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2024年05月06日

VITA vGranzもいい練習教材の車両!

VITA vGranzもいい練習教材の車両! GWの最終日、袖森でのドライブスルー走行会を終えて明日から通常日に戻ります。

5月も菅生でのGT4練習日、Ferrari Challengeなどの帯同コーチ、鈴鹿CCMC、The学、ワンスマカート、プライベート広場トレーニング(定員4名、残り1名)、GT4練習ドラサポ、ワンスマ枠とMcLaren Free Run走行会など目白押しです。

先日『カートのススメ』と題して書きましたが、VITAとかvGranzも教材としていい素材だと思います、私も両方ある程度走行経験があるのでその辺の話を、、、

昨日のオートポリスでのKCCさんの走行会の中での同乗ドラサポと合体してVITAを借りての自習練を実施してきました。

スポーツ走行30分×1本のみですがどんな事を考えてどんな事をしてきたのか?紹介したいと思います。



まずは昨日のVITA自習練のラップチャート見てください。

Out Lap → 2分11秒6 → 10秒3 → 10秒0 → 9秒8 → 9秒4 → 9秒3 → 9秒0 → 8秒9 → In Lapという計測8Lapでした。

30分スポーツ走行(実質23分間)なので、たぶんあと2Lap出来たかも?だけどタイヤの良い所、路面グリップや気温などのコンディションのピークは5-7Lap目だった感覚だったので早めに切り上げて終了!!でした。

最初のLapだけちょっと慎重に、でも計測2Lap目からベストが出た計測8Lap目までは約1.4秒の差の中で推移し、しかも毎Lap コンマ数秒ずつ更新という内容でした。

これだけタイムが揃ってタイヤのグリップの分がタイムに反映されているように見えてもデータを見ると、色々発見があって、Lap△のセクター3がコンマ1秒速いな、で映像みると『あ、この時こうしようとしてたな、こうするとこうなるんだな、どっちがいいかな?』って感じたり考えて走っていた事を思い出す、そうなるとじゃあここはこうなる様に走って、ここはこうして、、、って更に走りの精度が上がるから、次また同じ様に走ると8Lap掛かってたのがもっと短い時間で出来たり、その結果のタイムが更にコンマ2とか3とか削れていく、、、というのがドライバーがやるべき精度調整Driveって奴です。

それを走行前後にやるようにするのがまずステップ1、次になるべくそれを走行しながら出来る部分を増やしていく様にしていくのがステップ2です。

このサイクルを最適化する習慣を付けるだけで練習効率は飛躍的にアップします。

VITAの良い所は、それが仮にまだ出来なくても連続周回を重ねても熱やグリップダウンが少なく比較的『沢山走り込める』車両だということ、車重が1t以上あって、400馬力以上ある乗用車にスポーツラジアルタイヤのパッケージングだと、タイヤが美味しい所が少ないので走りの成果がタイムに現れ辛いというのがあるので、、、

昨日は簡易的なドラサポ(この週末にレースを控えている方だったので)とセットアップバランスチェックの費用と走行券別でスポ走1本25000円というレンタルプランをバーターにして”私は体で返して、その分レンタルフィーなしで自習練をする”という方式をオーナーさんに協力頂いたので、自分のセンサーチェックトレーニングとしてそういう走りをしまましたが、FSWや鈴鹿に比べると台数も空いていて、向こうに飛行機で飛んで行っても集中的に走り込めるメリットとそのコスパを考慮するとお勧めの方式の1つだと思います。

参考までに、、、

APのVITA戦はレコードタイムが昨年11月で2分6秒7、昨年より新しいDLタイヤになって絶対的なタイムは1-2秒上がれど、車重の軽いVITAでもタイヤのライフは以前のスペックのタイヤよりは短くなり、中古タイヤのタイムのデグラも以前のタイプより大きい傾向とのこと、グリップするタイヤの物理的宿命ですね!

昨日は新品から2時間ほど走行したタイヤだったので更にタイヤグリップエフェクトの大きいAPなら少なくとも新品から1.5sec、もしかしたら2.0secは違うかも?

なので、新品タイヤは新品タイヤのバランスチェックが必要だけど、昨日の最後の8秒9は悪いタイムじゃないはず

因みに、FSWでも昨年の11月のFujiチャンの際にVITAが1分57秒7だからAPとのタイム差は約9秒って事ですね、昨日の8秒9をベースにするとFSWなら-9秒として1分59.9秒なので、ここから1.5secだと57秒9から58秒4って事か?気温の差分だけ少し足りないかな?って領域ですね

とにかくVITAは軽量なのでロードカーやGTカーに比べるとタイヤに熱入るまで(特にフロント)が時間掛かり、タイヤの熱 / グリップバランスによる操縦性の違いやDriving面でのアジャストの勉強、つまりGentlemanさんに一番欠けていることの多い『タイヤの前後グリップを感じる』(ゴルフで言ったらシャフトの長さ、固さ、フェースやヘッドの角度や重さに応じた振り分けの為のセンサー)を掴むのにも最適な1台と言えます。

フロントタイヤが温まるまではフロントしっかり潰して温めつつ、少しアンダーでも上手く『加速時R軸走法』でアクセルON旋回を活用して走る、フロント暖まってきたら入口からリア軸で4輪の高いグリップを活用して速い速度で進入しつつもリアを回しこんで本来のVITAの喜ぶ走らせ方を忠実に守る、そして前後共に熱ダレをしてきたらまた違うR軸走法に切替えて最小限のロスで走る、、、

そんな走りの引き出しの小分け精度が『収納の達人』と言われるYoutuberの奥様ばりに出来るようになるはずです。

コースの特性としてAPはグリップエフェクトが大きく、FSWは気温差によるパワーエフェクトが大きい特性なので、一概に常にタイム差は9秒とは言い切れないですが、FSWなら予選でのスリップの使いあいもあるだろうし、APなら予選のタイヤの使い方次第で決勝の戦略が変ったりもするだろうし、いづれにせよ自分が仮にVITAレースに出場するなら少し細かいセットアップとかシート位置とかまで突き詰めて色々とやり出す、、、(そこが面白くもありピリピリする所でもある 笑)

先日の”カートのススメ”の話同様でMT車両が運転できるならVITAも凄くいい教材、GTカーやカップカー系の方の練習であれば最近はvGrazもいい教材の1台として注目されてますよね。

vGranzはトラコン無し、スリックタイヤ、でも3ぺダルで発進だけクラッチ必要だけど、走り出したらパドルシフトでクラッチ要らず、VITAから6-7秒速くてFSWなら1分51秒位の車両です。

先生役のドライバーと一緒にレースに出れる機会もMEC120の様にあるのも環境面で言ってもスキルアップに繫がると言えるのがVITAやvGranzだと思います。

いづれも、個々の皆さんのニーズや方向性によって実践的なトレーニングとして一緒にレースに出るというのも私が2007年頃から始めていたGentleman Driverのコーチをしながら一緒にレースに出ていくというこの15年で認められてきたスタイルの王道になりつつあるので皆さんのスキルアップの手段の一つとして参考になるかと思いますよ!
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Posted at 2024/05/06 15:29:16

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