今週末はFSW WEEKです。
明日(20日)はドラサポ実施可能ですのでお声がけ下さい。
Scuderia 46 × ワンスマラウンジではSparcoレーシングギアの特価セール、リフレクソロジスト伊東麻里子さんによる「癒しのワンスマDAY」を実施しております。
また、明後日(21日)は広場トレ(P2)なのですが、1名ドタキャンが発生したので急募中(早い者勝ち)。
11月15日(木)の広場トレも既に残1枠です。
日曜日は本庄トレとWヘッダーなのですが、本庄トレも午後枠募集中です。
さて、今日の本題は先週のWEC-FSW戦のレポートを配信させて頂きました。
以下にも紹介をさせて頂きますので宜しくお願い致します。
体の疲れは今回、あまり無かったのですが色々と発表ごとがあったり、ゲストの皆さんにも沢山来場いただいたので、”心の疲れ”モードです。
週末はサーキット業務全開なので、色々悩んでないで体を動かして発散したいですね(笑)
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WEC 2018-2019 Super Season Rd.4 日本 Fuji Speedway レースレポート
【今季限りでのWEC参戦中止を発表したチームと最後のホームコースラウンドに挑む】
アウトライン:
5 月のベルギー・スパ、6月のフランス・Le Mans 24h、8 月の英国・シルバーストンに続い ていよいよチームのホームエリアと言えるアジア圏でのレースとなった。
まずは澤の母国、 そして年間 100 日以上、施設内の会員制ラウンジをベースにドライビングレッスン業でベ ースとしている”自分の庭“と言える富士スピードウェイ(以降:FSW)戦。
しかしチームオーナー兼ドライバーの Weng 氏(選手)はこの FSW 戦直前に自身の WEC レース引退を発表、チームとしての来年に続くWECスーパーシーズン参戦継続の為の体制 変更が求められる事となった、澤自身もレースWEEKに次回、上海戦もってWeng氏と共 に世界選手権WECへの参戦中止を発表、世界選手権WECでの澤の走りは見納めになる事 になった。
昨年のセフティーカー(SC)導入のタイミングで地元でのクラス優勝を逃した リベンジを果たすべく、チーム一丸となって最後のホームレースFSW戦を迎えた。
公式練習&公式予選の経過:
今回は澤の地元という事もあり、予選アタックをWEC参戦以来初めて澤が担当する事にな った。
金曜日の公式予選ではエースの M.グリフィン選手が車両のベースセット確認走行、 そして午後の2回目の公式練習では澤が1回目の予選シミュレーション走行で1分39秒3 でクラス 3 番手とまずまずの走りを見せる。
土曜日に行われた公式予選 3 回目でも更に予 選シミュレートを重ね、M.グリフィン選手と Weng 選手は決勝セットの確認と走行マイル の蓄積に集中する。
迎えた午後の予選、まずはWeng選手が新品タイヤでスタート1 分40秒768、その時点で クラス 8 位となる、続いて澤へバトンタッチし新品タイヤで渾身のアタックを敢行、しっ かりこの週末の自身のベストタイムを更新し想定タイム圏内となる 1 分 37 秒 892 を記録、 2 人のタイムのアベレージで競われる予選はクラス 6 位が確定、澤はFerrair 勢 3 台の中で もトップタイム、18 名の GTE-Am クラスのアタックドライバーの中での総合 6 位、元 F1 ドライバーの G.フィジケラ(Ferrari)や P.ラミー(アストンマーチン)よりもいいタイ ムで地元の意地を見せる事に成功した。
決勝レース:
決勝日は朝から雨が降るコンディション、予報では昼前に止んでその後は曇りで、WETス タートながらどんどん乾いていく事が予想される。
クリアーウォーターレーシングは勝利 の方程式とも言える「澤スタート」。
この週末では初の WET タイヤでの走行となって各チ ーム、ウォームアップで入念なバランスチェックが行われた。
スタート進行のセレモニーで は今週約100名の澤の支援者ゲストが現地観戦に来場、グリッド上で盛り上がりを見せた。
