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調布市のKAZのブログ一覧

2020年10月14日 イイね!

[トンボ鉛筆MONO砂消しゴム] 前編・ホイールに固着したブレーキダスト除去

[トンボ鉛筆MONO砂消しゴム] 前編・ホイールに固着したブレーキダスト除去アルミホイールに固着したガンコなブレーキダスト。これまで「パープルマジック+ナイロンブラシ」で長時間、洗ってきましたが、なかなか汚れが落ちません。

そこで、トンボ鉛筆の「MONO砂消しゴム」を使うことを発案。実際にブレンボキャリパによるガンコなブレーキダストの除去に成功しました。今回は、その作業風景を紹介するブログの「前編」です。


◎パーツレビュー
トンボ鉛筆 MONO砂消しゴム ES-512A (アルミホイールに固着したブレーキダスト除去用)

■まえがき
「必要は発明の母」とは、よく言ったものです。

ブレンボキャリパーからのブレーキダスト(主にプロジェクトμのパッド:HC+による積層汚れ)は、今までパープルマジック(鉄分に反応して紫色になるスプレー剤)を吹きかけながら、ナイロンブラシでゴシゴシと時間をかけて、根気よく落とそうとしてきました。

が、ガンコなブレーキダストは簡単には落ちてくれません。…というよりも、ホイールに固着してしまっており、全然落ちる気配がありません(苦笑)。時間がかかる割りには、キレイにならずに非常に効率が悪い。

そこで思いついたのが「砂消しゴム」を活用する案です。もともと「砂消しゴム」も、研磨材成分を含むはず。しかも、相手は原稿用紙やノートなどの「紙」ですので、相手を必要以上にアタックするほど攻撃性の高いものではないだろう。

…との考えで、実際に効果を試してみることにしました。今回のブログは、前編を「砂消しゴム導入前の苦労」、後編を「砂消しゴム導入後の効果」として、その様子を紹介します。


■ナイロンブラシによる作業・その1
2020年08月14日。この日は非常に暑い日でしたが、午前中にサイドウィンドウとドアミラーをキイロビン→ガラコで撥水処理したあと、午後から積年のSTIホイールのブレンボダストを、パープルマジックと各種タワシやブラシで地道に落とす作業を行っていました。

<↓水洗いでホイール全体の汚れをザッと落としてから、ブレーキダストにパープルマジックを噴射>


<↓ブレーキダストに反応して、どんどん紫色に反応。頃合いを見計らってナイロンブラシ掛けする>
 

最初はものの見事に紫色に変色するのですが、ブラシ掛けをすると、積層したブレーキダストから新たな表面が析出し、すぐに(泥のような)茶色に変わっていきます。その作業の繰り返し。

