原発の格納容器、SUS製だよね?
まあいいや鋼鉄製でも。
自分は昨日のエントリーで、かなりふざけて
危険性を指摘した。
今日はまじめに指摘します。
■キーワードを並べましょう
ミストサウナ
蒸気の浸透性
塗装の水ぶくれ
水ぶくれの中身
酸素濃度
塩素系
アルカリ性
湿式ミスト
■
別に今すぐはいいのです。
PH9でも10でも、蒸気の浸透性が塗装に対して高くても
その下がどうなっているのかも
厚さは確か30ミリ、十分な厚さです。
問題は10年後?15年後?
燃料の取り出しなんですよ?
そして廃炉に伴うクリーニング。
塗装がポロポロ、錆がボトボト
放射性物質FE55は??
誰かがやればいい、
自分たちはただの被害者だ。
いやそんな問題じゃなくって・・・
気付いているのは
NHKのザキヤマさんだけだったのでしょうかね??
後半部はそこに触れていきます。
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みんなHAPPYがいい さんが、書き出しを為されてます
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錆びた格納容器壁面は腐食して崩れるのか。東電記者会見1/20(書き出し・2号機内部動画あり)
【感想】
結局の所、この問題を一番直視しているのは東電です。
非常に技術的に困難な話があり、
一方で想像以上には腐食は進んでいませんので
酸素濃度は低いことは分かります。
=人間は将来においても、ボンベ着用でないと永遠に入れない。
アルカリ腐食に十分注意しなくてはいけない。
ステンレスは塩素系アルカリ腐食に非常に弱い。
SUS316ですらきついです。
プラントでは二相系ステンレス、もしくはPP、塩ビなどで対応します。
とは言えど水をドンドコ注いでいて、今は塩水ではないので、
随分PHはカイゼンしたはずです。
なので塗装に入り込んだ水が気になるという寸法、
うまく行けば、タイムカプセルの可能性があるし(水蒸気に高放射性物質)
うまく行かなくても腐食の可能性が減る(水蒸気)
但し、塗膜破ったところの腐食は若干早く進展しますけどね。
現状においては虫食い腐食が進むでしょうね。
将来を考えると頭が痛いです。
そんな訳で、技術的には、
予想の範囲内だけれども
今後の変化に注意でした。
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みんなHAPPYがいい さんの書き出し
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錆びた格納容器壁面は腐食して崩れるのか。東電記者会見1/20(書き出し・2号機内部動画あり)
松本:
配管、格納容器の壁面に関して、
ご指摘の通りかなり赤茶けたような状況になっています。
一番推定されるのは高温多湿の状況に、ほぼ1年近くさらされているので、
錆等が出ているのではないかというふうに思っています。また、可能性としてはいわゆる損傷燃料の落下等にともなって、様々な物質が放出された状況ですので、そういった物が何かしら配管類に付着してああいった形になっているのかというところが可能性としてある。
けれど、今のところは錆が疑わしいと思っている。
したがって、錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、
最悪のケースでいうと、何か崩れるというようなケースになると思います。
ここは、もう少し評価をきちんとしていきたいと思っています。
環境をなるべく改善して、こういう腐食が進まないというようにするのも一つありますが、
なんせ、なかなか、直接手が出しにくい、出せない所なので、
評価上どれ位まで保つのかという事は確認していく必要があると思っている。
それから、水の量ですがこちらも、内視鏡で見た水滴が、かなりの量落ちてきているように見えるが、
サイズそのものははっきり分かりません。内視鏡なので、かなり拡大して見えているんではないかと思っているので、これで水量が多い少ないは、なかなか言えないと思う。
ただ、今回 X53のところから、内視鏡を挿入しましたが、
この上の部分には、
現在注水に使っている給水系の配管や炉心スプレー系の配管はないので
いわゆる現在注水に使っている水が、配管が壊れていて上から
配管の損傷個所から漏れ落ちているという状況ではないと思っている。
かなり広い範囲で雨のように落ちているので、
やはり、結露、高温多湿の蒸気が壁面で結露して落ちているんではないかと思っている。
それから、原子炉に注水した水に関しては、
いわゆる損傷した燃料が制御棒駆動機構や、案内管、あるいは圧力容器の底の本体を損傷して
水としては真下のペデスタのほうに落ちているルートが一番高いのではないかと思っている。
PLRの配管等はペデスタの外側にあるが、これは耐震クラスも高い配管なので、
地震等で何か破損しているというような状況ではないと思っている。
NHK:放射線量は、何か推測する手立ては、
松本:
なかなか、
画面上チラチラ星のように映っていますが、あの映像だけで放射線量を推定するのは難しいと思っている。逆に、20ミリ程度の穴があるので、そこに何か挿入させて直接線量が測定出来ないか
という事を今検討している段階です。
NHK:それはすでに検討している、
松本:はいそうです
線量の測定とか、もう少し見る範囲を広げられるかどうか、を今考えています。
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2012年01月20日
【北欧?】ミストサウナ&塗装の水ぶくれの中身はなあに【汚染水】
■ミストサウナへようこそ!!
■ざまあみやがれいさんの写真
内壁の水ぶくれが気になりました。
上記蒸気の浸透性が随分高いようです。
■贅沢は言いません。
今度は
プチュッと開けて回収して欲しいと思います。
ただ、グレーチングはさびてませんでしたね。
酸素濃度はいかほどだったのでしょう。
中略
■
尚SUS304ぽい配管やステーは、
塩素系のさびが浮いてますね。
随分とアルカリのようです。
■それ以上でもそれ以下でもありませんが、
ミストの中に大量の放射線が溶け込んでいる様子が
ノイズから伺えます。
湿式ミストは案の定危険なようです
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Posted at 2012/01/21 16:37:30 | |
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