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調布市のKAZのブログ一覧

2014年08月25日 イイね!

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・後編(格安タイヤ選びVol.4)

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・後編(格安タイヤ選びVol.4)BP型レガシィGT spec B(6速MTのターボ)用に、格安タイヤとしてハンコックの ventus V12evo を選ぶまでの検討経緯と、装着後のインプレッションについてお伝えするシリーズブログです。

今回は、少々時間が経ってしまいましたが、Vol.3(前回ブログ) からの続編 : 「他のタイヤ候補と却下の理由・後編」 です。

<関連 過去ブログ>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」
◎Vol.3 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」

「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」 からの続き。

■ネクセンの印象
今までは、第一候補を「アセレラ アルファ」とし、比較用として「ATR SPORTS」、「ナンカンXR611」、「ヨコハマDNA アース1」を見てきました。次なる候補はネクセン(韓国)です。

<↓センターリブの両サイドに3Dパターンらしきデザインが見て取れるのだが・・・>
  

4本のセンターグルーブによって排水性は良さそう。両サイド(IN側とOUT側)のブロックは大きめで制動剛性も高そう(※もちろんコンパウンドで大きく変わりますが)。デザインから見ると、回転方向性の指定は無さそうなので、ローテーションするときも、恐らく左右での入れ替えが可能だろう。・・・で、センターリブの3Dパターンとおぼしきデザインの意図は何なのか。

個人的には、買って失敗は無さそうなタイヤだと思いました。が、センターリブの3D(らしきパターン)の意図が読めない。ここを細くすると、コーナリングには不利になるはず。排水性により有利に働くとも思えないし・・・。いや、デザインの意図を読めないのは、単に私の勉強不足なだけなのでしょうけども。

ということで、失敗はないけれども、(大変失礼ながら)秀でた特徴をつかみづらいタイヤかな? という印象を持ちました。くどいようですが、これはあくまで私的な印象によるものです。

■メイランとランビゲーターの印象
他にめぼしい格安タイヤとして、メイランとランビゲーターという銘柄がありました。正直言って、どちらも聞いたことのない名前です(>失礼)。なぜ注目したかというと、前者は215/50R17サイズで1本あたり3490円(!)という格安タイヤながら、ZR規格 であること。後者は同サイズで破格の 1本3000円(!) という信じがたい価格で取引されていたことです(※価格は調査当時:2013年でのものです)。

<↓左:メイラン。3490円(当時)ながらZR規格です  右:ランビゲーター。何と言っても3000円/本!>
  

あくまで規格上の話ですが、同じサイズなら 215/50R17 よりも 215/50ZR17 を選びたい。ということで、格安タイヤという範疇の中ではメイランも候補に挙がるワケです。トレッドパターンを読むと、こちらも4本のストレートグルーブにより排水性は確保されているように見えます。特徴としては、両サイドのブロックは、明らかにIN側とOUT側で分担させる役割を変えているようなパターンを採用していること(※各画像はクリックで適度に拡大します)。

・・・でも何だかパッとしません(>失礼)。
かつての国産タイヤのパターンを模擬したかのように見えてしまいます(>重ねて失礼)。
いや、あくまで私見ですのでご容赦を。

最後はランビゲーター。このサイズ(215/50R17)で 1本3000円ですよ3千円! 3万円にも迫ろうかというタイヤがある中で、3千円(注:2013年当時の価格。消費税8%前)とは・・・。4本セットでも1万2千円。一体、どれだけ安いんだ。思い切って、安さだけに絞って試してみるのも面白いだろう。

・・・とは思いますが、やっぱり 「タイヤは命を乗せている」。
そこまで安いタイヤで勝負する気にはなれませんでした。

■最終的にはハンコックに
以上のような私的な検討を重ねた結果、購入候補を 「アセレラ アルファ(Vol.3 で既報)」 としていました。が、その後、実際に購入するタイミング(今年2014年の7月)までの間に消費税が5%から8%にアップしたとか、
いざ購入(落札)するつもりでヤフオクにアクセスしてみると、今度は「アセレラ アルファ」の出品が全然ない(ついでに輸入代理店とおぼしきWEBサイトもnot foundになってしまって消えていた)
など複数要素が重なって、代替タイヤを再検討せざるを得ない状況になりました。

