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2009年01月02日 イイね!

【書籍】Special Cars Produced by GENROQ 2009. vol.1

【書籍】Special Cars Produced by GENROQ 2009. vol.1■Special Cars [スペシャルカーズ] Produced by GENROQ 2009. vol.1

現在書店に並んでいるホヤホヤの本誌。
ブックオフで既に半額以下の中古本(780円→300円)があったの買ってきた。

ゲンロクという雑誌は、パラパラと立ち読みすることはあっても買ったことがない。
一時期ROSSOは数冊購入したが、特に理由があるワケでもないが、ゲンロクは買ったことがない。

で、本誌「Special Cars」。
一応、ゲンロク番外編としてはどうも創刊号っぽい。

サブタイトルとして「Tuning & Dress-up Magazine」と書かれている。
つまり、ゲンロクが主に新車スーパーカーのトレンドを扱っているのに対し、こちらはチューンドとドレスアップを主体とした外車専門誌らしい。

外車のカスタマイズ誌(特にユーロ系)には、「af imp」が圧倒的な市民権を持ち、後発の「eS4」が良い追い上げをしている印象。
この2誌に対し、ゲンロクの「Special Cars」は、ドレスアップだけでなくチューンドであることにそれなりの比重(全面的ではない)を置いているのが、個人的には面白い。


日本ではすっかり「コンプリートカー」という文化は絶滅しかけているが(頑張れトミーカイラ!)、世界・・・特に欧州では魅力的なコンプリートメーカーが無数に存在する。

2008.04.22のブログエントリ「RUF CTR3
にも書いたが、私は以前から、特にポルシェ専門のチューニングブランドを集めた特集雑誌や専門書が欲しいなあ・・と思っていた。

本誌は十分な情報量とは言えないものの、ヨーロッパのコンプリートカーメーカー、チューニングブランドを中途半端でもたくさん紹介してくれているので、極めてレアな存在だ。

内容は希薄だが、他にあまりない情報ソースなので、新鮮な刺激を受けることができた。
繰返し読むことになるだろう。


【PORSCHE】

充実のコンプリート・メーカー、チューニング・ブランドのラインナップ

●MANTHEY MOTORS
ニュル耐久をGT3RSRで出走し、V3を達成したマンタイ・レーシングのケイマンS。シンプルで美しく、熱い。

●RUF
●STROSEK
●CREF(日本のチューニングブランド)
●J FACTORY(日本のチューニングブランド)
●ei8ht(日本のチューニングブランド)
●tk(日本のチューニングブランド)
●Jubily(日本のチューニングブランド)
●RINSPEED
●DEFTECH
●Schnell
●WARM COLLECTION
それぞれボクスター、ケイマンベースのチューンド、コンプリートカーを披露。

●TECHART
GT Street R(997ターボベース、660[ps])などなど

●9ff
最近のポルシェ・チューナーとしてはかなり強烈な位置にいるよね。
今回はカイエン・ベースの展示。



【BMW】

●BRABHAM
かつて鬼才ゴードン・マーレイやネルソン・ピケを擁して栄華を誇ったF1コンストラクター、ブラバム・レーシングがBMW専門のコンプリートカーとして復活した。
ジャック・ブラバム卿とロン・トーラナックの人脈を受け継ぐものではなく、マイケル・トリック氏によりブランドが買収され、復活を遂げたらしく、このあたりの事情は内心複雑だが、トリック氏はブラバム卿とトーラナックに多大な尊敬の念を語っている(まあ営業戦略的に当たり前か・・・)。
外装はちょっと肥満な感じで、ホイールも少しVIP色が強く、どうも趣味じゃないが、中身を含めて今後の展開に期待。
目指すところはACシュニッツァーではなくアルピナなのかな?

●AC SCHNITZER
本来、レース屋だと思うんだけど、最近はVIP系なドレスアップメーカーとして定着?それとも、それは日本・北米市場向けのみのコンセプト??

