スバル・ディーラーに、新型エクシーガ=クロスオーバー7の実車が配置されたので、外観をサクッと見てきました。
以前から気になっていた、前後オーバーフェンダーの樹脂アーチ部品(ガーニッシュ)の見積もりも取りましたので、備忘録として記録します。
※最後に、去年ボツネタにした案件(妄想?)も公開します。
■思いがけず対面
いつもお世話になっているディーラーでは、「クロスオーバー7 は五月連休明けに実車(デモカー)が到着予定」 と伺っており、実際にデビューフェアも 5/9(土)~10(日) に設定されています。
しかし別件の用事があって連休前に訪れた際、ショウルーム入口の横に車両が置いてあるのを発見。しかもナンバー登録済みの状態でした。あいにく閉店間際で試乗するだけの時間が無かったため、外観上で個人的に気になっていた部分を撮影するとともに、その部品の見積もり作成のみ、お願いしたという次第です。
<↓現行ボディを活用しながら新しさを付加しようと、バランス点を探ったかのような生い立ちに見える>
<↓恐らく既存の様々な制約の中で、デザイン的なボリューム感を出そうと苦心したであろうフロント部>
<↓リヤはパッと見たときのデザイン以上に、多くの構成パーツから成り立っていることが分かります>
■フェンダーを覆う樹脂について
クロスオーバー7 は、エクシーガのアウトバック(あるいはXV)といった出で立ちをしており、外観上の特徴の一つにオーバーフェンダーとなっている樹脂パネル(ガーニッシュ)があります。個人的には、この部分に興味があります(理由は後述)。
そこで、このオーバーフェンダー部(樹脂ガーニッシュ)の外観をチェックします。具体的には、単独パーツ(→ 単品で取り寄せ可能)なのか、他の部品との一体成形なのか? の確認です。
※以下、画像は車輌の左側(左前輪、左後輪)になります。
<↓まずはフロントのオーバーフェンダー部分。樹脂ガーニッシュの前部は、バンパーと一体成形です>
<↓フロントフェンダーのガーニッシュは、フェンダーパネルとは別体になっており、クリップ併用で固定>
もしも、クロスオーバー7 で特徴的なLEDアクセサリーライナー(フロントパンパーの左右下部に位置する、コの字型のライト)を手に入れようとして、バンパー丸ごとの移植を検討されている方がいらっしゃるとした場合、バンパー両サイドの黒いホイールアーチモールまでいっしょにくっついてくることになります(一体成形のため)。
<↓こちらはリヤのオーバーフェンダー部分。ドアに付く樹脂ガーニッシュは、部品単品で注文が可能>
<↓リヤのフェンダーパネルに付く樹脂ガーニッシュも部品単品で注文は可能だが、固定クリップ多数>
<↓リヤバンパー両脇の樹脂ガーニッシュはフロントバンパーとは異なり別体式のため、単独注文可能>
スバルXVでは、前後のバンパーの両サイドに回り込んでいる黒色オーバーフェンダー部分は、バンパーと一体成形でした。クロスオーバー7では、フロントバンパーのみ一体成形で、リヤパンパーについては両サイドに回り込んでいる黒色オーバーフェンダー部は別部品構成となっており、少々意外でした(※ただしバンパーガーニッシュが取り付けられる分だけ、パンパー本体の形状も既存モデルとは異なっています)。
<↓リヤバンパーと樹脂ガーニッシュは別体品でした(ガーニッシュの厚み分だけバンパーに窪みあり)>
その他、現行型(いや、クロスオーバー7 が発表された時点ですでに旧モデル扱いか?)との外観上の主な相違点は、ルーフレール(今まで設定無し)やリヤゲートのガーニッシュ(左右方向に形状が延びた)でしょうか。
<↓直付けタイプのダイレクト・ルーフレール。某T車の飾りレールのごとく耐荷重が低くはないだろうな?>
<↓リヤまわりの造形。現時点で横一文字に伸びたリヤゲートガーニッシュが流用可能かどうかは不明>
■樹脂ガーニッシュの見積もり
現行モデルにクロスオーバー7 のオーバーフェンダー部を移植できないか?を探るため、樹脂ガーニッシュの設定(価格を含む構成部品状況)を調べていただきました。
<↓フロント部分の部品構成>
<↓リヤ部分の部品構成>
<樹脂ガーニッシュ(オーバーフェンダー部)の部番と価格(@2015-04-28時点)>
部番 品名 参考価格
・91112YC150 ガーニッシュ,フロントフェンダ ライト 13,000円
・91112YC160 ガーニッシュ,フロントフェンダ レフト 13,000円
・91112YC210 ガーニッシュ,リヤドア アッパ ライト 4,000円
