サーキットを走る人にとってコースがどれだけ空いているか?は重要ですね。
FSWのレーシングコースで開催されるスポーツ走行、占有の走行会やメーカー系のプログラムなどありますが、これを気にしている人は結構多いハズです。
FSW Rコース 1Lapを仮に4500メートルとして、ラップタイムが2分(120秒)だと秒速38m、平均速度は135km/hです。
これを仮に15台同時走行でコースをシェアしていると約300mに1台が居る計算、時間にして約8秒間隔となります。
最高速度200~250km/hで走行する車両がFSWのストレートを走行する時間は30秒弱なので自分が最終コーナーを立ち上がった時に1コーナー迄のストレートに3台見えるかどうか?位の間隔(感覚)。
→ 実際にはストレート後半は最終コーナーからは見えませんが
1コーナー立ち上がった時にAコーナーにアプローチする車両が1台見えたり、300R立ち上がったらシケインにアプローチする車両が1台見える位、、、とも言えます。
シケインから先はよほど先が見えるDrなら一瞬見えるかもしれないけど、ほぼ貸切なのか?と思える雰囲気。
これが例えば、同時走行が倍の30台だと4秒間隔(150m)で45台だと3秒弱くらいの間隔(100m)、だいぶ走り辛い感じがしてきます。
同時走行の台数だけではなく皆が同じペースで走っている訳ではないのも要因。
2分10秒で走っている86と1分50秒で走っているMcLarenが連続走行していると5-6Lapすると周回遅れになります。
(McLarenはそんなに連続で全開走行は出来ないという話は別口で 笑)
FSWのスポーツ走行もS枠とNS枠に分かれますが、2分00~10秒の車両はどちらも走れるし、例えば『自己ベストが2分09秒5のノーマル86に高性能ラジアルを履かせた最高速度180km/hでリミッターが作動する86』がS枠を走って居たり、『ストレートは300km/h近くが出るパワーだけど、まだ初心者でラップタイムは2分を切れない、というMcLaren』がNS枠を走って居たりもする、、、
プロDrなら360°カメラ機能があるので、そんな状況でも自分が走り易いスペースを構築して走ったり、仮に他の車両が近くを走っていても相手の動きを見て、極力相手にも迷惑が無い様に、自分のタイムを極力落とさずに走れるから放っておいていいんですが(笑)、アマチュアの方ほど悩ましい環境な訳です。
じゃあ空いてそうなスポーツ走行に行けば、台数の少ない走行会に行けば、、、となりますが今度は平日は休みが取れない、とか台数が少ない = 参加費(コスト)の部分が問題になります。
FSW Rコースの1時間の貸切料金はHPに公開されてますから周知の事実ですが、平日だと60万円、土日祭日だと80万円(税別)が定価です。
スポーツ走行は30分6700円で最大50台だからこれを1時間 = 2本分なので平日1時間の料金くらい、こうして考えると価格の成り立ちはよく分かりますね。
(土日祭日でも1本の走行券の料金が変わらないのは良心的)
ショップやディーラーやメーカーさんが走行会やトレーニングプログラムを実施すると、そこで走ってくれる事でオイル交換してくれたりタイヤ交換してくれたり、チューニングしてくれたり、車買ってくれたり、、、に繫がるので最低限の運営費用、人件費を乗せて募集台数で割った金額位が参加費になるのでしょう。
だからタイヤ屋、オイル屋、チューニングガレージなどが主催する走行会は世の中多いですし、プロDrを呼んだり、グリッドガールを呼んだりすれば当然それが料金に乗ってきたり、レッスンクラス等のオプション料金に反映される。
ディーラーやメーカーのプログラムになるとそのメーカーのCIや参加者へのホスピタリティの部分にもコストを掛ける(クリスタルルームを用意したり、ピットを用意したり、ケータリングを用意したり、ゲストのトークショーをやったり)、サーキットへの来場や走行に慣れてない参加者を呼ぶとなると、誘導からピットでのケア、万が一の時のメカニカルサポートなどなど、プログラムのボリュームが大きく成れば代理店や運営会社が間に入る事もあるので、内容は充実していきますが、当然コストだってかさんでいきます。
ワンスマもメーカーさんのプログラムの企画運営をさせて頂く事もありますが、普段の一般募集をして実施しているプログラムの料金設定は同じ感覚ですし、レーシングコースを貸切ったプログラムの場合は『トレーニングに参加してくれた方の成果を確かめる場所』だったり『トレーニングに参加してみたい』という方に向けたモノ、という考え方なので掛かるコストに最低限の利益を加えた金額がベースになっています。
FSW Rコースを1時間走れる走行会だと相場は平日だと23000-24000円、土日祝日だと25000-26000円位でしょうか?(肌感ですが)
でもこれは募集定員が40-50台な事が多い、コース代、人件費、ピット、計測、運営経費などの原価を考えると30~35台がペイラインで、利益はそこから先な事が多いハズなので平日なら69万円~84万円、土日祭日なら75万円~91万円を原価としている団体が多いのでしょう。
これが2時間走行なら単純計算で×2と主催側は言いたいところですが、実際はコース代以外の要素は×2とはならないでしょうから1.5~1.7くらいの係数が一般的と思えます。
安全に走って貰う為に『手が掛かる』参加者層なのと、エキスパート系が多いタイムアタックやレース参加者が中心で『最低限やれば基本放置プレーでOK』な参加者層でもこの辺は数字が上下します。
走り易さを重視する為にタイムレベルや参加者層を限定(制限)したり、募集台数を制限すると参加者のコストに直結するし、走り易さを重視する参加者、慣れてない参加者は安くて走り易い走行環境を見つけるのはなかなか困難だというのが理解してもらえるでしょうし、こういった機会を設ける主催者側は『そういう経済観点や経験値がなさそうな参加者から高いだと走り辛いだの』言われるとイラっとする事も多い事でしょうし『皆さんが参加しやすい料金にしたり、慣れてない人でも安全に走って貰う為のケアの部分を確保したらボランティアでもなければ誰がやってもこの値段になるでしょうよ!』と(苦笑)
