
ども、、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管式ラジヲと行ってみましょー
( ̄o ̄ )ノいってみよー!
ということで、
アフコ(AFCO)ブランドの真空管ラジオから
「MODEL No.55A」であります。
発売元は米国はオクラホマ州Roland Wayの
「Afco Electronics」、下請け製造は武蔵野市にあった輸出向けラジオ製造メーカーの
三信電機工業と思われますが、詳細は一切不明であります。
昭和30年代、国内で輸出用のラジオを生産する中小メーカーは100社以上もあり、ほとんどが製造メーカー名の記載もなく、表示が義務付られたのは
昭和40年1月になってからでありました。
そんなわけで、メーカー表示がなく、使われているカラー抵抗やトランジスターラジオ用の薄型スピーカー・小型出力トランスなどから、発売時期は
昭和39年(1964年)頃と思われます。
使用真空管は
mT管(12BE6-12BA6-12AV6-50C5-35W4)、米国向けのラジオと云うこともあって、
50C5真空管が使用され、
3.5インチのスピーカーを駆動しておりました。
(⌒∇⌒)σ
本体のサイズは、
幅180mm×奥行120mm×高さ120mm程でして、当時の真空管ラジオの中では、おそらく、もっとも小型なサイズではないでしょうか。
( ̄ー ̄)σ
チューニングダイヤルとボリュームスイッチだけのシンプルな筐体は、キッチリしたデザインの多い国産モデルの中では異色の存在でして、キャラ立ちまくりでありますよねー
(⌒∇⌒)σ
ということで、今回も
メルカリで格安で入手した比較的程度の良いジャンク品からレストア、出品者サン曰く
「ラジオは聞こえますが音が小さいです。」と云う、ラジオでありました。
早々に到着したラジオのレストアとなりましたが、キャビネットは、紛失したエンブレムが目立つ程度で、
クリーニングだけでなんとかなりそうな感じであります。
ヾ( ̄  ̄ )
シャーシは、固くなった電源コードを直結、ACラインのコンデンサーを交換し電源を投入してみましたが、説明通り感度が最悪で、小さな音でボソボソと鳴っているだけでありました。
テスター片手にチェック開始ですが、結局、同調回路周りに入っている
コンデンサ(0.01μF)が原因でして早々に新品に交換、やっと良い音で鳴り始めてくれました。
( ̄▽ ̄)b
あと、どういう訳かヒューズを実装してないため、少々気持ち悪いものがありますので、自動車用ヒューズボックスを流用して、0.5Aのヒューズを追加しております。
(`・ω・´)キリッ
汚れたキャビネットは換気扇クリーナー攻撃を実施、300番の荒目から1500番くらいの細目までの耐水ペーパーで、ひたすら表面の傷を削り取って行きますw
(⌒∇⌒)ノ
そしてピカールで磨きだして鏡面処理を実施、
紛失したエンブレムは、真鍮版と自作デカールを駆使して
それらしいエンブレムを制作、貼り付けて誤魔化してみました。
あと、米国向けの120V電源仕様なので、日本の100V電源に合わせて、
50C5(電力増幅)真空管を
30A5真空管に差し替えてやりましたので、ちょっとだけ立ち上がりが早くなった気がしますw
最後に動画もアップ、懐かしの楽曲は、AMトランスミッターで飛ばしてやって再現、小型ラジオらしからぬ良い音で鳴っておりまして、ちょっと意外なのでありました。
( ̄◇ ̄)♪
ささ、ということで、やっと涼しくなってきましたねーw
ま、ぼちぼちと、頑張って行ってみましょー
でわでわ、、
※写真はクリックで拡大します。w( ̄^ ̄)b
Posted at 2025/09/24 22:05:28 | |
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