<↓ダスト部分は紫色に変わるものの、ナイロンブラシで擦ると、すぐに新たなダスト層が析出する>
 

何度こすっても、ホイールに固着したブレーキダストはなかなか落ちてくれません。結局、日没を迎えてこの日の作業は終了。まだ1本目のホイール(右前のみ)だというのに。

<↓遠巻きに見るとキレイに見えるっぽいですが、近くに寄って見るとスポークの隅にガンコな汚れが残る>
 

■ナイロンブラシによる作業・その2
翌08月15日。この日は朝6時台からホイールの洗浄作業を開始。前日の続きです。

<↓踏ん張った甲斐あって、ここまでキレイに。だがどうしても、固着して落ちないダストが残ってしまう
 

1本のホイール(右前)の洗浄だけに時間を費やすわけにもいかないので、このへんで、いったん別のホイール(右後)の洗浄作業に移行することにします。

<↓見かけ上、前輪より制動荷重の低い後輪はブレーキダストも少なめに見えるが、而(しか)してその実態は…>


<↓朝7時頃から夕方16時頃まで、ひたすらこの作業の繰り返し。なかなか終わりが見えない状況です>
 

<↓ガンバってここまではキレイになったが、ナイロンブラシではこれが限界。隅R部にダストが残る
 

■ナイロンブラシによる作業・その3
一週間後の08月19日。前の週の土日は、結局ホイールの清掃で潰れました。この週の土日は、果たしてどうなるのでしょうか…。

前の週は、「時間区切り」でいったん前輪から後輪に作業ターゲットを変えていました。そこでこの日は、再び右前のホイールのブレーキダスト落としに勤(いそ)しみます。


<↓汚れに不利な前輪も、さらに1日かけてココまではキレイになった。が、やっぱり固着ダストは残る
 

この週は他の用事もあり、続きは翌週以降に持ち越し。
…って、2週間(の土日)に渡って、「ホイール1本半」分しか洗浄できていない。しかもスポークの根元など、隅R部のガンコなダストはへばり付いたまま。何とかせにゃ…。


■ナイロンブラシによる作業・その4
さらに翌週、08月23日。まだまだ気温は高い。熱中症に注意。それと蚊の対策も忘れずに実施。

<↓またまたパープルマジック頼り。ナイロンブラシ自体も、いいかげんにくたばってきました>
 

前輪に限らず…ですが、作業すべきホイールのスポーク部分(洗浄ターゲット)を少しずつ回転させて送る(ローテーションする)必要があることから、なかなか時間がかかります。

<↓足かけ3週間ほどかけて、結局ホイール1本分も満足に洗浄できず、ダスト残りが除去できない状態


これではラチがあかん。
時間ばっかりかかって、全然キレイにならんやんけ。

(…って、最初から分かっていたことですが。)

そこでウルトラC(注:1985年度版以前の、C難度に含みきれない大技から転じた比喩。現代的な表現ですと、F難度くらいの意味合いになるかな。平行棒の屈身べーレや鉄棒のコールマンあたりをイメージしてください)として、「砂消しゴム」の転用を発案した次第。

■砂消しゴムの到着
砂消しゴムについて、各メーカーの情報を仕入れて検討。「構成成分は明示されているか/入手性は容易か/価格は妥当か」などを考慮し、結論としてトンボ鉛筆のMONO砂消しをセレクト。型番で言うと、ES-512A になります。

これをお試しで、10個セット品を購入。
(※「お試し」とは言いつつも、本命のつもりで調達しています。)


<↓Amazonで購入。10個セットで税込み1338円(送料無料)。これを試すゼイ!果たして読み通りにいくか?>



「後編」に続く。
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2020-10-17(Sat.) : 更新
[トンボ鉛筆MONO砂消しゴム] 後編・ホイールに固着したブレーキダスト除去 をアップロードしました。
Posted at 2020/10/14 23:29:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年10月10日 イイね!

[エクシーガtS] 後編・carrozzeria TS-J160A への交換(フロントスピーカー)

[エクシーガtS] 後編・carrozzeria TS-J160A への交換(フロントスピーカー)スバル・エクシーガの純正オプションスピーカー(パナソニックHDDナビ・CN-HW1000D装着車用)を、手持ちのカロッツェリア・16cmコアキシャル2Wayスピーカー(TS-J160A)に交換しました。
その際の備忘録ブログ(後編:フロントスピーカー交換)です。


◎パーツレビュー
carrozzeria TS-J160A(16cmコアキシャル2Wayスピーカー)

■各部の状態を事前確認
前編・KENWOOD KFC-U1692への交換(リヤスピーカー) からの続きです。

前車(BG5B型レガシィ)から取り外しして約14年が経過していますが、目視上、コーンエッジなどの破損は見当たりません。ホームスピーカーでSONYのPPコーンエッジ+フラットスピーカは耐久性が低く、経年でボロボロになった経験があることから、このへんは要注意項目です。


<↓元箱に入れて室内保管。ウーファーにデュポン社の登録商標のケブラー(R)繊維型コーンを採用>
 

<↓コアキシャル型のツイーターは、筐体そのものが回転してバッフル(指向性)が調整可能な構造>


<↓このへんは、目視では状態が分からない部分。まぁ、実際に音を鳴らしてみて不調有無を判断です>
 

この当時、市販品の多くはアルミ製のフレームを採用しています。大口径のマグネットを強固に支持しつつ、本体の共振を避けるような形状解析を行っているのでしょう。同時に、肉抜きできる部分は厚みを減らして軽量化。

