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調布市のKAZのブログ一覧

2023年07月01日 イイね!

[BPレガシィ] レガシィ退任のお知らせ・約17年間ありがとう!

[BPレガシィ] レガシィ退任のお知らせ・約17年間ありがとう!このほど、2006年から愛用してきたBPレガシィの買い替えをすることになりました。今年で17年目…という長きに渡って苦楽を共にしてきました。

一つ前のBGレガシィには10年間乗り続け、当時は「長く乗ったなぁ」と思っていましたが、BPレガシィは「あっという間の17年」でした。


■部品外し&純正戻し
BPレガシィには新しいオーナーが決まったことから、純正戻し(ノーマル化)をしていました。これまで、一つ一つの部品を積み重ねて「自分仕様」に仕立ててきましたが、一気に純正仕様に戻します。

後付けした部品群は取り外し、置換していた部品は純正に戻します。以下は、その作業風景の例です。


# 私はカスタマイズをしても、純正部品は
# 取り置きしているので、すぐに戻せます。

<KENWOOD のサテライトスピーカーシステム KSC-SS10 の取り外し>
 

<↓スバルサンバー用 純正OP(を流用していた)の三菱ETCの取り外し>
 

<↓ホイールなどの純正戻し>
 

<↓スバルカスタマイズ工房 特別仕様レカロST-JC 赤革Ver. を純正シートに>
 

■作業の合間に
後付け部品を取り外したり、純正部品に戻したりする作業の合間に、レガシィと子供たちで記念撮影をしました。

<↓作業途中で 子供たちと記念撮影>
 
 

長女はBGレガシィ→BPレガシィと接してきましたが、下の子供たちにとっては、生まれた時から家にあったBPレガシィ。そのBPレガシィとの別れが決まり、名残惜しみながらの撮影会になりました。

# 子供の成長と反比例して、
# レガシィは経年(劣化)してきたのだよ…。

…というわけで、BPレガシィは我が家からは退任となりました。17年間、私たち家族に寄り添って、いろいろな想い出を与えてくれてありがとう! 家族みんなの心の中に刻まれて、これからも忘れることは無いでしょう。

■補足
買い替えする新しいクルマは、レガシィ(今はアウトバック)ではないです。また今回初めて、これまでの私のクルマ選びのこだわり「2リッターのターボ、4WD、MT、サンルーフ」という条件を外すことになりました。

契約は済ませてありますので、機が熟したらお知らせいたします。
Posted at 2023/07/01 23:44:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2022年12月29日 イイね!

[BPレガシィ] 近況報告(シフトリンケージのガタ解消、スタッドレスなど冬支度)

[BPレガシィ] 近況報告(シフトリンケージのガタ解消、スタッドレスなど冬支度)年末スケジュールで仕事が忙しい中でも、少しずつ時間を取ってレガシィの冬支度を進めていました。

前回のエクシーガの近況報告ブログに続けて、今回はレガシィの近況報告2点について書くことにします。

 ・6速MTのシフトのガタ解消
 ・冬支度(スタッドレス、ルーフボックス、不凍液、
       スノーワイパー、バッテリー充電など)


■6MT・シフトリンケージブッシュのガタ解消
愛車のBPレガシィは2006年式。もう経年16年か…。今となっては貴重な6速MTを搭載するレガシィターボ。そんなレガシィも、今年の夏頃からMTのシフト操作性に違和感が生じて、リンケージブッシュのガタを確認してみました(トップ画像)。

<↓1速ゲートに入っているにも関わらず、この左右方向のガタの多さ…ミスシフト誘発の恐れあり>
 

スバル純正のリンケージブッシュを購入しましたが、T/Mからのクロスジョイントの脱着工数を避けるべく、純正ブッシュ相当の厚みに相当する円環ゴムをカットしてリンクに挿入→ガタ詰めをする、というトリッキーながらも簡素な方法で対処しました。

<↓本来あるばずのブッシュが経年により摩滅してガタが増大し、シフト操作性が悪化した…と判断>
 

<関連記事>
◎パーツレビュー
  → [TY85] BPレガシィ6MT・シフトリンケージブッシュ
◎整備手帳
  → [TY85] BPレガシィ6MT・シフトリンケージブッシュのガタ確認


