結論から言うと煮え切らないエントリーです
これだけじゃなんともいえません^^;
■元々塩化セシウムの害の証明が出来たのは東北大の牛研究のおかげでした。
共同研究のようでそれでなかなか論文が出なかったんですね。
とは言っても今も論文にはなっていませんが
さて、院長の独り言で、熊日新聞で新聞記事が大きく取り上げられたとの由
今までのデータ確認を含めて検証してみましょう。
院長の独り言より

この記事によりますと、
筋肉 1150Bq
血液 38Bq
筋肉には、血液の約30倍のセシウムが含まれる。その他に高いのは、
舌 728Bq
腎臓 635Bq
心臓 518Bq
脾臓 391Bq
肝臓 355Bq
以上引用
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■胎盤を通じた子供への移行については
金属蛋白、フェリチン(胎児性フェリチン)を通じて
集積すると考えていますので、不思議ではありません。
2011年06月23日
【ただのメモ】フェリチンと癌とのかかわり【読み物じゃない】
でちょこっと触れています。
>5)正常ヒト成人におけるフェリチンの臓器分布に関しては,脾および腎臓に高濃度含まれ,脳・膵や肝臓など多数の臓器にほぼ均等な濃度で存在し,最も低い臓器は胎盤と心臓であった.
6)7ヵ月胎児各臓器フェリチン濃度は,腎・肺や腸に高く,心臓・胃に低いが,すべてその濃度は胎盤の1/2以下の低濃度であった.
また、脾臓肝臓は代謝に関連する他に、カリウム代謝だけではなく
フェリチン代謝も関わっている可能性があります。
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■仮に牛のセシウム分布が人と同じであるならば
牛のデータを人にそのまま当てはめると・・・(血液量4L)
無茶するな、我ながら^^;
血液38bq(2%)・・・人と同じく4lの血液と仮定して152bq
全体3800bq
筋肉細胞内・・・1700bq(全体)
筋肉細胞外・・・1700bq(全体)
1日摂取25bqに相当
(但し人に無理やり当てはめたので少々無茶している)
牛の場合臓器への集中が少ない、という事なんでしょうかね。
カリウムの分布が筋肉.心筋、神経集中なので
違和感はないのですが・・・
各組織の重量比が分からないとなんともいえません。
全体からすれば、牛の筋肉量を考えると、結構な濃縮なのだと思います。
もっとも人体のカリウムに当てはめれば、
16meq(血液)、全体3500mEQ で20倍弱
カリウムなどよりはよほど濃縮するのは、モデルで確認済みです
排出が悪く、細胞内外に蓄積するのであれば
まあまあ考えられる濃縮ではありますが
割合だけではなんともいえないです。
現段階ではデータをあまりだす気はないのでしょう。
■牛の血液データの詳細と尿データの詳細、
カリウムデータの詳細な判定(比較対象として健康な牛で、bqを出す)
これをしないと、食べる時の指標にしかなりませんし
内部被曝データの基礎データとしてもあまり使えない気がします。
そもそも牛の生化学は・・・知りませんし勉強する気力はありません。
論文待ち、ですね・・・
東北大のツイートリークと、基本的には同じレベルの発表と見たほうがいいでしょうね。
少なくともカリウムと一緒が大嘘なのだけは良く分かります(苦笑)
但し、臓器特異性に関しては
カリウムの比率とセシウムの比率が類似する確率があります。
以降過去の書き込みより。
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■カリウムは,最も豊富な細胞内陽イオンであるが,体内総カリウムのわずか2%程度だけが細胞外に存在する。細胞内カリウムのほとんどは筋細胞内に含まれるので,体内の総カリウム量は除脂肪体重に概ね比例する。平均的な70kgの成人は約3500mEqのカリウムを有する
カリウムを細胞内外へ移動させる因子の不在下では(水分と電解質代謝: 細胞内移動を参照 ),血漿カリウム濃度は体内総カリウム量と密接に相関している。血漿pHが一定であると仮定すれば,血漿カリウム濃度が4mEq/Lから3mEq/Lに減少すると,カリウムの不足量は全体で100〜200mEqとなる。血漿カリウム濃度が3mEq/L未満に低下すればカリウムの不足量は計200〜400mEqである。
インスリンはカリウムを細胞内に移動させるので,インスリン高値は血漿カリウム濃度を低下させる。糖尿病性ケトアシドーシスにみられるようにインスリンが低値になると,カリウムが細胞外へ移動して血漿カリウム濃度が上昇し,これは体内総カリウム量が不足していてもときに生じる。βアドレナリン作動薬,特に選択的β2作動薬はカリウムを細胞内に移動させるが,β遮断薬やα作動薬は恐らくはカリウムを細胞外へ移動させる。
食事からのカリウム摂取量は,正常では40〜150mEq/日と多様である。定常状態では,便中への排泄量は通常は摂取量のほぼ10%である。尿中排泄はカリウム平衡に寄与している。カリウム摂取が増加(1日に150mEqを上回るカリウムを摂取)すると,その後の数時間で過剰なカリウムの約50%が尿中に排泄される。残りのほとんどは細胞内区画に運ばれ,血漿カリウム濃度の上昇は最低限にとどめられる。カリウムの摂取増加が持続すれば,カリウム刺激性のアルドステロン分泌によって腎臓からのカリウム排泄が亢進する;アルドステロンはカリウム排泄を促す。
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■また以前では
セシウム
拡大すると、微量ですが、体内にはセシウム133がしっかり少量あります。
ですがカリウムと置き換えると2週間以内にねずみは全滅しました(苦笑)
あれれ、無害だよね^^;どうも武田教授が知ってるのはこっちっぽい。
毒があって、過敏性があって、
1日0.03mg摂取していて、6mg全身にあります・・・
6/0.03=200倍
Posted at 2011/12/15 23:37:22 | |
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セシウムの凝縮過程 | 日記