自分は震災の際、「あせる」のが嫌いです。
職場から自宅も何度か歩いてますし、
備蓄もあれば、ガソリンも満タンに
していました。
水とお茶もありましたしね。
実はここ数日動いているのは中央構造線の
支線が中心です。
但し、
中央構造線とその支線が動く傾向は
東日本大震災からずっと、なんですよね。
だから中央構造線というカテゴリーが
blogにもあります。
というと、
予測していたのか?と言えば
普段から少し備えていた、と言うだけです。
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そもそも、
地震は人の都合で起きるわけではありません。
普通に考えて活発な有馬高槻構造線ではなく
近畿地区の地震学者は
「上町構造線に動いてもらわないと困る」
とこだわり続けて
防災への備えを怠り続けてきました。
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阪神大震災のストレスは未だ残っている
と言う方が現実的なのに
3000年スパンで動くとされる断層が危険だ。
とか言ってるから予想がつかない訳ですがww
勿論動く可能性はありますが
とっととどこがどう動いたかと言うのは、
今は割と正確に把握できるものです。
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東西に動いたという時点で、
(それくらいは、地震の感じで分かります。)
東西方向の断層の可能性が極めて強い訳です。
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何故、どこに被害が出たかも
例えば地震波の測定で、おおよそ予想はつくものです。
「軽くて硬いもの」が、より揺れた。
重厚な基礎に、無理やり緊結された
ブロック塀に破壊的影響が及ぶのは
ある意味自明の理なわけです。
(また擁壁兼基礎に無理やりつないでいたようなので
法律的には建築基準法違反になりました)
その辺りはだいぶ材料的にも揃ってきましたので
そのうちまた書く事にしましょう。
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と言う訳で、再掲シリーズを。
何が言いたいかと言うと、
「
上町断層はめったに動かない」という事です。
周期性が低く、大当たりを引き当てるかどうか?
と言えば、
実際にはよく起きる場所で
普通の地震が起きるケースが多く
学者はしばしば
珍しい物に対しての
第一人者/発見者であることを、
よく起きる事の
詳しい人である事より好む
という意味では、
実はあまり防災に向かないのでした。
※防災学者は電波芸人も多いので
また別ですからねえ。
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2013年04月15日
【地震の集積地】ひずみが折りたたまれてる日本列島【断層系を集積すると】
■日本列島の中でも地震の集積地と言うのがあります。
西日本ならこんな感じです。
意外と地震の巣と言うのがあるのが分かりますね。
そして有馬構造線系が一番活発で、山崎断層系がボチボチな事が見て取れます。
意外にも中央構造線は今のところ静かだったりします。
■日本の地震は正しくメロンの網目
海溝やトラフの一部に物凄い力がかかって日本の陸地ができていて
どうも島の周りとかには応力が集中してたりなんかして
鳴門の渦潮や明石のタコが美味しかったりすると言う
そんな事が言えたりするんですよね。
■例えば類似図形をなぞっただけのこの落書きも
何気に海溝の中の分類図には一致してしまう。
この紀伊半島の左の緑線のの右ふちをなぞって行くと
鳴門の海底地形を出すと、そこにはその直線に沿って
深い深い深さ百数十mの峡谷がある、それが鳴門海峡だったりするんですよ。
■そんな日本にはひずみの貯まりやすい地域が神戸―新潟―山形までつながっています。
但しこれらは弱いからなのか、それともひずみがたまっているからなのか
と言う事についてはまだ結論が出切っていません。
■そんな日本の危ない断層のトップは糸魚川系のフォッサマグナ
阿寺断層、そして国府津松田構造線と言われています。
国府津松田構造線は相模トラフ直系ですので危ないのは
意外と周知かと思いますが
目下危ないのは、フォッサマグナ系
伊那谷断層系は浜名湖近辺でスロースリップを起こし、
信濃川系は栄村地震を起こしました。
じゃあ、次は?どこ??
