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調布市のKAZのブログ一覧

2023年03月09日 イイね!

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその3・修理完了&完全復活の巻

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその3・修理完了&完全復活の巻愛車・1986年式 ホンダ CBR250Four (4気筒16バルブDOHC45PS)のブレーキマスターシリンダーからのフルード漏れをDIYで修理して、快調に復活した…というブログの最終話です。

<関連ブログ>
◎「その1」 → 緊急点検&応急処置の巻
◎「その2」 → 部品発注&準備作業の巻


■DIYではアドオン作業が可能
劣化したシールリングを新品と並べてみます。シール機能を持たせる部分(=緊迫力が必要となる部分)には、ピアノ線のような細いストリングを3重巻きにした構造体が内包されていると判明。なるほどなるほど…の構造です。

<↓同じ部品の、経年37年目と新品未使用品との外観比較>


このシールリングが、密封部品としての機能を保持するためには、相手部品の壁面(シールリングが接するところ)のサビ落としは必須で、表面が均(なら)されている必要があります。

<↓相手部品(シールリングが接する内周の壁面)を軽く研磨しておきます>


手持ちのペーパーやすりを使って、相手部品の「経年によるサビ取り」
と「表面性状の均一化(平滑化によりμを低くする)」を行います。

ここからは単なる想像の域を出ませんが、もしもバイクショップに「マスターシリンダーからのフルード滲み」の修理依頼を出していたと仮定すると…。恐らく、所定の部品をマニュアルに沿って新品に交換するだけ(?)のような気がします。

つまり、相手部品の表面性状に合わせた追加処置(今回はペーパーによるやすりがけ、サビ落としなどの工程)については、「DIYだからこそ」自由にアレンジが可能だと思うのです。こうした「臨機応変に作業対応(変更)ができる」ことこそ、DIY作業の利点だ…という認識です。


<↓綿棒に洗浄液を漬けて、研磨部分を拭き取り清掃(研磨粉を取り除き)>


<↓内周面の磨きと研磨粉の洗浄を何度か繰り返します>


こうして、シールリングが接触する相手部材の表面性状を整えておきます。

■予行演習(シミュレート)
さて、せっかく内周面のサビ取りと表面性状の整えを行っても、肝心のシールリングを(斜めに傾けず)まっすぐ垂直に圧入(挿入)しなければ、意味がありません。

圧入用の工具(の代替品)として、当初は円筒形のカラー(スペーサー)のようなものが良かろう…と考えて、近所のホームセンターに出向きました。が、店頭にあったアルミスペーサーは径が小さく不適。その他にも、なかなか良い物(代用可能なもの)は見つかりません。

いったん家まで引き上げて、手持ちのソケットで代用可能か? を確かめてみることにしました。


<↓手持ちのソケットを使えば、シールリング装填具の代用が利きそうだ>
 

…というサーベイ(ラフなイメトレ)を経て、実際の圧入工程をシミュレートしてみます。

<↓シールリングと、その圧入先(=ブレーキマスターシリンダーの側面)>


<↓手持ちのソケットの内周に、当該シールリングがちょうどすっぽり入りました>


<↓こんな感じ。軌道を定めて、ブレーキマスターシリンダー側面を目がけます>


<↓いったんシールリングを抜いて、ソケットだけをブレーキマスターにあてがってみる>


うん、これで何とかイケそうだ。
結果として、スペーサーも装填工具も新たに買うことなく、もくろみ通りの圧入ができそうなことの確認が取れました。


■いよいよ本番
実際にシールリングをマスターシリンダー側面に圧入する際には、シール面の「むしれ」「毛羽立ち」に注意する必要があります。そこで、あらかじめシールリングの外周部に挿入助剤(今回はエンジンオイル)を塗っておきます。

<↓こんな感じの手順を踏んで、シールリングを正しい姿勢で圧入(装填)できました>


<↓シールリングを狙いの位置まで圧入したあと、手前側のリップもピストン側溝に被せます>


次いでブレーキレバーを清掃、「プロテクター」の装填を確実に実施。キャップを固定する際に使用する「ねじ」も、新品のステン材に変更しておきました。

<↓関連する周辺部品もメンテ or 新品交換>


ここでまたまた、社号が「富士重工業(株)」だった頃に入手したスバル純正ブレーキフルード(ウェット沸点は140℃以上)を活用します。いったん開封したので、なるべく早めに使い切っておきたいため。

