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イイね!
2008年03月14日

「上がりのクルマ」 その12 Honda CR-X (EF6) 前編

「上がりのクルマ」連載の続き。

1994年4月。
ハイゼット(S80)を箕面の峠で横転→全損させた私は、その車両保険(40万円)をローン頭金として、中学時代からの「上がりのクルマ」だったCR-Xを購入することに(車両価格で76万円ぐらいだった)。
購入時走行距離は3万7000[km]程度。
1997年10月頃までの3年間半所有した。


■Honda CR-X 1.5X
CR-X 1.5X(EF6)
型式:E-EF6
エンジン:D15B
排気量:1493[cc]
SOHC
駆動方式:FF
出力:105[ps]/6500[rpm]
トルク:13.2[kg-m]/4500[rpm]
車両重量:850[kg](!!!)


550[cc]のハイゼットの後だったこともあり、エンジンパワーは求めていなかった。
むしろ、大きすぎるパワーは自分には扱いきれないのではないか・・・と思っていた。
そして、CR-Xに関しては何よりデザインが好きだったのもあり、特にSi-R(=V-TEC)や、Si(=DOHC)にはこだわらなかった。
予算的にもSiRはかなり高額だったし。
ややワイン系の赤と、シルバーのツートンが1.5Xの限定車にしかなかたたこともあり、1.5X、SOHCのEF6型を購入した。

ややクルマ好きな先輩などには
「デザインで乗るクルマじゃねーだろ」
とツッコまれたが、
「いや、CR-Xはデザインなんです」
と返答。


購入したときは舞い上がりまくった。
クルマを眺めては悦に入った。
箕面の峠の駐車場で、猿が屋根に飛び乗って、屋根が少し凹んだときは、それ以上に心が凹んだ。


・・・・が、CR-Xを手にしたことで、盛り上がったのは3ヶ月程度だったと思う。
3ヶ月程度で所有欲が満たされたのと同時に、「走りのクルマ」として個人的に面白くなかったのも要因だと思う。


エンジンは、ベースグレードとは言え、流石はホンダ。
線は細く、低回転域は全くトルクがなく登坂性能は最低だったが、3000[rpm]から上は、「ギュイーン」とバイクのエンジンのように気持ちよく吹け上がった。
典型的な高回転型NAエンジンだった。
3年間半で10万[km]を越え、全てがボロボロになってもエンジンだけは元気だった。このあたりがホンダマジック。


足回りのことを評価できるほどクルマ経験がなかったので、これは省略。
しかし、とにかくボディの弱さは実感できた。
1~2ヶ月乗ってる間にみるみる剛性感(特に横剛性)が落ちていくのは素人ながらよくわかった。
確かにホンダ車はペーパーカーだ。
サスがトヨタ系と違ってフワフワしなくとも、ボディのヤワさが走りの脆さに直結しているような・・・・。
EF系CR-Xは随分と見なくなったが、シビックは現在も現役で走り続けてる車両をよく見かける。やはりほとんどがボディ補強を徹底したフル・チューンドなのだが、凄いなあ・・・と思う。


さて、このクルマで私にとって一番の問題がFFだったことである。

グリップ性能の低いS80 ハイゼットで、すっかりFR車の挙動・ドライビングマナーを体で覚えてしまった私には、CR-XのFF挙動が受け入れ難かった。
スロットルを開いてコーナリングすることに慣れてしまっていた私には、コーナリング時のスロットル完全OFFも、ハードなブレーキングも怖かった。
FR運転の癖をどうしても捨てきれず、タイトなコーナリング時のFRとは違ったトラクション消滅の在り方、スロットル開でのアンダーステアもとにかく怖かったのである。

もっとグリップ性能の低い軽のFFなんかでFF挙動に慣れた後だったら別だったのかもしれないが、ハイゼットの後のCR-Xはスピードレンジも高く、FFのマナーを掴むにはツラかった。
しかし、世間的にはEF・EG系はFF入門車として名声を得たわけで、私が格別に下手だったのだろう・・・と思う。
(それから15年経ったこの1年ほどで、スタッドレスを履いたカローラバンの社用車でFFの乗り方をやっと覚えた)


・・・・そんなワケで、私の車歴の中でもっとも「スポーツカー」なハズのCR-Xは、私の車歴の中でもっともスポーツできなかったクルマとなった。
で、クルマ熱は収まり、CR-X所有時期の4年間は徹底して音楽活動にのめり込んでいた。

じゃあCR-Xが嫌いだったかというと、決してそんなことはなく、やっぱり愛していた。やはりデザインが好きで。

・・・「上がりのクルマ」 その12 Honda CR-X (EF6) 後編に続く・・・。



ここまでの「上がりのクルマ候補」
Ferrari F40
Honda CR-X(EF系)(所有したので候補から除外)

「永遠の憧れ」
Alfa Romeo SZ・RZ(ES30)

「死ぬまでに一度は運転してみたいクルマ」
Nissan Skyline GT-R (R32)




「上がりのクルマ」連載の目次はこちら
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Posted at 2008/03/14 07:38:36

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