
先日のブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿フルコース HONDA ONE VTEC ONE MAKE RACE 2020.02.27 2分45秒801」
の、鈴鹿サーキット国際レーシングコース の
自己ベスト3秒7更新、
ラップタイム2分45秒801
のログ解析。
↓車載動画
■メインストレート~1コーナー~2コーナー
●メインストレート
現在ビートに積んでいる、ASLANさんにビルドして頂いたE07A改SPEC4「飛鳥」が非常にパワフルなのは、昨春からの真夏の鈴鹿フルコースなどでわかってはいたものの・・・
・・・「エンジンがパワフルだから」「冬だから」では説明がつかないぐらい
メインストレートの車速が伸びている。
考えられる要因としては
・エンジンがパワフル
・真冬だから
・
エスエスアイ「超絶軽量クロモリフライホイール」の導入によって、フライホイールの加速に食われるトルクが減ったから
・ドラッグ低減のための隙間テーピングをしっかりしたから
・燃料残量が極めて少なかった
・・・などもあるケド、
・追い風だった
が一番のプラス要素だったのではないか?と考えている・・・(後述する)
●1~2コーナー
今までで一番良い。このLapだけでなく、他のLapも良かった。
2コーナーのボトムスピードが極めて高い。
結果として2コーナーの立ち上がりのアクセル踏み始めは遅くなってしまっているケド、2コーナー立ち上がりの左コース幅いっぱい使ってなんとか・・・なので、今の自分的にはこれが精一杯だと思う。
これだけボトムスピードが上がっても、トリッキーな感じ、危うい感じはないので、高速コーナーにおけるサスペンションの仕上がりは本当にイケてると思う。
もう少し手前にボトムスピードをもってきてしっかりアクセルを踏む、とか、上級者のアプローチもあるのかもしれないケド。
■S字~逆バンク~デグナー
●S字
2コーナーのボトムスピードが高い分、
S字1つ目の車速も高い。
「足の決まっているビートはS字はアクセル全開できる」
と良く言われるので、何回か全開を試してみたが、S字2つ目からの立ち上がりでアウトに膨らみすぎて、S字3つ目が攻略できない。
結局、ラジアルタイヤ時代と同様に、S字2つ目の進入時に少しアクセルを戻して向きを変えないといけないのだが、ちょっとアクセルを戻すと車速が落ち込むのがログにも反映されている。
「S字をアクセル全開で攻略できない」のは今後の課題だなあ・・・。
ワイド化すべきなのか、ダウンフォースを増やすべきなのか・・・?
●逆バンク~ダンロップ
逆バンクがいつもより圧倒的に速いのと引き換えに、ダンロップのボトムスピードが低い。。。
ダンロップはいつも通り、ほとんどのLapでアクセル全開で攻略しているが、イマイチ余裕のない感じだった。
そもそも、mistbahn号は、左回り・かつ立ち上がり登坂のコーナーで、リアがグリップしきれずにボンボン跳ねる傾向があり、それで1月に、リアのスプリングをRSマッハの7kg/mm → Swiftの9kg/mmに変更してみた。
ダンロップでは跳ねたことはナイし、今回も跳ねなかったんだケド、まだ改善シロがあるように思う。
ダンロップ~デグナー間は、向かい風がやたらとキツかった。
(でもダンロップの低いボトムスピードから、デグナーにかけての登坂区間の車速勾配は過去のログよりイケてるね)
●デグナー
デグナーは1つ目のボトムスピードを大幅に底上げできた。
高速コーナーでの安心感があるのと、コース改修でデグ1とデグ2間の外側の縁石を思い切って使えるようになった心理的な部分も大きいと思う。
デグナー2つ目は、まだ改善シロがあると思うケド、まあこんなもんかな。(ダメ出しください)
3速に落とすとボトムスピードが落ちすぎるし、4速だとパワーバンドを外す。
4速でパワーバンドを少しでも外さずに攻略するには、デグ1での減速を減らすとか、デグ1の後、もっと手前からアクセルを踏まないといけないケド、まあこんなもんかな。(ダメ出しください)
■ヘアピン~マッチャン
●ヘアピン
デグナー~ヘアピンまでの区間のストレートスピードがやっぱり伸びている。
ヘアピンはダメダメだった。
自己ベストのLapは車載動画のとおり、とっちらかっているんだケド、
