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調布市のKAZのブログ一覧

2014年10月06日 イイね!

[BPレガシィ] その後のハンコック ventus V12evo の巻(格安タイヤ選びVol.8)

[BPレガシィ] その後のハンコック ventus V12evo の巻(格安タイヤ選びVol.8)BPレガシィ(6速ターボ)に履かせた格安タイヤ・ハンコック ventus V12evo の ”その後” についての報告ブログです。「空気圧点検」 と 「危うくパンク」 の2編(最終話)です。


<関連 過去ブログ(格安タイヤ選定まで)>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」
◎Vol.3 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」
◎Vol.4 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・後編」

<関連 過去ブログ(ハンコックタイヤに決めてから)>
◎Vol.5 は こちら → 「持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編」
◎Vol.6 は こちら → 「持ち込みタイヤ交換・トラブル対処&新たな課題編」
◎Vol.7・「実際に使って(走って)みての印象」 は
 → 2014年・夏・北海道帰省記Vol.3(道の駅・望羊中山&ハンコックタイヤ 編) の中で記述。

■空気圧に要注意・・・の巻
個人的な経験則になりますが、新品タイヤをホイールに組み付けた直後・・・「直後」とは言っても1ヶ月ほどのスパンになりますが・・・は、空気圧の管理に気を遣っています。特に、徐々に時間をかけて空気圧が低下することが、過去の国産タイヤでもあったからです。理由は不明ですが、1ヶ月以上経過すると、サイドウォールのビードとホイールリムが 「なじむ」 ためか、以降の空気圧は安定することが多かったです(>個人的な経験による)。

過去の例では、ブレンボ対応の 「STI-RAYSのホイール」 に ヨコハマのスタッドレス 「アイスガードiG20」 を組み合わせたときには、どちらも新品同士の組み合わせでしたが、最初の1ヶ月間は徐々に空気圧が低下する傾向に悩まされ、不良品か? はたまた作業ミスか? などと考えたものです。

ところが1ヶ月ほど経過すると、クルマを使うたびごとに補充していた空気圧がピタリと安定するようになり、以降は2~3ヶ月スパンでの調整で済むようになったのでした。そんな経緯もあり、今回の格安タイヤ・ハンコックに組み替えたときにも、初期の空気圧の時間推移には注意を払っていました。

<↓下の画像は7月20日時点。7月13日にタイヤ組み替えしてから、ちょうど1週間が経過したころの様子>
  

<↓エア補充前。見た目でも、サイドウォール部の「つぶれ具合」で空気圧不足が懸念される場合がある>
  

タイヤゲージ(空気圧測定具)は持っているのですが、それを使うまでもなく、ほぼ 「見た目」 で 「空気が微妙に抜けているんじゃぁ ないのか・・・?(>荒木飛呂彦先生風に)」 と思うことがあります。今回のハンコック・タイヤでも、そのようなシーンがあり、実際にも200kPa程度まで減っておりました。走行に困るほどのスロー・パンクチャーではないので、過去の経験も踏まえ、しばらくは様子見としました。

<↓215/50R17、215/45R18 とも、BPレガシィGTspecBの標準指定圧はフロント230kPa、リヤ210kPa>
  

<↓ハンコックタイヤでも、最初の1ヶ月間くらいはこまめにエアを補充する必要がありました>
  

<↓ハンコック ventus V12evo に空気圧210kPa(リヤ)でエアを補充したあとのサイドウォールの様子>


<↓見た目にも、サイドウォール部分はまっすぐ(ほぼ垂直方向に)立っている状態に見えるまでに変化>


その後、8月の北海道帰省(東京~札幌、往復2000km超)を経て、9月に入ってからは空気圧の補充を要する機会はグッと減りましたが、10月現在も様子見しているところです(後述)。あくまで私感ですが、ハンコック ventus V12evo はサイドウィールが非常に柔らかいので(既報)、空気圧の微妙な差がサイドウォールの微妙なつぶれ具合となって、見た目にも反映されやすいのかもしれません。今後も経緯を観察しようと思います。

・・・と思っていたら・・・。

■トレッド面に異物を発見の巻
9月24日、仕事を終えて帰宅したときのこと。駐めてあるクルマのタイヤ(この時点では、空気圧に異常がないかどうかの簡易確認のため)に目をやると、トレッド面に何やら違和感がある。

<↓夜なので分かりにくいが、トレッド面に何か刺さっているように見える。小石を挟んだのではないようだ>
  

<↓手持ちのLEDライトで照らしてみると・・・何と、ネジが刺さっていることが判明>


<↓夜間なので、とりあえず白ペンで当該部位をマーキング。翌日以降の確認作業に備えることに>
  

■改めて現状確認の巻
日を改めて、太陽の光が差す日中に、タイヤの状況を確認してみることにします。異物(ネジ)が刺さっているトレッド面近くのサイドウォールに白ペンでマーキングしておいたので、これを目印に現状確認しやすい位置まで、車両を少しだけ後方に動かします。

