京葉線と言えば元は貨物線として計画されたが、湾岸地域の人口増に合わせて旅客輸送に転用された路線。東京駅に接続しているとは言え他のホームからかなり離れていてむしろ有楽町駅に近いという変わり種。
その京葉線のラッシュ時のダイヤは、内房線からの乗り入れで京葉線内をほぼノンストップで通過する通勤快速の運転を軸に構成されているようで、普通だけでなく快速も通勤快速の通過待ちを行う。快速は停車駅が少ないだけで先行する普通を追い抜くこともない。通勤時間帯の快速は他の時間の普通にちかい所要時間になっている。さらに7時台の快速の本数も減らされていた。
今春のダイヤ改正によってついに快速運転を取りやめることになった。
沿線住民のうち、快速停車駅利用者にとってはダメージがある。
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これまで無理に快速を運転していて、快速の前が不自然に空けられていたり、ダイヤが不規則で分かりにくかったが、それが無駄を省き分かりやすくなることになるはずだ。
実質的には所要時間に大差はない状態になると思われる。
また、快速が止まらなかった駅では実質的に増便になり、利便性が増すことになる。
ただ、これまでの快速利用者にとってはおそらく最小で2~3分程度は所要時間が長くなり、停車駅が増えることで身体的負担が大きくなるのは確実で、歓迎はできないだろう。
京葉線は終点が千葉ではなく蘇我で、これも非常に不便だ。無理矢理な蘇我の開発など、地元の利権が大きく絡んでいるようでもある。
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JRへ苦情が多く届いているのかと思えば、そうでもないらしい。苦情の多くは内房線からの乗り入れについてで、通勤快速の増便などを要求する声が主体らしい。
京葉線沿線住民はぶつぶつ文句を言うだけで、有効な要求をJRに届けていないらしい。これでは組織的な動きをする人々の声が優先される。
地域社会と関係なく生活する人が多い千葉都民ばかりではうまくいかないわけだ。
アンサイクロペディア 京葉線
↑ブラックユーモアに満ちた京葉線の解説
Posted at 2013/03/11 10:30:14 | |
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