米ゼニス（Zenith）ポータブル真空管ラジオ Model 4G800Z

ども、、

えー、本日も、古（いにしえ）の卓上型式ポータブルラジヲと行ってみましょー
（￣o￣ ）ノうぇーい！

ということで、米国ゼニスラジオ社（Zenith Radio Co.）のポータブル真空管ラジオから、「Model 4G800Z」です。

発売は昭和23年(1948年)、サイズは幅190mm×奥行100mm×高さ140mm、横幅20センチにも満たないコンパクトサイズですが、列記とした真空管ラジオであります。（￣▽￣）ｂ

キャビネットはプラスチック（ハイインパクトスチール樹脂）製、スピーカーグリル周りの造形物はダイカスト製で、折り畳み式の丈夫な取っ手も取り付けられておりました。(￣ー￣)σ

マルーンの本体に、チューニングダイヤルとボリュームを左右に配したピカピカ金メッキのフロントグリルは、無暗やたらと豪華そうで最高でありますよねー(｀・ω・´)ｂ



フロント前面を覆ったカバーは、内部にループアンテナが仕込まれておりまして、ラジオを聴くときは、このカバーを上に跳ね上げて使用いたします。(￣◇￣)♪

そして、電源スイッチはカバーの開閉と連動しており、フロントの下部の留め金を外してカバーを跳ね上げてやると電源が入るという、大変凝った造りとなっております。

使用真空管は電池管（1R5-1U4-1S5-3V4）の４球、整流はセレン整流器で、自社製3.5インチ・パーマネント・ダイナミックスピーカーを駆動させております。(｀・ω・´)ｷﾘｯ



AC/DCの二電源切替式ですが、DCで運用する場合は、二種類の専用電池「Ｂ電源用 （67.5V）」と「Ａ電源用 （1.5V×1）」が必要でありました。ヾ(￣ ￣ )

フィラメント用のＡ電源は単一電池で代用可能ですが、ヒーター用のＢ電源積層乾電池はなかなか手に入りませんし、必然的にAC100V電源での運用が中心となってしまいますよねー

と云うことで、今回もメルカリで（米国製のラジオですがw）超格安で入手、一応放送らしき音は聞こてえてくるけれど内容までは分からないwと云うボロボロのジャンク品でありました。



そんなわけで、早々に到着したラジオのレストア開始でして、セレン整流器をシリコンダイオードに置き換え、100V電源に合わせてドロッパー用の抵抗とACラインのコンデンサーも交換であります。

そして、ブロックコンデンサーと劣化したペーパーコンデンサーも交換してやりましたが、受信感度が最悪で電源を入れて5分もすると音声が酷く歪んでしまうと云う状態であります。（￣＾￣）ｂ

オシロスコープで波形を追いながら怪しい抵抗を順次交換、真空管をすべて新品に入れ替えてみましたが症状は一向に改善しませんでして、完全にお手上げ状態であります。（´・ω・`）



密集した部品配置からくる発振と発熱が原因でしょうけど、いずれにしても、この手の小型カラクリラジオは、最初から鑑賞用として考えた方が気分的に楽チンな感じでありますよねーw

あと、キズだらのキャビネットは完全に分解して換気扇クリーナー攻撃、欠けや割れた部分は、プラ板で補強し瞬着パテでカタチを整え、サーフェサーで下地を均してやりました。

資料的観点から、極力塗装は行いたくないのですが、こうなっては仕方ありませんw、全体にタミヤのマルーンを吹いて、サランネットも新品に張り替えてやりました。(￣ー￣)σ



最後に動画もアップ、ラジオの直近に置いたAMトランスミッターで辛うじて受信しておりますが、音質がイマイチなのは、ま、ご愛敬と云うことでw へ(￣▽￣へ)(ノ￣▽￣)ノ ﾄﾞﾓﾄﾞﾓ

ささ、ということで、今週も始まってしまいましたけどw

ま、ぼちぼちと、頑張って行ってみましょー

でわでわ、、(=ﾟωﾟ)ﾉｼﾞｬ､ﾏﾀ!!



※写真はクリックで拡大します。（￣▽￣）ｂ