<↓日中の明るい日ざしの中で、改めて状況確認する。まずは遠くから次第に接近して撮影>
  

<↓上下の画像と合わせて、ワイド→テレ→近接で撮影>
  

<↓異物の正体はネジ。プラスの皿ネジ。頭部は摩滅しているが、ネジ内部はガッツリ刺さっている>


■抜くべきか?抜かざるべきか?の巻
通常このような場合は、発見時点で空気が抜けていなければ、そのまま自走して販売店なりタイヤショップなりに持ち込んで、そこでしかるべき処置をしてもらうのが良いです。しかし私は、あえて勝負に出ることにしました(>ちょっと大げさ)。自分でネジを引き抜くことにしたのです。

「皿ネジの頭部はそれほど大きくないので、ネジ長さとしてもそれほど長くはないだろう」、との読みからです。もちろん、これは勝手な想像ですから、ネジ長さは6mm程度かもしれないし10mm程度かもしれません。あるいはそれ以上の可能性も・・・。

いずれにしても、ネジが刺さったままの状態で走行を続けるわけにもいきませんし、もしもパンクしているなら、遅かれ早かれそれ相応の処置が必要になります。万が一、引き抜くだけで済むなら、それはそれでラッキー(なだけ)です。

<↓ネジ頭部のサイズから判断し、この場で抜くことに決めた。抜いた途端にシューシューと音が漏れたら負け>
  

<↓ネジをゆっくり慎重に引き抜く・・・が、なかなか抜け切らない。抜いてみると実はこんなに長いサイズ(汗)>
  

うぎゃ~!抜いてビックリ!
想像以上のネジ長さ やんけ。


ドッギャアァーン!
こんなに長いネジが刺さっていたのかアァーーッ(汗)。
いくらトレッドに対してナナメに刺さっていたとしても、トレッド面を貫通している恐れがあるッ!

<↓試しに、センターグルーブの底に対してネジをやや斜めに当てて、ブロックに刺さっていた深さを推定>
  

■危うくパンク? (^^;)))・・・の巻
ところが、シューシューとエアが漏れるような音は一向に聞こえません。
一気に漏れるようなことが無くても、JOJOに(いや、徐々に)漏れてくる可能性は大いにあります(汗)。
そこで、クルマは当面 使わないこととし、タイヤの圧漏れ有無(サイドウォールのつぶれ加減)を時間観察することにしました。

<↓左:ネジを抜いた直後(9月27日11時頃)  右:抜いてから1時間が経過した状態(同・12時頃)>
  

高々、1~2時間程度ではエアは抜けないようです。
そこでもうしばらく、タイヤの圧漏れ有無の観察を続けます。

<↓左:抜いてから丸1日放置(9月28日11時頃)  右:町内を1周して戻ったとき(9月28日17時頃)>
  

丸1日放置した程度では明確な圧漏れが確認できなかったため、走行による動荷重をタイヤに与えてみたのですが(右上画像)、それでもエアが漏れるような兆候は認められません。そこで念のため、さらに翌日、スタンドに空気を入れに行ったのですが、特に抜けている様子はありませんでした。

<↓9月29日17時頃。空気圧が低下している様子は特になし。その後、街乗りを続けても変化はなし>
  

10月5日現在、ネジ刺さりに見舞われたハンコックタイヤは、ごくフツーに街乗りできています。ですが、まだ高速走行はしておりません。状況証拠から考えると、どうやらトレッド面のカーカスを貫通してはいなかったようです。ただし、「不幸中の幸い」 と呼ぶにはまだ早計かもしれません。目に見えない内部で、どんな損傷があるか分かりません。

新品のタイヤであるのに、ネジが刺さってしまったのは不幸か。
あるいはトレッド面の厚い(ブロックが摩耗していない)新品のうちに刺さったので、ネジが長くても助かったのは幸運か。

とらえ方・考え方によっては、いろいろな解釈ができますが、通常行っている運行前点検の中で、タイヤ関係の点検は(前述の新品組み替え後の経験則も含めて)、引き続き注意していこうと思います。もちろんスペアタイヤの空気圧も、ですね。イザというときにスペアタイヤが使えないようでは、シャレになりません。

以上、ハンコックタイヤの近況を含めた 「その後」 の報告でした。
これにて、「格安タイヤ選び(ハンコックタイヤ編)」 をいったん終了します。
2014年09月03日 イイね!

[BPレガシィ] 持ち込みタイヤ交換・トラブル対処&新たな課題 編(格安タイヤ選びVol.6)

[BPレガシィ] 持ち込みタイヤ交換・トラブル対処&新たな課題 編(格安タイヤ選びVol.6)ヤフオク!で仕入れた格安タイヤ(ハンコックの ventus V12evo)を、BP型レガシィGT spec B(ターボの6速MT)に履かせるため、「スーパーオートバックスに持ち込み交換作業を依頼した際の備忘録」 の後編です。
今回は 「格安タイヤ選びVol.6・トラブル対処&新たな課題 編」 です。画像が少々多めですが、ご承知おき下さい。

<関連 過去ブログ>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」
◎Vol.3 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」
◎Vol.4 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・後編」
◎Vol.5 は こちら → 「持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編」

