山形県中山町のクラシックカーイベントを見てきました。
今回は二つのフィルムカメラのほか、デジタルには二つの高画質レンズをセットして、実戦投入可能かどうかの試し撮りです。
先ずは
EF50mmF1.2LUSM
明るい開放F値を持つ単焦点の標準Lレンズ。
クルマを撮るにはちょっと使いにくい焦点距離である上に、絞り開放ではソフトで被写界深度が極端に浅く、絞ったら絞ったでF値によってピント位置が動いてしまうと言う恐ろしい「仕様」を持つクセ玉。
確実に「記録」することが求められるイベントで使うにはかなり勇気のいる選択なのです。
しかし独特の「写り」が見せるその描写は他のレンズではなかなか味わえないのも確か。
今回はイベントのスタッフではないし、失敗が許される場面なので臆することなくこのレンズを投入。
やはりと言うか、かなり難しい!
でもこれはこれで使いたいと思わせるユニークな写りを見せてくれます。
そしてもう一つのレンズは
EF70-200mmF2.8LISⅡUSM
望遠域をカバーする明るい高画質ズームレンズです。
この焦点距離の長さを、撮影距離の取れないイベント会場内で、はたして使いこなせるのか?
こちらのレンズは開放でも絞っても安定した解像度を見せ、強力な手ブレ補正も効果を発揮し、撮影そのものは非常に楽チンです。
また、最短撮影距離が1.2mと割と近くても使えるので、部分アップ狙いなら十分実用的です。
問題点は引きでは撮れなくなる焦点距離と、必要になる被写体との撮影距離。
離れてフレーミングすればするほど、被写体との間に何も知らない人たちがジャンジャン入ってきて撮影が思うように進みません。
それでもこのレンズが持つ高解像度に助けられ、あたかも縦でフレーミングして撮ったかのようにトリミングしてしまうと言う奥の手も通用するという画質の良さも強い武器になりそうです。
9月の遊佐町のイベントでこの二つのレンズを投入するかどうかははまだ決めかねていますが、今回の写真を見ているうちに、やっぱり使ってみたいなと言う思いが増してきました。
9月まで出来るだけクセを掴んで、失敗ショットを減らせるように練習したいものです。
Posted at 2013/04/29 21:42:10 | |
トラックバック(0) |
写真___クルマ_______ | クルマ