…こうして見ていくと、スピーカーフレームのために専用の鋳型を起こす必要があることから、その設備投資額に見合うだけの販売台数を稼がなければならないでしょう。とすると、勢い宣伝費用を充てて…。

今から思うと、「中の人々」は大変な思いで「市場動向/流通開発/マーケティング戦略」「素材/強度剛性/軽量化/特性/マッチングetc.の開発」などをされていたと思われます。他社との競争も激しい時代でしたから。


<↓こうしてスピーカー各部を「ザッと見る」だけでも、当時の開発者さんのご苦労が忍ばれます>
 

■純正品との比較
次は純正スピーカーとの比較です。ただし「純正」とは言っても、実際にはパナソニックナビ(CN-HW1000D)のアップグレードスピーカーになります。

<↓マグネットの口径(φ)もさることながら、手に取った際の重量も全然異なります>


# まぁ、カーメーカー向けOEM品(ここではパナソニック)
# には「重量○○g以下」という開発目標が課せられている
# かもしれませんが。

<↓そもそもコスト(の縛り)が異なるため、本来は直接的な比較は困難ですが、ユーザーには関係なし>
 

■エクシーガへのインストール
「インストール」と書くと、何だかオーディオにこだわりがあるマニアみたいな表現になりますが、要はエクシーガへの「装着手順の紹介」になります。

BG型レガシィへの装着は、スピーカーに付属のハーネスにより「ポン付け」で済みました。しかしエクシーガでは端子の形状が異なるため、リヤにケンウッドのスピーカーを装着したときと同様、変換ハーネスを自作します。


<↓(再掲)結線表>


<↓手持ちのギボシなどを使って、その場で準備完了>


<↓エクシーガのドア開口部と径(φ)が合わない点は、スライドコマを導入することで解決(前編で既述)>
 

<↓雨水による被水防止のため、コネクタをあえて前面に引き回す措置を施すことは、リヤと同様>
 

以上に示す通り、少々古いスピーカーだからといって、装着が困難ということはありません。足りない部品は十分にDIYで対応可能です(※マウント方法にもっとこだわれば、それなりの知恵も必要になってきますが)。

■セッティング
今回の方針は「寝かせていた過去資産を有効活用しよう」ですので、デッドニングなど細部に渡っての施工やチューニング(時間を要するもの)は割愛します。

とは言え、今回のフロントスピーカーの置換により、すでに置換済みのリヤスピーカーとのハード環境は整いましたので、最低限の音場確認をしておきます。


<↓まずはツイーターのバッフルの向きを調整。フロント乗員経由でセカンドシートに向けて調整>


# 物理的に可能な範囲での調整です。
# (あまり欲を出さない。)

次に、いろいろなジャンルの音楽を再生して(イコライザーやフェーダーの)バランス点を探っていきます。

<↓左:この曲でギターの左右chのエフェクトを確認  右:中音の響きと「切れ」を確認>
 

<↓左:作詞は松本隆さん/作曲はYMOの細野晴臣さん、 右:作・編曲とも渡辺宙明さん>
 

<↓左:オリビア・ニュートン・ジョン以外にも多数がカバー  右:歌唱力はバツグン>
 

<↓多くのジャンルから、アレンジや楽器の使い方が特徴的な曲を聴いて、音場の確認を行う>
 

■エージング
フロント:カロッツェリア TS-J160A、リヤ:ケンウッド KFC-U1692 の組み合わせ(アンプはパナソニックHDDナビ・CN-HW1000Dに依存)で聞き初めて、現在までに約1ヶ月が経過しました。稼働時間に換算すると、おおよそ50~60Hです。

これらのスピーカーは かつてBG型レガシィで使用していたものであり、バージン品ではないのですが、稼働時間50~60Hを経過したころからは、あくまで感覚的なものではありますが「より音が前に出てくるようなイメージ」が得られるようになりました。

経年14年の保管期間明けですので、やはり通電&駆動時間を重ねることで、挙動が熟(こな)れた感じになってきたのでしょうか。「音の硬さ」が取れてきたように思えます。主目的は「家族のために」ですが、私一人で乗っているときにも、好きな音楽をより楽しんでリラックスしています。

またしばらくしたら、スピーカーの向きをもう少々上向きに変えるなどしながら、デッドニングに励むかもしれません。こうして「走り」以外の部分でもアップデートを加えながら、エクシーガとともに過ごす家族の時間を大切にしていきたいと思っています。
Posted at 2020/10/10 18:24:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年10月04日 イイね!

