車高調を組み込んだR2ですが、乗っているとステアリングの切り初めと更に切り込んだ時とで重さに変化があって、途中から復元力が弱まるような違和感がありました。
車高調のブラケットに空いたハブナックル固定用のボルト穴は長穴になっていて、若干のネガティブキャンバーが付く仕様でした。
長穴なのでキャンバーが起きる方に寄せて組むことも出来ましたが、後々荷重を受けてネガティブ側にズレたりすることも考えられるので、組み付けはネガティブ側に押し込んで組み、ピロアッパーのスライドによってポジティブ側に戻す作戦でした。
車高調取り付け後(写真左)は見た感じからも若干ネガティブキャンバーが付いたのがわかりましたが、キャンバーと一緒にトーインも強まった印象。
アッパーマウントをスライドさせてキャンバーを以前の値に戻すことで、一緒に変位したトーも元に戻して正常なハンドリングにしたいところです。
写真ではわかりにくいですが、ピロアッパーの目盛りで1目盛りポジティブ側へ移動(写真右)させ、キャンバー・トーともに見た目はいい感じに戻りました。
「見た目かよ!」と思うかもしれませんが、これが案外バカにできないのです。
乗った感じからもステアリングの違和感が減り、スムーズにハンドルが切れています。
正確なところは後日いつものクルマ屋さんでしっかりとアライメント調整してもらいますが、それまでは見た目と乗り味を頼りにセッティングしていきます。
フロントがいい感じになってきたところで、今度はリヤ。
当初は前後ともプリロードゼロで組み付けましたが、リヤは落ち着きを出すために10mm以内でプリロードを掛ける事になるであろうと言うことで、車高は元の脚より10mm低いままにしてありました。
今夜はリヤに5mmのプリロードを与え、柔らかさと張りのあるしっかり感の両立を狙います。
試乗してみるとイメージした通りに味付けが変わり、グラついてから落ち着くようなタイムラグもなくフロントの動きに素直に付いて来るようになりました。
ちなみに、ダンパーの減衰力アップも少し試してみました。
30段くらいあるうち、最弱から10クリックハード側へ。
適度に押さえが効き、自分的にはこれもアリかな?という手ごたえですが、普段乗るオーナーの好みや希望を考えると、やはり最弱くらいでちょうど良さそうです。
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R2 出来事_________ | クルマ
Posted at
2015/07/01 23:53:15