
ブログエントリ: 「
【サーキット】【ビート】鈴鹿サーキット・フルコース タカス研修走行会 2018.01.14」
の、mistbahn ビート にSタイヤ(A050)を初投入、
自己ベスト 2分49秒496 を記録したラップの解析、過去ログとの比較編。
■動画
■メインストレート ~ 1コーナー ~ 2コーナー
●メインストレート
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
メインストレートは、今回(2018.01.14 タカス研修走行会)は、タイヤのグリップが高いので、1コーナーへのブレーキングタイムを遅らせているので、最高速は伸びているものの、前回(2017.12.05 KRS走行会)より更に気温が低かかったにも関わらず、車速上昇勾配が緩やか(つまり、遅い)。
ちなみに、
前回(2017.12.05 KRS走行会) のログ解析編で解説したが、前回(2017.12.05 KRS走行会) も 今回(2018.01.14 タカス研修走行会) も、気温の高かった2017.09.24の烈 と較べて、ストレートスピードは変わらない(か、やや遅い)。
9月の烈より、12月のKRS走行会が低い気温なのに、ストレートスピードが変わらない(か、やや遅い)のは、GTウイングが付いたことと、ネガキャンを強くしたことに因る、と考えている。(でもラップタイムは4秒更新したのでOK)
前回(2017.12.05 KRS走行会) と 今回(2018.01.14 タカス研修走行会) の違いは、
・ラジアルタイヤ → Sタイヤ(前後ともタイヤ幅は10ずつ増。重量も増)
・ワイドボンネットによる軽量化と、ワイド化によるフロントバンパーからのハミタイ
・リップスポイラー
・エアクリをRSマッハ製 → ホンダ純正(HAMP)に戻した
・タコ信号不良によりV PROが混乱し、オーバーリッチ燃調(A/F10台など)
低気温にも関わらず、ストレートスピードが伸びなかった理由として、燃調不良を一番に考えていたが、タコ信号不良に陥る前の、2枠目のログも、あまりストレートスピード差がなかったので、要因は別のところにありそう。
↑
ボンネットの軽量化は、加速には貢献するものの、
ワイド化のデメリットとしては、
・前面投影面積増(たぶん影響は極めて小さい)
・ワイド化により、フロントタイヤもワイトレ化しており、フロントバンパーが純正のため、フロントタイヤに走行風がモロあたりしている(これはドラッグ増、リフト増なので良くない。対策を準備中)
などがあり、後者の方は影響があると考えている。
あとは、Sタイヤのグリップ増、タイヤ幅増による、転がり抵抗増・・・も影響がありそう。
いずれにしても、ラップタイムは5秒も短縮できているので、ワイドボンネットによるワイド化も、Sタイヤもデメリットよりメリットの方が遥かに大きい。
空力的なデメリットは改善できるので今後、対策する。
リップスポイラーがストレートスピードに貢献したか?
リップスポイラー追加により、リップスポイラーの後方底面に負圧域ができることで、フロントのダウンフォースが向上したか?