<↓目的(or 制約)に応じて手段を選択すれば、DIYでも簡易的に改善効果を得ることができる>
 

<↓上記では円環ゴムをスライス&カットして適用したが、芯線入りトヨロンホースでも代用できそう>


<↓効果は抜群。まずシフトレバーの中立がシャキッとしました。ゲートの入りも確実化しました>


このへんのDIY作業内容については、整備手帳で既報ですので、興味のある方々はそちらをご覧ください。

<関連記事:整備手帳「トリッキーな手法でガタ解消」>
◎その1 → 「準備編」
◎その2 → 排気系&クロメン外し
◎その3 → クロスジョイント
◎その4 → ゴムキャップを活用
◎その5 → 復元&改善効果の定量化


■レガシィの冬支度
札幌帰省に備えて、レガシィの冬支度を段階を踏んで実施していました。まずはスタッドレスタイヤへの交換からです。交換に際しては、子供たちが自ら「作業を手伝わせてほしい」と申し出てくれました。作業着手前に安全上の注意点を伝達してから(例:地震が来たらどうするか?など)、取りかかりました。

<↓懸賞に応募して当選により手に入れたエスピアEPZ-F。子供たちは対角で脱着するなどの手順は習得済み>
 

スタッドレスタイヤへの交換が終わったあとは、ルーフボックスをエクシーガからレガシィに移設します。移設の際には、キャリアのバーごと入れ替えします。その方が、「やぐらを担ぐようにして」簡単に移設できるからです。
(※レガシィもエクシーガも、どちらも互換性のあるバーでシステムキャリアを装着。)


<↓まずはレガシィからフットはそのままで前後のバーを取り外し。ドライファストルブでメンテ>
 

<↓エクシーガのルーフボックスを、前後のバー(スバル純正指定品)を付けたまま取り外しします>
 

<↓取り外ししたルーフボックスは仮置きして前後バーの間隔を調整したのち、レガシィにそのまま移設>
 

<↓キャリアにマーキングしてあるので移設は容易。リヤゲートがボックスにギリギリ干渉しない位置となる>
 

<関連記事:パーツレビュー>
◎TERZO ローライダー・フレックス(コンパクト)&スライダー → こちら
◎自作・ルーフボックスとリヤゲートの干渉を回避するブラケット → こちら

ルーフボックスの次は、フロントスポイラー&リップ外しです。雪道でラッセル車と化して破損することを避けるためです。


<↓STIの赤リップが無いと、何だか寂しくなるな…>


<↓外したボルトやクリップ類は、口元を閉じることのできるビニール袋に入れて春まで保管します>
 

フロントスポイラー&リップを取り外したついでに、エンジンオイルも新油に交換しました。粘度は冬専用ではありませんが、年間を通して使うのでこの粘度で(EJターボですし…)。

<↓それにしても麓技研さんのワンタッチON-OFF切り替えドレンボルト、ノートラブルで長持ちするなぁ>
 

<関連記事:パーツレビュー>
◎STI プロテクター(スカートリップ)・チェリーレッド
 → こちら
◎スバル(純正) 麓技研・オイルミニチェンジャー
 → こちら


次は冬用ワイパー(スノーブレード)への交換と不凍液(ウィンドウウォッシャー液)の補充です。ワイパーを冬用にしてもウォッシャー液がそのままでは、北海道では凍って出なくなってしまいます。

<↓保管していた専用ケースからスノーブレードを取り出し。不凍液はあらかじめ確保していたモノを補充>
 

あとでフロント&リヤガラス、運転席&助手席のガラス、そしてドアミラーに撥水加工(ガラコの類)をしておくことを忘れないようにします。それだけでも、降雪時は(視界確保の状況が)結構変わってきますからね。

<↓いつものことですが、車載バッテリーはフル充電しておきます>


<関連記事:パーツレビュー>
◎全自動バッテリーチャージャーOMEGA PRO → こちら

…と、まぁ、このような準備作業を何日間かに分けて実施していました。雪道は、慣れていても慎重に。日本列島は南北に長いので、地域によって雪質が異なります。ちなみに私はフォグランプはイエロー派です(雪道では)。

次回のブログは「ホンダCBR250Four」の近況報告となる予定。
Posted at 2022/12/29 04:42:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2021年10月03日 イイね!

