
ども、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管式ラジヲと行ってみましょー
(^O^)ノいってみよー!
ということで、
米国クラウスレイラジオ社(Crosley Radio Co.)のラジオから、
「model 56TGO」であります。
発売は
昭和21年(1946年)、当時の
価格は$24.95、最新の射出成型技術で製造された複雑な造形は、所謂(いわゆる)
「MID CENTURY DESIGN」と云われる当時の流行のモデルとなります。
終戦直後の昭和21年、すでにこんな凄いラジオを製造してしまう米国電機メーカーって、、改めて当時の日米の基礎工業力の差を、まざまざと見せつけられる思いでありますよねー
(´・ω・`)
本体サイズは
273mmx178mmx171mm、丸っこいキャビネットは愛嬌たっぷりでして、正真正銘のフィフテーズからやってきた、古き良き時代の米国製ラジオであります。
(⌒∇⌒)ノ
筐体は
ベークライト製、チューニングダイヤルとボリュームだけのシンプルな筐体は、まるで小型ヒーターwのようでありまして、とてもユニークなデザインでありますよねー
使用真空管は
GT管(12SA7-12SK7-12SQ7-50L6-35Z5)の5球、自社製の
4インチ・パーマネント・ダイナミックスピーカーを駆動させ、意外と良い音でなっております。
受信アンテナは、
裏板両面に貼ってあるアルミ板をアンテナとして使う、所謂
(いわゆる)キャパシティアンテナで、同調はバリコン式ではなく
μ( ミュー )同調方式が採用されておりました。
バリコンを使わない
μ( ミュー )同調方式は、選局ツマミを廻すとダイヤル糸に直結された二個のコアが、並行に並んだアンテナ同調用コイルと局発用コイルの中をそれぞれ移動、、
移動によって同調周波数が変化して選局を行うといったものでして、後年のカーラジオや教材用ゲルマラジオではお馴染なのですが、真空管ラジオではかなり稀な存在でありました。
ということで、今回は国内
フリマサイトで格安で入手、キャビネットに割れもなく、ツマミなどの欠品も無い
比較的程度の良いジャンク品で、思わずプチッとしてしまいますたw
(´・ω・`)
早々に到着したラジオのレストアを開始、シャーシは簡単なチェックの後、固くなった電源ケーブルを新品に交換、出品者サンの説明通り、最初からとても良い音で鳴っております。
そんなわけで、切れていたパイロットランプを交換、ACラインの数個の
ペーパーコンデンサーの交換を行った程度で
半日ほどエーシングと行ってみました。
いつもならペーパーコンデンサーはすべて交換となるのですが、微妙なバランスで成り立っている
ミュー同調方式であります、同調回路周りには手を付けずに、このままで様子見となりました。
うっすらと埃を被っていたキャビネットは、換気扇スプレー攻撃、経年変化で表面の劣化が激しかったためクリアーを吹いてやり、さらにパフがけを行って艶を復活、
鏡面処理と行ってみました。
あと、
ひん曲がってボロボロの裏板は、ボード全面がアンテナを兼ねている関係で無理くりに修理を行い、曲がったボードを裏打ちで補強、木工用ボンドで固めて復活となりました。
最後に動画もアップ、懐かしの楽曲は、
AMトランスミッターで飛ばしてやって再現、懐かしい音で鳴っておりまして、とても80年も前のラジオとは思えませんよねー
( ̄◇ ̄)♪
ささ、ということで、全力で引きこもりwな土日でありましたけど、
ま、ぼちぼち、頑張って行ってみましょー
でわでわ、、
(`・ω・´)ソイジャマタ
※写真はクリックで拡大します。
Posted at 2025/06/23 22:43:09 | |
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