・・・は、アップデートが多すぎて、正直良くわからなかった。
●1~2コーナー
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
前回(2017.12.05 KRS走行会) も 足回りの刷新 と GTウイングの追加 により、1~2コーナーの安定感、安心感が劇的に向上したことに感動、ボトムスピードを劇的に上げることに成功したが、Sタイヤの投入により、更に劇的に安定感、安心感が向上した。
前回(2017.12.05 KRS走行会) は、グリップレベルの劇的向上でボトムスピードは大幅に向上したものの、それでも十分にアジャストしきれず、
1~2コーナー間
も、
2コーナー出口~S字1つ目間
も、コース幅を使い切ることなく、余らせてしまっていた(まだボトムスピードを上げる余地があった)。
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は、まだ改善の余地はあると思う(特に2コーナーに向けての姿勢制御やアクセルONのタイミングなど)が、少しずつアジャストでき、良い結果を出すことができた。
1コーナーも2コーナーも、もはや比較分析が意味をなさないほどにボトムスピードが向上しており、また、ボトムスピードの向上が
「オーバースピードのため2コーナーからの立ち上がりで踏めない」
などの弊害ももたらしておらず、S字にかけて高いアベレージスピードで攻略できた。
■S字 ~ 逆バンク ~ ダンロップ
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
「鈴鹿フルコースは、ストレートが速いよりも S字~ダンロップ を高いアベレージスピードで攻略できるマシンの方がタイムが良い」
というのが、私のこれまで、いろんな仕様比較、黄姫体験、他の方々のログとの比較・・・からの結論。
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) はSタイヤの導入により S字~ダンロップ も劇的に高いアベレージスピードで攻略できたので、好タイムに繋がった。
2コーナーからの脱出速度が高いのでS字1つ目に至る速度も高いのだが、その進入速度を殺すことなく、デグナーに至るまで繋げることができた。
失敗点は、 前回(2017.12.05 KRS走行会) と同様にS字2つ目での姿勢制御が悪く、S字3つ目に向けて、S字2つ目の出口でアクセルを戻す必要があったこと。
前回(2017.12.05 KRS走行会) は、ヘアピンやシケイン(・・・と、ときどきスプーン2つ目)のクリップからの立ち上がり時にリアが底付きしてボンボン跳ねたが、今回(2018.01.14 タカス研修走行会) の自己ベストLapでは、スプーン3つ目でもリアがボンボンと跳ねた。
旋回速度が上がっているから・・・というのもあるかもしれないが、S字2つ目の攻略が悪く、姿勢が良くないからだと思う。
S字~逆バンク~ダンロップ を、全てアクセル全開!・・・というワケにはいかなかったが、逆バンクでのスロットル開度は、劇的改善を果たした 前回(2017.12.05 KRS走行会) よりも更に改善し、前回(2017.12.05 KRS走行会) での失敗点だったダンロップ手前での息継ぎ(アクセルオフ)を、今回は改善できたので、良い結果に繋がった。
■デグナー ~ ヘアピン
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
●デグナー
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は Sタイヤによるグリップ向上に、安心感、安定感があったため、デグナーも思い切った攻め方ができた。
これまでは、ノンブレーキで5速→4速にシフトダウンしてエンブレのみで減速して4速で進入するか、5速のままで進入するか・・・のいずれかだったが、今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は迷わず5速での進入。
これまではギア比の関係で、4速に落とすと、ボトムスピードが落ちすぎるし、5速のままだと回転数降下でパワーバンドから外れてしまったり、そもそもデグナー1つ目で思い切ってアクセルを踏めなかったり・・・・
・・・だったが、今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は5速チョンブレから、ドンとWOTでデグナー1つ目を攻略できた。
デグナー2つ目も、これまでの自分のログと較べると遥かにボトムスピードは高いのだが、それでも、脱出~立ち上がり時に、外側の縁石を使うことが一度もなかったので、グリップレベルに対してまだアジャストできていない。
改善の余地アリ・・・・・だが、それでもこれまでの私からしたら上出来なので、ログを見てウレシクなる。
●ヘアピン
前回(2017.12.05 KRS走行会)、足回りを刷新(BLITZ ZZ-R + X-Coilsバネ + φ19スタビ → RSマッハ車高調+スタビ)してから、ヘアピンはクリップからの立ち上がり時に、リアが底付きしてボンボン跳ねるようになった。
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) もその症状はあったが、スタビの硬さ設定を一段強くして臨んだからか、気持ちマシだった。
でも、足回り刷新後、元々、苦手意識のなかったヘアピンで良い走りができた試しがナイ。