[エクシーガtS] 前編・KENWOOD KFC-U1692への交換(リヤスピーカー)

[エクシーガtS] 前編・KENWOOD KFC-U1692への交換(リヤスピーカー)スバル・エクシーガの純正オプションスピーカー(パナソニックHDDナビ・CN-HW1000D装着車用)を、手持ちのケンウッド・16cmコアキシャル2Wayスピーカー(KFC-U1692)に交換しました。
その際の備忘録ブログの前編(リヤスピーカー交換編)です。


◎パーツレビュー
KENWOOD KFC-U1692(16cmコアキシャル2Wayスピーカー)

■手持ちの資産の再活用
「資産」と書くと何だか大げさに聞こえますが、要するに「今まで乗ってきたクルマから取り外しした部品を、寝かせておくくらいなら有効活用しよう!」ということです。

かつてBGレガシィに乗っていた頃(1996年~2006年)、前後のスピーカーを社外品に交換していました。フロントはカロッツェリア、リヤはケンウッドです。今回、取り置きしていたそれらのスピーカーを、そのままエクシーガで活用することにしました。


# BG型から乗り換えした現・BP型レガシィでは、
# 純正オーディオとしてマッキントッシュを搭載しており、
# しかもスピーカーのインピーダンスが8Ωであるため、
# 社外SPへの交換(引き継ぎ)はしていませんでした。

<↓2006年にBGレガシィから取り外して室内保管しておいた KENWOOD KFC-U1692>


■とりあえずの装着
スピーカーの保管年月が長かった(2006年→2020年、都合14年間の保管)ため、とりあえずエクシーガに装着して音を鳴らすまでを第一段階としました(※今回はデッドニングまではしない、の意味)。

<↓ウーファーの素材に ZYLON(R) (PBO Fiber)を採用。ツイーターはハイパーナイルドーム型>
 

<↓付属品は欠品無く、すべて保管していましたが、今となってはコネクタの形状は合いません>


<↓純正OPのパナソニックスピーカー。同社HDDナビCN-HW1000D装着車用のアップグレード品>


さて、ケンウッドの KFC-U1692 に換装するにあたり、マウント形状もコネクタ形状も異なりますが、なるべく格安で対処することにします。まずは取り付け固定ができなければ話にならないので、手持ちのワッシャなどの活用で固定できないかどうか?をトライします。

<↓手持ちのワッシャを使って固定半径の拡大を試みたが、この方法はダメであった…>
 

エクシーガの純正スピーカーの固定スクリューは3ヶ所で、換装するケンウッドスピーカーフレームの固定ピッチ(取り付けPCD)よりも大きいため、そのへんを工夫する必要があります。

結局、ホームセンターでスライドコマ(長穴ブラケット)を調達することで、これをクリア。以下にその様子を画像で示します。


<↓車両側の締結点を変えずに、スピーカーフレームを固定するために「腕を伸ばす」方法を選択>
 

上記のスライドコマ(05-111 平甲板タテ穴ブラケット)は、1枚あたり税込み48円。スピーカー1個あたりブラケットは3枚必要になるので、小計144円。一般的なバッフルボードが安くても数千円、高いと数万円もすることを考えると、その数十分の一または百分の一くらいのコストで、スピーカーのマウントが可能となりました。

次はBGレガシィとYAエクシーガで互換性のないスピーカーコネクタを何とかします。これについては、手持ちのギボシで変換ハーネスを作成すればOK。


<↓画像右下のスリーブは仮ハメ状態。実際にはスリーブの内径(凹凸)とギボシの位置を合わせます>


<↓車両側とスピーカー側の配線の組み合わせ(極性の+とーを間違えないようにしたい)>


■試聴
上記に示したDIY工作により、エクシーガにケンウッド KFC-U1692 を装着するメドが立ちましたので、あとは実際に音を鳴らしてみます。目視確認したところでは、コーンエッジなどに経年劣化による損傷は見られません。果たして14年の歳月を経たスピーカーは、うまく鳴ってくれるのでしょうか。

