まだまだ不順な天候が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
週末はFSWでドラサポ、カートレース運営(企業様の福利厚生)、そして茂木でのドラサポを控えている澤圭太です。
本日各方面にWEC / FSW戦のレポートを配信しましたのでご確認ください。
以下でもご覧いただけますので宜しくお願い致します。
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関係各位
いつも澤圭太のワンスマ活動、レース活動にご支援頂き誠にありがとうございます。
以下、澤圭太が本年参戦致しますWEC参戦レポートです。
お忙しい中恐縮ですがご査収いただけますと幸いです。
フォトギャラリー
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お知らせ:
① 今回スポットスポンサー支援を頂いたWTC様の記者会見に出席した模様が
Youtube に公開されております。(澤出演シーン : 10分25秒付近~18分13秒付近)
② 2018年以降のWECシリーズについて主催者から発表に続いてClearwater Racingからも来季の活動について発表がありました。
2018-2019年と連結で約1年半のシーズンのとなりLe Mans 24hレースは2018年6月だけでなくシリーズ最終戦として2019年の6月のLe Mans 24h(最終戦)とシリーズ中に2回開催される形式です。
Clearwater Racingも引き続き来季もWECに参戦する意向を表明しておりますので澤も引き続き参戦できるように今後調整をして参ります。
>>>
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2018 – 2019 WEC Super Seasonについて >>>
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④ メディア露出情報
FSW戦を通じて東京中日スポーツ新聞にもレポート掲載されました(添付画像)
10/26発売の三栄書房 REVSPEED誌には付録DVDにて
「袖ヶ浦フォレストレースウェイ攻略」という特集で出演予定です。
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【以下:レースレポートです】
前回WEC/USA戦で残り1時間までクラストップを快走する好レースを見せ今季3回目の表彰台(2位)を獲得したClearwater Racingと澤圭太は、澤個人だけに留まらずアジアを主体にレース活動をしてきたチームとしても母国・ホームレースとも言える日本/富士スピードウェイでのレースを迎えた。
木曜日のコースウィークや準備を済ませ、金曜日から走行を開始するも予報では週末を通して断続的な雨が予想されていて各チームとも精力的に雨の中でも走行を実施した。
公式練習は雨に比較的強いFerrariの特性もあってエースDrのMattも公式練習1回目でクラス2位、地元で一番雨のFSWを知っている澤も雨が強くなった2回目の公式練習でクラストップと順調にセットアップも進む。
チームオーナー兼ドライバーのWengも勝手知ったるコースで今までの知らないサーキットでのWEC戦とは一味違う走りを披露し、チームとしても自信を持って予選・決勝を迎えられる状態となった。
土曜日の公式予選:
朝の公式練習3回目では澤がいつものように決勝セットアップの確認とWeng & Mattが予選のシミュレーションを実施、午後の予選も引き続き雨の中ではあったがまずはMatt選手が1分49秒台でクラストップに、続いてWeng選手に早めに交代しまずは50秒台のタイム。これで2人の平均値で争う予選はクラス2位、しかし最後の5分でもう1セットタイヤを投入し再アタック、渾身の走りでブロンズドライバーの中で唯一の49秒台のタイムを叩き出し見事WECシリーズでは初、昨年のスポットエントリーしたルマン24時間レース以来のクラスPP獲得となった。
日曜日の決勝(6時間):
地元澤の支援者など約50名が現地観戦に来る中、スタートDrの澤は前日から緊張の様子。
しかし難しい雨のコンディションで、色々なケースが予想される中、スタート進行は予定通り進められSCによるスタートが行われた。澤はクラストップを維持するだけでなく上位クラスであるGTE-Proクラスのマシンも3台パスして2位の54号車と一時は10秒以上の差を付ける走りを披露する、序盤の力走が影響してスティント後半はペースが落ち54号車との差は3秒まで詰まるもコース上の霧が増えて視界不良の為に2度目のSCランとなり、その間に予定より少し早めのピットインDr交代を実施。
続いてのWeng選手もクラストップを維持する素晴らしい走りだったが雨の量と霧の量が再び増えて赤旗中断となる。この時点でまだピットに入っていないアストン98号車がトップだが61号車はまだ実質トップのまま。
レースが再開すると引き続き好ペースで周回を重ねる、しかし再びSCランとなりそのタイミングが61号車にはとても不運なタイミングだった為に12秒あった2位との差がピットイン&Dr交代Matt選手へ)のタイミングで順位が入替となってしまう。