・91112YC220 ガーニッシュ,リヤドア アッパ レフト 4,000円
・91112YC230 ガーニッシュ,リヤ クオータ ライト 7,000円
・91112YC240 ガーニッシュ,リヤ クオータ レフト 7,000円
・57734YC000 ガーニッシュ,リヤ バンパ ライト 2,240円
・57734YC010 ガーニッシュ,リヤ バンパ レフト 2,240円
<↓樹脂ガーニッシュはクリップを介して相手側と固定される構造なので、相手パネルには穴があるハズ>
どうやら、クロスオーバー7 の樹脂ガーニッシュのみを手配して現行機種に付加しようとしても、固定方法などのからみがあるため、一筋縄ではいかないことが分かりました(インプレッサにXV系の樹脂ガーニッシュのみを移植しようとしても、フェンダーなどの外板パネルに穴が開いていないのと同様)。
■おまけ : ボツネタの紹介
実はクロスオーバー7 が登場する1年以上前から、我が家のエクシーガtSのフェンダーアーチに樹脂モールを配してオーバーフェンダー調にしたいな・・・という試みが、私の中にはありました。2014年の2~3月頃の話です。
そこで当時、ディーラーに出向いて、ショウルームに展示してあった XVハイブリッド・XV・エクシーガのそれぞれについて、前後のフェンダーの稜線などの違いを比較するための撮影を行っていました(※当時の私は、XV系のホイールアーチ部の樹脂ガーニッシュをエクシーガに移植できないかどうか、を探っていたのです)。
<↓左側前輪のホイールアーチ部の比較。左から順に、XVハイブリッド・XV・エクシーガの順>
<↓左側後輪のホイールアーチ部の比較。同様に左からXVハイブリッド・XV・エクシーガの順>
<↓右側前輪のアーチを斜め前から。画像の左から順に、XVハイブリッド・XV・エクシーガ>
<↓右側後輪のアーチを正面から比較。画像の左から順に、XVハイブリッド・XV・エクシーガ>
<↓右側後輪のアーチを斜め前から。画像の左から順に、XVハイブリッド・XV・エクシーガ>
これら(↑)の画像を、ディーラーのスタッフの許可を得てから撮影し、自宅に帰って Windows に標準添付の mspaint.exe (画像ソフト)を使って移植シミュレートしていました。当時(2014年3月時点)、移植の可否検討の大まかな結果は次の通り。
<↓Windows 標準のペイントソフトを使って画像を切り貼りして、移植可否をラフ検討してみた図>
パーティングライン(分割ライン)が全然一致しないことが分かります。
念のため、自車の画像を使って再確認(追加シミュレート)してみます。
<↓リヤのホイールアーチ部での移植検討。強引にやればできないこともないが、ダメだこりゃの結論>
「ザ・ドリフターズ」 の いかりや長介 さんのセリフ : 「ダメだこりゃ!」 が思い浮かんだところで、このオーバーフェンダー造形創出ネタ(XVからの樹脂フェンダーガーニッシュの移植)はいったん凍結。
その後、代替措置として 「ゴムスプレーでアーチ盛り(塗装)すれば良いのでは?」 「気に入らなくなったら剥がせば良いし」 ・・・との代案を考えたところで、これまた保留に。ゴムスプレーも劣化すると、どうやらボロボロになるらしいので。
そして それから1年以上が経過した今春、エクシーガ後継としてクロスオーバー7 が発表され、東京モーターショウで姿を現したきと同様なオーバーフェンダーを身にまとっていることが分かり、ブログ冒頭の 「樹脂フェンダーガーニッシュを確認してみよう!」 という動きに繋がっている次第です。
クロスオーバー7 のベース車両は明らかに現行エクシーガですから、パーティングラインなどにズレは無いはず(部品単体として厚み方向の差はありますが)。個人的には、「アウトバック・ルックのエクシーガtS があると、面白いべな・・・」 と思いますが、諸々を勘案し、今回もこの案はお蔵入りの判断となりそうです。
以上、個人的な関心部位に特化した クロスオーバー7 の画像レポートと、過去にボツにしたけどやっぱり今回も 再考のうえ、ボツになりそうな純正部品流用ネタ(・・・脳内妄想か)を公開して、本ブログを終わることにします。
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2015-05-12(Tue.) : 更新
関連ブログ →
[エクシーガ・クロスオーバー7] 流用可能そうな部品の検討など(私的な視点で) をアップロードしました。