どんな仕事、どんな分野においても、自分という存在が重要であると思ってもらえなければ、どんな才能、どんな技術を持っていても何の評価もされず終わってしまう。
自分自身がどれほど重要であるかをアピールすることは重要であるわけだが、その方策として、上司に取り入るものもいれば、仕事の実績を重ねることでアピールするものもいる。
アピールさえできれば仕事の中身が本質的には伴っていなくても、ハッタリが通用してしまうこともままあるだろう。いつか化けの皮が剥がれる可能性があるのだが。
一方でこの仕事はその人に任せるしかないという唯一無二の存在になれば、圧倒的に重要性がある存在でいられることになる。
取り替え可能なものに大金を出すものはいないし、すぐ交換されてしまう。
他の人が手をつけていないすき間分野、ニッチを自分のカードに持つことも重要だろう。
逆にそうした専門性をことごとく潰しにかかったり評価しない職場は、そうそうに見切りをつけないと一生後悔するかもしれない。
次の記事の抜粋は、我が意を得たりという感覚があったので、引用しておくことにする。
時給800円と8万円――仕事をしていて、なぜ100倍もの差がつくのか
Business Media 誠 3月13日(水)11時53分配信 より部分引用 下線ブログ主
●サラリーマンの時給
土肥:5000~6000円くらいかな。
藤原:給料から労働時間を割ると、多くの人は3000~5000円くらいなんですよ。家庭教師でサラリーマン並みの時給をもらっている人は多い。そう考えると、サラリーマンの時給って高くない。
会社の取締役になったAさんは、年収2000万円もらっている。身を粉にして、年間4000時間(月20日働いて、労働時間は1日16~17時間)働いたとすると、時給は5000円。朝も夜も働き続ける……といった生活ですよね。常務取締役から「Aさん、すぐに来てください!」と呼び出されたら、飛んでいかなければいけない(笑)。
高度な専門技術をもった人で、時給は1万~3万円くらい。弁護士が3万円くらいですね。ちなみにマッキンゼーで働くシニアクラスのコンサルタントは時給8万円ほど。
土肥:おおー。
藤原:このように考えると、日本人の時給は800円から8万円くらいの幅がある。なぜ100倍もの差が生まれるのか。100倍の差があるには、ワケがあるんですよ。
土肥:ど、どんなワケですか?
藤原:中学校でも同じような授業をしたことがあるのですが、自分のナニを変えると時給が800円から8万円になるのか。中学生に聞いたところ「大変さ」「社会貢献度」といった答えが返ってきました。でも、そういったことではないと思っています。「大変さ」だったらマクドナルドのアルバイトの仕事も大変。「マッキンゼーのコンサルタントが一番大変」と言えるかもしれませんが、そうとも言えない。結局のところ、“レアであるかどうか”だと思うんですよ。
時給というのは、需給の相場で決まってしまう。どのくらい希少性があるのか。医者や弁護士の時給は3万円、世界の経営者にインパクトを与えるコンサルタントは極めてレアなので、時給8万円をもらっている。そのレアさをどのように演出していけばいいのか。こういったことについて、学校では教えません。親も教えません。せいぜい「弁護士になれ」「医者になれ」といった程度のことしか言いませんよね。
(以下続く)
Posted at 2013/03/16 12:00:28 | |
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