「何シテル?」に書いたように、Vプロのセッティングをイケイケでやり過ぎて、
せっかくのできたばかりのエンジンの2番をダメにした。
励ましのコメントを頂いた方々、この場を借りて御礼申し上げますm(u_u)m
また、昨日のブログエントリ: 「
【ビート】【Vプロ】E07A改 Vプロセッティング再開」 にたくさんの「いいね!」を頂いていたのに、面目ナイです。。。
会社終わりで、例によって、
「8000rpm台から上が回らない」特性の改善に取り組んでいた。
点火時期の調整を進めていくうちに、空ぶかしではかなり気持ちの良いレスポンスで、9300rpmどころか9500rpmまでストレスなく回るようになった。
ところが、負荷状態(要は走行時)は、WOTでも伸びない。
それでも、
以前
「7800rpmぐらいからモッサリして、8400rpmぐらいで頭打ち」
だったのが、
点火時期の調整で
「8400rpmぐらいまでは加速するが、そこからはゆっくりしか加速せず、9000~9200rpmで頭打ち」
というところまでは改善した。
点火は良いところまで来たケド、それ以上は改善できない領域に来たので、燃調を触ることに。
先日も似たマップを公開したが、↑コレが燃料の「通常噴射時間」のマップ。
8161rpmまでは回転数に比例して噴射量を増やしているのだが、
そこから上は、ガクンと噴射量を落としてある。
なぜなら、8400から上は、いきなりリッチになるので。
原因は燃料噴射ではなく、「きちんと燃えていない」など別のところにあると思うので、点火等を頑張りながら、燃調はA/Fフィードバックで学習されて噴射量が増えるのを期待していたが、
8400rpm以上はずっとリッチなので、噴射量はマイナス方向ばかりに学習される。
本来なら回転数に比例して噴射量を増やさないといけないので、A/Fフィードバックによる学習を止めて、このような燃料の「通常噴射時間」のマップを書いてみた。
コレで走行してみたが、
残念ながら、どリッチになって、8400rpmから上は更に伸びなくなった。
なので、仕方なく、またこちらの「おかしな」マップに戻す。
で、問題の8400rpmから上は、相変わらずいきなりリッチ(11台とか)になるので、燃調のメイン補正のマップに手書きで、いくらかマイナス処理を書いてみた↓。
このエンジンで切れ味が良いのはA/F12.5よりも13~13.5あたりな印象なので、ノッキングマージンは削るので「安全側」ではないが、12.5~13狙いで。
で、
WOT走行で検証すると、ちょっと改善された感じ。
なので、進めすぎた感のある点火時期を、安全側として、一番感触の良かった進角まで2度戻した。
で、WOTの再検証したところ・・・・
問題の8400rpmに到達する前に、
7000rpmぐらいで
「パンッ」
という音がして(※ノックセンサ→ノックアンプ→ヘッドフォン)、
パワーロスト。
「うわっ!やってもた!」
と思い、減速し、路肩へ。
でも、
ガラガラは言っていない。
点火プラグが1本死んだときのように、ドコドコ、スバルの以前の水平対向のような脈動があるが、走る。
空ぶかしで6000rpmぐらいまではレスポンス良く吹ける。
「ブローじゃなくて、プラグが死んだんじゃないか?」・・・・と希望的観測(というか現実逃避)。
水曜はキャドカーズさんが定休日で連絡がつかず、tsworksさんにTELして相談。
(tsworksさん、ご相談に乗って頂き、ありがとうございました)
まずはプラグコードが抜けていないかのチェック。
で、停車位置から2kmぐらいの距離にある、会社まで自走でゆっくり戻る。
tsworksさんにご教示頂いた確認方法で、
エンジンをかけた状態で、感電に気をつけながら、1本ずつ順番にプラグコードを抜き差ししてみた。
1番と3番ではプラグコードを抜くとちゃんとエンストする。
2番はプラグコードを抜いても何も変わらない。
つまり、2番がアウト。
2番のプラグの点検。
黒いケド、電極は存在。
2番プラグと3番プラグを入替えてみて、また
「エンジンをかけた状態でプラグコードを抜く」
検証をやってみたところ、
プラグを入替えたにも関わらず、やっぱりエンストしないのは残念ながら2番。
つまり、
点火プラグは犯人ではナイ。
2番のプラグホールから、ライトで照らして中を覗く。
目視できる範囲のピストンヘッド中心部分は何も問題なく見えるのだが・・・
「プラグではなくプラグコードが逝っていればイイのに」 と思い、1番と2番のプラグを入替えてみたケド、やはり、2番だけ仕事をしていない。
残念。。。
トラブルシューティングをしているときは、比較的、落ち着いているつもりだった。
「ああ、やっちゃったな」
「I believeし過ぎた(半信半疑だったケド)」
「高い授業料だけど仕方がないな。勉強になったわ」
「とりあえず、問題の切り分けができて良かった。『明日、点火プラグの換えをもってきたら走るかも』と、どっちつかずの状態で帰宅したら悶々とするしな。」
「tsworksさん、電話サポート本当にありがとう!」
「せっかくエンジン組んでくれたキャドカーズさん、ゴメンナサイ」
「金策どうしよう。困ったな・・・」
「タカス研修走行会はキャンセルしかないな」
とか考えながらも、なんか納得しているつもり。
とりあえず、ビートは後日、積車で回収してもらう方向で、会社に置いて、帰宅した。
落ち着いていて、冷静で、そんなに激しく気落ちしているつもりはなかったのだが・・・
帰宅すると、床にベチャっと体を預けるほかなく、しばらく起き上がれなかった。
酔ったように気分が悪かったケド、妻が晩御飯を用意してくれていたので、頑張って食った。
で、また、地球の重力に逆らえず、床に。
「今日はブログアップとか無理だわ」
「寝るしかないケド、なんか体調変だから寝ることすらままならんかも」
とか思っていたケド、しばらくその状態の後、風呂に入り、Monsterを飲み、回復してきたので、今、ブログ書いている。
また復活まで時間がかかるのは仕方がないとして、金策、困ったなあ・・・。
●ホンダ・ビート(PP1) ECU関連目次はこちら
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Posted at 2016/12/22 01:24:15 | |
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