[BPレガシィ] 2021年・全日本マスターズ体操競技選手権大会in酒田(後編)

[BPレガシィ] 2021年・全日本マスターズ体操競技選手権大会in酒田(後編)2021年度・全日本マスターズ体操競技選手権大会(@酒田市国体記念体育館)参戦記の後編です。

<関連ブログ>
◎前編 → こちら

・ワクチン2回接種(モデルナ)後に参加
・移動手段はレガシィで、単身で現地入り
・問診票提出など大会要項に沿って参加

■1年半のブランク後、1ヶ月の調整
コロナ禍でいつもの練習場が閉鎖されてから約1年半の間、体操競技の器具を触るこが出来ませんでした。そんな中、ふとしたことから体操競技専門の時間制有料体育館を見つけて、本格的に練習を再開したのは本番の約1ヶ月前。

とにかくケガだけはしないように調整を進め、本番に臨みます。
(1年半のブランクを1ヶ月で取り戻せるものではありませんが…。)
以下は当日の様子。
(自分用の備忘録としてアップ。)


<↓鉄棒(練習した甲斐あって何とか通せた)>


<↓床で前宙しているところ(低いな…)>


<↓鞍馬(旋回の姿勢がきたねぇな…)>


<↓吊り輪(背面水平しているところ)>


<↓跳馬(脚力が絶賛低下中…苦笑)>


<↓平行棒(降り技はぶっつけ本番の後宙)>

(※種目演技中もマスクを着用しております。)

いま出来る精一杯のことをやって(現役時代から較べるとかなり技数も内容も下がったが)、ケガも無く無事に全6種目の演技を終了できました。会場では1年ぶりに会う他チームの選手たちとも健闘をたたえ合い、来年の再会を約束して会場を後にしました。

■帰路へ
以前は、大会後には各大学の体操部OBチーム同士が集まって親睦会(宴会)を行っていましたが(60~80人規模かな)、コロナ禍ではそうした集まりも無く、そのまま解散です。

<↓夕食は現地で刺身定食をチョイス>


夕食後はレガシィを下道で走らせて、途中の道の駅で仮眠。朝の開店時間になるのを待ちます。

<↓ここで休憩がてら仮眠>


■道の駅・朝日まほろば(@新潟県)
朝日・みどりの里の農産物直売所は、朝8時の開店。開店と同時に入店してみます。

<↓朝日・みどりの里の農産物直売所>


# このあと高速道に乗るので、ボンネットブラジャーを装着しています。

<↓ここではぶどう、トマト、ねぎを購入>
 

次に、隣接する物産会館に移動。こちらは朝9時の開店です。

<↓駐車場に佇むBP5D型レガシィ。2006年式だけど、まだまだ現役(ユーザー車検後も快調)>


<↓ここで家族(東京)や実家(札幌)へのおみやげを購入>
 

■サービスエリアにて
その後、高速道に上がって関越自動車道を南下。眠気防止のため、適度にサービスエリアに立ち寄り、車外に出て身体を動かします。

<↓カレーフェアだったのか、売店にはいろいろなカレーが置いてあった>
 

# 「カレー研究家」という肩書きもあるのですね。
# 卓球の「水谷隼カレー」と「石川佳純カレー」が
# 置いていないようで残念でした。

■無事帰着
「小学生の遠足」ではないけれど、社会人の器械体操も「大会後、無事に帰着するまでが大事」。ケガも事故もトラブルもなく、無事に家までたどり着きました。

<↓「東京~酒田」往復トータルで995.8kmを走り、レガシィターボの平均燃費は12.4km/Lでした>
 

往路のみの平均燃費は11.5km/Lでしたから、その後に稼いだことになりますね。地形(標高)的に、関越道は下り車線が登坂で上り車線が降坂なのだろうか?

<↓家族や実家など用に購入したおみやげ類>



おみやげ類は宛先ごとに分類し、一部を札幌の実家(姉)に郵送。そして大会から1週間が経った昨日(10/2(土))から、また来年度の社会人大会に向けた練習を再会したところです。

■おまけ・その1
関越道のSAにて、長年、気になっていたものをついに購入。
(今回買っておかないと、もう買う機会がないかも…と思って。)


<↓コレですよ、コレ


<↓その名も「お嬢様聖水」>


<↓(さらに拡大して)ドーン!!