54号車を2秒以内で追走しチャンスを伺うMatt選手だが雨の量は引き続き多く、前車の巻き上げる水しぶきもあってなかなかオーバーテイクに至らない、そんな状態が続く中、コースは再度霧が立ち込めて2度目の赤旗中断となる。
残りのレース時間は1時間半ほど、レースは75%以上消化されて順位につく獲得ポイントも100%(フルポイント)が与えられ成立する状態、このまま勝てるレースを2位で終わるのは悔しいがFSWの雨が夕方に向けてどうなっていくかを良く知る澤は内心「万事休す」を確信し苛立ちを隠せない様子。
残り10分となった午後5時50分からレースが再開されると公式にアナウンスされ、最後の10分Matt選手に全てを託すつもりで見送るが続いて「この10分でレースの再開は無く、セフティカーに先導されピットへ、そのままレース終了&成立とする」という公式アナウンスが流れた時、澤とClearwater Racingのクラス2位が確定した。
これで6ポイント差で3位だったチームランキングがメキシコ戦で陥落して以来再び2ポイント差でトップへ。次の戦いは再びホームレースと言える中国上海11月5日決勝、そして最終戦のバーレーン11月18日決勝へとなだれ込む。
澤圭太コメント:
母国での世界選手権という檜舞台は週末を通して残念な天候ではありましたが沢山の支援者の方々も現地に応援に来て下さり本当に忘れられない週末となりました。
いつもと違う景色になったサーキット、勝手知ったるサーキットで難しい雨のコンディションの中でも練習走行から良い走りをする事が出来ました。
バスサファリでの走行、ピックアップDrに選ばれての公式記者会見出席、スタンド裏ステージでのトークショー、オートグラフセッションなど、やはり注目をして頂いているという実感やファンの方々の期待を感じる週末でした。
実は予選アタックをやらせて貰う話が前戦のUSA戦であったのですが熟慮の上に「チームの為にはせっかくいい流れで日本に行くのだから“いつもの流れ、いつもの役割分担”で戦った方が良い」と伝えて辞退。
やっぱり内心は苦悩がありましたし、予選でPPを獲得して記者会見場に向かって自分だけ檀上に登れない悔しさもありましたが、反面「やっぱりこれで良かったんだ」と自分の判断が正しかった事も感じました。
スタートDrとして難しいレースをする覚悟、チームの為にレースを作る役割として凄く緊張しましたが落ち着いて走れましたし、皆さんの想いが後押ししてプロクラスのマシンまで数台序盤で抜くことが出来ました。
このレースはクラス2位の54号車との闘いになる事は予想されていたので序盤少し無理をしてでもプロクラスのマシンを挟む事で相手のペースを鈍らせ、自分がなるべく視界の良いところを走るという作戦もハマりました。
しかし振り返ってみると決勝のセットアップは54号車のほうに分があった、ここは私の決勝のマシン作りという役割は100%果たせなかった反省点です。
当然勝ちたかったし、完全に流れはこの週末私たちのモノだったのは疑いのない事実でした。もう1回自分のスティントが回ってきて自力でトップでチェッカーを受ける事を思い描いてましたが富士の天候の女神は私たちには微笑んでくれませんでした。
悔しさとやりきった満足感が入り混じる表彰台からの暗闇&雨の中の景色は忘れることが出来ません。
しかし残り2レースの時点でチームランキングがトップに返り咲く事が出来たのは好材料で、富士のリベンジを必ず上海戦で果たし、トップのままでバーレーンへ乗り込めるように気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
改めて現地にお越しいただいた皆さん、そしてTVやネットを通じて念を送って下さった皆さんにお礼を申し上げます。今後も応援のほど宜しくお願いいたします!!!
スポンサー様紹介:
2017年協賛スポンサー様:
2017年の澤圭太のレース活動は以下の企業様にご支援によって実現しております。
(順不同・敬称略)
WTC(スポットスポンサー)
FORZA!! KEITA 2017
冨士森内科クリニック
P.S.C. Starch Products PLC.
T.A.O(ティーエーオー)
延命酢
デュアル・ポイント・システムズ
アップリフトモデルズ
アベ・エキスプレス
ハート引越センター(スポットスポンサー)
藤井工務店
REGARO(レガロ)
東京ベストプラン
Arai HELMET(アライヘルメット)
Djac(ディージャック)
ROCKPORT(ロックポート)
生涯成績:
生涯成績(1994~1997のカートレースは除く)
澤圭太4輪レース公式戦生涯成績
全180戦出場、表彰台75回、優勝回数21回、PP獲得11回、ファステストラップ4回
(表彰台獲得率41.7%、優勝勝率11.7%)
https://www.driverdb.com/drivers/keita-sawa/
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共宜しくお願い申し上げます。
レーシングドライバー / 株式会社ABSSA ワンスマ主宰 澤圭太