(※Vol.5(トラブル発覚編) からの続き。)

■トラブルへの対処の巻
「樹脂センターキャップが経年劣化しているから」 という理由により、組み替え依頼をした持ち込みタイヤの 「ホイールバランス取り作業」 を断られた・・・というのが、前回 Vol.5 までの話。

「多少、割れても文句を言いませんから」 と作業の継続を依頼しても、受け付けてくれる気配は無し。それ以上の交渉をしても、進展が得られないのは明白だと判断した私は、次のように切り出しました。

私   : 「それでは、私が今、この場で樹脂センターキャップを取り外しします。」
作業員: 「!?」

私   : 「依頼主(ホイールのオーナー)である私が、自ら取り外すのですから、
       たとえ割れても自己責任になります。さらに今、この場で すぐに外す
       のですから、作業を中断することなく、継続いただけますよね?」
作業員: 「そ、それでしたら、問題ございません。」

私   : 「それでは荷室から自前の工具箱を取り出しますので、少々お待ち下さい。」
作業員: 「そうしていただけると、助かります。」

私は、連れてきた3人の子供たちの前で、リヤゲートを開けて工具箱を取り出しました。私のレガシィは、これまで脚周りの交換(車高調の取り付けアウトバック車高化)、排気系の交換、オイルブロックを使わない油圧計設置)、はたまた 塗装キズの簡易研磨簡易デントリペア作業 までDIYで行ってきたクルマです。車検も ユーザー車検 で陸運支局に持ち込んでいます。

そのため、万が一、路上で(DIYに起因する)何らかのトラブルが発生しても最低限の応急処置が取れるよう、工具箱(と緊急消化器)を積んでいるのでした。・・・まぁ、今回はアルミホイールから樹脂センターキャップを取り外す程度の作業ですから、時間的には数分間で対処できる内容ですが。
(※以下、各画像はクリックで各々800×600サイズに拡大します。)

<↓(1)3角形に並べた古タイヤの中央に、ホイールの中心が合うように裏返して載せる>


<↓(2)手持ちのロングタオル(RAYBRIG NSX)を、樹脂センターキャップの裏側に置く>


<↓(3)手持ちのBOX(コマ)の中から、キャップの内径(タオルの厚さ込み)に合うものを探す>


<↓(4)いったんBOXをキャップに着座させて、当たりが均等になるように「すわり」を良くする>


<↓(5)ハンドルを垂直に立てて、端部をプラハンで(適度な振り下ろし速度と荷重で)打つべし>


<↓(6)打ち抜いた直後の画像。樹脂センターキャップは、3本の古タイヤで囲まれた中に落ちる>
  

<↓(7)無事に取り外しできたところ。この作業を4回、繰り返す(簡単ですが、慎重に行います)>
  

「経年劣化による更なるヒビ割れの可能性」 を指摘された樹脂センターキャップは、結局、特に新しいクラックが発生することもなく、ホイール(SSR インテグラルGT-1)から取り外すことができました。こうして、無事にタイヤの組み替え作業をSABにて続行していただけました。

<↓次回からは、あらかじめ樹脂センターキャップは取り外ししてから 持ち込んだ方が良さそうです>
  

■ダンロップ・ルマンの吸音スポンジ
いちばん下の子供(現・4歳)が、空洞共鳴音を低減させるための吸音スポンジに興味を持った件については、前回ブログ で述べた通りですが、今ここで、ついに実際に使っていた(取り外しした)タイヤで実物に触れさせることのできる機会がやってきました。

<↓廃タイヤ処分することになる、摩耗したルマン LM703 の内側を観察する>
  

<↓スポンジ自体は劣化(弾性低下や、逆に硬化など)の気配は感じられない。タイヤへの接着も強固>
  

<↓(作業員から許可を得た上で)納得いくまで吸音スポンジを触らせてもらい、満足げな子供たち>
  

# 4歳児ですが、こうした原体験は案外、大人になってからも覚えているかも。
# 私が知っている知識は、時期を見計らって教えていきたいと思っています。

<↓最後に、今まで活躍してくれたダンロップ・ルマンLM703に感謝の気持ちとお礼を込めて記念撮影>
  

■ハンコック ventus V12evo を履いて
上記のようなプチ・トラブルを経て、無事に新・旧タイヤの組み替え作業が終了。いよいよ、ハンコック ventus V12evo (215/50ZR17サイズ×4本セット=送料込み3万円、組み替え工賃(廃タイヤ代金込み)=7480円)を履いたレガシィと対面します。

<↓まずは車両左側の全景から>


<↓左フロントタイヤのアップ画像>


<↓さらにトレッド面を拡大した画像>


<↓リヤ周辺の全体画像(車両左側)>


<↓左後輪の拡大画像>


# トレッド面のルックスは、個人的にはなかなかスポーティに思えます。
# 新品タイヤなので、白文字ペイントが残っています(下の画像参照)。

<↓あくまで私感です(・・・そのうち消えるでしょうけど)>


■新たな課題発覚・・・の巻
SABを出て自宅に戻ってから再度、じっくり外観を観察してみます。樹脂センターキャップを元通りにハメ直す作業も残っています。・・・ここでふと、ホイールのバランス取りの結果がどうなったのか? についての説明を受けていない ことに気がつきました。

「しまった、子供が3人いたこともあって、聞きそびれたな」 と思いましたが、まぁ、仮に説明を聞いたところで結果が変わるコトも無いだろう、と思い直しつつ、念押しの意味で実車を確認します。・・・が?!

