何でも「べスポジ」ってありますよね。
(画像の中の線はコーナー手前のCP/APに対してのベストポジション)
例えば、私はサウナが好きなので、いつも行くサウナの中で必ず「べスポジ」があります。
3段あって一番高いと室内の温度が一番熱くて長くは居れない、1段目だと温度が低すぎる、だから2段目なんだけど、2段目の中でもヒーターとの距離や室内にあるTVの見やすさ、「もうダメだ~!」と思って脱出する時の出入口ドアへのアクセスetc、色々な要素を鑑みて包括的に『2段目の中央の柱の右側』がべスポジなのです。
1クール目は3段目で一気に汗を放出させ、2段目に移動して我慢。
水風呂の後の2クール目は2段目でスタートさせて、1段目に居りてじっくり発汗。
2回目の水風呂の後の最終3クール目はその後に仕事が控えているか、もう帰るだけか?によって調整の仕方が変わる(笑)
サウナの話に限らず、自宅からFSWへの空いていれば2時間のルートもそうで、Google MapでGPSが考える最短ルートを見つつも、自分の裏道経験を元に、曜日や時間帯によってアレンジしてGoogle Mapの表記が1分伸びたり縮んだりするのを私の様に心の中で一喜一憂している方も多いと思います。
自宅からの際は市川ICから乗るか?外環の市川中央から乗るか?300円の差を天秤にかけてどちらからアプローチするか?毎朝悩みます。
あそこに見える信号が赤ならこっちの脇道から、、、などと周りの状況もつぶさに見て判断するし、外環が出来た事で市川、松戸、鎌ヶ谷周辺の渋滞の状況が変化しているここ数年ですし、高速に乗っても小松川JCTが出来た事で市川、篠崎、小松川周辺に今までなかった(もしくはあったとしても軽微だったり、違う原因だった)渋滞が出来る様になって、ここからここの区間は右車線、ここは左で、ここを過ぎたらまた右、、、みたいなレコードラインも見つける必要あるし、これは首都高の中でもそうだし、東名に乗ってからも渋滞のでき方が港北湾岸線が出来た事や大和トンネルから左車線が追加された事などで変わっているので、それを踏まえたレコードラインが変化している。
スーパーやコンビニの駐車場だって必ず「べスポジ」があるでしょう、駐車が苦手な人ほど『入れやすさ』を重視しますが、実は入れやすい区画は出辛い区画だったりもして、運転が上手い人ほど『出す時の事』を考えたり、両脇や正面になる車の様子を見て(例えば子供が乗ってそうなクルマが隣だとドアパンチされそうとか、スライドドアだから大丈夫そうとか、初心者マークがついていたり、汚れてたり傷が多い車とか、、、停める区画に選択肢がある環境なら私はそういうの気にして停めますね。
サーキットを走ると、レコードラインを気にしますが、常日頃から環境に応じて常にベストのルートやラインを探り、その結果を評価して経験値として次の機会に活かす、、、という思考とトライのサイクルを習慣化しているかどうか?は凄く重要だと思います。
この『べスポジ』っていう概念は実はサーキットの各コーナーにも存在していて、ブレーキが終わる(ブレーキランプが消える)位置がコーナーのクリップに対してどこの位置でどの向きになっているか?がそのコーナーを上手くクリアできるかどうか?の最重要ポイントです。
上手な人、速い人は各コーナーのべスポジを意識的か無意識かは別として理解していて、毎LAPかならずそこをいい状態で通過している、上手く行かない人は毎LAPそこがバラついていたり、べスポジには来ているだけど車速や姿勢があってなかったり、、、という感じで、駐車場の話に戻れば「そこ停めたら当然出るのは大変だよね~~」って感じの問題が多いです。
当然、その前に基本操作が出来ている事、コーナーの操作の流れを知っている事、空間認識に優れコース幅を有効に使っている事なども必要とされますが、自分の体の中のGPS装置とGセンサーと方向感覚を磨くのも大切ですね。
先日、金沢のPista Racing simさんにお邪魔して1日かけてシミュレーターコーチを数名にさせて頂いたのですが、凄く上手な方、上手いけどあと1-2秒欲しい方、まだまだ練習したら速くなるよ~という方、色々といますが各コーナーのべスポジを知っているかどうか?がまずは1個目のチェックポイントで、そこに『正しい操作の流れを知っていて実現できているか?』項目が加わる事でその人の完成度が決まる事がシミュだからこそ、良く分かりますね。
凄く上手い人というのはそれが高い次元で出来ていて、だから他の車両や他のコースへ移っても直ぐに応用が出来る、、、
それの裏を返すと、まずは練習になる車両を見つけて、コースを固めてある程度走れる様になるのがファーストステップ、そこからは良い環境でコーチングを受ける事でレベルアップ、それを自習練して自分のものにしたら、本当に自分のものになっているか?の確認で車両やコースを変えてみる、、、この流れが『上手く成る為のレコードライン』だって分かりますよね。
話はこじつけ的ですが(笑)
ワンスマを支持してくださる皆さんの楽しく仲間を増やしていく為のレコードライン的存在として、、、それは今週末に開催の袖森フェスティバル(40th節目開催)、そして袖-1GP 2023 開幕戦(フェスティバルと併催)ですね。
120台規模の開催予定ですが、まだ少しだけ枠がある様なので『滑り込み申込』お待ちしています。
袖森フェスティバル >>>
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袖-1GP 2023 Rd.1 >>>
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またワンスマを通じてドライビングスキルの上達を狙っている方の『べスポジ』として、、、広場トレーニングはもちろんの事(来月は3/5と3/19に開催予定で、近日募集開始です)、ドラサポの要望や年間ドラサポのお問い合わせも増えています。
へんぷりさんのドラサポ実施の投稿 >>>
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また、ワンスマキラーコンテンツの広場トレについて(私の過去の投稿) >>>
こちら
それに関連して今年から始まる雑誌ENGINEさんとHC GALLERYさんがコラボして開催の「
エンジン・レーシング・レッスン」はワンスマが運営をさせて頂く事になっていて、昨年潜入参加取材をして頂いた時の記事がYahoo Newsにも掲載されております。
>>>
こちら
3/19開催予定の回はちょっと新しい試みを反映した形式の広場トレーニングになる予定なので、お楽しみに。。。
Posted at 2023/02/09 09:30:36 | |
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