結局、改めて(あくまで私的な判断根拠ですが)トレッドパターン読みを行った結果、以下の理由により、縁あってハンコックの ventus V12evo を選ぶに至ったのでした。

<↓ヤフオクで「値引き交渉あり」出品で取引し、送料込み4本セット3万円ジャストで購入に至る>


排水性について
(1)太めのセンターグルーブが複数列ある
(2)ミゾがセンターから両サイドにかけて走っている
(3)そのミゾが極端な行き止まりになっていない

ブロックについて
(4)両サイド(IN側、OUT側)にラグパターンが刻んである
(5)ブロック面積が大きめ(ランド比がスポーツ寄り)
(6)「センター~サイド」間のブロックがコーナリング力に抗する形状となっている
(7)動的な接地状態をシミュレートしたと思われる3Dブロック形状になっている

その他
(8)センターリブが1周連続しており、横力に対する応答とグリップが良さそう
(9)ネーミングが 「evo」。エボって言うからには、従来技術の革新版??


[ハンコック ventus V12evo] 格安タイヤ選び Vol.5 へ続く。
(次回以降は、
 ・ホイールへの組み替えにまつわる出来事(含:マイナートラブル)
 ・使ってみての印象(激走?! 東京~札幌往復 2300km)
などについて述べていく予定です。)
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2014-09-01(Mon.) : 更新
持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編(格安タイヤ選びVol.5) をアップロードしました。
2014年08月23日 イイね!

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点)

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点)エクシーガtSに、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。その作業風景を、備忘録として4回に分けてブログアップしています。
今回は、その4(最終話)・「DIY作業での要注意点」 です。

※その1・「作業準備編」 は → こちら
  その2・「取付確認編」 は → こちら
  その3・「DIY作業でのコツ編」 は → こちら



(※)はじめに :
このブログは、前回のブログ(その3)対をなすもの です。
あくまで 前回のブログがあって、今回のブログが成立します。

前回ブログの作業内容を 成功バージョン とすると、今回のブログの作業内容は 苦労バージョン となります。
可能でしたら、先に 前回のブログ(その3) をご覧いただいてから、今回のブログをお読みいただけますと幸いです。

■前回の作業内容を検証する
前回のブログ(その3) では、取り外し後のラテラルリンクの取付位置がなるべくズレないようにするため、「タイヤを接地面に対してゼロタッチとなるよう、ギリギリに浮かした状態で」 作業しました。今回は、その考えが妥当であったのかどうか? の検証を兼ねた作業報告ブログです。

つまり
 ◎サイドシルでジャッキアップせず、単純に1G状態で作業したらどうなるか?
 ◎ジャッキアップするが、タイヤを接地面から思いっきり浮かせて作業したらどうなるか?
を身をもって試すこことで、「ゼロタッチ作業」 の妥当性を検証してみることが、裏目的です。

以下、画像はすべて右後輪での作業です(クリックで800×600に拡大します)。

<↓エクシーガの右後輪に 「リア ロアアーム・サポート」 を装着する前の状態。当然ジャッキアップ無し>
  

当方の作業環境は 地下ピット ですので、いわゆる1G状態のまま、ジャッキアップしないでラテラルリンクのボルト&ナットを取り外すこと自体は可能です。そこで早速、1Gを保っただけの状態で、ラテラルリンクのナットを取り外して みます。どうなるでしょうか。

<↓リンクを固定しているナットの取り外し自体は簡単にできます。が、外した後の状態を良く見ると…>
  

リンクにはダンパーを介して車重が掛かっているため、ナットを緩めて締結状態を解放したところで、すでにボルトには下方の荷重がかかっていることが読み取れます。右上画像で、ボルトの下側にはスキマが無いのに、ボルトの上側にはスキマが生じていることから、そうなっていると分かります。