鈴鹿フルコースの多くの高速コーナーに最適化した足で、引き換えにヘアピンは捨てたような感じ(トータルとしてOK)。
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は少しずつブレーキングの踏力を強くし、ブレーキを残してターンインするように努めた。
(2枠目の最後にはブレーキングが強すぎてロックしたので、フラットスポットができていないかドキッとしたが、大丈夫だった)
■マッチャン~スプーン
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
前回(2017.12.05 KRS走行会) では、ヘアピンからずっとWOTだったにも関わらず、2017.09.24の烈に対し、何故かマッチャンで失速した。(ログ解析に対し、当日の強風影響を御指摘頂きました。ありがとうございました)
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は制御不調にも関わらず、失速しなかった。
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は他のコーナーの例に漏れず、スプーン1つ目、スプーン2つ目ともに、ボトムスピードが過激に上がっており、また、ボトムスピード上昇が何か別の弊害をもたらすようなこともなく、良い結果となった。
デグナー1つ目と近似した話で、ギア比の関係で、スプーン1つ目も、これまではノンブレーキで5→4速にシフトダウンして、エンブレだけで減速して進入・・・・というアプローチが一番結果良かったのだが、今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は迷わず5速で進入できた。
スプーン1つ目~2つ目 間で、ノンブレーキで5→4速に叩き込んで、エンブレを効かせ、後は成り行きで可能な限りアクセルを踏むことができた。
スプーン2つ目からの立ち上がりでは、デグナー2つ目同様、コース幅をいっぱい使う必要のないラップばかりだったので、スプーン2つ目は改善の余地アリ。
でも、今回はこの結果に満足。
■130R
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
130Rも、S字2つ目出口、ダンロップ進入時の息継ぎと同様に、前回(2017.12.05 KRS走行会) の反省点で、前回(2017.12.05 KRS走行会) では、130R 進入手前のホンの少しのアクセル戻しが大きな失速に繋がった。
(一瞬、スロットル開度70~80%ぐらいに戻しただけだが、登坂区間なので・・・)
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) は、クルマがイケているので、毎回、アクセル全開で攻略できた。
(全開で攻略しなかったのは、前走者に引っ掛かって、次のLapに向けてバックオフするときぐらい)
2014年は130Rが得意なコーナーで、全開で攻略できていたのが、2015年2月頭に、BLITZ ZZ-R車高調のスプリングを交換したり、スタビを太くしてからは、ケツが出て大スピンするようになって、全開で攻略できなくなっていた↓(悩ましかった)
↑※閲覧注意: 2015.10.05 の烈 の130Rでのド派手なスピン
3年以上ぶりに、130Rのボトムスピードを更新できた!(長かった)
■シケイン~メインストレート
桃: 2018.01.14 mistbahn号 2分49秒496 Sタイヤ(A050 新品)での自己ベスト 緑: 2017.12.05 mistbahn号 2分54秒533 ラジアルタイヤ(Z3)での自己ベスト
橙: 2017.04.18 黄姫レンタル 2分57秒633 Sタイヤ(A050 中古)
茶: 2014.11.24 mistbahn号 2分59秒830 2017.09移行のエンジンや足回りの大規模アップデート前のラジアル(Z3)での自己ベスト
今回(2018.01.14 タカス研修走行会) シケインは、毎回、キレイに攻略できたケド、ログを見るとシケイン1つ目のボトムスピードは低いね。
ただし、シケイン1つ目でのボトムスピードは低いケド、シケイン2つ目は全開で攻略できているので、結果として過去の他のログよりも、最終コーナーやメインストレートの車速は上がっているのでトータルではOK。
Sタイヤを履いたことで、制動距離が極端に短くなったので、少しずつアジャストはしたが、最後まで、ブレーキングポイントは手前過ぎたと思う。
■まとめ

→ 高解像度画像(リンク先のPHOTOHITOで更に写真をクリックするとフル解像度写真に)
これまで
「この区間の攻略はこう改善したい」 と思っていたイメージに近い走りができたが、ドライバースキルが向上したというよりは、単純に、その思いを実現可能としてくれる、タイヤ、サスペンション、空力・・・となった、という解釈。
今まで、あれこれやっても、タイムが落ちたり、頭打ちしたり・・・・だったケド、適切なアップデートが適用されると、こうも如実に、コーナリングスピード、ラップタイムに影響するのか・・・・・と、いろいろと考えさせられる。
いずれにしても、好タイムが出せたのはウレシク思うし、マシン作りにご協力頂いた方々、ドライビングにアドバイスを頂いたみん友さんたちには、本当に感謝しています。
ありがとうございます。
●サーキット走行 関連目次はこちら