<↓左前輪。フロントタイヤだというのに、この バランスウェイトの多さは何なのだ?
  

<↓右前輪。何や、こっちもフロントやというのに、ようけ付いとるやんけ~!付け過ぎちゃう?>
  

<↓(そのまま車両を時計回りに確認して)右後輪。なんぼ何でも付け過ぎやろ!こんなん見たことあらへん>
  

<↓最後に左後輪。うぎゃ!フロントの方がまだマシやったんかいな!(ほぼ絶句・・・○| ̄|_ )>
  

# なんぼ何でも、こらアカンがな。付け過ぎやんけ~。
# (いくらなんでも、これはひどい。付け過ぎでしょうに。)

一瞬、SABの作業者が単にヘタクソなだけ(>大変失礼します!)の可能性も考えましたが、今まで数多くのタイヤ交換作業を経験してきたであろうことから、その可能性は低いだろうと思いました。それよりもむしろ、ハンコック製タイヤの 真円度にバラツキがあるのでは? と考える方が、自然ではないかと考え直しました。

1本だけがハズレという感じではなく、4本が4本とも上記画像のような状態(バランス・ウェイトのテンコ盛り)ですので、このへんの 「お客様での品質(エンドユーザーの手に渡った状態での最終的な保持品質)」 が、国産タイヤとの差になっているのかな? と思いました(>まったくの私見です)。

さらに細かく述べますと、「図面公差」 や 「製造バラツキ」、「検査管理基準」 など各工程を含めた工業製品としての品質の積み重ね(集積公差)が、結果として 必要なバランスウェイトの多さになって現れたのでは? と思った次第です(>念のため・・・これもまったくの私見です)。

ただ、「見てくれ」 は悪いですが、この状態で初期バランスは取れているハズですので、あとは

 ・もしも真円度が悪い場合、ホイールのリム部との密着も悪い恐れがあるので、
  スローパンクチャー(ゆっくり、ジワジワと空気圧が低下していく現象)が起きないか?
 ・タイヤに一度、熱が入った状態 で、ウェイトバランス点がズレる ことはないか?
 ・使っていくうち(摩耗が進んだあと)に、ウェイトバランス点が 次第にズレていく ことはないか?

を見守りたいと思います。


<ここまでの 私的な 小まとめ>
格安タイヤには、為替レートに由来するコストメリットだけでなく、
工業製品としての品質基準(公差や管理体制含む)に差がある
ことによるコスト差も含まれる、と心得ておいた方が無難。
もちろん、それを理解・納得した上で選択する分には問題はないと考える。

 

Vol.7・「実際に使って(走って)みての印象」 に続く予定。
(※今後アップ予定の、北海道への帰省記(東京~札幌往復ブログ)の中で述べるかも。)
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2014-09-11(Thu.) : 更新
Vol.7・「実際に使って(走って)みての印象」 は、
2014年・夏・北海道帰省記Vol.3(道の駅・望羊中山&ハンコックタイヤ 編) の中で述べています。

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2014-10-06(Mon.) : 更新
「その後のハンコック ventus V12evo の巻(格安タイヤ選びVol.8)」 (最終話)をアップロードしました。
2014年09月01日 イイね!

[BPレガシィ] 持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編(格安タイヤ選びVol.5)

[BPレガシィ] 持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編(格安タイヤ選びVol.5)ヤフオク!で仕入れた格安タイヤ(ハンコックの ventus V12evo)を、BP型レガシィGT spec B(ターボの6速MT)に履かせるため、スーパーオートバックスに持ち込み交換作業を依頼した際の備忘録です。

今回は 「格安タイヤ選びVol.5・プチトラブル発覚編」 です。



<関連 過去ブログ>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」
◎Vol.3 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」
◎Vol.4 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・後編」

(※Vol.4 からの続き。)

■タイヤ1本あたりの重さは?
せっかくタイヤが単品状態で4本ありますので、非常に大雑把(おおざっぱ)ではありますが、重さを計ってみます。分解能が0.1kgのデジタル体重計ですので、数値は目安程度になります。
(以下、各画像はクリックで800×600サイズに拡大します。)

<↓デジタル体重計によると、215/50ZR17サイズでほぼ10.4kgと出た。案外、重いのか?という印象>
  

4本中、3本が10.4kgで表示が安定。残る1本が、10.3kg←→10.4kgと表示がふらついたので、まぁそんな感じなのでしょう。それにしても、サイドウォールが(ブリジストンタイヤに較べると)とても柔らかいです。指で押すと、いとも簡単にたわみます。「トレッドがグリップ重視の設計だとすると、この サイドウォールの柔らかさ は何なのだ?」 という印象が消えません。

