澤圭太と言うと輸入車スーパーカー系でのレース戦歴やワンスマに来る参加者の皆さんの輸入車比率が高いイメージがあるかと思います。
ワンスマとしては昔は国産車と輸入車の割合が3:7位でしたが、今は86&BRZやロドスタ系など走れる/練習になる国産車が増えたせいか?5:5~4:6になった気がします。
今日はレースでの輸入車遍歴を振り返ってみたいと思います。
最初の輸入車はアルファロメオでした。
2001年とかレースでは全日本F3やGT選手権などやり始めた頃に平行して、ローカルアマチュアレース系で車種的には155とか156とか147が出だした頃にコーチやインストラクターをやらせて頂いていた事がキッカケ。
それから2006年にPORSCHE CARRERA ASIAシリーズに挑戦をするキッカケになったクレフMSに在籍してのPORSCHE生活、ロードカーのPORSCHEもこの辺からレッスンなどで良く乗る機会が増えて993系、996系という空冷から水冷に変わる過渡期のPORSCHEの変わりゆくもの、変わらないものを感じていました。
国内でもGT3Rに乗る機会があったりもしたし、RACING PORSCHEの凄さも身に染みた期間でした。
マカオGP挑戦もPORSCHEから、途中からGT3レースが人気を集め出し、香港のLKMさんにお世話になってからはLamborghini ガヤルドのGT3でマカオGPは2009-2010と2連覇したので「澤 = ランボ」のイメージがまだ強い人多いかも?です。
2011-12-13はPORSCHEとランボが多く、コーチングの仕事でAudi R8LMSやFerrari(チャレンジ458)などもだんだん増え始め、メーカーによってもスーパーカーベースの車両とは言え、色々なキャラがあるんだと勉強できた数年でした。
また2013年はルマンに挑戦できる1回目のチャンスをアストンに乗って得たけどモノにできず、でもPORSCHEカップカーのMacau GPでのPP獲得やMcLare MP4-12C GT3でのGT AsiaでClearwater Racingのコーチやスポット参戦の中で得たチャンスで2014年からFerrari 458GT3をDriveしたのは凄く幸運でした。
GT-AsiaではFerrariやBentley コンチネンタルGT3もDrive、そして念願のLe Mans 24hのチャンスを掴んだのはMcLaren 650S GT3だし、結果3年出場した(2016-18)Le Mans 24hはFerrari 458-488GTE車両でした。
と、ここまでは私を受け入れてくれたチームが使用していたメーカー/マシンをDriveしてましたが、2019年には初めて自分のチームを興すという事になり、自分でメーカーと車両を選ばないといけない立場になり、その選択肢となったのがMcLaren 720S GT3でした。
今は570S GT4のレンタルプログラムもFirst Garageさんとやらせて頂いていますが、最近は”McLarenづいている”時期ですね。
一方、ディーラーのお仕事で言うと、意外とPORSCHE系は無く、Ferrari、Lambo、Aston、そしてMcLarenに関わらせて頂きました(現在進行形も含む)。
レース車両とディーラーで販売しているロードカーが密接な関係になるのはやはりPORSCHEでしょうか?クルマのPRODUCTとしてもレースカーとロードカーが非常に近い所にある気がしますし、販売網としても同じく。
McLarenはこと日本に関してはロードカーとレースカーの販売網は別ルートとされていて、ロードカーとレーシングカーのPRODUCTとしての統一性はPORSCHEとひけを取らないか?もしかしたらそれ以上、もしくはレースカーが先でしょ?って言われる話かもしれません(笑)
一方でFerrariやLambo、Astonはレースカーの性能は非常に高いけど、ロードカーはコンセプト設計がちょっと違っていて”レースカーとロードカーが近い!”とは言えない性質を感じます(これが良い悪いという論ではなく)。
Audiはレースカーにロードカーが近いというよりはロードカーにレースカーが近いって言った方が正確かも?
レースをやるモノとしてはやっぱりPORSCHEとMcLarenは外せないし、Ferrariはきっともっとモータースポーツを軸に販促が出来るブランドだと思っています(特に国内)。
個人的にはPORSCHEやFerrari、McLarenは当然ながら、でもLamboガヤルドやBentley GT3とかでのレース活動を通じて”凄く良い車だったな~”と印象に残ってます。
メルセデスやAMG系、レース車両としてはまだあまり所縁はないですが、ロードカーで一番好きなのはコンサバと言われるかもしれませんがメルセデスです(笑)
レースカーの技術をロードカーの使用環境を踏まえて細かく目に見えない部分で反映しているレベルが一番高いのはもしかしたらメルセデスなのかも?です。
タイヤメーカーも自動車メーカーもあまり強い色が無いレースキャリアなので、それが功を奏して様々なスーパーカーブランドの様々なカテゴリーのレースカー(カップカー、GT3、GT4など)をドライバーとしてコーチとしてDriveしてこれた、これが澤圭太の”幅の広さ”やワンスマ活動のベースになっていると思います。
ここ最近、こういったスーパーカーメーカーですらSUVに手を染めてきた様に、これからは電気/ハイブリッドを導入する時代に突入します。
FerrariならSF90、McLarenならアルトゥーラ、そしてPORSCHEは既にHybrid車種があって、タイカンなど完全電気の車両をいち早く世に出している。
メーカーとしてのコンセプトや販促が世界的に、国内的にどう展開されていくのか?凄く興味深いですし、一方での屋台骨をまだまだ支えるであろうレース車両のベースになっている車種のあるべき姿も改めて見直されていくものと推測します。
これからスーパーカーの世界がどうなっていくのか?澤圭太がどう関わっていくのか?ワクワクドキドキが止まりません(笑)
Posted at 2020/11/29 08:35:26 | |
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