<↓ホンダ車にスバルフルードを適用…しても、特に問題はなさそう>


■エア抜きは地道だが重要な作業
さて、ここからはブレーキフルードの「エア抜き」作業です。新品フルードを充填しても、ブレーキラインにエアが混入したままでいると危険です。

クルマの場合はワンマンブリーダー(逆止弁付きの作業キット)を使いますが、手の届く範囲に部品が位置しているバイクなので、ひたすら、自分一人でブレーキレバーを「握ったり」「離したり」を繰り返します。そう、ただひたすらエアが抜けるのをじっと待つ

まるでイナズマンに変転する前のサナギマンのようだ…
(と書いても、分かる人は限られるか…。)


<↓ファントム兵士に攻撃されても、エネルギーが蓄えられるまで「じっと待つ」サナギマン>
 

<↓サナギマンは、ベルトのゲージが頂点に達するとイナズマンに変転するのだ>
 

<↓「超力招来!」→「チェースト!」→「自由の戦士、イナズマン!」>


エア抜きもサナギマンからの変転も、ただ機が熟すのをじっと待つのは共通。
(…だと思う。)

ちなみに、いま YouTube の「東映特撮 Official チャンネル(※)」ではイナズマンを絶賛無料配信中。今週(2023年03月07日週~、毎週火曜日更新)は第13話・第14話まで進んだので、第25話の最終話まであと6週間しかない。
(※)→ https://www.youtube.com/user/TOEIcojp/videos


<↓こうしてエア抜きも終了>


<↓ペットのワンちゃんたちも一息>


■その後の念押し確認
シールリングをホンダ純正の新品に交換(&エア抜きが完了)してからは、ブレーキタッチが劇的に改善しました。当初は富士重工業フルードの適用はあくまで暫定処置としてであり、その先にはホンダ純正フルードを適用し直すつもりでいました。

が、あまりにも現在の状況が絶好調なため、このまま様子見でも良いか…と判断して、現在に至ります。


<↓「カチッ」として剛性感のあるペダルタッチ。こんなにもフィーリングが好転するとは予想外>
 

もちろん、部品交換した箇所とその周辺の状況も随時確認していますが、異常は無し(当然、制動力の立ち上がり自体も)。DIYながら、あのやり方でオイルシールの圧入(装填)はうまくいったようです。

<↓ブレーキレバーとマスターシリンダー周辺の様子。その後は不調は発生していません>


<↓小さな部品でしたが、大きな役割を担っていることを身にしみて実感した今回の一件です>


以上、3話に分けて「ブレーキレバーのタッチがスポンジー」に端を発した症状からのリカバリー対処状況などをお伝えしました。ご覧いただいた方々の何らかの参考になれば幸いです。
2023年03月05日 イイね!

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその2・部品発注&準備作業の巻

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその2・部品発注&準備作業の巻私の愛車、ホンダ CBR250Four は1986年式の現役バイク(4気筒16バルブDOHC45PS)。

経年37年目の2023年の冬(2月)、フロントダブルディスクブレーキのブレーキタッチがスポンジー(手応えが希薄)に。緊急点検を行った結果、シール部品の経年劣化によるブレーキフルード漏れが原因と判明。…というところまでが、前回のあらすじです。


<関連ブログ>
◎「その1」 → 緊急点検&応急処置の巻


■ホンダ純正部品の在庫確認
ブレーキマスターシリンダーに内蔵されている作動ピストンをシールしている密封部品(シールリング? >正式名称不明)について、バイクの部品用品店(ナップス)に出向いて、メーカー在庫があるかどうかを確認します。

<↓ナップス。自宅の近所にバイクの部品用品店があるので、大変助かっています>


店舗に入り、部品の在庫確認&発注コーナーへ向かいます。
ここには各メーカのパーツリストが備えられており、自分でリストを見ながら部品番号を調べ、伝票に必要事項を記入すると在庫有無の確認をお願いすることができます。