まぁ、ミシュランの例もありますので、このへんは実際に走ってみてどうなのか? を試すことになります。

■スーパーオートバックスに持ち込み
タイヤの交換作業(持ち込みタイヤの組み替え : ホイールから古いタイヤを取り外して処分、新しいタイヤをそのホイールに組み込む)は、家から近いスーパーオートバックス(SAB)に依頼することにします。事前に電話で工賃を確認すると、17インチは1500円/本(税抜き)とのこと。廃タイヤ代は250円/本。・・・まぁ、もっと安いところはあるでしょうけど、何と言っても家から近くて便利であること、かつてスタッドレスタイヤのときも作業依頼して特に不満が無かったことから、今回もここにします。

<↓ちょうど夏の大感謝祭を開催中で、2000円以上のレシートで Wii ボウリングにチャレンジできる>
  

倒れたピンの数に応じてカー用品(ガラコ・デカ丸>マイクロファイバー・クロス>窓用ウェットシート>除菌ウェット)がもらえるというイベントが開催されており、「買い物ではなく、作業依頼の場合も2000円を超えるレシートで参加可能」 とのことで、さっそく子どもがチャレンジ。

<↓3人のうち、お姉さんがチャレンジ。ちなみに我が家には Wii はありません・・・>
  

<↓初めてのボウリングゲーム挑戦だったが、運良く計8本倒しでマイクロファイバークロスをゲット>
  

お姉さんが終わると、今度は下の子供たちが黙っていません。次は自分だとばかりにコントローラを奪おうとします(汗)。2000円以上のレシートで1回チャレンジのハズですので、本来はここで終わり・・・なのですが、気を利かせてくれた店員さんのおかげで、3人ともチャレンジさせていただけることに。(^^;) あるいはタイヤ交換工賃=計7480円なので、2000円×3回分と解釈いただいたのかもしれません。<(_ _)>

# いや、ホンネは「店の中で子供ケンカを始められると困るから」・・・でしょうか(滝汗)。

<↓投球フォーム伝授まで、店員さんにはお世話になりました。この場を借りて改めてお礼申し上げます>
  

<↓3人、無事に終了。子供にやらせるのではなく私がやれば1回で済むが、結局、子供ケンカになる>
  

<↓遊び盛りの子供たちだが、景品をいただく際には、ちゃんと「ありがとうございます」を伝えている>
  

■ピット作業にて
わざわざSABに子供たちを連れて来たのは、ピット作業を(遠目で)見学 させたり、摩耗したタイヤのどこがどのようにダメだから危険 なのか、を教えるための良い機会だと思ったからです。

<↓摩耗したタイヤは、ドライバーがそのように自覚していたとしても、危険なので早めに交換したい>
  

また、今回、処分する予定のダンロップ・ルマンには、タイヤの内側に空洞共鳴音を低減するための吸音スポンジが張ってあるので、子供たちにそれを見せるためでもあります。

実は以前、こんなことがありました。
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東京スバルのディーラーの一角に、ダンロップタイヤの展示コーナーがあり、そこで吸音スポンジの効果を模擬的に体験できるミニチュアモデルが飾ってありました。手のひらサイズのノイズ発生器のスイッチを押して、スポンジ無しミニチュアタイヤの内側にかざすと、ゴーという音がする。しかし、スポンジ付きミニチュアタイヤの内側にかざすと、コォ~という小さな音になる。
-----------------------------
下の子供がそれに 興味を示していた のでした。
どうせなら、「君が乗っていたレガシィのタイヤにもスポンジがあったんだよ」 と、処分前の実物に触らせてあげることもできる、と考えたのです。

<↓ピット作業員の 許可をいただいた上で、作業のジャマにならないよう、遠巻きに見守る子供たち>
  

■プチ・トラブル発生の巻
ホイールの盗難防止ロックナットを作業員に手渡し(>マックガード+汎用の 2種類ある)して、念のため、ハンコックの ventus V12evo には回転方向性指定があることを伝えるなど、作業上の必要な情報を申し送りします。

ほどなくしてレガシィはリフトアップされ、タイヤがホイールごと車両から取り外され、そして摩耗したダンロップ・ルマンのうち、まず1本が、ホイールから取り外されました。ここまで見届けた時点で、私は子供たちへの作業説明をいったん終了し、そのまま店内のキッズルームに連れて行きました。

<↓リフトアップされたBP型レガシィ GT spec B。レガシィの6速MTターボは、現行モデルでは展開なし>


私たちが店内にいる間に、古いタイヤを外したホイール(SSRのインテグラルGT-1)に、新しいタイヤ(ハンコック ventus V12evo)が組み付けられていました。・・・がっ?!

