スポーツ走行や走行会の現場に良く居る私が最近感じること・・・
”とにかく赤旗が多すぎる!”です。
また、赤旗解除後にすぐまた赤旗が出るのも良くある事です。
昨日の鈴鹿でもスピンしたVITAに後方から来たルノーがスプーン1コ目と2コ目の中間地点のコース上で衝突、両車両ともに大破してVITAに乗るDrはドクターヘリで搬送されるという大きなアクシデントがありました。
レギュレーションに添って安全性高く作られたレースカーにプロもしくはプロに準じるDrがDriveしてレースをする時でさえ細心の注意を払って走るのですが、レース競技なら一緒に走る事はないようなスピードや性能差がある車両で経験やスキルや目的もバラバラなアマチュアDr同士、またレースシーズンになってそういった走行枠に上記のようなレースシーンに登場するような組み合わせの車両が混走する・・・
これはある意味、レースという環境下より”危険度が高い”と常に感じています。
様々な要因の”差”が大きいという事がポイントです。
皆さんの大切な愛車でそのような状況で走る際は、私は少なくともレースの時よりも安全マージンを多めに取るように心がけてますし、FSWのスポーツ走行の際はピットロードに並ぶ車両やコース上で出会う車両がどんな感じか?常に周りの状況を良~~く観察しています。
コースの体制もレース時よりもオフィシャルの数が限られていたり、医療体制が完全では無い場合も多いでしょうから、例えば車両トラブルによってコースにオイルや液体が巻かれてしまってもオイルフラッグが出されるまで、赤旗が出るまで時間を要する時だってありうる、旗が出てなくてもオイルが出ている事に気づける位の注意力が必要であり、昨日の鈴鹿のようにスピン直後では黄旗のタイミングが間に合わぜうに現場に居合わせてしまうタイミングだって有り得ます。
本来サーキットはルールとマナーが一般道より厳格で、一方通行で歩行者や自転車の乗ったおばちゃんも居ないし、子供がエスケープゾーンでサッカーをやっている事だって無いので安全性は高いと言えますが、絶対スピードが高いだけに何かの不運がいくつか重なると重大な事故に繋がる事は紛れもない事実です。
皆さんはほとんどの方がアマチュアでほかに大切な本職があるでしょうから、一発の自己ベスト更新も大切ですがそれ以上に安全マージンを不必要に削らないスキルが一番大切です。
暖かくなってきてベストタイム更新が難しくなってくるこの季節なので焦るのでしょうか?
暖かくなって車とドライバーの負担が増えて集中力が落ちたり、トラブルが出やすいのでしょうか?
レースに向けて限られた時間しかなくチェック走行や練習走行で台数が多い中やスピード差がある車の中で相手がアマチュアである事を一瞬忘れて走ってしまったからでしょうか?
安全に勝るルールは無く、安全のために備えが十分すぎるという事もありませんので、是非皆さんにも今一度肝に銘じてサーキット走行を楽しんで頂きたいですね。
今、”俺は大丈夫”と思っているアナタ・・・ 気をつけてください、一寸先は闇です。
ワンスマは速く上手に走りたい人だけでなく安全に楽しく走りたい人の為にもお役に立ちたいと常に考えています。
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2015/04/24 14:56:19