
大阪モータショーに行った。
長女と次女を連れていき、次女(2歳)が「抱っこ」「抱っこ」なので、大変だった(^_^;;)
生まれたての三女の面会時間が15:00~なので、午前中に駆け足で回ったので、より大変だった。
大阪モーターショーは、1993年に、大学のクラスメート連中と行って以来の15年ぶり。
1993年は、ニュートラムで行ったのだが、当時の愛車ハイゼットが横転で全損した後だったのかなあ・・・・とも思ったが、思い返してみると、モーターショー当日が強烈な吹雪だったために電車+ニュートラムで行ったんだった。
93年に較べ、今年はやたら天気もよく、暑くすらあった。気温の上昇。
93年の頃は、外車メーカーは大阪にはあまり出展せず、国産メーカもコンセプトカーはあまり出さずに、GTカーなんかを出展してた記憶。
スパルコの大きめなステッカーを貰えたのがとても嬉しかったのを覚えている。
あんときは、ひたすらコンパニオンの尻を激写してたなあ・・・(そんときの写真を、結婚してから妻が見てドン引きしてた)。
さて、2007年のモーターショー。
今後、数回にわたって感想を書こうと思いますが、とりあえず
フォトギャラリー:「大阪モーターショー1(GT-R、Ferrari、Maserati)」としてアップしました。
GT-R、612スカリエッティ、599GTB、マセラティ・グランツーリスモについて思ったことを書いてます。
総評としては、私個人としてはモーターショー、退屈だった。
リアリティのないコンセプトカーにはそもそも興味があまり沸かない。
目当てだったポルシェGT2、アウディR8などのスーパーカーも、路上や、駐車場でバッタリ出くわすと興奮しまくるが、屋内、ショールーム、ショーブースで見るそれらは、結局のところ雑誌の写真で見るのとあまり変わらず、リアリティがなさすぎるのだ。
コンセプトカーとして唯一期待していた、H・R・ギーガーがデザインしたかのような、マツダの「大気」には期待していたが、どういうわけか展示されてなかったし(大阪を舐めとんのか、マツダっ!!!)。
で、退屈だった。
モータショーそのものは退屈なのだが、そこはなんといってもクルマ好きが集まる場所なわけで、道中、インテックスに近づくに連れて見かける数々のクルマに興奮しまくった。
新TTクーペ、Alfa 159、フルチューンのGDBインプレッサ、先代Audi RS6、550マラネロ、964系カレラ、フルチューンの33R、BMW 130i、かなりマナーの悪いV36スカイライン(またひとつニッサンの印象が悪くなった)・・・・などなど。
そこにはリアリティがあり、ツボにハマる。
ひょっとしたら私は、モーターショー開催期間、会場には入らずに、ひたすら周囲の駐車場を巡回した方が楽しいのかもしれないな、と思った。
が、退屈なモーターショーでも、「話のネタ」はたくさん提供してくれるわけで、それを今後少しずつ書いていこうと思う。
で、第一弾。
●ニッサンGT-R
ギャラリーが多すぎて、あんましじっくり見れなかった。
正直、そんなに興味のあるクルマでもないのだが(むしろ、BNR32にどーしても乗ってみたい)、ポルシェ乗りの掲示板などでエラくバッシングされているので、変に擁護したくなる。
例えば・・・
【1】スーパーカーを名乗るにはオーラがない
私はポルシェ好きだけど、ポルシェってそんなにオーラで押す車だろうか?GT-Rの押しの強いデザインはある意味スーパーだと思うが・・・
【2】数値のみにこだわって、感性に訴える車造りをしていない
新GT-Rを運転してない連中がなんでそんなこと言えるんだろうか????
それとも「感性」はデザイン的な何かのことだろうか?
私はケイマンSを試乗して、かなり気に入ったけど、ラテン好き・ロータス好きなどからは、ポルシェも「感性に訴える車」とは分類されていないと思うが・・・・。
ポルシェだって数値にこだわってんじゃん。イイと思う。
【3】内装がチープ
私はケイマンSに乗ってみてそれまで「パッとせん」と思ってたポルシェの硬派な内装が好きになった。
が、GT-Rをチープと呼べるほどリッチな内装だとも思えないが・・・
ポルシェ乗りを含め、皆、過敏にGT-Rに反応して、多くがバッシングしている。
結局、クルマなんて乗ってみてナンボだと思うのは私だけだろうか?
で、GT-Rというクルマに対しては特に何も思わないが、試乗せずにGT-Rを注文している大勢には少し疑問。
個人的にはGT-Rのデザインは、「美しい」とは決して思わないけど、どっからどう見てもGT-R、どっからどうみてもニッサンのアイデンティティが凝縮されていて、R33のGT-Rを継承しつつも高度にまとめ上げてきているので、良いのではないかと思う。
いわゆるヨーロッパのスーパーカーとは一線を画すものだが、欧州コンプレックス感や「○○みたい」がなくて、OKなんじゃないかと思う。
●フェラーリ 612 スカリエッティ
現行クワトロポルテにも白が似合わないと思ったが、612にも似合ってないなあ・・・と個人的には思った。
ボリューム感のあるデザインで、締まりがなくなる。
あと、スクーデリア・フェラーリのエンブレム(盾型のヤツね)が子どもっぽい。
かつてはスクーデリア・フェラーリのエンブレムは特別な意味をもっていて、288GTOやF40のような特別にコンペチティブなクルマの証だった。
328や456にはS・F印はなく、テスタロッサにすら存在しなかった。
最近は、フェラーリ各車でS・F印の大安売り。
携帯電話、PUMAのスニーカー、ノートPCにまで大安売り。
そんで、例外なく子どもっぽい。
●フェラーリ 599GTB
雑誌などで見て、それなりにクラシカルなデザインで、現代フェラーリの中では好きな方かも・・・・と思ってが、実物を見て、何も響かなかった。
あと、コーンズの貧民に対する接客の悪さも昔から嫌い。
やはりフェラリスタとしての私は、288GTO、テスタロッサ、F40で止まったまま。
●マセラティ グランツーリスモ
WEBや雑誌で見て、どうなのかな・・・と思っていたが、なるほど、最近のマセラティのボリューム感・ゴージャス感を殺さず引き締め、更にヤクザな感じになっている。
これはこれである意味カッコイイのかな、と思った。
・・・・が、フロントフェンダー~ボンネットあたりの面の造形がV36スカイラインに酷似していることに気づいた。
曲面・塗装品質などで、V36スカイラインがかなりイイ線いってる証明??(V36 250GTはあまりのインフォメーションのなさに萎えたけど)
個人的にはマセラティは、奥山氏がデザインするより前の世代(4代目クワトロポルテとか、Biturboとか)が好き。
小さく見えるのと、シャープでクラシカルなのとで、「仕事ができる男」風。
当時のマセラティの雰囲気を現在引き継いでいるのはAlfa159だけだと思う。