■今回も内部被曝についてです。
政府も正直に言えばいいのに。
「
国民の人体実験が第一!」なんてね。
余計な皮肉ですが・・・。
アメリカが、何故80キロ以内立入禁止にしたかわかりますか?
80キロ以内が危ないわけではなく、危ない福島が60k圏内なので
50マイル(80キロ)の円にしたのだと思います。
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■被ばく線量のインフレ、ずっと騒がれています。
それまで
1ミリシーベルトだったのが、20ミリシーベルトに規制値が上がりました。
それも
外部被曝だけ、でね。
■今までも、武田教授ブログなどで叩かれていた物です。
足し算を何故考えないとか
あの人はあの人で、ちょっと自分が言うのは何ですが熱くなり過ぎです。
熱血科学者ですね・・・
■そんな折、内閣官房参与というアドバイザーを勤めていた教授が、抗議の辞任をしました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110430k0000m010073000c.html
引用)
内閣官房参与、抗議の辞任
辞任会見で、涙ぐみ絶句する小佐古敏荘氏=衆院第1議員会館で2011年4月29日午後6時15分、塩入正夫撮影 内閣官房参与の小佐古敏荘(こさこ・としそう)・東京大教授(61)=放射線安全学=は29日、菅直人首相あての辞表を首相官邸に出した。小佐古氏は国会内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の政府対応を「場当たり的」と批判。
特に小中学校の屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトを基準に決めたことに「容認すれば私の学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない」と異論を唱えた。同氏は東日本大震災発生後の3月16日に任命された。
引用終)
後はSPEEDIの隠蔽ぷりにも腹を立てたようです。
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■鬼の首を取ったように政権批判をする気はありません。
でもね、
もう遅すぎます・・・。
確かにやめるなら落ち着いたとき辞めないと憶測を呼びます。
これは悪い方向の仮定です。
親の健康管理次第では条件はもっと良くなるでしょう^^
福島市では空間線量20マイクロシーベルト/Hを発する環境が3月15日にはありました。
・そのまま掛け算すれば0.24ミリシーベルトが1日の被曝量です。
・そして地べたの線源は、1ミリシーベルト/Hの強さを発していました。
・そして幾らかは子供たちの肺にしっかりと吸込まれました。
・そして幾らかは水を通してしっかりと体に吸込まれました。
大部分は屋内にいたはずですから、福島市在住かつ
木造家屋在住で、屋外で吸い込んでしまった子達は
木造家屋の影響は屋外の約半分と言われています。
なので、余り足し算をしてもしょうがないですが
■外で遊んだ子供がいたとして
外部被曝、内部被曝合わせて0.3ミリシーベルト/日の影響を
子供が受けたとします。
■乱暴ですが、3月15から31は、15日換算として0.3ミリ/日とします。
(日数が多いですが、月末には大分数字も減っていましたから、
そのあたりは最悪を模した物とお考え下さい)
0.3*15=4.5ミリシーベルト
4月は大分数字が減りましたから1ミリシーベルトとしましょうか
5.5ミリシーベルトを、被曝しています。
そのうち4月の4分の1がセシウムによる内部被曝としますと、
0.25ミリシーベルト/月の被曝は確実に受けます。
■今後の外部被曝仮定0.5*24*30=360マイクロシーベルト
■内部+外部合計で0.4~0.5シーベルト/月は被曝するのです。
(梅雨時に下がる事を期待して低めにしています)
割り引いて0.4として10.5をかけます4.2ミリシーベルトの被曝が残り10.5ヶ月で加算されます。
■つまり3月15日以降、外で遊んでいた子供たちは
既に5.5+4.2=9.7ミリシーベルト/hの総被曝が疑われます。
この数字+-2割が、彼らの近似値となるでしょう。
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ここからは仮定ですが
■一言で言えば、これまでの間、ずっと福島市に在住し、
政府の話を間に受けて普通に暮らすと、
既に5ミリシーベルト
あと10.5ヶ月で4.2ミリシーベルト
この2ヶ月は全く取り返しが付きません。
■こうして事故開始から1年で10ミリシーベルト被曝児童という貴重なサンプルが得られます。
それも、数千人から数万人の単位で、いろんな年齢分布を持って。
既に原子力の専門家なぞ要らないのです。
いるのは放射線影響による医療の研究医です。治療医ではありませんよ。
彼らを避難させたり、待機させたりしたら、研究材料が台無しです。
私は人が悪いので、「直ちに影響がない」と言うのはこういう意味だったのだと
タダチーニさんの深慮遠謀に感心している次第です。
「レベル7」に匹敵する健康被害を作ろうと必死なのですね。
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■ここに通学、運動の追加要素が入ってくるのです。
子供の20ミリシーベルト被曝、世界の放射線の専門家は
ワクワクしているでしょう。「40万人都市での人体実験」史上初です。
■要するに後10ミリシーベルトの余裕がないと漏れなく避難の話題が沸き起こるから
今の被曝見込み*2で20ミリシーベルトなんでしょうね。
わっかりやすいですねー(泣)
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ところが・・・
実はSPEEDIが、フランスやアメリカの分析に比べて
福島市内と二本松市内だけが低い線量なのです。
何故・・・???疑う自分は自国の政府を信ずる心が足りないのでしょうか。
理由としての推論はSPEEDIは1の次は5なのです。
フランスでは4の数字を作って弱いホットスポットを明らかにしました。
単位の問題とは言え、
フランスの分析で存在した、
福島、二本松周辺の「ホットスポット」的な物が
SPEEDIで見当たらない事に、一抹の不安を感じています。
SPEEDIが公開されるのに時間がかかった訳はもしかして・・・福島市内を書き換えた?