他のLapもそれぞれ違ったダメっぷりだった。
ここ最近の鈴鹿フルではヘアピンは奥でブレーキングしてグイッと曲げるようにしてみていたのだが、それが良くないと指摘を頂いたので、今回は昔のアプローチ(奥まで行かずに、ステア舵角を減らす)に戻してみたのだが・・・
フィットブレーキがコントローラブルなので、強めに踏んでみたらロックしたり・・・
クリップまで前荷重残してみたらボトムスピードが落ち過ぎたり・・・
いずれのケースも、立ち上がり時にトラクションをかけることができない。。。
一番問題があるのは自分のドライビングだと思うんだケド、ヘアピンはどのアプローチをとっても、イマイチで、袋小路にはまっている。
アドバイスくださいm(u_u)m
ただ、
「左曲がりの立ち上がり登坂コーナーでリアがグリップに耐えきれずにボンボン跳ねる傾向」
だったmistbahn号、過去の鈴鹿フルコースでは良くヘアピンからの立ち上がりで跳ねていたのだが、
今回は跳ねなかった。
なので、リアのスプリング7k→Swift 9kへの変更は功を奏しているように思えるケド、
でもトラクションをかけることができなかった。。。
フィットブレーキを使いこなせていないのもダメなポイントかなあ?
●~マッチャン
パワフルなASLANエンジン+真冬なのに、
マッチャンは真夏よりも車速が低い。
向かい風、半端なかった。
2018年1月14日も、向かい風で、マッチャンの車速が低かったんよね。
■スプーン~西ストレート
●スプーン
スプーンは改善。
ログからは、スプーン1つ目と2つ目をひとつのコーナーとして扱っているように、1つ目がどこかを読み解きにくい。
スプーン2つ目のボトムスピードも高い。
mistbahnのスプーンの攻略方法には賛否あると思うケド、実績として今のアプローチが結果につながっている。
スプーン進入で4速に入れると安定して走れて、スプーン2つ目でしっかりアクセル踏めるんだケド、ボトムスピードが落ちすぎてしまうので、トリッキーでも5速で飛び込んで、スプーン1つ目~2つ目間で、外側の縁石の上を走りながら、ノンブレーキで4速に落とすのがタイムは出ている。
・・・でも、改善シロはあると思うので、アドバイスください。
スプーン2つ目も、2コーナー同様に、ボトムスピードが高い分、アクセル全開できる位置が遅くなってしまっているケド、結果だけを見ると、今までで一番良い。
スプーン2つ目からの立ち上がりも「左曲がりの立ち上がり登坂」なので、過去はリアがボンボン跳ねることがあったケド、
今回は跳ねなかった。
でも、ヘアピン同様、
トラクションをかけることができている感覚が希薄。
●西ストレート
車速の伸び方、半端ナイ。
メインストレート同様の要因を羅列できるが、ここも追い風だったんじゃないかなあ?
■130R~シケイン
●130R
西ストレートでの車速の伸びが半端ナイので、130Rはいつもより余裕がなかったケド、がんばってアクセル全開で攻略し続けた。
結果、
過去に例のない高い車速で旋回できた。
いつもは、130Rからの立ち上がりでコース幅を目一杯使う必要はなかったケド、今回は、コース幅いっぱい使って、なんとか成り立っている感じ。
●シケイン
まあ、いつもどうりというか悪くないんだケド、
ここでもフィットブレーキを使いこなせていない感じ。
ビートブレーキよりもコントローラブルだし、制動距離が短いので、もう少し奥まで引っ張ってグッと減速して前荷重で曲げれば良いと思うのだケド、過去の名残で
ブレーキングポイントが手前過ぎる。
■風の影響?
マッチャンでの向かい風が半端なかった。
アクリル窓の隙間からピューピュー音がするので良くわかる。
追い風は音などでの体感ができない。
↑マッチャンでの向かい風が、並行して全コースに吹いていたと仮定して、コース図に黄色で風向きを矢印で描いてみた。
こうすると、
マッチャンでの向かい風が、
メインストレートや西ストレートでは追い風になりそうなので、「冬だから」で説明がつかないぐらいストレートスピードが伸びていた説明がつきそうにも思える。
Posted at 2020/03/04 17:06:50 | |
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