この状態でボルトを抜こうとすると重い(素手で回せないので工具が必要)ですし、またムリに外すとボルトのネジ山を損傷させてしまう恐れもあります。そのため、この時点で、試しにラテラルリンクを下からジャッキで支えてみることにします。ジャッキで支える場所は、ダンパーの真下です。

<↓応急処置として、1G状態のままで、リンク外側を下からジャッキで支えてみることを試みるが…>
  

<↓ボルトを外すとリンクが下方にズレて下がる>


ジャッキによる支えが不十分だったため、ラテラルリンクのボルトを取り外したところで、リンクが下方に垂れ下がり、固定位置からズレてしまいました。とすると、普通の人間ならば、
 (1)あきらめて、この状態で 「リア ロアアーム・サポート」 の装着作業を続行する。
 (2)不都合の生じた状況を打ち消すべく、急いでジャッキアップすることを試みる。

のいずれかの手段を取ると思われます。今回は、悪あがき(?)をした際の顛末について、身を以て試す(仮説を検証する)のが裏目的 ですので、上記(1)ではなく(2)の選択肢を採って作業を進めてみます。

<↓「リンクの垂れ下がりを解消すべく、この時点でサイドシルにジャッキアップを追加する」 ことを模擬
  

<↓しかし、サイドシルを軽くジャッキアップする程度では、リンクの下がりを解消するには至らずと判明>


恐らく普通の人間ならば、「ジャッキアップが足りねぇのか? よし、もっと上げてみるべ!」 と思うに違いない。・・・と考えて、思いっきりジャッキアップした場合を模擬・・・いや、模擬じゃなくって、本当に思いっきりジャッキアップしてどうなるのか? を実際に試してみましょう。

<↓フェンダーのクリアランスに注目。お試し作業(前回ブログの考え方の検証)なので、思いっきり上げる>


<↓すると今度は、ラテラルリンクは固定点の上方にズレることを、身を以て確認することができた>


サイドシルをジャッキアップして、タイヤ&ホイールを思いっきり浮かせたときの状態は、下図のようになっていると考えられます。

<↓ダンパー下端を支点として、外側(タイヤ側)が下がったことの反作用として、リンク内側が上がる>


この時点で、恐らく普通の人間ならば 「ちょっとやり過ぎちまったか? でもアームを下から持ち上げるよりも、上から引き下げる方が、あとでボルトを通しやすいべ!」 と思うに違いありません。

<↓リンクを引き下げる方が、ボルト通しは楽ではあるが>


<↓結局、上方向であっても下方向であっても、ボルトとボルトの穴位置がズレていれば作業は面倒に>
  

<↓今回はボルト穴にボルトが入ったから良かったが、できる限りラテラルリンクはズレないようにしたい>


<↓最終的にはトルクレンチを用いて規定トルクで締め付けする。が、アライメントを取った方が良いかも>


■検証作業を終えて
個人的には、DIY派のプライベーターにとっては、前回のブログ(その3) で述べた 「ゼロタッチによるアームズレ防止」 作戦は極めて有効な手順であることが、今回の検証作業で確かめられたように思います。

<↓やはり作業環境や工具、経験などの一切を考慮して、自分にとってのベストな手順で作業すべきかと>
  

<↓行き当たりばったりではなく、事前に(着手から完了までの)作業イメージをつかんでおきたい>


DIYで作業していると、いくら事前に検討していても、予想外の事態に直面することもあるかもしれませんが、よく言われるKYT(危険予知トレーニング※)の概念をDIY作業にも当てはめて、冷静に対処したいものです。もちろん、予想外の事態に直面しないで済むように、考えを先回りさせる ことが重要だと思っています。

 ・「○○だろう(楽観的予想)」 ではなく 「○○かもしれない(危険予知)」 と事前に考える。
    (例) : きっとボルトは外せるだろう(楽観的予想)
        もしかすると、固着してボルトは外せないかもしれない→力加減に注意(危険予知)
 ・また予期せぬ事態に直面しても、焦らずに可能な限り あらゆる打開策を冷静に考える。


以上、「今回のブログ・その4」 は 「前回のブログ・その3」 と対になっている(セットで話を成す)ことの所以(ゆえん)です。私自身、今後もDIY作業する際には、時には初心に帰りながら、安全に留意して楽しく進めていきたいと思います。

私的な備忘録ではありますが、ここまで長文にも関わらず、お読みいただいた方々にはお礼申し上げます。
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2016-01-25(Mon.) : 更新
[エクシーガtS] ストラットハウジングサポート取付け&スタッドレスへの交換・前編 をアップロードしました。
2014年08月21日 イイね!

