿入して記録。中央がダクトのクランプ、その左側がスロットル>


<↓クランプのネジ込み部分。ウォームギヤ部分(駆動側)とバンドの凹部(披駆動側)に損傷はなさそう>


<↓ダクトはスロットルに対して均等に挿入され、クランプも斜め姿勢にはなっていないことが確認できる>


確認すべき点を改めて書いておきますと、
 ・ダクトは相手部品(ここではスロットル、ETC)に垂直に装填されているか
 ・ダクトの挿入が甘くないか(抜けかかっていないか)
 ・バンドクランプの姿勢が、ダクトに対して斜めに傾いていないか
  (※クランプの両サイドにはガイドが付いていますが)
 ・その他、組み付け異常はないか

次に視野(矢視)を変えて、確認してみます。今度は車両前方から後方に向けてスネークカメラを挿入します。ただし、あらかじめスネークヘッド(カメラの先端)を、助手席側から運転席側へと曲げた状態にして挿入します。


<↓車両前方から後方へと見た図。赤で囲った部分の先の左側に、ダクトがある(目視では見えない)>


<↓上記画像のアングルで、さらに近接した図。樹脂インマニの下のスキマからスネークヘッドを挿入>


<↓ダクトとクランプの左側半周を写した図。この画像からも、クランプ姿勢がズッコケた様子は伺えない>


<↓さらに近接した状態>


■見えないところを見る、の巻
前述の画像は、樹脂インマニに 「頭をスリスリと、こすりつけるように」 身体を乗り出し、スキマから奥を凝視すれば、ダクト&クランプ(>車両の左側半周)を目視可能ではあります。が、ダクト&クランプのうち、車両の右側半周は、樹脂インマニやインタークーラの影にガッツリと隠れているため、直接の目視が非常に困難です(下側も)。

その「見えない部分」を、今回、スネークカメラを使って刈り取りに行きます。


<↓次は、インタークーラとホースのスキマからスネークヘッドを挿入します>


<↓スネークヘッド(固定式レンズ)の都合上、上下が逆画像となっているが、クランプ状態を確認できる>


<↓結論として、バンドクランプのダクトからの外れ(装着時の姿勢欠点)も見あたらない>


上記ブログに挙げた画像は記録したものの一部に留まりますが、これらの画像より、ダクトとクランプの相対位置関係に異常は無いと考えられます。

■見逃すな、の巻
ところが、記録した画像を注意深く見ていくと、あることに気がつきます。

<↓ダクト端面の一部(黄色で囲んだ部分)に、経年劣化によると見られる亀裂が確認できる>


ダクト端面はバンドクランプの外側(シール面よりも外側)であるため、この部分に生じた亀裂は過給圧のシール機能に直接的な影響を与えない・・・とは思います。しかし、ダクトの一部に亀裂があったということは、ダクト全体で見た場合、同じ熱履歴や経年変化を受けている他の部位でも亀裂が生じていても不思議ではない、と考えるべきでしょう。

# 私の頭の中では、だんだんと異音発生までの
# 仮説が浮かび上がってきました。


この亀裂を以て、ただちにシール不良(今回の過給時異音)の原因とは言えませんが、今後に向けてクルマを永く使うなら、機会をとらえて新品化しておきたいところですね。

次にエクシーガをディーラー整備に出すときには、このへんの確認事実(ユーザーである当方が、これまでDIYで確認してきた結果の総体)を、車検のときと同様、また 「連絡票」 という形にして申し送りしたいと思っています。


# 毎回の長文にも関わらず、当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
# 結果を引っ張るつもりはないのですが、これまでの確認状況を紹介するうちに
# 今回で 「その6」 まで至るシリーズとなってしまいました・・・。(^^;)


「その7」 に続く。
 ↓
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2017-09-17(Sun.) : 更新
[エクシーガtS] 決着&解消の巻(過給時にシュー音・その7=最終話) をアップロードしました。
Posted at 2017/08/28 22:15:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

プロフィール

「[整備] #エクシーガ [ブレーキランプの球切れ] 純正→小糸への交換(走行約123693km、経年11年7ヶ月) https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/7766193/note.aspx
何シテル?   04/25 23:10
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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