スタートは SC カー先導によるものに変更されたが大きな混乱なく澤も無事にスタート、6 位スタートから 1 コーナーで一気に 3 番手まで上がるとデンプシーPORSCHE2 台を追っ た。雨はほぼ止み、コース上の雨量が減って段々とドライ路面になる事が予想されたのでレ インタイヤの負担を最小限にするべく序盤は上位 2 台を深追いせずに展開、しかしデンプ シーポルシェの 77 号車のペースが鈍り始め 2 番手へ、以降 GULF ポルシェ、プロジェク ト 1 ポルシェなど雨に強いとされるポルシェ勢と対等に渡り合いポジションキープ、路面 が乾きだしてきた1 時間経過付近、同じフェラーリの70号車がホームストレート上でタイ ヤバーストによるスピンクラッシュでSC導入となる、ここがタイヤの変え時と判断したチ ームと澤は SC ラン中にピットインし給油とスリックタイヤへの交換を実施、SC 隊列の後 方に周回遅れになる事なく付ける事に成功した、この時点でクラス 4 位でリスタート後は 他よりも先に温められたスリックタイヤでまだ路面は濡れている所が残る難しいコンディ ションの中、地元の利も生かして澤はペースアップ、エースドライバーG.フィジケラにドラ イバー交代した 54 号車のフェラーリや GULF ポルシェ、ポロジェクト 1 ポルシェなどと ポジション争いを展開、遂に 54 号車-61 号車とフェラーリ 1-2 体制となり、難しいコンディションの中でバランスの良いフェラーリの特性を感じさせることになった。
スタートか ら 1 時間52 分を経過し40-41 秒台でラップしていた澤もドライバー交代+タイヤ交換&給 油の為にクラス 2 位でピットイン、続く Weng 選手も 42-44 秒台の安定したペースで周回 を重ねていたが 54 号車とのトップ争いに GTE プロクラスが絡んだ際に 1 コーナーでプロ クラスの車両と共に接触スピンをしてしまう、大きなタイムロスは無かったがマシンに軽 くダメージを追いペースが少し鈍ってしまう、しかしまだクラス 2 位-3 位を走行して表彰 台圏内でのレースが続く、続いて M.グリフィン選手に交代すると路面も完全にドライにな ってペースアップ、39-40秒台でのレースが続きピット交代のタイミングのあやもあって一 時はクラストップにも躍り出てピットは盛り上がる。
しかし接触の裁定でピットスルーペ ナルティを受けクラス 4 番手に後退、その後 Weng が自身 2 回目のスティントを走行し、 最後の1時間はエース、M.グリフィン選手が再ドライブとなる。
前半クラス上位を走行し表彰台圏内を期待させる力強いレース展開だったが、接触による ペナルティ―後は路面もゴムが乗ってポルシェやアストン勢が 38-39 秒台で周回する一方 でフェラーリ勢は 39-40 秒台がやっと、徐々に順位を下げていく苦しい展開となった、最 後は序盤トップ争いを演じた 54 号車と 61 号車による壮絶なるも 6 位を掛けた争いでゴー ルを迎え、結局最終ラップで 6 位になりかけたがチェッカー直前の最終コーナーで押し出 されるような形で順位を明け渡しクラス7位での完走でチェッカーを受けた。
チームはこの体制で挑む最後のラウンド11 月の上海戦に向けて仕切り直し、今回の後半の ペースダウンの原因究明が急がれる。
澤圭太 / Keita Sawa コメント:
WEC FSW 戦が終わりました。「終わっちゃいました」って言うのが正直な感想です。
今回は地元レースでもあり、チームからも発表があった通り、私が世界選手権のドライバー として自分の庭と言えるFSWを走るのは最後になるという想いでレースを迎えました。
予選アタックも WEC 参戦して初めて任せて貰う事が出来ました、18 名居るアタックドラ イバーの中で同じフェラーリを Drive する元 F-1 ドライバーの G.フィジケラにも勝って 6 位のタイムを出せた、渾身のアタックが出来ました。
決勝スタートも担当して序盤の難しい いコンディションの中で 2 位まで上がれてレースでの力強さと確実なレース運びという自 分の持ち味を冷静に100%発揮できたと自負しています。
途中で接触&ドライブスルーペナがあったりして後退したけど、あれがなくても 4 位が精 いっぱいだったというチームのレース後の計算もあるけど、それでも表彰台圏内でのレー スをしていたと感じていたので最後の壮絶だけど 6 位争いっていう 2 台のフェラーリの映 像を見ながら自分たちの感覚とはかけ離れた位置でのレース結果に失望をしました。
