2011年09月29日
農業原理主義の奇怪と海洋国家の無視
の続きに当たる記事です。
■古代に越と言う国があったという。(いわゆる福井県の辺り)
実はこの辺りは古代における交通の要衝でした。
■その一方で、権力を削られていった地域があります。
羽咋と能登に分けられた能登半島
ここに巨大な一大勢力があったと言われています。
前方後方墳、三角縁神獣鏡を備えた墳墓があり
(いわゆる卑弥呼の30の国のひとつかもしれませんね)
そして
邑知湖と言う潟湖と地溝帯と言う条件の中で
交易を持って栄えたのがこの能登王朝だったと言われています。
■馬鹿の一つ覚えで朝鮮系だったという人もいますが
朝鮮は騎馬民族系です。海洋民族系ではありません。
但し、ちょくちょくいろんな民族が潰れて、流れてきていたので
人材供給基地としての朝鮮半島は貴重であったと思います。
そもそも北越が「越」という名前である事が南方系であることを物語ります。
越前、熱中、越後国の名前からしてそうですよね。
むしろ朝鮮系は今も昔も政争に敗れた流民系であったと想像されます
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満行遺跡
雨の宮古墳群
小田中親王塚古墳
能登二宮
天日陰ひめ神社
ちなみにその神社や親王塚は赤い花崗岩質ですから、
良質の水を産したのではないかと想像します
■しかも奇しくも、七尾湾系と邑知湖系の分水嶺に
いずれもこれらの古墳があるというのが意味深いと思います。
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ちなみにそんな地溝帯のそばに志賀原発はありますが
今更あわてるほどの事ではありません(笑)
■ただ、いつものごとく、原発敷地のそばには・・・活断層はあります(苦笑)
地溝帯からの距離を考えるとかなり危険なんですが、
白山火山帯が現在低調であるという事を考えれば
ちょっとは落ち着いているんじゃないかな?と思います。
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■海洋系国家とは徐々に栄える物です。
一発逆転ではなく地道に積み上げを行います。
そして多民族国家です(琉球を見れば明らかでしょう)
但し、それは大量の移民を一気に受け入れるという物ではありませんし
あくまで、先方の事情によって止むを得ず流れてきた民と技術者を
「受け入れてきた」と言うのが実情です。
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■メソポタミヤ文明などを見ても、都市国家が形成され、
やがて地域国家が形成されていきます。
そこには海洋技術と海の民の存在があり、1国家1民族の誤った印象など
に影響されるのがおかしいのです。
■むしろ文明国は戦争に弱い物ですので、
日本はそういう人たちの受け皿であったと思われます。
海の向こうの大陸を占領しようと思う人達はいても
海の向こうの野蛮国を占領しようという発想は中華圏にありません
(減が中華国家かと言うのは非常に難しい所です、異民族系は領土欲が強いですね)
(韓国は単に…恨みがある国だから、
辱めの為にという気持ちはあると思います。)
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■もとより日本は資源の豊かな国です、奥州には古くから金山がありました
そして水産資源が豊かです。それに日本海側は津波の確率が低い地です。
そして物流の為に馬等を導入したかもしれません。
昔から干物などの加工貿易を通して、商取引は盛んに行われていました。
また、古代は民族淘汰の時期であり、様々な民族が勃興し消滅して行きました。
古代日本は今のにっくきサムソンのように、
武力淘汰された技術者たちを受け入れ、
保護することで国力を蓄えてきたと言えるでしょう。
要するに、弾圧者であり殺戮者である物たちが
俺たちが追い出したんだから俺たちの物だという主張をするのは
ちょっとずれている事でもあり、またそう言った容赦のなさ、
和合性の無さ、寛容の欠如があってこそ、
日本側は、さまざまな技術者を受け入れる事が出来たという部分もあります。
(秀吉時代の強制連行は置いておいて^^;)
■ちなみに天皇家で言えば継体朝は越系の人間であったと言われています。
もう一つの戦国時代が前史の日本にはあり
それは当時の日本が見解であったという見解を覆す物です。
匈奴の一部は消滅して、西行しやがてフン族となってローマを圧迫したと言われています。
一方武力のない部族は集団移住で、異国(日本)の地に亡命し
同化していったと言われています。(いわゆる秦氏など)
そう言った古代のパワーバランスを見ていますと、
日本と言う国は曲がりなりにも一つの政体が2000年近くは続いてきた訳ですので
何度も滅んだり、先代の構成員がバラバラになってきた国よりも
当然の重みはある訳で、威張り腐っても仕方ないですが
そのあたりは卑屈になる必要は全くないと思います。
Posted at 2012/05/23 15:05:54 | |
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古代巡礼 | 日記