●RACING DYNAMICS

ほかいろいろ。



【Audi、VW】

●ABT
DTMでAudiのワークス活動をしているし、メジャーだよね。
新型ゴルフ6、シロッコベースで早速コンプリートカーを展示。
個人的にはABTのセンスは好き。

●PPI
PPI RAZOR GTR
Audi R8ベースに250[kg]もの軽量化を施したモンスターカー。
見た目もちょっとH・R・ギーガーを彷彿とさせ、カッコイイ

●Audi
本家Audi。
一時期carviewのニュースでも紹介されていたR8LMS。R8のGT3仕様。

ハッキリ言って鬼カッコイイと思う。
やっぱGTウイングか・・・(*^_^*)

●SPORTEC
●MTM
●ABT
3社によるRS6のチューンド対決。
ベース車がモンスターなだけに面白かった。

●CARACTERE
現行A4べースのデモカー。

●REIGER

●MS DESIGN


【メルセデス】

●BRABUS
●Carlsson
●Lorinser
●MKB


【LEXUS】

●icode
外車誌の癖にレクサスだけは取り上げる当たりが自分がゲンロクを買わない理由なんだろうな、きっと。
結局VIP系なんだよ。


【その他】

●HAMANN




結局、紙媒体の雑誌だから・・・という理由もあるのだろうが、それ以上に母体がゲンロクだからなんだろうけど、写真は基本的にドレスアップしたエクステリア。

ド級チューン・・・と書かれていても、最高出力と0→100[km/h]が数値として挙げられている程度で、エンジンルームや詳細なチューニングメニューはクローズアップされていない。

・・・で、ユーロ系ドレスアップ系雑誌の中でも、ベース車が新車でかつスーパーカー主体なので、ややVIP寄りだ。

そのあたり残念な部分だらけなのだが、それでもこれだけ多くの海外のチューン・ブランド、コンプリートメーカーを集めた書籍は激レアなので、買って良かった。



●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
Posted at 2009/01/02 19:28:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 書籍 | 日記
2009年01月02日 イイね!

【書籍】湾岸ミッドナイト vol.42

【書籍】湾岸ミッドナイト vol.42皆様、遅ればせながら明けましておめでとうございます。




大晦日、正月は家族サービスと、マンガ読み倒し。

元旦は初詣の後、BOOK OFFとTUTAYAに寄り、数冊の雑誌と湾岸ミッドナイトの最新巻(=42巻)を買って帰った。




■湾岸ミッドナイト vol.42

この42巻は、最新巻にして、ある意味・・・というか実質、最終巻だ。

ヤンマガではまだ連載が続いているが、この42巻の好敵手であるFD3Sの荻島に主役がスイッチして、「湾岸ミッドナイト C1ランナー」というマンガに変わっている。
それはそれ・・・なのだが、42冊に渡って楠が湾岸ミッドナイトで描いてきたテーマからは完全に外れる内容となっており、個人的には興醒めだ。
湾岸もかなりマンネリ化していたので、うまく終止符を打って欲しかったのだが、この42巻がそれに該当し、その後「C1ランナー」として連載を続けたのは意外であり、意図が見えない。




で、42巻。

ヤンマガで読んでいたので、内容は知っているのだが、それでも最終巻ということで、長年の愛読者としては感慨深く読んだ。

42巻は巻頭から「締め」に入っており、オヤジ達はウンチクを語らずに、感傷的な言葉を連発する。
ブラックバードも北見も、いつもより遥かに口数が多く、おセンチだ。

長年の愛読者としては、素直にそのおセンチムードに流された。





湾岸ミッドナイトというマンガは、長い連載の中で、ある程度の方向転換をしてきたが、基本的に

「走り続ける理由」
「降りる理由」
「チューニングとチューナーの生き様」

みたいなことがテーマだ。



社会人になる前の私は、音楽屋だったが、クルマ道楽から離れて音楽をやっていた私にも湾岸ミッドナイトは共感できる内容で、常に自分やその周りと重ねてきた。

音楽業界を走り続ける者と、降りる者。
走り続けてきた者だけが見ることのできる風景。
結果として降りる理由を見つけて降りた自分。
解ろうとすること。
解り合える相手、通じない相手。





また、乗り手以上にチューナーにスポットを当てていたことにも共感できた。

ベース奏者として音楽屋のキャリアをスタートさせた私だが、途中からはエンジニアとしての活動が大半を占めるようになった。

作曲、編曲、ジングル制作、効果音制作、音作り(ゲームのMIDIデータを鳴らすための音源制作など)、声優の声データの編集、レコーディング・オペレーター、PAオペレーター、DJなどなど・・・