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポートの装着(その3/4.DIY作業でのコツ編)

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポートの装着(その3/4.DIY作業でのコツ編)エクシーガtS(年改区分:Eタイプ)に、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。その様子を備忘録として4回に分けて記録しています。

今回のブログは、その3・「DIY作業のコツ編」 です。
※その1・「作業準備編」 は → こちら
  その2・「取付確認編」 は → こちら


■作業環境を(改めて)振り返る
これまで何度か繰り返し述べてきましたが、作業環境(場所、時間、工具、経験など)が異なれば、完成へのアプローチ(取付工程)も異なってくると私は思っています。同じ部品を取り付ける場合であっても、2柱リフトで作業する場合、車両をジャッキアップして作業する場合、掘り下げピットで作業する場合など、環境が異なれば作業手順も変わる(or 変えるべき)こともあるでしょう。

そこで、私の作業環境を改めて考えてみます。
地下ピット での作業ですから、車両は基本的には、いわゆる1G(タイヤ接地)状態となります。

今回の装着部品は 「Agress リア ロアアーム・サポート」 です。
  ・果たして1G状態で装着する方が良いのでしょうか。
  ・あるいはジャッキアップして装着する方が良いのでしょうか。

地下ピットの良いところは、脚周りを1G状態でイジることができる点ですが、盲目的に作業を始めてしまうと、あとで大変なことになってしまう恐れもあります。特に一人でのDIY作業の場合は、「片方を(協力者に)支えてもらいながら他方を締める」 ・・・などといった連携が取れませんので、効率良く作業できる手順を事前に考えておく必要があります。

「効率良く作業する」 ことは、大抵の場合 「安全に作業する」 ことにもつながると思います。ムリな作業は危険リスクも高まるからです。

■ゼロタッチでジャッキアップ
結局私は、地下ピットでの作業ながら、車両をゼロタッチでジャッキアップさせることにしました。画像の説明で後述しますが、KYBのシザーズジャッキを(片輪あたり)2機使いします。
以下、画像はすべて左後輪での作業風景です(クリックで各々800×600サイズに拡大します)。

<↓左後輪をKYBのシザーズジャッキでジャッキアップする。ただし、タイヤは完全には浮かせない
  

<↓サイドシルに掛けた油圧ジャッキのリフト量は、タイヤが接地面とちょうどゼロタッチする程度を狙う>


<↓理由はこの図で説明。タイヤ接地状態で外したいボルトを抜くと、車重でリンクが下がってしまうため>


もしも車両を1G状態のまま、ラテラルリンクの内側のボルトを抜き取った場合、リンクはタイヤ側を支点としてダンパーストラット下端に荷重がかかるため、抜き取った側のリンクは下方に垂れ下がると予想されます。もしも垂れ下がってしまうと、今度は(リア ロアアーム・サポートを装着して)抜いたボルトを元通りに差し込む際に、リンクの穴位置をボルトの軸位置まで押し上げる作業が必要になる と考えられます。

「ダンパーの荷重に抗しながら、ラテラルリンクの内側を支えて上方へと持ち上げて、ちょうどボルトと同軸になるような うまい位置に取り付け穴を調整してボルトをエイっと差し込む・・・。」 考えただけで、私は 避けたい作業 だと思いました。

そこで、ラテラルリンクになるべく車重(ダンパーからの反力)が乗らないようにしたい。そのためには、ジャッキアップが必要。ただし、タイヤが宙に浮くくらいまで上げてしまうと、今度はダンパー下端が支点(タイヤ側が下方への力点)となって、反対にリンク内側が上方に逃げて(浮き上がって)しまうかもしれません。それに、タイヤを完全に宙に浮かせると、トレッドが狭まる(キャンバーが起きる方向にズレる)ので避けたい。

