中国ではよく見かけるこの光景。
日本では見ないですよね!
「最大積載量:詰めるだけ」
そういうギャグステッカーを貼っているトラックはたまに見かけますけど、これが本当の”積めるだけ”です。
今日の杭州 Zhejiangサーキット周辺は1日雨でしたから、きっとABSもトラコンも横滑り防止装置もないであろう中国のこのトラックにこれだけ積んで交差点をいい勢いで曲がったら色々な事が起こる可能性がある。
「危険だから安全」 → 中国
「安全だから危険」 → 日本
根底の違いがあるように感じます。
きっと中国でも正確にはこれは違反なんだと思うけど(笑)
この状態のクルマを確実に目的地に雨の中でも走らせる技術があるドライバーと、こういう車が沢山走っていても危険に巻き込まれないで目的地にたどり着ける周りの車や歩行者たちはやはり周りの状況や自分の置かれている環境、そして起きうる可能性のあるリスクを常に勘案して街を通行している。
だから技術も意識も高いので環境的には非常にリスクが高いが結果的には安全。
(・・・とも言い切れないが)
日本の場合はこういう環境にならないようにルールで縛り、国民性からが皆がある程度守り、厳しいルールだからちょっとでも違反すると罰則を受け、でもそれでもうまくすり抜ける方法を皆模索し・・・
安全だと思っているからいざ何かアンラッキーが重なったりしてアクシデントが起きた時に遭遇経験がなく、処理成功体験もなく、当然「やっちゃダメなんだから起きうる事すら想定してない」意識の低い状態でも比較的安全に事が進むから、いざって時にアクシデントに遭遇するのが日本なのではないでしょうか?
何も起きない速度で何も起きない車を運転していると何も知る事が出来ない。
どちらも同じくらいの頻度で交通事故って起きているのかもしれないしデータではわからないけど、中国の街中を車で移動していると、凄くドライバーのスキルは高いし車両感覚は高く接近戦(戦じゃないけど)も強い、1台づつ交互に・・・なんて思ってたら一生隣の車線に移動出来ないから(笑)
サーキットの環境と日本の一般道の環境と言うのは実はその位の違いがあるのかもしれない。
中国人がサーキット走行を始めると行き過ぎて大体トラブルし、日本人がサーキット走行を始めると行け無さ過ぎて戸惑うのもその根底が関係しているし、フェラーリチャレンジに限らずサーキットでDr同士で問題が起きる時も技術や車の差も当然ながら実は一番意識の差に関係する事が多い。
サーキットの中で競争をするのは当然ルールやマナーは守らないと行けないけど比較的、中国の一般道に近い感覚なのかもしれない。
日本人は中国で車走らせたら絶対に何か起きるだろうし、逆の場合も中国人が自国の感覚でクルマを日本で走らせたらアクシデント満載なハズ。
危険の上に必死で身を守ろうとする安全と、安全な環境を整えて確保する安全、実はヒトの技術や安全意識が高いのは前者なのかもしれません。。。
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Posted at
2017/06/09 20:45:38