■こいつらが動くと次は富士山と駿河トラフの番だと言われていますが
なっかなか動かないんですよね^^;
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■ちなみに…
中央構造線がなかなか動かないのは、細かい断層が南北に走っていて、
断層が引っ掛かって動かないから、って言われてます。
確かに断層が関わりそうな島などの海岸線を引くとほら
断層の切れ目にすぐ当てはまるんです。
そして限界まで来ると一気にバキバキと動くんですね。
ちなみに香川か徳島っぽい1点に線が集中しますが、
そこには竜王山と言う、香川で一番高い山があるんです。力の交点に長い時間かけて
地形がつくられていくと言う事が関西の地図と断層からは
ちょっとずつ分かってきていると言えるのかもしれませんね。
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■ちなみに近くで地震が起きると活動がピタリと止まったりする
これもまた地震予知を難しくする一つです。
例えば山崎断層は10年に一度動く分かりやすい断層でした。
ところが1984年の約10年後、動いたのはあの阪神大震災。
そして山崎断層は動かなかったんですよね^^;
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■そして東日本大震災のひな型と言われる貞観地震に前後して動いたと言われるのが
山崎断層で、播磨地震って言う大地震を起こしているので
震災直後は随分と注目されたみたいです。
ただ、M6程度でも直下を起こす力は
10年前後で持っていると言われているので、
意外と関西は地震に弱いと言えるのかもしれませんね
1600年前後は地震のオンパレードだった地ですから
当然の面ももちろんあります。
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■と言う訳で四国や紀伊半島が盛り上がる一方で
瀬戸内海や琵琶湖などは沈み込むと言う、そういうひずみがあって
単純にプレートが動いているだけではなく、
プレート自体が微妙に縦割れてしている、だから相互の関係で
地盤に引っ掛かりができてなかなか動かない、
■ちなみに明石海峡なんかはまんまミニ海溝。
このひずみが阪神大震災を起こしたって言われると、
野島断層のパワーも納得頂けるかと思います。
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■そして厄介な事に、これらの断層には物凄い力がかかっている事が
最近GPSで分かってきました。
ですが「どこで割れるか」と言う事はなかなか分かりません。
とは言え、危ないなあという意識が
これらの断層に向いたところ、M7.5程度の筈の
宮城沖が何とM9でおきたのが今回の大震災です。
M1違うと約30倍差です(対数なので)
1996-2000
2000-2004
2004-7
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■但し、東日本大震災でまた一変しちゃったんですよね^^;
とにもかくにも「GPS上は阪神は落ち着いた」という結論だったので
土曜日の地震は大騒ぎになった、とも言えます。
あれれ?と言う訳ですね。
ちなみに四国については、とりあえずまだ周期じゃないと言うんですが…
断層系真っ赤です。ただ動いてない和歌山側の方がやばいという考えも出来るんですよね^^;
さてさてどっちが正しいのやら。
あとは、越前岬沖とかは若干ストレスがかかってますが
取れたのか、まだたまってるのかはちょっと分からないです。
鳥取沖はもう一度位あるかもしれないですが大分取れました。
あとは富士山周り…むしろ噴火してない方が
不思議な状態がずっと続いていたりします(笑)
地震予知も随分進歩はしてるんですけど
いかんせんモグラたたき(汗)
とにもかくにも駿河トラフの
このバカでかいパワーが何を持って解放されるかは
実はなかなか分からないんですよね^^;
日本が弓なりになってるのはだてじゃないって事です…。
溜めてためて…ボン、候補は無限だったり、たまには
構造線はあるけど断層はない所に断層が出たりします^^;
地震予知がその内出来る日も来るんでしょうか?
あんまり期待はできないなあと思いますが、
面白いのでいいかなとも思ってます^^;
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■とにもかくにも、大震災等をきっかけに、
ようやく地震のダイナミズムは分かりつつあります。
どうやら活断層も海溝やプレートとつながりがあるんじゃないか
と言う事なんですよね。
だから明日、
例えば山崎断層や和歌山で起こるかもしれないし
逆に全く何にも起きないかもしれない。
と思ったらいきなり国府津断層や、フォッサマグナが動くかも動かないかも。
来ないなと思ったら、今度は北海道かよ、みたいな、
そういうダイナミズムがあるのが地震なんでしょう。
これがまた、経験上待ってるうちは一向に来ないんですけどね…
だから待つようにしてます(笑)