
皆様、明けましてオメデトウございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
大晦日の夜、長女が「笑ってはいけない」鑑賞を主張して紅白を観させてくれへんので、長女のPCメンテ(Win8のクリーンインストール)を行なってたのだが、それも何時間もかかるので・・・・
先日の舞洲インフィニティーサーキットでのカート走行の、GPSロガー(747Pro)+dp3 LAP+Viewによるログを分析してみた。
いろんなラップ比較をしてみたが、車両の違いや、タイヤコンディションが露骨に違うラップを比較しても仕方がないので、自己ベストが出た、137号車での最後の1本に絞った。
かつ、タイヤが十分に熱入りできたと見なせる、5Lap目以降でいろいろ比較してみた。
■LAP7 vs LAP8(自己2ndベスト)
Lap7:36.51(赤)
Lap8:36.04(キミドリ)(自己2ndベスト)
●1コーナー
Lap8の方が明らかにお手本どうりにクリップに寄せて、膨らまずにコンパクトにたちあがれている(※他の上級者っぽいライン)。
が、
Lap7の方が脱出でコース幅を使っている分、車速が落ちず、一瞬、
Lap8より先行している。
しかし、オーバーランし過ぎてなのか、2コーナーの進入までに一旦減速し、ここで
Lap8に先行されている。
両Lapの評価が難しい。
●2コーナー
進入手前のアクセルOFFは
Lap7も
Lap8も同じ。
立ち上がりは
Lap7の方がコース幅を目一杯使っているため、車速が伸びており、4コーナー手前までは
Lap7の方が通過時間が速い。
●3コーナー~4コーナー
Lap7はレイトブレーキングによりオーバーランして、ここで一気にリードを失い、
Lap8に遅れをとってしまう。
3コーナーのショートカット過ぎるライン取りも悪いのかもしれない。
●7コーナー
Lap8では、脱出で膨らみ過ぎたため、出口で一旦失速している。
結果、
Lap7に追いつかれている。
●10コーナー(ストレートエンド)
Lap7のブレーキングG不足で、ブレーキング勝負により
Lap8に置いていかれている。
ライン取りとしては
Lap7、
Lap8のどちらが適切か不明だが・・・
●総合
Lap7>
Lap8: 2、7
Lap8>
Lap7: 1、4、10
2・7コーナーの攻略は
Lap7の方が優れているので、0.46速い
Lap8に改善の余地があることがわかる。
■LAP8(自己2ndベスト) vs LAP11
Lap8:36.04(キミドリ)(自己2ndベスト)
Lap11:36.20(こげ茶)
●1コーナー
Lap8でお手本どうりのライン取り(※他の上級者っぽいライン取り)ができているが、
Lap11の方が脱出でコース幅を使っている分、車速は落ちていない。
結果、2コーナー手前の時点では
Lap11の方が前。
●2コーナー
Lap11は全然クリップにつけていないが、脱出でコース幅を目一杯使っているので、車速が落ちず、3コーナー手前までは
Lap8より通過時間が速い。
これは
Lap7 vs
Lap8と同じ傾向。
●3コーナー~4コーナー
Lap7 vs
Lap8と同様に、
Lap11では3コーナーをショートカットし過ぎて、4コーナーの処理にムリが生じている。ここで
Lap8に追い抜かれている。
4コーナーはシッカリ手前でブレーキングして、落ち着いてタイトに回るべきか。
●6~7コーナー
Lap11では6コーナーで結構減速しているのだが、そこからアクセルOFFナシに7コーナーをキレイに立ち上がっているので、7コーナーをオーバーランして失速した
Lap8に追いついている。(
Lap7 vs
Lap8と同じ)
バックストレートは全くの横並びでトップスピードも変わらない。
●10コーナー(ストレートエンド)
やはり
Lap7 vs
Lap8と同様に、
Lap11の減速Gがゆるく、一気に
Lap8に置いていかれている。
最終コーナーは結構レイトブレーキングで大外回りの方がベターなんだろか?
●総合
Lap11>
Lap8: 1、2、7
Lap8>
Lap11: 3、4、10
1・2・7コーナーの攻略は
Lap11の方が優れているので、0.16速い
Lap8に改善の余地があることがわかる。
■LAP8(自己2ndベスト) vs LAP13(自己ベスト)
Lap8:36.04(キミドリ)(自己2ndベスト)
Lap13:35.96(赤)(自己ベスト)
●1コーナー
どちらもタイトに立ち上がっており、立ち上がり時間は一緒だが、他のLapの分析結果と照らし合わせるともっとコース幅を使って車速を稼ぐ方がベターか。
●2コーナー
Lap13の方が進入時のアクセルOFFが少なく、旋回速度が圧倒的に高い。
脱出も
Lap13はコース幅を目一杯使っているため、車速が落ちていない。
●3~4コーナー
3コーナーの直線的過ぎるアプローチがたたってか、レイトブレーキングの問題か、
Lap13は4コーナーを膨らみ過ぎて、リードを失ってしまっている。
●7コーナー
他の分析と同様に、
Lap8は7コーナー出口で失速があるので、ここで
Lap13に追いつかれている。
Lap13は6コーナー出口~7コーナー進入前の減速が大きいが、その代わりに7コーナーはアクセルベタ踏みで攻略できており、キレイに立ち上がっている。
●10コーナー(ストレートエンド)
ブレーキングは
Lap8が一番優秀なようだ。
●総合
Lap13>
Lap8: 2、7
Lap8>
Lap13: 4、10
4・10コーナーの攻略はLap8の方が優れているので、自己ベストの
Lap13にはまだ改善の余地があることがわかる。
■LAP11 vs LAP13(自己ベスト)
Lap11:36.20(こげ茶)
Lap13:35.96(赤)(自己ベスト)
●1コーナー
一見、
Lap13の方がお手本っぽいが、やはり脱出時にコース幅を使った
Lap11の方が車速落ちが少なく、2コーナーへの到達時間が速い。
●2コーナー
Lap11より
Lap13の方がアクセルOFFが小さく、ここで
Lap13が追いつき、優勢に。
2台とも脱出はコース幅を目一杯使っており、これで正解っぽい。
●3~4~5~6~7コーナー
酷似したアプローチでタイム差が存在しない。
走りが安定した?
●10コーナー(ストレートエンド)
ブレーキングポイントも減速Gも同じだが、ボトムスピードが
Lap13の方が若干速く、ここが0.24秒差につながった。
●総合
Lap11>
Lap13: 1
Lap13>
Lap11: 2、10
Lap13は1コーナーの脱出をもっとコース幅を使うと、更にタイムアップ可能。
いやー、GPSロガーってマジメに解析すると、本当に勉強になるなあ!
11/29の岡山国際サーキットでのビートでの走行ログも、すっかり忘れてしまう前に解析しないとなあ・・・。
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Posted at
2013/01/01 01:04:17