<↓純正部品の在庫確認&発注コーナー。各メーカのパーツリストが備えられている>


<↓1986年式(今から37年前!)のCBRのパーツリストも備えられているとは、素敵>


結局、必要な部品(シールリング)は単体では部番が設定されておらず、いくつかの部品とのセット部番となっていることが判明。

<↓この際なので、必要部品のほか関連周辺部品も部番参照して、同時に在庫確認を依頼>


受け付け後、店内で約10分間ほど待機していると放送で呼び出しされました。在庫を確認いただいた結果、「フロント・ブレーキマスターシリンダーAssy(込み込み部品)」は廃盤と判明。ただし、構成する個別部品はまだ在庫があるようです。

<↓リアルタイムでメーカ在庫有無が分かるのはありがたい。結局、在庫あり品を注文>


部番の中央3ケタが「KT7」(←CBR250専用部品)ではないものは、基幹車種だったり後続車種だったりと共用部品であることが多いので、発注できたという次第。さすが大メーカのホンダ。

「純正部品の発注は前払い」というシステムになっています。その場で費用を支払い、納品を待ちますが、数日もあれば入荷するとのこと。さすが大メーカのホンダ。クルマで言うとトヨタ(当日注文で翌日入荷が多い)に近いものがあります。


<↓結局、2023年02月13日に注文し、同年02月15日に諸々の部品を受け取りました>


<パーツレビュー>
◎こちら → ホンダ(純正) マスターシリンダーセット(フロントディスクブレーキ用、45530-MA4-671)


■本番前の準備作業
経年劣化により破損したシールリング(正式名称不明)の交換は、都合により2日間に分けて行うことにします(※土日とも昼間は器械体操の練習を優先させているため)。

まず土曜日の夕方に事前準備(劣化した部品の取り出し)を行い、日曜日の夕方に取り寄せした新品部品を装填します。今回のブログは前者の作業についてです。


<↓今から思うと、ブレーキレバーの塗装が少しずつ剥離していたんだよね…>


ブレーキレバーはその昔、後輩にバイクを貸したらコカされたときに曲がってしまったので、当時流通していた社外品に交換していました。ここ最近、その社外品のブレーキレバーの塗装が少しずつ剥離していたので、当初は「これが(経年劣化による)社外品のクオリティか…」と思っていました。

<↓ブレーキレバーの塗膜の剥離。当初は社外品の耐候性のクオリティか…と思っていましたが>


でも今から思い直してみると、ブレーキレバーの黒色塗装の剥離は、ブレーキフルードが少しずつ滲(にじ)み出していたために塗膜が影響を受けた…のだと推定できます。実は、こんなところにも兆候があったとは…(>ブレーキタッチの変化以前に、こうしたストーリーを気づけなかったことに反省)。

<↓マスターシリンダーのキャップを外し、残っていたフルードを吸い取り>


<↓マスターシリンダーの内部も、ローリントペーパーでキレイに拭き取る>


<↓こんな感じ>


次にブレーキレバーを外し、マスターシリンダーのハンドル側ホルダーを取り外しします。

<↓ブレーキレバーは上側に貫通ボルト、下側にナットがあり、それらを緩めると外れます>


<↓今回は外すだけ。いつか時間を作って、ブレーキレバーも再塗装しよう>


<↓マスターシリンダーをハンドルに固定しているホルダーキャップをゆっくり外します>


<↓いよいよ外れたマスターシリンダー。内部のピストンを覆うシールリングが現認可能に>


<↓うん、これじゃあブレーキフルードも滲み出すよね…経年37年目の出来事>


本日の目的は準備作業。翌日、新しいシールリングを打ち替えできるようにしておくべく、古い(=劣化した)シールリングを引き抜いておきます。ラジペンの類で、少しずつ慎重に引き抜いてみました。

<↓ドッギャァアァーン! ってか?>


劣化した部品はすぐには捨てずに、よく観察しておきます。形状や構造など、いろいろと得られる情報が多数だからです。ザッと見ただけでも、ゴムの内周に金属の円環(リング)が内蔵されており、これが緊迫力を発生させているであろうことが読み取れます。

とすると、新品のシールリングは真っ直ぐに打ち込むための治具が必要になりますね。まぁ分かっていましたが。何かで代用しましょうか…。

「その3(最終話の予定)」に続く。

 ↓
 ↓
2023-03-09(Thu.) : 更新
[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその3・修理完了&完全復活の巻 をアップしました。
2023年03月03日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【ソフト99「DIGLOSS」】