私に言わせてみれば、曜日、台数、料金、内容を見て申し込むか?調べれば走る前から予想できたでしょう?となるますが、、、だから主催側は”コースを如何に安く借りるか?”が命題だし、参加者はそうは言っても『走り易くて安い』走行機会を探す(笑)
実際はサーキットもお得意さん団体には公開されている定価ではない料金設定やプランが用意されていますが、それは長年の信頼関係や毎年ある程度のボリュームで利用する事が前提のもので、これまた一定のリスクや条件をクリアできる必要がある。
だから、ここまで書いた様な要因を加味して、何か特別な理由がある特別なものに参加できる眼を付けたり、立場になる努力をする必要が参加者側はあるという事です。
ここまで書いたら、、、、
2/20の こ
ちら の走行会がどれだけ特別なのか?が分かりますよね(着地点ここです 笑)
月に1度や2度しかない”日曜日”のスポーツ走行だったら15台以下で走れるなんて雨でも降らない限りほぼ不可能でしょうし、2分以下の車両に限定される事もない、Aピットが付いている(Aピットを借りたらFISOCOライセンス所持者が幾らか?知ってますよね)、しかも1時間×2本の2時間も走れる。
”2分以下限定”と言うのは紳士協定です。だからクーリングでスローダウンしたっていいし、1分40秒で走るGTレーシングカーも1分58秒で走るケイマンGT4もOKです、こうやって明記すれば想定外の参加者が参加する事もなく、条件的に初心者いなくて経験者の中でも速い(車が、人が、)人達だから、当日だって最低限のブリーフィング資料でも(無駄なソフト面のコスト増もなく)コース上の安全が保たれる、という意図です。
計算してみると、、、
1時間走行45台募集の日曜日走行会(青空駐車として)で25000円とします。
2時間だと係数1.5として37,500円です。
しかし今回の走行枠は2分以下に限定しているだけでなく15台に限定しているから単純計算で参加台数1/3だからコストは3倍 = 112,500円でPitが付くからFISCO会員が半日利用としても12万以上が妥当な参加費だと思われます。
こういう限定的な走行をされる参加者は合計2時間の走行枠をずっと走り続ける?と思うと、もっとメリハリある限定的な走行をされるでしょうから、コースの走り易さは目に見える数字以上だと断言できます。
これが、、、48000円で走れてしまう。
24000円で平日1時間、45台同時走行の走行会に2日間参加した時の満足感、ストレス、家からの移動などの使った時間、家族や会社の目(笑)、物理的なリスク、クルマの負担、スキルアップやその成果判定、、、総合的に考えたら数字以上、もはやPricelessですね。
そう考えると、、、McLaren Free Run走行枠も30分×2本とその内容を考慮したら破格。
平日は600LTにちなんで60,000円、今回は初の日曜開催だから720Sにちなんで72,000円としたけど12台上限だからコース代だけの原価でさえショートしていて、付帯サービスなどを考えると異常な金額設定。
765LTにちなんでも足りなかった(笑)
そして、19-20日で開催する恒例のプレミアムレッスンに置き換えると。
通常42000円の広場トレーニングから始まり、1日目夜はサーキット内で軽いケータリング、宿泊、2日目は1時間半のバス下見走行、1時間半のセクター反復練習、30分×2本のフリー走行(コース占有時間は日曜日に実質4時間なので16名の参加者1名あたりでコース利用料だけでも22万円/1名)、これに2日目のランチケータリング、ピット、バスの用意などのハード面の費用を人数で割るだけで30万円くらいの計算、これにインストラクター5名&スタッフ5名体制やそれらの経費、同乗ドラサポ用のデータ解析要員などのソフト面を加えると当然それ以上となります。
これが20万円(通常価格)、、、これも内容を加味して更に破格。
そんな色々と大人の事情がある事を考慮した上で、以下の情報を見て頂けると嬉しいです(笑)
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急募中のイベント情報
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▼2022年2月19日・20日(土日)
FSWプレミアムレッスン
年にいちどきりの合宿プログラム、通常プランに2枠、空きがでました!
同乗ドラサポ、15台限定走行会のWエントリーなどオプションを追加しました。
▼2022年2月20日(日)
McLaren Free Run in FSW
McLaren車両に限定した走行会
FISCOライセンス取得プラン、タイム計測などオプションを追加しました。
▼2022年2月20日(日)
15台限定FSWタイムアタック走行会
富士のレーシングコースを2時間、15台で占有!
少ない台数でタイムアタックしやすい環境をご用意しました。
スポーツ走行や走行会は混んでいて走りづらいと感じたことのあるアナタに!
▼2022年2月27日(日) 袖森フェスティバル&袖-1GP
恒例となりました、袖ヶ浦の走行会!
袖-1GP2022開幕戦も併催となります。
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袖森フェスティバル
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袖-1GP 2022 開幕戦
▼3月以降の「広場トレーニング」「鈴鹿同乗ドラサポ」の応募受付をスタートしました。
詳細はワンスマHPの
イベントカレンダ― へ
皆さんも3連休最終日、素晴らしい1日をお過ごしください。