難しいコンディションの中でのバランスの良いフェラーリ、完全ドライになるとポルシェ やアストン勢にスピードで及ばない部分も露呈した内容だったと思います。
しかし、自分の走りは 2 日間で約 100 名の支援者のゲスト様が現地に観戦に来て頂きまし たが恥じない熱い走り、日本に居るとなかなか見れない世界選手権のレースを内側からお 見せ出来たこと、そこで魂を焦がして戦っている私の姿を見て頂けた事は本当に良かった。
まさかスタートから一気に 2 時間近く走って、自分の役割が終わったとは思ってなかった のでもう 1 度出走する心づもりだったのですがチームから「澤はもう規定時間乗ったから 乗らないよ」って言われて拍子抜け、“あ~、あれが私の FSW-WEC 最後の走りだったの か・・・”という気持ちでした。
4 輪公式戦 186 戦を戦って来ましたが、まだ尚自分の中で成⾧を感じ良い走りが出来る という感触がある中で⾧年一緒に戦ってきたこのクリアーウォーターレーシングの体制で FSWを走る事が最後になってしまった事が本当に悲しいです。
最後になるであろう世界選手権WECでのFSWのヘルメット越しの景色は本当に素晴ら しかった、日本人のGT-Driverで海外でやり続けてLe Mans 24h 3回出場して3 回完走し て、WEC にアマチュア Dr と組んでフル参戦して勝って、表彰台上がって、チャンピオン 争いして、そのアマチュア Dr とは 10 年以上一緒にやってて、マカオ GP でも勝って、 PCCAでもチャンピオン取って・・・って他に居ないでしょ?ってチーム代表がレース明け の月曜日の朝に私に話してくれました。
来年以降のレース活動が決まり次第改めて発表しますが、誇りを持って、胸張ってWEC 最後の地、上海へまずは向かいたいと思います。本当に応援ありがとうございました。
澤圭太公式戦通算成績:
公式戦186戦 うち表彰台獲得77 回目(獲得率41.4%) 優勝回数21回(優勝率11.3%)
PP獲得11回、ファステストラップ4回
その他の情報: フォトギャラリー (撮影協力:Prescott Motorsport、株式会社シャシン、細田雅紀)
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FIA WEC Official HP >>>
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FIA WEC Result >>>
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協賛各社の皆様のご紹介(順不同、敬称略) :
澤圭太のレース活動、ワンスマ業務は以下の企業様、個人様に支援を頂いております。 改めまして皆様のご理解ご支援に感謝申し上げます。
パーソナルスポンサー様(12社):
Lion Sight Forex Trading Ltd(LSFT)、富士森内科クリニック、FK / 藤井工務店、
UPLIFT アップリフトモデル、Regalo、ABEX、KCN / 子安脳神経外科クリニック、
@working / アットワーキング、有限会社 青山恒産、Toshida Holdings、クレア薬局、服部クリニック
FSWワンスマラウンジ協力企業(2社):
Scuderia 46、アースコンシャス株式会社 / スワロー、
テクニカルスポンサー様(4社):
STBP / 東京ベストプラン、Djac、Arai HELMET、ROCKPORT、
FORZA!! Keita 2018(個人協賛21名、企業協賛10社):
企業協賛枠:
延命酢 / 有限会社マルヤス、八王子税理士事務所、医療法人三栄会、
Industrial Development Center Clinic : IDCC、Spinning Garage、SAFTY FIRST、DABS、
Power Profit Japan、魚のへそ、医療法人社団明悠会、
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今後ともご支援の程、宜しくお願 い致します。
次回リリースは11/17-18 WEC Rd.5 中国/上海国際サーキット戦後を予定し ております。
株式会社ABSSA(アブッサ) / ワンスマ事業部 / OFFICE SAWA事業部
レースドライバー 澤圭太