<↓1本めの V12evo が組み付けられた時点で、店内放送で至急、ピットに戻るようにとアナウンスが!>


安心していたところに、店内放送で急きょ、ピットに戻るようにアナウンス されました。
私は再び、子供たちを連れて、急いでピットに戻ります。

私   : 「どうされました?」
作業員: 「お客様、せっかくですが、作業ができません。」

私   : 「一体、どういうことでしょうか?」
作業員: 「実は、新しいタイヤを組み付けたホイールは、バランス取りができない のです。」

作業員: 「バランス取りするためには、ホイールのセンターキャップを取り外す必要がある
       のですが、お客様の樹脂センターキャップは、経年劣化で一部が割れており、
       私どもでは (これ以上の破損防止のため) 取り外すことができません。」
私   : 「・・・。」

作業員: 「ホイールのバランス取り 無し でしたら、作業を続行することができます。
       しかしバランス取りを希望される場合は、私どもではキャップを取り外しできません。」

<↓作業員が指摘した、樹脂センターキャップの部分的なクラック>


おぉ!
樹脂センターキャップに落とし穴があるとは!
それは予想外でした・・・。

きっとオートバックスグループとして、今まで(過去に)そういったトラブルがあり、再発防止策として事前に依頼主(お客様)に打診する ルールが出来た のだろう、と予測できます(※勝手に作業を進められて、知らない間に破損させられるよりもずっと良い)。

しかし、「バランス取りしないタイヤ装着」 なんて、私にとってはありえない。ありえへんで。ほんだら、ワシが自分で取り外せばエエんやろ。オーナーである、このワシが、この場でな。


格安タイヤ選びVol.6(トラブル対処&新たな課題 編) に続く。
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2014-09-03(Wed.) : 更新
「持ち込みタイヤ交換・トラブル対処&新たな課題 編」 をアップロードしました。
2014年08月25日 イイね!

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・後編(格安タイヤ選びVol.4)

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・後編(格安タイヤ選びVol.4)BP型レガシィGT spec B(6速MTのターボ)用に、格安タイヤとしてハンコックの ventus V12evo を選ぶまでの検討経緯と、装着後のインプレッションについてお伝えするシリーズブログです。

今回は、少々時間が経ってしまいましたが、Vol.3(前回ブログ) からの続編 : 「他のタイヤ候補と却下の理由・後編」 です。

<関連 過去ブログ>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」
◎Vol.3 は こちら → 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」

「他のタイヤ候補と却下の理由・前編」 からの続き。

■ネクセンの印象
今までは、第一候補を「アセレラ アルファ」とし、比較用として「ATR SPORTS」、「ナンカンXR611」、「ヨコハマDNA アース1」を見てきました。次なる候補はネクセン(韓国)です。

<↓センターリブの両サイドに3Dパターンらしきデザインが見て取れるのだが・・・>
  

4本のセンターグルーブによって排水性は良さそう。両サイド(IN側とOUT側)のブロックは大きめで制動剛性も高そう(※もちろんコンパウンドで大きく変わりますが)。デザインから見ると、回転方向性の指定は無さそうなので、ローテーションするときも、恐らく左右での入れ替えが可能だろう。・・・で、センターリブの3Dパターンとおぼしきデザインの意図は何なのか。

個人的には、買って失敗は無さそうなタイヤだと思いました。が、センターリブの3D(らしきパターン)の意図が読めない。ここを細くすると、コーナリングには不利になるはず。排水性により有利に働くとも思えないし・・・。いや、デザインの意図を読めないのは、単に私の勉強不足なだけなのでしょうけども。

ということで、失敗はないけれども、(大変失礼ながら)秀でた特徴をつかみづらいタイヤかな? という印象を持ちました。くどいようですが、これはあくまで私的な印象によるものです。

■メイランとランビゲーターの印象
他にめぼしい格安タイヤとして、メイランとランビゲーターという銘柄がありました。正直言って、どちらも聞いたことのない名前です(>失礼)。なぜ注目したかというと、前者は215/50R17サイズで1本あたり3490円(!)という格安タイヤながら、ZR規格 であること。後者は同サイズで破格の 1本3000円(!) という信じがたい価格で取引されていたことです(※価格は調査当時:2013年でのものです)。

<↓左:メイラン。3490円(当時)ながらZR規格です  右:ランビゲーター。何と言っても3000円/本!>
  

あくまで規格上の話ですが、同じサイズなら 215/50R17 よりも 215/50ZR17 を選びたい。ということで、格安タイヤという範疇の中ではメイランも候補に挙がるワケです。トレッドパターンを読むと、こちらも4本のストレートグルーブにより排水性は確保されているように見えます。特徴としては、両サイドのブロックは、明らかにIN側とOUT側で分担させる役割を変えているようなパターンを採用していること(※各画像はクリックで適度に拡大します)。

・・・でも何だかパッとしません(>失礼)。
かつての国産タイヤのパターンを模擬したかのように見えてしまいます(>重ねて失礼)。
いや、あくまで私見ですのでご容赦を。

最後はランビゲーター。このサイズ(215/50R17)で 1本3000円ですよ3千円! 3万円にも迫ろうかというタイヤがある中で、3千円(注:2013年当時の価格。消費税8%前)とは・・・。4本セットでも1万2千円。一体、どれだけ安いんだ。思い切って、安さだけに絞って試してみるのも面白いだろう。

