■ざまあみやがれいさんが面白い記事を書いてますね。
プルトニウム汚染地図の衝撃! 黄砂・核実験由来の汚染は福島原発事故由来以上か
自分が疑問に思い、とりあえず棚上げしている
4号機爆発の謎
にも関係があります。
仰っている仮説が本当であれば
あんまりいい話じゃないんですけどね(苦笑)
という訳で希望を持って?12月の記事に加えて
資料を再検証してみようと思います。
*******************************************
■私ももう半年くらい前に取り上げた話なので、もう一度検証してみましょう。
イチイチ書きとめているのは当時の資料との比較を可能にするためであり
自分自身が目的の為に矛盾を起こすという事を極力減らす為です。
ちなみに私が取り上げるという事は、
別に政府が隠蔽していないという事なので^^;
あしからず…(基本政府系の資料を使用しますので)
もっとも最近ろくな情報が出なくなっちゃいましたが、
情報が無いのか隠し出す余裕ができたのかはちょっと分かりません。
無いもんは無いとしか言いようがないんでしょうね^^;
******************************************
■4号機の爆発に関しては
二つの説があります。
1)プールが水不足で水素爆発or 水蒸気爆発…東電主張前の説
2)3号機の水素が逆流(設計ミス)、水素爆発…東電主張
そのポイントとなるのが
プルトニウムです。
【追記】2)の場合はプルトニウムが福島由来とすると
原因は2号機になります。ただ、その場合は何故、浪江よりも
郡山系のほうがプルトニウムを含むのかと言う謎が出てきますが
そこは未だにちょっと謎です。ただ、プルームは郡山系がもっとも悪質では
ないかと言う推論は過去に出してみています【追記終】
**********************************************
■何気に
自分は1)だと主張していた訳で
60bqとかが従来からあったとか
ふざけているだろう?と思っていました(苦笑)
**************************************************
■プルトニウムについてはこの時に最初に着目していたはずです。
2011年12月01日
【ベクレルマジック】2万4000÷30=800倍【福島県の気になる話】
2011年12月03日
2)隠しきれなかったプルトニウム【福島で明らかになったプルトニウム汚染】
2011年12月05日
【仮説】今現在のプルトニウム飛散経路【推定】
*****************************************************
■その当時は地図は無視しました、よく分からないし(笑)
ただ、福島県側の証拠としては、
プルトニウムの割合を上げていた事が印象的でした。
*********************************************************
■ところが弘(2型)さんから指摘があって、
東電資料を見ると…
水素が逆流しちゃったとか書いてる^^;
いいのかこいつら設計ミス認めて(苦笑)
2012年03月17日
【東電は設計ミスを主張する気?】東電の主張を組み合わせると【4号機の奇跡】
東電が設計ミスを認めるというのであれば、水素爆発でもいいんですけど^^;
排気が逆流で隣の号機が爆発なんて空調計画の恥です。
でも、それだけに、4号機は東電の主張通りの水素爆発でも
まあいいやというのが今の気持ちですが、
その後あんまり続報がありません(笑)
*******************************************************
■院長先生の色つき地図は大抵恣意的で無理やりなので
比較だけしましょう。
ほんのちょっとでも色を濃くつけて汚染を強調するからです。
2bqと2000bqを似たような色で書く、印象がありますので。
そもそも観測個所が少ないので、こういう出来るだけ広く塗り絵してやろう
とすると本質を過つような気がしています。
■そこは目的がある人と、目的があんまりない人間の気楽さの差があります。
対立する二つの説を並立させうるか、
一つの説を「真実」認定せねばならないか。
***************************************************
折角ですので、分析を進めましょう。
■キーワードは…分水嶺と谷間です。
とりあえずは1)の福島から来たという前提に立ってみましょう。
■注目するのはNO36と16です。
*****************************************************
一言で言えばそんな都合よく
帯状に汚染されることに疑いを持っている訳です。
■地形を探りますと…NO16も36も、「谷間が山にぶつかる所」
という妙な共通点があります。
あと道が峡谷に沿っている…浪江とか飯館でもありましたよね?