<↓取り急ぎ、配線をつないで(予想されるイメージの)音が鳴るかどうかを確認します>


<↓まずは聞き慣れた音楽を再生してみます>
 

おおぉ!
14年間もブランクがあったとは思えない、広がりのある音です。


これで一安心。
ケンウッドをドアに固定設置し、コネクタを意図的に手前に引き出して(∵雨水による被水リスクを避けるため)、ドアパネル(内装)を元通りにします。


<↓コネクタはわざと、穴の奥から手前に引き出しておき、固定ビスの上にはテープを貼って脱落を防止>


■暫定調整
後席左右ドアの純正スピーカーを KFC-U1692 に置換したあとは、(まだフロントスピーカーを今後予定しているカロツェリアに交換していない状態ではありますが)音場の暫定調整をします。

<↓フロントスピーカー交換までの間、短い期間ではあるが暫定的に音場を仮セッティングしておく>
 

こうして、長年、気に掛けていた「過去遺産ネタ」である ZYLON(R) (PBO Fiber)採用スピーカーの有効活用が日の目を見ることになりました。この KFC-U1692 は、過去サイズの口径16cmスピーカーですが、何よりも「音の再生バランスが良い」点が優れていると感じます。

改めてインプレッションを再掲すると、次の通りです。
◎パーツレビュー
KENWOOD KFC-U1692(16cmコアキシャル2Wayスピーカー)


スピーカー交換により、実は私よりも家族(特に子供たち)が嬉しがっており、次なるフロントスピーカーの交換(カロツェリア TS-J160A、16cmコアキシャル2Way、ケブラー繊維(Kevlar(R) BRAND FIBER CONE)採用モデル)にも期待がかかります。


「後編(フロントスピーカー交換編)」に続く。
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2020-10-10(Sat.) : 更新
[エクシーガtS] 後編・carrozzeria TS-J160A への交換(フロントスピーカー) をアップロードしました。
Posted at 2020/10/04 01:04:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年09月29日 イイね!

みんカラ:【MICHELIN X-ICE SNOW/X-ICE SNOW SUV 5名様】

みんカラ:【MICHELIN X-ICE SNOW/X-ICE SNOW SUV 5名様】~MICHELIN X-ICE SNOW モニター応募ブログ~

Q1. 本企画への意気込みをお願い致します!

■A1:全般的な意気込み

・後述(下記(※)以下の部分も ご参照)するように、ユーザーの「安全」を真に追求し、現時点での技術を集大成させたモデルであると解釈しました。その最新モデルを、これまで使用してきた他メーカーのスタッドレス性能とも比較しながら、優位性について体験レポートさせていただきたいです。

・なお、当方の具体的な「ウリ」は次の(1)~(4)の通りです。

(1)異なる2台の車両でインプレッションが可能

・供試車両として、スバルのBP5D型レガシィ(280PSの6速MT)とエクシーガtS(3列シート7人乗り、5速AT)を予定しています。タイヤサイズはどちらも 215/50R17 で共通ですので、ホイールごと履き替えが可能です。

・したがって、同じタイヤを使って同じような走行条件下にて、車両の性格が異なる2車(1人乗りから7人乗り状態まで、乗車人数の差違も含む)によるインプレッションでの「比較モニター報告」が可能です。

(2)乾燥路からブラックアイスバーンまでの走行が可能

・例年、年末年始は東京から札幌まで、自走による帰省を計画しています。つまり、ドライ路面の乾燥路(高速道路)から、東北地域のシャーベット路、そして北海道内の新雪や圧雪路、アイスバーン(いわゆるブラックバーンを含む)までの使用感を報告できる、と考えています(※本項はCOVID-19対応により、実施困難となる場合があります。念のため)。

