
ども、、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管ラジヲと行ってみましょー
( ̄o ̄ )ノいってみよー!
ということで、
三洋電機(サンヨー)の真空管ラジオから、
「SS-52A」であります。
発売は
昭和27年(1952年)、当時の定価は
8950円、三洋電機がラジオの生産販売に参入した記念すべき1号機でして、終戦から、僅か7年でこんな素敵なラジオの登場となりました。
他社との差別化を図る為に、プラスチック製のキャビネットが採用され、当時、米国から導入されたばかりの、最新の
射出成型技術を使って、複雑な形状の筐体が製造されました。
ヾ( ̄  ̄ )
サイズは幅29cm×奥行き18cm×高さ19cm、使用真空管は、
コストの高いmT管ではなく、
安価なST管が採用され、
(6WC5-6D6-6ZDH3A-6ZP1-12F)となっております。
そんなわけで、国産機では唯一無二の、
ST管を使用した小型プラスチック製のラジオとなっており、また、当方の所有している真空管ラジオの中でも、唯一のST管モデルでありますw
あと、プラスチックが
米プロモと同じ熱に弱い
ビニール系(ユリア樹脂)だったため、キャビネットの変形を防ぐために、裏蓋が丈夫な
鉄板で作られ、はめ込まれる構造になっておりました。
それでも、現存している「SS-52A」は、本体が
歪んでいるラジオwが多く、状態の良い固体は数少ないと思われ、資料的観点からも、大変貴重な存在となっております。
円形の周波数表示板の上部には
パイロットランプが仕込まれ、スイッチオンと同時に美しく輝いており、スピナー型のダイヤル指針が最高でありますよねー
(⌒∇⌒)ノ
いずれにしても、洒落た若草色の本体に、チューニングダイヤルとボリュームを左右に配したシンプルなデザインの、古き良き時代の国産ラジオでありますよねー
( ̄o ̄ )ノ
今回は、筐体に割れや欠け等も無く、ちゃんと受信していると云う、
比較的程度の良い中古品の入手に偶然にも成功いたしまして、早々に当方で分解チェックとなりますた。
(⌒∇⌒)ノ
以前の修理者サンの手によって、コンデンサー類は交換済みでしたが、今では見なくなった乾電池サイズの電解コンデンサー等も見られるため、かなり以前(1980年頃)に修理された模様であります。
そんなわけで、電源ケーブルとアンテナ線の交換だけで電源を投入、当然のように最初から良い音で鳴っておりましてw、なんだか修理する楽しみが減って損したw気分でありますw
( ̄^ ̄)b
少々埃を被っていた本体は、フロント部分を分解して水洗い、すっきりと汚れを落としてやりましたが、とても60年以上も前のラジオとは思えないほど、艶々の筐体でありますよねー
ヾ( ̄  ̄ )
ちなみに、 どういうわけか、フロントパネルが、
筐体が共通な上位機種の「SS-55」用に交換されておりまして、最初は、てっきり
「SS-55」だとばかり思っておりました。
( ̄▽ ̄)b
「SS-55」と
「SS-52A」の違いは、
高級なダイヤル示針の他に、
バーアンテナの採用等がありますが、シャーシーや裏板の名板からも、「SS-55」顔の「SS-52A」と云う事で間違いなさそうですねー
内部の汚れ具合からも、最近の改造ではなさそうですし、ひょっとしたら、昔はこのような改造も流行ったのかもしれませんが、その辺の詳細は、結局、不明のままであります。
(´・ω・`)
ささ、ということで、10月に入って、朝晩の冷え込みも辛くなりましたねーw
ま、ぼちぼちと、頑張って行ってみましょー
でわでわ、、
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Posted at
2018/10/17 00:40:47