■特にNO36は割合が1.5倍程度違います。
もしかすると、原発の影響である可能性は残ります。
**************************************************
■
ただ、気にかかるのが、
3/15日23時のアメダス状況です。
赤丸個所がNO16と36ですが若干見えにくいでしょうか
■妙にプルトニウムを強調拡大した院長(引用)MAPに方向性が、やや似ています。
雨が降るのが遅れた山間の谷地に
プルームが集まった様に見えるのは気のせいでしょうか
大体セシウムプルームですら標高1000mクラスは
なかなか超えていないのに、プルトニウムは
福島県全体をうっすら覆ったようで、
この塗り絵が本質なら、山地を実測して
学会で発表すればいいと思います
個人的には
気象、時系列、状況、資料、これらを突き合わせる事は
政治的信条に左右されてはいけない、と思います。
セールスのお仕事だったら別ですけどね。
**********************************************
■と、言う訳で、現段階では、
さりげなく…
従来通り福島のプルトニウムでいいのではないかと思います。
別に自説だからという訳でも何でもなく、量がちょっと半端じゃないからです。
プルトニウム化合物は
雨で落ちやすいのではないのか?
というのが私の邪推です。
谷沿いを進んだプルームが、雨でたたき落とされた
重たかったので高い山を超えれなかった為特定個所で
叩き落とされたとするとつじつまが合いますね。
塗り絵のようにプルームが薄雲状で分布したとは
思えません。故に濃い所と薄い所はセシウム以上にまだらでしょう。
******************************************
そもそも、プルトニウムとセシウム族では半減期が違います。
2011年12月01日
【ベクレルマジック】2万4000÷30=800倍【福島県の気になる話】
単純に半減期で800倍、
厳密には対数なので違うのですが、
同じ1bq同士では
原子数においては約800倍近く
に相当する原子数が転がっています。
単純に言うと60bq/㎡のプルトニウムがあるという事は
>
■もちろんプルトニウムが800倍
と、言うわけで乱暴な近似計算をすると
セシウム137で言えば、
48000bq/㎡と同じ数のプルトニウムが転がっている地域です・・・
**************************************************
■と、言う訳で結論が出た訳ではないのですが
福島説有力でいいんじゃないのかな?というのが私の
現段階での説となります。
焦る必要はそんなにないでしょう。
とは言え5や10bq/㎡は日本中転がっていてもおかしくないのかな?
というのも、これまた感想です。
ただ関東における21日のプルームでも個所によっては
プルトニウムが落下している可能性はありますが、
叩き落とされたプルトニウムが健康に害をなすという話は
聞いた事がありません。
多分、
粒子が小さく肺などに入り込まない限りは吸収効率は悪いはずで
プルトニウムであまり危険を叫ぶ価値はないと感じています。
唯一含包しうる分子は、金属タンパクフェリチンですが、
仮に害があると仮定しても
長期間かけて住民の健康調査を試みるしかない訳で
今回は様子見しかできません。
私は別に、福島第一の被害や
危険性を矮小化する気はサラサラありませんが
特定のがんや病気の危険性が数倍になっても、
0.02%の期待率が0.08%になったとしても
集団の存続には何ら問題はありません
ただ期待値が上がるというのは学術的には大変意味のある事です。
***************************************************
■また、だからと言って
福島が汚染されてる系の話はごめんこうむります。
とはいえ果たして炉の中で
BWRで核燃料が空焚きになった場合に
どんなガスと化合物が出るのか
そこは興味深い所です。
ちょっと話は違いますが
私を始め、複数の人が、
ホットスポットでの「刺激」を感じています。
(最近は無くなりましたね…)
目が痛い、喉が痛い、放射性物質以外の刺激物や化合物が
放出されたというのが、無難な所だと思います。
そして臭気等の感覚は科学機器を
人間の感覚ははるかに上回ります。
放射線量があって刺激は無くなってきた、
悪い意味じゃ無く興味深かったのですが、
よく分からない内に謎に消えそうです・・・
****************************************************
■そしてプルトニウム自体の毒性は、移行率が悪いので
それほど気にしないでいいかと思います。
ただ、被害の実情に関わらず、恐らく福島の中通り、浜通りは
ダメージを受けている事は必定であって
(関東など比ではない)
「子供の甲状腺がん等は、それなり」に
出るから早期発見で対処しよう
という明るい気持ちでいた方が、いいかと思います。
(死亡率は低くない、但し甲状腺ホルモン投与が必要)
ですが、大人の甲状腺がんは韓国女性の第一位(2009年)
恐らくここでゴネてくるはずです。
その予想が当たるかどうかは、
未来においての「楽しくないお楽しみ」と言えるでしょう。
もっとも、一切の初期除染すら拒否なさった陣営は
水系汚染の拡大に尽力頂いた訳で
黙って見守るのが筋かと思いますけどね。
**********************************************
■いずれにしても、現段階の資料だけでは推論の域を出ません
数年後、学会などがこっそり発表するのを見逃さないよう
気をつけてみたいなと思う次第です。