・・・とは思いますが、やっぱり 「タイヤは命を乗せている」。
そこまで安いタイヤで勝負する気にはなれませんでした。

■最終的にはハンコックに
以上のような私的な検討を重ねた結果、購入候補を 「アセレラ アルファ(Vol.3 で既報)」 としていました。が、その後、実際に購入するタイミング(今年2014年の7月)までの間に消費税が5%から8%にアップしたとか、
いざ購入(落札)するつもりでヤフオクにアクセスしてみると、今度は「アセレラ アルファ」の出品が全然ない(ついでに輸入代理店とおぼしきWEBサイトもnot foundになってしまって消えていた)
など複数要素が重なって、代替タイヤを再検討せざるを得ない状況になりました。

結局、改めて(あくまで私的な判断根拠ですが)トレッドパターン読みを行った結果、以下の理由により、縁あってハンコックの ventus V12evo を選ぶに至ったのでした。

<↓ヤフオクで「値引き交渉あり」出品で取引し、送料込み4本セット3万円ジャストで購入に至る>


排水性について
(1)太めのセンターグルーブが複数列ある
(2)ミゾがセンターから両サイドにかけて走っている
(3)そのミゾが極端な行き止まりになっていない

ブロックについて
(4)両サイド(IN側、OUT側)にラグパターンが刻んである
(5)ブロック面積が大きめ(ランド比がスポーツ寄り)
(6)「センター~サイド」間のブロックがコーナリング力に抗する形状となっている
(7)動的な接地状態をシミュレートしたと思われる3Dブロック形状になっている

その他
(8)センターリブが1周連続しており、横力に対する応答とグリップが良さそう
(9)ネーミングが 「evo」。エボって言うからには、従来技術の革新版??


[ハンコック ventus V12evo] 格安タイヤ選び Vol.5 へ続く。
(次回以降は、
 ・ホイールへの組み替えにまつわる出来事(含:マイナートラブル)
 ・使ってみての印象(激走?! 東京~札幌往復 2300km)
などについて述べていく予定です。)
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2014-09-01(Mon.) : 更新
持ち込みタイヤ交換・トラブル発覚編(格安タイヤ選びVol.5) をアップロードしました。
2014年07月18日 イイね!

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・前編(格安タイヤ選びVol.3)

[BPレガシィ] 他のタイヤ候補と却下の理由・前編(格安タイヤ選びVol.3)これまで国産タイヤ(ポテンザ、レグノ、ルマン)しか履いて来なかった私が、いかにしてハンコックを選ぶに至ったのか? その使用感は? などについて紹介するシリーズブログです。

今回はVol.3 「他のタイヤ候補と却下の理由・前編(ハンコック ventus V12evo に決めるまで)」をお届けします。

<関連ブログ>
◎Vol.1(速報)は こちら → 「ハンコックがやって来た」
◎Vol.2 は こちら → 「ventus V12evo の受け取り(タイヤで遊ぼう)」


■去年(2013年)から検討開始
BPレガシィには、ダンロップのルマンLM703を履かせていました。このタイヤは、静音化技術のひとつとして 「吸音スポンジ」 を実装したモデルでした。当時、私なりに 「吸音スポンジ」 コンセプトについて一通り調べてから、購入した経緯があります。

※(ご参考) → 2006年04月15日付け過去ブログ : [吸音スポンジ] 低騒音タイヤの開発(住友ゴム文献)

レガシィ(GT spec B、6速MTのターボ車)では、純正→ポテンザ(ドライグリップ重視)→レグノ(静粛性重視)→ルマン(バランス重視)、というタイヤ履歴をたどってきましたので、今回は思い切った方向転換を・・・具体的には、コストに特化したタイヤ選びをしてみよう、と考えていました。

レグノを購入したとき、「レグノ1本あたりの価格」 で 「4本セット(丸々1台分)」 が買えるタイヤが存在することを知り、怖い反面、(用途を割り切れば)魅力的かもしれない可能性を感じていたことも背景にあります。また、以前乗っていたインプレッサWRX(GDA-C型のAT車)用にタイヤを選ぶ際にも、格安モデルを検討したものの、結局、踏みとどまっていたこともあります。

※(ご参考) → 当時の過去ブログ : [格安タイヤ選び] for WRX-AT
   ・その1(韓国・中国・台湾編) → こちら
   ・その2(トレッドパターン読み) → こちら
   ・その3(国産各社・ピレリ編) → こちら
   ・その4(ディーラー見積り編) → こちら

このような経緯から、まずはヤフオクで銘柄と価格の相場をチェックしました。2013年のことです。その結果、この時点では次の銘柄を候補としました。以下、検討サイズはすべて215/50R17です。
 (1) アセレラ アルファ   (本命)
 (2) ATR SPORTS     (対抗)
 (3) ナンカン XR611    (大穴)
 (4) ヨコハマ DNAアース1 (参考)