これらを自分なりに加味して、接地面に対してゼロタッチのジャッキアップ狙いとした次第です。
(※あくまで当方の私的な考えによるものですから、この手法がベストとは限りません。)

■超ロングストレートめがねレンチ
「弘法は筆を選ばず」 ですが、素人のDIYでは なるべく筆を選んだ方が無難です。今回は、かつてBGレガシィに乗って脚周りをイジっていた頃にそろえていた、KTC の 「超ロングストレートめがねレンチ」 があったので、それを活用します。

<↓かつてBGレガシィで、前後ストラット(ダンパー)の脱着作業をしていた頃にそろえた工具を活用>
  





<↓いともたやすく、労せずにナットを取り外しできました。その状態でボルトもフリーで回ります>
  

■リンクをなるべく動かさずに済むように
左後輪を接地面に対してゼロタッチでジャッキアップした理由は前述の通りですが、そのような措置を取っても、締結ボルトを抜き取ってしまうとリンクも多少は動いてしまうことでしょう。そこで、そのような微少なズレも可能な限り押さえ込むべく、追加で2機目のジャッキを加えます。

<↓自分の両手が自由に動かせるよう、言わば「助手代わり」として第二のKYB油圧ジャッキを投入>






「第一のジャッキ(@サイドシル)」 : ラテラルリンクへの荷重を抜くため、ゼロタッチでジャッキアップ。
「第二のジャッキ(@リンク端部)」 : ボルトに対するラテラルリンクの位置ズレを、可能な限り抑える。

<↓同軸を保ってリンクボルトを脱着。エクシーガtSの場合、リンク端部のリヤ側にワッシャが入っている>
  

<↓「Agress リア ロアアーム・サポート」 を仮当てしてみる、の図。問題なければ各ボルトを仮締めする>
  

■ドライバー先端を使って穴位置を微調整
上記に示す通り、片側あたり2機の油圧ジャッキを目的に応じて配置することで、ラテラルリンクの固定ボルトを抜き取っても、リンクが そうそう動かないように配慮してきました。ただ、とは言っても、ほんのわずかばかりの同軸ズレは生じてしまいます。そんなときは、マイナスドライバーの先端を(テコの原理で)リンクに軽く当てると、ボルト取付穴の位置をラジアル(上下左右)方向に微調整することができます。

<↓ジャッキで大まかな支えができている状態で、ドライバーの先端をキッカケとして穴位置を微調整>
  

<↓「リア ロアアーム・サポート」 装着後のボルト装填&締めは、ジャッキ2機の使用で楽に実施できた>
  

<↓上記画像の拡大画像。ドライバーの先端を軽く押し当てることで、ボルト&ナットの締結も楽に実施>
  

  

■装着完了
以上、当方の作業環境下にて 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着する際のコツ(私的な判断)について、書き留めました。ボルトによる固定は、前後の2箇所 : フロント側(サブフレーム側)とリヤ側(ラテラルリンク側)にありますが、今回は主にリヤ側(ラテラルリンク側)について記録しました。フロント側(サブフレーム側)については、もしも私が パーツをリリースするショップ側の立場だったと仮定したなら、(すでに一般販売はしているものの)固定方法は企業秘密としたいところ(?)ですので、内容は割愛させていただきます。

<↓取り付け作業が終了したばかりの状態>







リア・ロアアームサポート装着記 「その4・要注意編」 に続く。
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2014-08-23(Sat.) : 更新
リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点) をアップロードしました。
2014年08月20日 イイね!