# お嬢様にお嬢様聖水を飲ませてみたいものだ…。

<↓表示ラベルはこんな感じ(真面目な商品ですよ)、意外と低カロリーかも?>
 

■おまけ・その2
大会後、Amazonでパワーアンクルとパワーリスト(重り)をポチりました。

<↓最近の製品は微小な鋼球が入っているとのこと>


# 私の中で「パワーリスト」と聞くと、かつて週間少年ジャンプで
# 連載されていた「リングにかけろ(車田正美 先生)」の主人公、
# 高嶺 竜児(と姉の菊)の特訓が思い起こされます。

<↓効果があるのかイマイチ分からんが、関節を痛めない重さで、補強などの際に使用中>
 

来年度(2022年)の全日本マスターズ体操競技選手権大会は、東京で開催とのことなので、この秋冬の間に基礎体力をつけておこう…と思っております。
(往復約1000kmをノントラブルで走り切ってくれたレガシィにも感謝。)

以上、前編・後編とも、個人的な備忘録でした。
Posted at 2021/10/03 19:09:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2021年09月30日 イイね!

[BPレガシィ] 2021年・全日本マスターズ体操競技選手権大会in酒田(前編)

[BPレガシィ] 2021年・全日本マスターズ体操競技選手権大会in酒田(前編)今年も全日本マスターズ体操競技選手権大会(対象が学生さんではなく、社会人の大会)に参加してきました。2021年度は山形県体操協会が主管で、会場は酒田市国体記念体育館でした。

事前にワクチン(モデルナ)2回の接種を終えて、レガシィで単身現地入り。コロナ対策万全の会場で全6種目の演技を終えて、無事に帰宅しました。道中の様子を2回に分けた備忘録として記します。


■事前準備
この1年半、コロナ禍で器械体操の練習は全然できていませんでしたが(練習場が封鎖されていたため)、今年の7月に時間制の有料体育館(ピットとトランポリンもあり)を神奈川県に見つけ、8月から練習を開始。以降、毎週土日は手指消毒とマスクを着用しながらの練習を行ってきました。

しかし、私の年齢での1年半のブランクは大きく、鉄棒は蹴上がりして正車(いわゆる大車輪)をするのがやっとの状態。平行棒も倒立まで上がらず…といった状況に、自分自身で愕然としました。おまけに右肩には痛みを抱えており、今年の目標は「いま出来ることをやる」「ケガをしないで無事に戻る」こととしました。

以上は人間(私自身)の話。

クルマの事前準備としては、「車載バッテリーの充電」「タイヤの空気圧チェック」などのほか、今回は「pitwork の F-ZERO(燃料添加剤、デポジットの除去目的)」を投入しました。試合会場まで、高速道を使って低回転・軽負荷での定常運転を維持できるためです。


<↓左:車載バッテリーは事前に充電(燃費にも効く) 右:タイヤの空気圧チェックも重要>
 

<↓ワコーズ・フューエルワンの日産自動車向けOEMと言われる pitwork F-ZERO を今回初投入>
 

■山形県へ
日本体操協会の規約に則って参加します(事前の体調管理シートへの記入、当日の検温、適切な人的距離の確保など)。東京からだと、演技会場までは片道ザッと480kmくらい。9/24(金)の夜に現地入り(前泊)し、9/25(土)に演技本番、当日夜に車中泊しながら東京への帰路に就く。という工程を組みました。

<↓今年度:2021年の大会>


<↓左:現地までの走行ルート(距離感)はこんな感じ  右:Yahoo!カーナビでの走行診断例>
 

大会前日の夕食は、肉(ステーキ)とサラダバーを選択。
肉はパワーの源として、サラダ&フルーツは体調維持の要素として摂取します。


<↓普段はカップラーメンとかですが、さすがに大会前日はこれくらいはイっとくか…と奮発>


■ホテル着
夕食を終えてホテルに到着すると、敷地内の駐車場が運良くちょうど1台分だけ、空いていました。滑り込むようにレガシィを駐めます。この時点(往路のみ)で、走行距離は492.1km、インパネの表示燃費は11.5km/Lでした。あまり燃費が伸びませんでした…。

<↓前日の宿(サービスが行き届いておりました)>


翌朝、ホテルの朝食バイキングで席に着くと、たまたま着席した窓の外が、自分のレガシィを駐めた場所になっていました。奇しくも自分のレガシィを眺めながらの朝食タイムとなりました。