みんカラ:モニターキャンペーン【ソフト99「DIGLOSS」】~ ソフト99「DIGLOSS(ディグロス)」 モニター応募ブログ ~

Q1. 普段カーケアでよく使うメーカーはどこですか?(ソフト99除く) 
回答: 株式会社プロスタッフ(PROSTAFF)さん…になります。

Q2. 車のお手入れ(洗車工程)で一番嫌いな作業は何ですか?
回答: 「嫌い」というわけではありませんが、やはりアルミホイール
    のスポーク間の汚れ取り、裏側の洗浄に苦労しています。




(ご参考): モニター車両は次を予定しております。
 (1)スバル・エクシーガtS :
   純正でブレンボキャリパが装着されたモデル。
   ブレーキダストも激しいため、モニターにうってつけだと考えます。
 (2)ホンダ・CBR250Four(MC14型)
   1986年式のバイク。純正のホイールは経年による汚れがガンコ。
   こちらもクリーナーの洗浄効果を特に試してみたいと思っています。

この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【ソフト99「DIGLOSS」】 について書いています。

※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2023/03/03 23:23:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイアップ企画用
2023年03月01日 イイね!

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその1・緊急点検&応急処置の巻

[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその1・緊急点検&応急処置の巻私の愛車、ホンダ CBR250Four は1986年式。2023年現在で経年37年目の現役バイク(4気筒16バルブDOHC45PS)です。

そんなCBRですが、ある日のこと、フロントダブルディスクブレーキのブレーキタッチがスポンジー(手応えが希薄)に。「何じゃこりゃ!危ねぇな。」…ということで緊急メンテの開始です。


■ブレーキタッチに異変
普段からバイクを愛用していると、何か異変の兆候が生じたときにも違和感を感じやすいです。今回の違和感は、フロントのブレーキレバーの握り具合でした。

一言でいうとスポンジーに。ブレーキレバーを深く握れば制動力は得られるものの、レバーを握っても「カチッ」としたブレーキタッチが得られず、始終ふにゃふにゃした感じです。「これじゃ、まるでご老人のチン○みたいだ…知らんけど。」と思いつつ、直ちにCBRの使用を中止して緊急点検に入ります。


<↓ブレーキレバーのストロークを確認。こんなに深く握らないと制動力が立ち上がらない>
 
(※注:普段は指2~3本分のストロークで制動力が立ち上がります。)

■ブレーキフルード漏れ
ブレーキペダルのタッチがスポンジー(柔らかい)という現象からは、原因として回路内へのエア混入が真っ先に考えられます。でもエアが混入するということは、エアボリュームが置換されるだけのフルード漏れがあるはず…。

ということで、ブレーキラインの各部を点検します。キャリパーに接続しているバンジョー&ユニオンボルト(の銅ガスケット)からフルードが漏れたのか? あるいはブレーキホースそのものが劣化して漏れたのか? はたまた別の箇所なのか…。


<↓フロントのブレーキレバー周りを点検。下から覗き上げる視野で目視点検すると…>


<↓ブレーキレバー下部や、ストップランプスイッチ周りがウェット状態になっている>


だんだん原因がつかめてきました。
さらに目視点検を続けます。


<↓今度は角度を変えて、ブレーキレバーの付け根あたりを確認します>


<↓犯人(ブレーキフルード漏れの原因)はコレかーッ!!>


マスターシリンダー内のピストン(←ブレーキレバーの作用点)を覆うゴムシール部材が破損しています。長年の使用履歴+紫外線などの経年劣化により、表面が裂けてしまっています。

ここから徐々にブレーキフルードが滲(にじ)み出して液面が低下し、ついにはLOWレベルを割ってエア噛みに至ったのだと推定しました。
(※マスターシリンダーの液面確認用の窓は、経年で曇ってしまっていたので発見が遅れました。)


<↓実際にブレーキマスターシリンダーのキャップを外して、中の状態を確認します>


<↓液面がLOWレベル以下に低下しているコトを確認しました。応急処置をしなければ…>


■当座の応急処置
さて、経年劣化により破損した部品については、後ほどメーカー在庫を確認の上で発注することにして、今は当座のしのぎとしてフルードを補充することにしました。ブレーキレバーの握りが回復すれば(ブレーキタッチが改善すれば)、制動力自体は十分に立ち上がるためです。