[エクシーガtS] Agress リアロアアーム・サポートの装着(その2/4.取付確認編)

[エクシーガtS] Agress リアロアアーム・サポートの装着(その2/4.取付確認編)エクシーガtS(年改区分:Eタイプ)に、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。その様子を備忘録として4回に分けて記録します。

今回のブログは、その2・「取付確認編」 です。
(※その1・「作業準備編」 は → こちら 。)




■車両を地下ピットへ
エクシーガを移動して 地下ピット の上をまたぐように駐めて、脱着式のグレーチングと鉄骨を取り外します。
(※以下、各画像はクリックで800×600サイズに拡大します。)

<↓左:グレーチング(天板)と鉄骨を取り外す前  右:作業エリアのみ、それらを取り外したところ>
  

<↓別アングルから撮影。鉄骨は後日、防錆処理しないとまずいな~(それもDIY作業になるなぁ…)>
  

地下ピットは、未使用時はスタッドレスタイヤ庫などとして活用しています。ちなみに、庫内には雨水や泥水を汲み上げるAC100V駆動の水中ポンプ(※)も設置しております。

 (※)口径φ:50 [mm]、全揚程:5~7 [m]、吐出量:0.18~0.24 [m3/min]、
    定格電流:8.5 [A]、電動機出力:0.4 [kW]、同期回転数:3000 [rpm]

今の時期は、どこからともなく蚊が現れるので、対策として蚊取り線香を2本炊きして備えます。地下ピットの床に蚊取り線香を置くと、四方が壁で囲まれているため、ちょうど良い感じで香煙が作業エリアに拡散しました。

<↓今回は 「蚊取り線香が燃え尽きるまで」 を、作業時間の目安としました>
  

■製品の取り付けイメージ
作業開始前に、製品(今回は 「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」)の取付部位と、取り付け後のイメージ(姿)を事前確認しておきます。

<↓右後輪。車両後方で、中央(リヤデフ付近)から側方(タイヤ付近)を見渡したアングルで撮影>


<↓ほぼ同じ撮影アングルにて、「リア ロアアーム・サポート」 が取り付くであろう姿勢を模擬する>


以上は、「リア ロアアーム・サポート」 の全体像が写る 「引いた」 画像です。
次は、「リア ロアアーム・サポート」 前後の締結点付近の 「次第に寄った」 画像です。

<↓画像は右後輪。「リア ロアアーム・サポート」の後ろ(ラテラルリンク)側の装着部の拡大画像>
  

<↓こちらも右後輪。「リア ロアアーム・サポート」の前(サブフレーム)側の装着部の拡大画像>
  

ここで念のため、車両側の固定点(「リア ロアアーム・サポート」 締結点)に対する製品装着後の姿を、再度イメージしてみます。

<↓持ち手と撮影アングルを変えて記録することで、装着後のイメージがより明確になってきます>
  

■最適な作業手順を先読みする
具体的な装着姿勢がイメージできた後は、実際のDIYでの取り付け作業に入ります。
ここで注意するべきことは、自分の作業環境(場所、時間、工具、経験など)に見合った作業手順や作業内容を先読み(吟味)する ことでしょうか。作業環境が異なれば、完成へのアプローチ(取付工程)も異なってくる でしょう。ムリは禁物です。

<↓KTC の 超ロングストレートめがねレンチ を使いましたが、軽くすんなりとナットが緩みました>



リア・ロアアームサポート装着記 「その3・DIY作業編」 に続く。
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2014-08-21(Thu.) : 更新
リアロアアーム・サポートの装着(その3/4.DIY作業でのコツ編) に続く。
2014年08月19日 イイね!

[エクシーガtS] Agress リアロアアーム・サポートの装着(その1/4.作業準備編)

[エクシーガtS] Agress リアロアアーム・サポートの装着(その1/4.作業準備編)エクシーガtS(年改区分:Eタイプ)に、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。

以下、当方の作業環境下でのDIY装着のコツ(要注意点)を含め、備忘録として作業風景を4回に分けて記録することにしました。



■このブログをご覧になる方々へ
今回のシリーズブログも、基本的には個人的な備忘録代わりとして記すものですが、念のため以下の2点を申し上げておきます。

 (1)内容が長くなるので、「準備編」→「確認編」→「作業編」→「要注意編」 の4回で構成する予定。
 (2)書かれる中身については、あくまで当方の作業環境下(地下ピット や当方の工具など)で実施
   または実現可能な作業内容となっています。作業環境や使用できる工具・ツールなどが
   異なれば、それに見合った作業手順や内容も異なってくる可能性があります。
   (換言すると、当方のブログの作業手順や内容は絶対的なものではございません。)