(3)ロングスパンによる複数回のモニターレポートが可能

・モニター報告期間が2020年10月下旬~2021年2月28日(日)まで、と比較的長く設定されていますので、その間、走行条件(季節や時間帯など)を振った状態でのモニター報告を複数回、実施できると考えます。初期インプレッションに対し、時間が過ぎてからの経時的インプレッションの変化有無も、可能な限り報告できると考えます。

(4)ご参考 : 供試予定車両の諸情報

供試予定の2車種は、次の通りです。一人乗りから乗車定員7名まで(6速MTと5速ATでも)のインプレッションが可能。
・BP5D型レガシィ(2006年式)
   → 現状のスタッドレスの銘柄=ヨコハマ・アイスガードiG50(製造は2014年の31週)
・YA5E型エクシーガ(2012年式)
   → 現状のスタッドレスの銘柄=ファルケンESPIA EPZ-F(製造は2017年の45週)


※MICHELIN X-ICE SNOW に対する、当方の認識は以下の通りです。

■「アイスブレーキング性能:従来比9%向上」 について
試験は、初速25km/h→完全停止0km/hまでの制動距離についてのもの。従来品は18.2mのところ新型は16.5m(@氷温-1.6~-1.5℃)だったので9%向上、と謳われている。初速25km/hではあるが、リアルワールドにおける差分1.7mは大きな差であると考えます。

できれば、初速を最低3水準くらいに振ったデータ(例:20km/h、25km/h、40km/hなど)での向上率も開示していただきたいところ。初速が上がると向上率が目減りするのか?増えるのか?はたまた同等レベルを維持するのか。「速度」と「制動距離の向上率」の関係を知ることにより、タイヤの実質的な立ち位置を「より理解しやすくなる」と思います。

■「雪上ブレーキング性能4%向上」 について
試験は205/55R16サイズ(@空気圧230kPa)にて、圧雪路面(外気温度は-12.1~-11.4℃)にて実施。今度は初速40km/h→完全停止0km/hまでの制動距離が、19.8m(旧)→19.1m(新)に向上した、というもの。

恐らくこれを実現できたカギは、コンパウンドというよりも倒れ防止サイプによるブロック剛性の向上、すなわちブレーキング荷重が発生した状態での圧雪路面との接触面積(実効値)の改善が図れたからではないか、と考えます。動的なCAE(による技術開発)が進んだ、ということなのでしょう。

とすると、興味が湧くのは「タイヤが摩耗したときの向上率はどうなるか?」です。できれば、タイヤ新品状態を100%としたとき、摩耗によるトレッド残存率70%時のデータ、同50%時のデータ、というように、摩耗率を振ったときの雪上ブレーキング性能の向上率を開示していただきたいところ。「永く利く」性能を目指しているなら、そのデータも持っているはず。

■「エバー・ウィンター・グリップ」 について
トレッド表面に形成させたいミクロディンプルを、ベースコンパウンドとの摩耗差が生じるようなポリマー(ベースの)材質を選定し量産化できたことが「カギ」だと考えます。恐らく、先行する他社の事例(特許が出ているでしょうか?)を回避しながら実現させた…という点が、苦労されたところでは、と感じました。私見ですが。

とすると、次に考えるのは、「そのマイクロディンプルを如何に大きく形成できるか?」「トレッド面が摩耗しても、次から次へと、滞りなくマイクロディンプルが均一に表出するか?」 になると思いますが、このへんはポリマーの設計と、その効果検証によって確立させたように見えます。

■「Vシェイプ トレッドパターン」 について
トレッド面を見るとストレートグルーブがない(※らしき効果を狙った溝はある)ので、氷雪性能に主軸を置いたスタッドレスという性格だと読み取りました。その意味では、北日本でよく出くわすシャーベット状の路面でのエッジ効果と排水性の両立が可能そうなトレッドに見えます。

なおドライ路面や高速性能については、ランド比やブロック剛性確保で(問題ないレベルに)仕上げているイメージを持ちました。

■「VTSサイプ」 「NEWクロスZサイプ」 「フルデプスサイプ」 について
VTSって、何の省略形なのでしょうか? 「厚みがあるのに倒れ込みを防止」って、相反する性能だと思いますので、そのへんの技術的解説をもっと詳しく述べるべきだと思います。