<↓左:朝食の席の外には、たまたま自分のレガシィ  右:ホテルのマスコットキャラ>
 

■いざ、演技会場へ
ホテルから演技会場(酒田市国体記念体育館)までの所要時間は、約10分。事前に google map で予習しておいた風景を頭の中でトレースしながら到着しました。

<↓会場に到着。前々日の1部(シニアの部)は、今年は無観客での大会開催でした>


<↓選手入口。実はちょうど10年前の2011年にも、全日本社会人大会でこの会場を訪れています>


手指消毒と検温を行い、問診票を提出して、係員さんに問題ないことの確認を実施いただいた後に受付を済ませます。

<↓会場の全景>


この2日前(9/23(木))には、1部=シニアの部で内村航平選手(ジョイカル所属)や萱和磨選手(セントラルスポーツ所属)たちも、同じ器具で演技を行っています。
(※我々は2部=マスターズの部で出場。)


<↓コロナ禍ですが、大会関係者さんのご尽力と諸々の対策により開催にこぎ着けております>


<↓別の角度から>


我々(大学の体操部OBでチームを組んで団体出場)の出番は13:20~から。それまでは、サブ会場でアップ(準備体操や確認練習)を行って最終調整します。

<↓左:大会プログラムやゼッケンの入った封書  右:出場選手のみに配布されるIDカード>



後編に続く。
 ↓
 ↓
 ↓
2021-10-03(Sun.) : 更新
[BPレガシィ] 2021年・全日本マスターズ体操競技選手権大会in酒田(後編) をアップロードしました。
Posted at 2021/09/30 22:14:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2021年07月13日 イイね!

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・後編

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・後編BP5D型レガシィ(2006年式、2.0Lターボ6速MT)で発生した「アイドル時のエンジン振動が大きい」「走行中に加速不良になることがある」という症状への処置について、前編と後編に分けて記しています。
このブログは、その後編です。


◎前編は → こちら
(※DIYでの時間が取れなかったため、
  今回の修理はディーラーに依頼。)

■電話連絡あり
意見陳述書という「ユーザー(当方)からメカニックさん宛ての申し送り書」とともに、車両をディーラーさんに預けてから数日後のこと。ケータイ電話に途中経過を報告する連絡をいただきました。要旨をまとめると、次の通り。

<途中経緯のご報告>
・車両を預かってすぐに症状は再現した(訴えを確認できた)。
・当初はエアフロ(吸気、燃料、点火、排気…など基本工程の
 上流に位置するセンサ)の故障を推定したが、異なっていた。
・原因を探るうちにセレクトモニタで#4の失火を検出。
 Roughness(ラフネス):回転変動を示すパラメータの一つ
 でも症状を確認できた。
・そこで#4(4番気筒)を点検すると、点火コイル割れを確認。

当初私はA/FセンサやO2センサの不調を、ディーラーさんではエアフロセンサの不調を視野に入れていたのですが、実際には「点火コイル割れ」とのこと。

旧レガシィや初期のインプレッサでは、まぁまぁ見受けられた症状…という印象だったため、報告を受けた際の私の第一印象は「BPレガシィ(の年式)でも起こるんだ…!」というものでした(with 多少の驚き)。


■対処の判断
修理費用を最低限に抑える…という「割り切り」をするならば、「#4の点火コイルのみを交換」ということになりますが、他の#1~#3も同じ運転履歴をたどっているため、いつまた同様の症状に見舞われるか分からない状態です。

ついでに言うと、点火コイルだけではなく点火プラグも(走行距離10万kmに未達ですが)一緒に交換しておきたいところ。

試しに、「#4と同じ左バンクの#2の点火コイル・点火プラグの交換を同時にお願い(右バンクの交換は無し)した場合、脱着工賃は(#4だけの場合に対して)同等ですか?」…と打診してみたところ、「それは(割安になることは)ありません。」とのご回答でした。まぁ、そりゃそうか。

ということで、今年はこのあとユーザー車検を控えていることもあり、#1~#4すべての気筒について、点火コイルと点火プラグをセットで新品交換を依頼しました。交換作業自体はDIYでも可能ですが、トラブルシューティングまで実施いただいたので、ここは最後までディーラーさんに作業をお願いします。


<↓部品代と工賃(@2021年6月時点)>


■車両と交換部品の引き取り
修理完了後、ディーラーに車両と交換部品を引き取りに行きました。交換した(=古い)部品は捨てたりせずに、何番気筒に装着されていたのか分かるように取り置きしていただくよう、事前にお願いしてあります。