とは言うものの、いまこの場でホンダ純正のブレーキフルードは持っていません。手持ちで保管していたのは、富士重工業(株)のスバル純正ブレーキフルードです(古いけど…)。


<↓手持ちのスバル純正ブレーキフルード。当時のレガシィで使うつもりだったのではないかと…>


社号が株式会社SUBARUに変更される前に入手していた保管品なので、かれこれ5年以上は経ってしまっているモノになります。そこで中身を確認の上で、暫定で使う分には差し支えないと考えて、これを一時的に代用することにしました(後ほどホンダ純正フルードに交換する前提で)。

「いつ使う?今でしょ!」って感じで開栓しようとしたのですが、室内保管とはいえ、5年以上も経過したフルード容器のキャップは固着気味のため、素手では開けられませんでした…。


<↓キャプを潰さないように、なるべく真円度を保ちながら開栓に成功>


<↓あくまで見た目ですが、中身は変色や(吸湿による)変性も無さそうで、暫定として供試できそう>

(※マスターシリンダーに補給する際には、錆などの異物が混入しないよう要注意。)

<ご参考:パーツレビュー>
◎富士重工業(株) スバル純正ブレーキフルード → こちら

さて、コンタミ(異物が混入しないよう)に注意を払ってブレーキマスターシリンダー内にスバル純正ブレーキフルードを補充したあとは、マスターシリンダーのキャップを締めます。締めるのですが、その際にダイヤフラムとダイヤフラムプレート(樹脂製のキャップ)がきちんとシール(密封)できるかどうかを確認します。

ダイヤフラムプレートは樹脂なので、経年により変形(反り返るなど)が生じてしまっていた場合は、シールができずにキャップとボディとの間からフルードが滲んでしまう懸念があるためです(変形していたら、この部品も新品交換が必要になります)。


<↓ダイヤフラムプレートを指で加圧して、黄色のラインに沿って線圧が確保されているか簡易点検>


ダイヤフラムプレート(上の画像の白い樹脂部品)を指で下方に押すと、ゴムのダイヤフラムとの密着具合が線圧となって現れるので、シールラインに途切れがないことを確認して再利用可能と判断しました(応急処置ではありますが)。

■再度の確認
スバル純正ブレーキフルードを適用(ブレーキ回路からエアを排出)したあと、ブレーキレバーのストロークやタッチが改善されているかどうかを確認します。

<↓ブレーキレバーの操作時に、黄色の囲み部分の状態を確認>


<↓ブレーキレバーがフリーな状態のときの、ピストン(>正式名称不明)の様子>


<↓ブレーキレバーを握ったときの、ピストン(>正式名称不明)の様子>


ブレーキ操作時のレバー位置を示すと、次の通り。

<↓ブログ冒頭の画像と較べると、握った際のストロークが減少できていることを念押し確認>
 

暫定処置としては、いったんここまで。
なるべくCBRには乗らないようにして(代わりにPCX125の出番を増やして)対応しつつ、経年で破損していることの確認が取れたホンダ純正部品の在庫有無を調べに行くことにしました。

「その2」に続く。

 ↓
 ↓
2023-03-05(Sun.) : 更新
[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその2・部品発注&準備作業の巻 をアップしました。
2023年02月24日 イイね!

[PCX125] 久し振りのメンテ(バッテリー充電とステップ洗浄)

[PCX125] 久し振りのメンテ(バッテリー充電とステップ洗浄)久し振りに(妻の)PCX125 のメンテをしました。

バイクで移動するときは、いつもは自分の CBR250Four を使っているのですが、たまには PCX も動かさないと…ということで、点検を兼ねてバッテリー充電とステップの洗浄をしました。


(→ その後、器械体操の練習に参加するため往復で50km弱の距離を複数回、走行して快調であることを確認できています。)

■車載バッテリーの充電
PCXの現状のバッテリーは、2022年07月27日に新品に交換しています。その後、同年09月25日まで使用したあと、しばらく乗っていませんでした。つまり、約4ヶ月強の間、エンジンを掛けていなかったことになります。