■アセレラ アルファの印象
アセレラ(アクセレラと表記する業者もあり)は、当時のヤフオク価格で税込み5555円/本送料込みの4本セットで26218円の出品価格でした。この時点では、代理店の公式WEBサイトが存在しており、それによると速度区分の規格はZR(つまり、より正確なサイズ表記にすると 215/50ZR17)、定価は何と国産のポテンザと同等クラスであることを確認しました。

<↓こちらが当初検討していたアセレラ アルファ。ブロックパターンはグリップ方向に振った感じ>
 

定価はポテンザと同じほどの価格帯のタイヤが、ひとたびヤフオクに出品されると1本5千円台に下がるという事実・・・。どんなカラクリがあるのか分かりませんが、代理店としては高級タイヤに位置づけているようでした。

トレッドを読むと、ストレートなセンターグルーブが複数本、設けられていることから排水性は良いと判断。サイドのブロックも大きめでグリップに振った性格と思われます。センターとサイドの中間に位置するブロックは、パターンが枝分かれしながらも基本は大きな1枚で構成され、そのミゾ方向が直進方向でも横方向でもない(回転方向に対して斜めに走っている)ことから、コーナリング中の動的なブロック剛性にも配慮されているように感じられました。

・・・と書いていますが、すべて個人的な私見によるものです

■ATR SPORTSの印象
次は ATR SPORTS です。インドネシアのタイヤです。パッと見、どこかの国産スポーツタイヤに似た感じのパターンに見えます。ヤフオクでは当時、税込み5490円/本4本セットで送料込み25960円という出品価格でした。

<↓こちらはATR SPORTS。トレッドパターン全体が、どこかの国産スポーツタイヤに似た感じ>
      

が、細部を見ると、ワタシ的にはちょっと気になる(気に入らない)部分がありました。

<センターからサイドに向かう排水グルーブの一種が、サイドブロックで行き止まりになっている>


グルーブ(A)を通過する雨水は、一部がその先の(A”)に分かれながらも(A’)という通路を経由してタイヤサイドに排水が可能なデザインとなっています。ところがグルーブ(B)を通過する雨水は、その先にサイドブロックが待ち構えており、消波ブロックよろしく排水の流れを乱流に変えてしまう恐れがあるのでは?と感じました。

こうしたことは雨水だけでなく、空気の流れにも言えるのではないか? 高速走行中に、路面とタイヤのトレッド面とに挟まれた空間のエア(タイヤが回転する際、接地面のミゾの中に閉じ込められた空気)が回転に伴って排出されるとき、キャビテーション(行き止まりになった気泡が急激に破裂する)によるパターンノイズ(走行時のタイヤ騒音)につながる? ような気もしました。

この疑問が晴れないため、本命候補からは外しました。

・・・と書いていますが、すべて個人的な私見によるものです

■ナンカンXR611の印象
ナンカンXR611は、価格の低さを重視した場合に選択肢に入ってくる銘柄としてチェックしていました。当時の出品価格は5115円/本。ただし4本セットだと送料込みで26760円となり、上記のアセレラ・アルファやATR SPORTSよりも逆に(わずかばかりですが)高価になってしまいます。

<↓こちらがナンカンXR611>


ブロックは大きめでランド比(トレッド面で、接地面積とミゾとの比率)も大きく感じられ、どちらかというとコンフォート寄りの総合タイヤのような印象です。あくまで勝手な印象でしかないのですが、センターとサイドの中間部分のブロックデザインが、何だか発熱が多そうに見えて、それが耐摩耗性(→つまりは耐久持続性)に影響が出る懸念はないのかな? と思いました。

・・・と書いていますが、すべて個人的な私見によるものです

まぁ、せっかくレガシィの6速MTターボに履かせるのですから、次回は(たとえ格安タイヤではあっても、その範疇の中で)多少なりともスポーツ指向のタイヤを選びたいものだ、と考えていました(ルマンLM703は、ステアリングの操作速度が早い場面では、思ったほど路面を喰わない印象だったので)。

■ヨコハマDNA アース1は相場比較用
国産タイヤの中でも、実売価格帯が低めに設定されているタイヤもあるため、そのようなタイヤの一例としてDNAアース1をウォッチしていました。こちらは、製造年月が2年落ちの出品例で4本セット送料込みが37700円(当時@ヤフオク)、といったものもありました。

こうした事例の動向を眺めていると、国産タイヤに対する 「価格的な ”うま味”」 を得るためには、4本セットで3万円前後を狙うことになるだろう、という一応の目安を仮設定しました(4万円近くになると、例えば ”新車外し” などの国産品が条件に入ってくるため)。


[ハンコック ventus V12evo] 格安タイヤ選び Vol.4 (候補と却下・後編)へ続く。
(次回以降も、引き続き
 ・購入候補としてどんなタイヤを挙げていたか?その相場は?
 ・それを却下した理由は?
 ・ホイールへの組み替えにまつわる出来事(含:マイナートラブル)
 ・使ってみての印象
などについて述べていく予定です。)
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2014-08-25(Mon.) : 更新
他のタイヤ候補と却下の理由・後編(格安タイヤ選びVol.4) をアップロードしました。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
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2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
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