<↓いざ、ディーラーへ。またまた癒やしの「のれん」か…>
 

<↓受け取った(回収した)点火コイル>


<↓点火プラグも#1~#4の区別をして回収>


一通りの説明を受けて、車両に乗り込みます。自宅への帰路では、パワー感が復活していることを実感。そうそう、こんな感じ。エンジンの調子が復調していることを確認できました。もちろん、アイドリング時の不快な車体振動も感じられません。

■経年劣化した点火コイルの確認
さて、時間が取れた段階で 回収した点火コイルの様子を確認してみます。

<↓これが問題の#4点火コイル>


<↓外観はこんな感じ。経年劣化は恐るべし>


<↓別アングルから(海岸沿いのユーザーではないのですが、これくらいの錆が発生)>


部番を詳細に追って調べたわけではないのですが、レガシィはBC/BF→BD/BG→BE/BH→BL/BPと代を重ねていくたびに耐久信頼性が向上している認識でしたが、BP用の点火コイルでも、走行7万kmちょっとでこんな感じになりました。

ちなみにコネクタ内部にも目をやって、端子摩耗の有無も確認しましたが、こちらは配列ピンの摩耗粉も見受けられず、キレイな状態でした。電気接点的な瞬断の可能性は低く、やはりコイル内部での不調だったのでしょう。


<↓コネクタ内の配列ピンの摩耗粉の有無も目視確認しましたが、こちらはキレイな状態>
 

回収した他の気筒の点火コイルも目視確認したところ、#3も同様に怪しかったです。全気筒とも、新品に同時交換して正解でしたね。

<↓こちらは#3。放っておいたら危なかったかも>


<↓#3の点火コイル。こちらも経年劣化が進行中でした>
 

■経時変化した点火プラグの確認
今度は回収した点火プラグの確認です。10万kmまでは無交換で済むと謳われています(今回は約7万kmで交換)。

<↓とりあえず水平対向的に並べてみた>
 

クランク軸をイメージして水平対向的に点火プラグを並べてみましたが、「何のこっちゃ?」状態でしたので、分かりやすく方向を合わせて気筒順に並べ直します。

<↓7万km超を走りましたが、ガイシ部分にいわゆるコロナ汚れは見受けられませんでした>


<↓それぞれの電極部分の全景(左側から右側へ、#1→#4の並び順)>


<↓#1~#4それぞれの電極部分の拡大図。よく見ると摩耗形態に特徴が見受けられる>


接地電極をよく観察すると、ある方向に向かって斜めに摩耗しているように見えます(均一に摩耗しているように見える気筒もある)。その拡大図は以下。

<↓#1~#4それぞれの接地電極の様子>





恐らくこれは、点火プラグが燃焼室に装填された際に、(ねじ山の始まりと接地電極との相対位置関係が一定ではないため)接地電極が気筒によってバラバラの位置に向かうことから、混合気の流速方向に対向するのか、背を向けるのか、あるいはスルーする方向に位置するのか…といった差が原因で、摩耗の様相が変わってきたのだと思っています。

# 以前は、点火プラグの「方向合わせ」に
# こだわりを持つマニアな方もいらっしゃいました。

接地電極が特定の方向に摩耗したからと言って、出力・トルクに目立った差が出るとか、ドライバーがその差を体感できるほどになる…などとは(個人的には)思わないのですが、「摩耗状態に気筒差が生じることはある」ということは事実として認識しておきたいと思います。


■これから
BPレガシィで発生した「アイドル時のエンジン振動が大きい」「走行中に加速不良になることがある」という症状は、点火コイルの経年劣化による失火が原因でした。

たとえ走行距離が高々7万km程度であっても、BP5D型(年改区分D型)ですでに発売から15年になろうとしており、経年劣化による機能維持には注意が必要…という場面が増えてきたように思います。が、レガシィでは貴重なターボの6速MT(サンルーフ付き)ですので、6気筒車ほどレアではないにせよ(>失礼!)、今後も大切に乗り続けていきたいと思います。


<↓DIYメンテとディーラーメンテを使い分け中のレガシィ。ワゴンのターボでMTモデルはもう出ないかな?>
 
Posted at 2021/07/13 01:21:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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