トレッドに加わる横力に対する倒れ防止効果も、従来比での改善度合いを数値化してほしいところ。ただ、「フルデプス」 については単純に「凄い!」と思いました。量産タイヤですから、製造的な限界を見極めながらの目標値設定だったのでは?と想像します。

■「最後まで続く性能を目指して」 について
これはスタッドレスタイヤをリリースしている各社でも、同じ目標を持っていますよね。ベンチマークに対して優位な領域、遅れていると認識されている領域など、論文や技術資料(ニュースリリース)がありましたら、御社WEBサイトなどでの公開を希望します。

■その他
モニター応募ページにリンクが貼られている、ミシュランによる技術解説「ビデオ」では、「アイスブレーキングは初速25km/hから、スノーブレーキングは初速40km/hからの制動」となっています。

その一方、「山本シンヤ氏によるインプレッション動画(エキスパートレビュー)」では、「アイスブレーキングは初速30km/hから、スノーブレーキングは初速50km/hからの制動」となっています。

どうして速度を統一しないのでしょうか?何か恣意的な意図があるのでしょうか? そこだけが引っかかりました。


いずれにしても、もしもモニターに当選した暁には、ユーザーの立場に立った様々な視点でのインプレッションを複数回、レポートさせていただく予定です。以上、よろしくお願い申し上げます。
Posted at 2020/09/29 01:10:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用
2020年09月28日 イイね!

[エクシーガtS] その5・前席ドアへの装着作業(日産ドリンクホルダーの流用)

[エクシーガtS] その5・前席ドアへの装着作業(日産ドリンクホルダーの流用)スバル・エクシーガに日産純正ドリンクホルダーを流用装着するまでの状況について、順を追って紹介するシリーズの最終話です。

◎流用結果の速報版 は → こちら

◎流用ブログ・その1 は → 日産ディーラー訪問 編
◎流用ブログ・その2 は → 日産純正は三菱純正 編
◎流用ブログ・その3 は → 設置部位の検討と再注文 編
◎流用ブログ・その4 は → 後席ドアへの装着作業 編

■運転席ドアへの流用装着
運転席ドアへの装着場所は、すでに その3 にて検討済み。その後に行(おこな)った準備は、より長いタッピングスクリューを追加購入した程度です。

<↓前席左右ドアへの設置に備え、タッピングスクリューをより長いもので買い増し>


<↓後席ドアの場合と同様、ドリンクホルダー外周に発泡EPDMを貼ってスクリュー止め>


<↓日産純正ドリンクホルダーの流用装着・完成図(運転席側)>


前席の場合(運転席側も助手席側も)、後席よりも取り付け面がより3次元的となっているため、ドアパネルに固定する際のタッピングスクリューの位置を変えています(※後述)。

<↓装着状況について、視点を変えて眺めたときの様子>


<↓フラップを3段階に開閉したときの様子(close→1ノッチ→2ノッチ)>


■助手席ドアへの装着位置の検討
日産純正ドリンクホルダーを助手席ドアに流用する場合、基本的には運転席ドアと対称形になるのですが、念のため再確認します。

<↓これらはボツ事例。設置安定性に欠けたり利用便宜性に欠けるなど、イマイチの場所>


こうして念押し確認していったところ、1ヶ所だけ「意外に良いかも」と思える場所を発見。それが次に示す画像の位置です。

<↓ドアパネルではなく、センターコンソールの脇に設置する案。意外にイケるかも>


上記は穴場的な(=悪くない)設置場所ですが、「ドリンクを掴んだり離したりする際に、やや前かがみになって手を伸ばす必要があること」と、「左壁ではなく右壁への設置となるため、フラップの回転方向が逆向き(手前ヒンジの奥開き)になってしまう」ことから、今回はやめることにしました。

■助手席ドアへの流用装着
以下、作業風景(進捗具合)を画像で順に示します。運転席、助手席とも、ドリンクホルダー上部はφ4mmボス×2ヶ所で固定する点は後席左右と変わりありませんが、3次元的なドアパネルへの設置安定性(追従性)を考慮し、ホルダー下部はφ5mmボス×1ヶ所へと(←φ4mmボス×1ヶ所から)変更します。下画像の赤丸印の箇所です。

