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2011年03月20日 イイね!

放射線の影響は浴びる時間、内部被曝と低線量での影響を考える必要がある[追記3/20 8:50]

放射線の影響は浴びる時間、内部被曝と低線量での影響を考える必要がある[追記3/20 8:50] 政府の発表やニュースでは、放射線の測定量が出る度に「直ちに健康には影響しない量です」と説明がつく。

 この「直ちに」がくせ者。
 たしかに現状の測定量は値が小さいものが多い。たとえばレントゲンを1回撮ると600μSvの放射線を浴びることになる。この量と比較して1時間当たり20μSvだから問題ないなどと言うのは比較の仕方を間違っている。
 この放射線を浴び続けていればどうなるか。たとえば48時間浴び続ければ960μSvとなってレントゲンを上回る。時間的な影響を考える必要がある。

追記3/20 8:50
 発表される■■μSv/時は、言わば時速のようなもの。
 レントゲンの1回あたりの放射線量は○○μSvは言わば距離のようなもの。
 つまり、今時速60kmで走っているから300kmより短いでしょ?という訳の分からないことを言っていることになる。
追記終わり

 さらに言えば国が示す一般公衆の1年あたりの人工放射線(←自然から浴びる以外)の限界量は1000μSvである。ほぼ同じになってしまう。

 30km離れたところでもそのような放射線を浴び続けるのなら、危険であることは言うまでもない。

追記 3/15 8:50
 逆に短時間であれば問題ない。
追記終わり

 上記はあくまで放射線源が離れたところにある場合に限ることであり、放射線を出す物質を吸い込んだり食べ物と一緒に食べてしまえば体の中から放射線を浴び続けることになる。これを内部被曝という。どんな物質を取り込んだのかによって放射線を出し続ける期間が変わってくるが、内側からの被曝というのは外からの被曝より影響が大きいので避けなければならないのだ。

 放射線が出ることと放射性物質が飛び散ることの意味は大きく違う!


 よく話題になるヨウ素剤は、内部被曝を(放射性ヨウ素に限り)避けるためにつかわれるものだ。人の体の中では甲状腺ホルモンを作るために甲状腺にヨウ素を集めるが、このとき放射性のヨウ素がヒトに取り込まれると、甲状腺集められ放射線を浴びせ続けてがん化しやすくなる。そこで、あらかじめ甲状腺が必要なだけヨウ素を入れておいて放射性のヨウ素を取り込むのを防ごうということだ。こうすることで内部被曝が避けられるわけである。

追記 3/15 8:50
 だからといってヨウ素を含むイソジンを飲むと体に有害であるからやめた方がいい。高い濃度で放射性ヨウ素が取り込まれうるときに、安定ヨウ素剤を飲むことで効果がある。
 なお、放射性ヨウ素131は放射線を出しながら壊れていき、8日間で量が半分になる。チェルノブイリやスリーマイル島の事故でも30km圏外で問題がなかったと言われており、長距離には拡散しないと考えられている。
追記終わり


**

 今後原発の問題にカタが付いて、放射線の放出が止まったとしても、すでに放出された物質があったとしたら。その量が少なければ急性の症状は起こさない。しかし、その量が少なかったとしても長い時間をかけて影響を与える(ガンの発生率の上昇)と考えられている。勿論内部被曝でもだ。

追記 3/20 8:50
 放射性物質を取り除くこと、取り込まないことが大切である。
追記終わり

追記 3/20 11:00
 原発で生まれる主な放射性物質とその半減期についてはまとめる時間がないのでググってみてください。
http://www.google.co.jp/search?client=opera&rls=ja&q=%E5%8E%9F%E7%99%BA+%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E6%A0%B8%E7%A8%AE+%E5%8D%8A%E6%B8%9B%E6%9C%9F&sourceid=opera&ie=utf-8&oe=utf-8&channel=suggest
追記終わり





追記 3/20 8:50
 もし「都内で平常時の30倍の放射線が観測されました」と言った報道だけをして一般の人を恐怖心を煽るような報道が行われていたらそれは非常によくないと言える。しかし、その一方で放射線の害について急性症状の有無だけで語ることは問題がある。特に内部被曝は絶対に避ける必要がある。
 「直ちには問題のない量」という言い回しは低線量被曝を意識しているし、「皮膚につかないように長袖などでおおい、マスクや濡れたタオルなどを口にあててください」というのは放射性物質を体に付けて被曝が続くことや、吸い込んでの内部被曝が起こることを避けるためである。すくなくともNHKの報道を見る限り、煽らず、最低限必要なメッセージは伝えている。ただしパニック(や風評被害など)を避けるために「低線量被曝」の問題を意図的にスルーしている。
追記終わり



参考

放医研ニュース 人体への影響2
 
 一般公衆に対する線量当量限度は、放射線被曝によるがん発生確率が、社会で受け入れられるリスクと同程度以下であること。また、1年間に受ける自然放射線の世界平均値(ラドンの吸入による被曝線量を除いたもの)とほぼ同程度で、地域による線量差と同程度またはそれ以下ということで、年間1ミリシーベルトと定められました。一方、放射線作業に従事している職業人に対する線量当量限度は、がん発生率の推定値が、他の一般職業で考えられている危険度を上回らないように、年間50ミリシーベルトと定められました。

 さらにICRPは、しきい値が存在しないという仮定から、線量当量限度以下であっても不必要な被曝をさけ、線量を合理的に達成できる限り低く保つことを放射線防護の基本的考え方として勧告しています。

 放射線による人体への影響については、ある程度高い被曝線量(数百ミリシーベルト)については放射線に起因する症状が認められていますが、微量の放射線(数ミリシーベルト以下)では何らかの症状が認められたというケースはこれまでに確認されていません。しかし、放射線防護の立場からは、たとえ確率は極く僅かであっても、受けた線量に比例して障害は生ずるとする方が安全であり、このような仮定にたって放射線防護の対策がとられています。

http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/9908/hik5p.htm
Posted at 2011/03/20 00:52:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記

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