くろネコのブログ一覧

ジャンクで手に入れたMFカメラ
アサヒ・ペンタックスSP
は、４７～３７年前のカメラです。
正確な製造年はまだわかりませんが、大まかに１型・２型・３型くらいある中の２型みたいなので、４０年くらいは経ってるんじゃないでしょうか。

そう考えれば悪くないコンディションですが、工具痕がネジに残ってたりしたので、途中一度メンテナンスを受けたのかな？と思わせる所もあります。

外装はやはり時間の経過と共に拭いても取れない汚れが溜まり、アルコール系やアルカリ性洗剤ではどうにも歯が立たない状態でした。

どうにかならないかな？
と、キヤノネットの整備後に思い浮かんだアイデアを試してみようと大実験。
この実験をしてみたくて、普段は避けたいこんな外観のジャンクカメラを敢えて選んだようなところもあります。

↓清掃の様子は整備手帳で。

カビだらけジャンクで手に入れたアサヒペンタックスSP

ファインダーの見えが劣悪で、写真の写りに影響ないとしても、せっかくレンズがキレイになってもこれでは気分よく使えません。

トップカバーを開いてファインダー系の清掃へ。
以前、キヤノンAE-1の時に酷い目にあっているので、今回こそは失敗しないぞと慎重に進めました。

ところがやはり、悲劇はファインダーに潜んでいました。

↓分解の様子は整備手帳で。

魅力的な造形を見せる繊細なライン。
それはどこか宇宙的な神秘を感じます。

フワリと白く霞んだレンズの曇り・・・・
まるで大空に浮かぶ雲のよう。


バカですか。

こんなカビだらけのレンズを見て、魅力的だの神秘だの・・・・
だって拭けば取れそうじゃん？
拭いて取れたらキレイなレンズじゃん？？

あくまでも、拭いて取れればの話しです。


↓分解の様子は整備手帳で。

ずっとキヤノン製のカメラの範囲に留まっていましたが、とうとうはみ出してしまいました。

リサイクルショップで見つけたのはアサヒペンタックスSP。
レンズ内はカビだらけ、１秒シャッター時に不具合ありのジャンクで３１５０円。


実絞りながら、レンズ透過光を測光するTTL方式をいち早く取り入れて大人気を博したという、カメラ史に残るベストセラー機種。
それだけに、中古・ジャンクコーナーでもよく見かけます。

手に取ると何となく動きそう。
でもダメだ！これ以上カメラを増やしてどうする。

・・・・
そうだ、１秒シャッターがダメらしいじゃないか！
だいたい１秒なんてそんなに使うか？
じゃあ問題ないじゃないか！

いやいやダメだ、レンズだってカビだらけだ。
・・・・
魅力的なカビだ、拭けば取れそうじゃないか。
僅かな時間の心の葛藤の後、ふと気が付くとこれが入ったレジ袋を持って車に戻っていました。

↓今夜は検証のページから。

キヤノネットのメンテナンス中に力尽きたケーブルレリーズの代役として、新たにケーブルレリーズを購入しました。

ハクバ製の５０センチで１１８０円とお手頃価格。
しかも何となく嬉しい「MADE　IN　JAPAN」です。

ケーブル部分はわりと太めの透明チューブ入りで、しなやかに曲がるしチューブが保護しているので、収納中や使用中にカメラにぶつかって擦れても心配ありません。

色は黒ではなく、シルバーボディのカメラにマッチしそうなシルバーを選びました。

せっかくネット取り寄せで買うのだからと、ついでに小物を。
キヤノネットにはストラップ取り付け用の吊り環が付いていなかったので、とりあえずジャンクのAV-1から外して付けてた三角環でしたが、小さめの取り付け穴との寸法が合わず角で動けなくなってしまうようでした。
今回の三角環はKing製。
少し大きめで、角で動けなくなることなく使えそうでした。

慢性的に不足しがちな(謎）FDレンズ用リヤキャップはマルミ製。
確か３個頼んだはずなんだけど・・・・
どこかで手違いがあったらしく、１個しか届いていませんでした。
「キャップはついでに買っただけなのでいいですよ」
と店員さんに告げて受け取ってきました。