<↓位置決めする際には型紙を利用。ドリルで穴あけする前にリーマ代わりのポンチを付ける>


<↓ドアパネルの裏側の吸音材を巻き込まないように注意して、ドリルで固定用の穴をあける>


<↓後席ドアとの相違点。下側の固定点は、中央φ4mmボスではなく端部φ5mmボスを利用>


<↓ドリルで穴あけしたドアパネル位置と、ドリンクホルダーのボス位置が一致することを確認>


<↓発泡EPDMをドリンクホルダーの縁に貼り付けるのも同様>


上記画像の右下は、タッピングスクリューで一度「ねじ通し」をしているところです。ドリンクホルダーは日産ディーラーから購入した新品ですので、ねじ止めされるボス穴はバージン状態です。そのため、取り付け前に軽く「めねじ」を形成させるための「ねじ痕(下穴処理)」を与える次第。

<↓ドリンクホルダーを仮止めします。この後、発泡EPDMの見栄えを手直し(ヨレを直す)>


<↓流用装着した日産純正ドリンクホルダーを上から見たところ>


<↓側面の上方から見たところ(発泡EPDMが相手ドアパネルの形状に合わせて収縮している)>


<↓側面の下方から見たところ(発泡EPDMが相手ドアパネルの形状に合わせて収縮している)>


最後は、ドアパネルの内側からタッピングスクリューの頭に「念のためのテープ止め」を加えて、万が一の脱落防止に備えておきます(無いとは思いますが)。

<↓タッピングスクリューの頭をテープ止めして吸音材の位置を復元し、パネルをドアに戻す>


■流用装着後の念押し確認
さて、ドアパネルを元通りに復元したあとは、本体の位置関係(グローブボックスのフタと干渉しないこと)や、フラップの開閉状況を念押し確認します。

<↓フラップを3段階に開閉したときの様子(close→1ノッチ→2ノッチ)>


<↓当初の狙い通り、グローブボックスを開閉させてもフタはドリンクホルダー本体に干渉しない>


助手席ドアを閉めて、助手席に座った状態からパッセンジャー視点でドリンクホルダーのフラップを開閉させてみた画像が、以下。

<↓手を伸ばした先にドリンクホルダーがあるのは、やっぱり便利。未使用時も折り畳み可能>


■総括
ふとした思いつきから実現に至った「他社(他車)純正ドリンクホルダーの流用装着」。

情報を事前収集し、日産ディーラーに足を運んで見積もりを取り、正式発注して製品を受け取り、自分なりのアレンジを加え(スキマテープの発泡EPDMを文字通りスキマ隠しとして、こちらも流用)、タッピングスクリューの固定位置と長さを現物合わせで(後席と前席で)変更し、最後は周辺物(グローブボックスや乗員のヒザや太ももなど)にも干渉しないことを確認しました。


<↓完成状態(助手席側)>


画像はありませんが、コンビニのプラケース入りコーヒーやマクドナルドのドリンクカップ、あるいはコストコのクラムチャウダーも確実にホールドできることを確認済みです。

<↓完成状態(運転席側)>


エクシーガに7名フル乗車する機会の多い我が家。
「収納スペースが少なめ」という要改善点をDIYで克服できました。
「安心と愉しさ(※)」を私なりにブレークダウンした具現化例かな。
(※)SUBARUの企業スローガン。

こういった事例も、大げさではなく、まさに「必要は発明の母」だと感じています。前後の純正スピーカーからの交換(フロント:カロッツェリア、リヤ:ケンウッド)と合わせて、家族からの評判がすこぶる良い点が何より嬉しく感じました(日産純正ドリンクホルダー自体の値段は、少々張りましたけどね)。

国内では後継機種がないので、エクシーガにはまだまだ今後も乗り続ける予定です。


◎パーツレビューは こちら(再掲) → 日産オッティ純正ドリンクホルダーの流用装着

以上、ブログシリーズが全5話というボリュームになりましたが、何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2020/09/28 06:47:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

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何シテル?   12/21 19:08
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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