<↓そこでメンテとしては、まず車載バッテリーのFULL充電から開始>


<↓現状のバッテリーは2022年07月から使用開始。ヤフオクの格安品>


ところが驚いたことに、充電開始からものの数分間…せいぜい2~3分程度しか経っていないうちに、「ピッ」と吹聴してインジケーターがFULLを表示。おいおい、もう充電が終わったのかよ…。

<↓確かに充電完了のサイン(FULL)。4ヶ月強の間、エンジンを掛けていなかったのだが>


さすが現代的なバイクは違うな~。
未使用時の暗電流による消費電力も抑えられた設計なのでしょうね。
(私は昭和のバイクが体感基準なので…。)

ということで、「雨上がりの夜空に(RCサクセション)」の歌詞ではないが「バッテリーはビンビンだぜ!」に少々驚いた次第。


■足乗せステップの洗浄
次は両足を乗せるステップの洗浄です。実はPCXは未使用時は車体カバーを掛けて保管していたのですが、その間、近所の野良猫がステップの上を「ねぐら」にしていたようで、猫の抜け毛や汚れがステップラバーにこびりついてしまっていました。

# 猫がステップに乗った程度では、
# セキュリティアラームも発報しないのです…。


<↓まずは、めったに使わない洗車道具を準備(道具自体はそこそこ持っています)>


<↓「野良猫御用達」と化してしまっていたステップ。汚れとともに猫毛も付着>


<↓ステップ拡大図。こんな状態のままでは、バイク自体がボロく見えてしまうよね…>


手持ちの洗車道具の中から、ステップを傷つけない程度の適当なブラシと適当な洗浄液(シャンプーの類)をピックアップします。

<↓まずは水洗いから。ステップ全体にシャワーを掛ける>


<↓汚れもあるので、適当なシャンプーを引っ張り出して使ってみる>


<↓購入時期はまったく記憶にないが、オートバックスの特売品を買ったようだ…>


<↓洗剤(シャンプー)の力を借りて、ひたすらブラッシング>


最初はシャンプーの泡が茶色っぽい。
シャワーで洗い流してまたシャンプー→ブラシ掛け。
これを2~3回 繰り返すと泡も白くなり、水切りも良くなります。


<↓次第に黒さを取り戻しつつあるステップ>


汚れが落ちてキレイになったら、いったん表面が乾くまで待ちます。その後、見栄え向上のための仕上げ作業を加えます。

<↓今回「お試し」でタイヤクリーナーを(ほんの少しだけ)使ってみた>


樹脂ステップの表面を「より黒色にする」ため、お試しでタイヤクリーナーの類(今回は「Mr.ブラック」というもの)を使ってみました。

…ただし、ターゲット部位はステップですので「乗せた足(靴)が滑るようでは困ります」。あくまで「見栄えは黒々とした深みのある感じ」を狙いながら、「ツルツルして靴が滑るようなことが無いように」仕上げることにトライします。


<↓手持ちのローリントペーパーに微量のクリーナーを湿らせて、ステップ表面に薄く塗布>


<↓仕上がった様子です>


以上は左ステップの作業風景です。
右ステップも同様の作業手順を踏んでいます。


<↓右ステップ:ビフォー(野良猫の抜け毛や汚れがある、イケていない状態)>


<↓右ステップ:アフター(シャンプー洗浄後に薄くクリーナーを表面に塗布)>


こんな感じで外観が復活。走れば機関も快調(燃費は約52~54km/L)。
シート下に荷物も積めるので、シティコミューターとしては万能ですね。
(妻もステップがキレイな状態に戻って喜んでいます。)

その一方、同じ頃に CBR250Four がフロントブレーキフルード漏れで緊急メンテが必要な状態となったこともあり(→ いずれ別ブログでDIY対処を含めてアップ予定)、当面はこの PCX 有効活用する予定です。

 ↓
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2023-03-01(Wed.) : 更新
[CBR250Four] ブレーキマスターシリンダーその1・緊急点検&応急処置の巻 をアップしました。

プロフィール

「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] ボディカバーのほつれ・破れを養生テープで簡易的に補修(延命措置) https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8346659/note.aspx
何シテル?   08/28 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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