今日とある神社で見た破壊力満点のおみくじ。
こんなの出たら卒倒するんじゃないの?
なんて思って目に焼き付きました(苦笑)
近頃のおみくじにしては
サービス精神足らない、
と言うかよくないから
くくったのかなぁ
と気になったりして、
風吹けば峯にわかるる白雲のたえてつれなき君が心か(古今601)
【通釈】風が吹いた途端、峰から離れてゆく白雲のように、全く素っ気もないあなたの心であるよ。
【補記】「たえて」は普通下に打消の語を伴って「全然…ない」の意になる。また「(私との仲が)絶えて」の意を掛けるか。
【他出】貫之集、忠岑集、古今和歌六帖、定家八代抄、詠歌一体
(貫之集・古今和歌六帖など、結句を「人の心か」として載せる本もある。)
個人的には、大きくすれ違ってません?
と心の中でツッコミを入れておりました。
と、言いつつ、麓に降りてきて
別の社に手を合わせていたら、
本当の意味は、違うのだそうで
風吹けば峯にわかるる白雲のたえてつれなき君が心か
とは、
風が吹いて、峰に遮られて別れてしまいましたが
何もなくなった今も、遠い峰の向こうで
あなたの幸せを願ってます、
という歌なのだそうですよ。
わ、和歌の世界は深いんだね…。
と思いつつ、その方が趣があっていいのかなぁ
なんて思ったりもしたのでした。
(実際はどうなのか知るよしもありませんが、
どちらかと言えば、そうありたいものだと
思います。)
つい、また登って写真を撮ったのでした。
ほんまかいなって思いつつ。
ちなみにこの人、壬生忠岑ですから、
自分と峯をかけてるんですね。
自分が聞いた話が本当なら、この人は
1000年前のツンデレ歌人、
だったのかもしれません。
百人一首はこちらが有名です。
この句は有名ですね。
これも、意気地無しの
自分を呪った歌かもしれませんが
(つれない、は連れていけないを
かけているような気もするんですよね。)
でも、通い婚の時代ですし
どうなんだろ?
真実は詠んだ人しか判らないところが
余韻なんだろうなぁと、思います。
沢山の派生歌を見ると、あるあるとか
言ってたんでしょうか
と言うことで、季節外れに
正月の百人一首カルタが微妙に
めんどくさかったことを思い出したのでした。
耳に残るはツクツクボウシ。
残念ながら趣を風流に解する
インテリジェンスは不足しているようでございます。
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Posted at
2015/08/30 22:58:55