■補強・補剛をリヤからする理由
つい先日は 「リア メンバー・サポート」 をDIYで装着し、今回も 「リア ロアアーム・サポート」 をDIY装着しました。両者ともリヤ用で、フロント用ではありません。前者の装着理由については、関連ブログ・その1(→ Agress リアメンバー・サポートの装着(その1/3.装着理由編) )で簡単に述べましたが、そもそも 「どうしてリヤが先なのか?」 については、その理由を述べていませんでした。

個人のユーザーが趣味の範囲でクルマを適法でイジるのですから、「フロント」 だの 「リヤ」 だのと決めつけず、イジる順番自体は個人の好きな順序で良いのです。ただ私の場合は、「クルマの直進性や旋回性は、リヤ(の脚周りの出来映え)で決まる」 と思っています。四輪アライメントで例え話をすると、いくらフロントのアライメントを調整しても、リヤのアライメントが決まっていなければ、車両は思うように(まっすぐに)走らないことが多いです。

フロントについては操舵機能もあるため、自動車メーカーはそれなりに気を遣って(もちろんリヤも)設計していると思うのですが、もしもコストが削られてしまう可能性があるとすれば、リヤが先に削られると思うのです。

そういった背景から、私は個人の主義として、脚周りは(フロントからではなく)リヤから先に、補強・補剛に着手したいのです(リヤから先に着手した方が、後から着手するフロントの効果もより引き出しやすいのでは? と勝手に考えている次第です)。・・・いや、これはあくまで個人の主義ですし、エラそうに能書きをタレるつもりもございませんので、まったく聞き流していただいて結構です。(^^;)

■製品を開梱する
今回の 「リア ロアアーム・サポート」 については、「オートプロデュースA3」 さんから自宅宛てに配送いただきましたので、さっそく開梱して中身を見てみます。
(※以下、各画像はクリックで800×600に拡大します。)

<↓左右の 「Agress リア ロアアーム・サポート」 を並べてみたところ。塗装色は標準色(?)の赤>


<↓別アングルから撮影。サポートの両端の締結方向は、互いにねじれの位置(同一面内にない)>
  

<↓両端部の拡大画像。単品の構成部品は、前回装着した 「リアメンバー・サポート」 と同じようです>
  

ここでちょっと気になるところがあるとすれば、パイプを曲げ成形したことにより、外径φが一部で縮小して(絞られて)いる部分ですが、製品の構成上は不可避であり、実用上も問題となることはないと思っています。

<↓パイプ部は、曲げ加工した分だけ、外径φが縮小(断面が楕円形状化)していることが分かる>
  

■パイプ構造のため軽量
さて今回(リア・ロアアームサポート)は、前回(リア・メンバーサポート)とは異なり、デジタルノギスを持ち出して各部の寸法計測はしませんでした。その代わり、大雑把(おおざっぱ)ではありますが、製品の重量を簡易計測してみることにしました。

<↓最小計測単位0.1kgの体重計によると、リア・ロアアームサポートは左右を合わせても約0.7kg>
  

数値は目安で絶対的なものではありませんが、左右の片側で(恐らく)400gに満たない程度の重量であることが分かりました。スチール製と考えれば、パイプ(=中空)構造によるメリットが効いていると考えます。ボディの固定部位(ラテラルリンクなどの可動部分ではない、の意)への設置ですから、いわゆる 「バネ下重量」 には影響しないでしょう。また、タイヤやホイールのサイズや銘柄によっては数100gはいとも簡単に変化する数字ですから、この程度のわずかな重量増でロアアーム周りの補強ができるならば、個人的にはありがたいと感じます。


リア ロアアーム・サポート装着記 「その2・確認編」 に続く。
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2014-08-20(Wed.) : 更新
Agress リア ロアアーム・サポートの装着(その2/4.取付確認編) をアップロードしました。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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