それらの中でも、特に好んで、また力を入れたのが、時代背景的にもリミックスとマスタリングだ。


リミックスにもいろいろあるが、私は「解体→再構築」という本来の定義に従っていた。
元曲に徹底的に手を入れ、加工・再構築することで、楽曲に新たな息吹を与え、元曲以上のパフォーマンスを狙う・・・
その工程に、クルマのチューニングを重ね合わせてきた。




音楽活動の末期になるにつれ、どんどんとのめり込んだのがマスタリングだ。

マスタリングは、映像媒体においては動画に音を付加していくポスト・プロダクション工程を指すが、音楽業界においてはレコーディング・スタジオにて録音され、トラックダウン工程で2ミックス(L・Rのステレオ)にミキシングされた音源を、CDなど最終メディア品質向けに最終調整する工程を指す。(ここでは、DVD-AudioやSACDなどのマルチトラックメディアは便宜上・・・というか時代背景的に省く)

当時は、元音源となる2ミックス音源はDATメディアで手渡された。

2ミックス音源は、例えば、ボーカルトラック×4、ギタートラック×4、ベーストラック×2、ドラムトラック×12(スネア、バスドラム、ハイハット、ライド、タム類、クラッシュ類などなど)のようなマルチトラックを、レコーディング・エンジニアの手によりエフェクト、トリートメント(イコライジングやコンプレッションなど)処理を施されて、バランスを考慮してL・Rの2トラックにミックス・ダウンされた物を指す。

マスタリングという作業が定着する前は、トラックダウン(ミキシング)工程で終わってしまっていたのだが、ある時期から、この2ミックスに更に修正を加えるマスタリング工程が急速に市民権を得た。
特にジャズにおいて、各レーベルが「リマスター盤」をこぞってリリースしたのがこの流行りの象徴であり、更にマスタリングという工程の一般化を手助けした。

マスタリングという工程は、既にミックスされてしまっているものを、更にブラッシュアップし、高音質化する工程だ。

参考となる、高音質だと評価できるCDなどと幾度も聴き較べながら、コンプレッサー(タービンやスーパーチャージャーじゃないよ)とイコライザーだけを使い、音質、オーディオ・レベル、音圧などを整えていく。
元音源となる2ミックスのバランスが悪すぎれば、マスタリングでどうしても補正できなかったりもする。
ただし、それでも、マスタリング次第で元の2ミックス音源は宝石にもゴミにも成り得る。
限定された条件下で、コンプレッサとイコライザーのパラメータを少し変更しては、聴く。この繰返し。時にはFFTなどアナライザで視覚的に確認することもある。
マスタリングは、地味で根気がいるけど、とても肝心な作業で、私はこれにとても魅せられた。

マスタリング作業に熱中していた時期、私はこの工程を、クルマのチューニングではなく、ECUのセッティングと重ねていた。
つまり、湾岸ミッドナイトでの富永氏は、音楽屋だった私には「マスタリング・エンジニア」に相当するポジションだった。

OpenECUによって、B4のECUリセッティングを始めて以来、私はずっと
「やっぱりマスタリングに良く似てるな」
と思っていた。

ハードウェア(=マスタリングにおける元2ミックス音源)が悪ければやっぱりどうしようもないが、同一ハードウェアなら、そのポテンシャルを引き出して宝石にすることもゴミにしてしまうこともできる。

ある程度「何でもアリ」なミキシング工程がチューニングに相当するならば、限られた条件の中で何度も何度も微調整を繰り返して最適解を探して追い込んで行くマスタリング工程はECUのセッティングそのものだ。



ECUのセッティングと音楽におけるマスタリング工程の類似性については、昔からブログに書きたかったことだが、非常に説明が長くなる上、私の文章力ではなかなかイメージが伝わらないだろう・・・と避けていたテーマだ。


湾岸ミッドナイトが実質的に終焉を迎えたことで、十余年に渡る湾岸ミッドナイトと自分の関係を振り返り、頑張って書いてみた。
(が、やはり破綻しているか・・・)



●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
Posted at 2009/01/02 02:26:53 | コメント(4) | トラックバック(0) | 書籍 | 日記

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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