そんなソ連や北朝鮮のような事をしているのでしょうか?
小佐古教授の内閣官房参与辞任の数字的根拠が気にかかるのです。
何故、涙ぐんだのか・・・、そこに何があったのか
私の「取越し苦労であって欲しい」と心より思います
■フランス

■日本(SPEEDI)

■アメリカ
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こういう諸々の不安が怒りを呼び覚まします。
だから、過去のエントリー(好きにしたら)でこのように怒りを書きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/863031/blog/22146311/
抜粋します。
イラついています。
■今頃になって、子供の運動がどうのこうの言っていますが、
騒がなかった国民の完全に負けです。
タダチーニの勝利です。将来裁判になっても、ピタ一文取れないでしょう。
医療行為で輸血で肝炎になっても賠償対象なのにね。
■そんな事を言っても、チェルノブイリへの声明に対しても、
朝日、毎日の大マスコミ様を中心に広く行われた情報操作に、国民は完敗し、
日本人は声を上げる事すらできませんでした。
せめて冗談でも、「政府の責任逃れを許さない」というデモをすればよかったのですが
原発反対のデモしかないというお笑いごと。
■はっきり言って勝負は付いています。
日本人は情報操作に完敗し、
世界でもっとも馬鹿な国民の一つとして今後認識されるでしょう。
■そして、移転などの違うことについてはゴネ勝ちの名の下に
重点配分が行われます。
■このまま行けば、被曝地、そして日本は草刈場、そして実験場となるのです。
先進国も、ブリックスも、この実験に素直に従う国民性に期待を抱き始めました。
今後様々な実験データが外国にそのまま援助の名の下流出するでしょう。
こんな素直に人体実験への参加をしてくれる国民は世界中探してもいません。
■そんな事は伝えられていません。
後で本当はこうだったんだ^^って笑って話すのでしょう。
燃料棒の溶融のように取り返しが付かなくなってから・・・ね。
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今更のようにさらりと記事を出した毎日新聞^^
笑って「もう手遅れですよー♪」って言いたい訳ではありませんよね。
後々「したり顔」で騒いで正義を騙る気でしょうか・・・
「怒りは敵と思え」と言いつつ、怒りに苛まれる自分がいます。
参考URL
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110430ddm002040204000c.html
引用)
東日本大震災:小佐古・内閣官房参与の辞任表明文要旨
・官邸と行政機関は、法律などに沿って原子力災害対策を進めるという基本を軽視し、その場限りの対応をして収束を遅らせているように見える。
・「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」が、法令などに定められた手順通りに運用されていない。
・甲状腺の被ばく、特に小児が受ける放射線量を関東、東北地方全域にわたって迅速に公開すべきである。
・放射線業務従事者の緊急時被ばく限度の引き上げで、官邸と行政機関が場当たり的な政策決定をとっているように見える。放射線審議会での決定事項を無視している。
・年間20ミリシーベルト近い被ばく者は約8万4000人いる原発の放射線業務従事者でも極めて少ない。年間20ミリシーベルトとした校庭での利用基準に強く抗議する。
引用終)