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2016年01月24日

【書籍】Motor Fan illustrated 特別編集 モータースポーツのテクノロジー 2015-2016

【書籍】Motor Fan illustrated 特別編集 モータースポーツのテクノロジー 2015-2016 この本も、年末に読み終えていたので、レビューするのはちょっと今更感があるんだケド、モータースポーツのシーズンオフはまだ続いているし、本誌もまだ書店で売ってるのを見かけたりするし、個人的にはなかなか楽しい書籍だと思うので。





■Motor Fan illustrated 特別編集 モータースポーツのテクノロジー 2015-2016

==

●001 F1 終わりなきパワーユニット開発 HONDA RA615H

表紙と巻頭特集は Honda RA615H



2015年に復活したマクラーレン・ホンダのPU(パワーユニット)。

2015年の東京モーターショーで展示されていたのもあり、その頃からだいぶと写真をWEBや雑誌で散見するようになったケド、

・写真点数
・写真の大きさ
・わかりやすさ

は、2015年末時点では本誌が一番じゃないかなあ・・・?


いろんなソースで見てきたRA615Hで、知ってることしか書いてないんだケド、写真眺めながらおさらいするにはちょうど良い。



"F1 終わりなきパワーユニット開発" という章のタイトルは正直、イマイチだと思う。

レギュレーションには終わり年度があり、抜本的方向転換の繰り返しだし。(「パワーユニット」じゃなくなって、「エンジン」に戻る可能性だってある)

開発テーマはいくらでもあるだろうケド、トークン制度により、実戦投入できる改造も限られているワケで、なんかもちょっとマシな章タイトルはなかったんだろうか?





メルセデスF1のパワーユニット「PU106B」の写真もあるが、大きく掲載されており、見やすい。





==

●002 WEC トヨタ・レーシングハイブリッド 高効率化への道

世代別にトヨタのレーシングハイブリッドを紹介されている。



TOYOTA THS-R 4th GENERATION


この記事の本質的なところからは外れるのだが、いつもレーシングエンジンの写真を見ると、このサージタンクの金色の断熱材が気になる。

本記事では

"サージタンクが断熱フィルムで覆われているのは空気量規制時代の3.4Lユニットと同じだが・・・"

と書かれている。




過去に乗っていたレガシィのEJ20では、キノコ・エアクリのために断熱用のBOXを作ったり、インテークダクトをグラスウールとアルミテープで断熱してみたりした。

(※アイドリング時の吸気温度の上昇の様子を観察すると、露骨に効果があるのだケド、走行時はまた別)


ターボエンジンは特にエンジンルーム内の発熱が多いので、インテークパイプ、サージタンクあたりの断熱は効果がありそうに思えるんだケド(同様にエキマニにバンテージを巻くのも、排気の流速を高めるだけでなく、インテーク側への影響を減らすという意味で効果がありそう)、NAってどうなんだろ?

・・・と、今のところ、ビートのE07Aはこのあたり、何もしていない。

ビート×E07Aでレースされている方のブログなんかを拝見していると、インテークパイプやサージタンクをアルミクロステープで断熱されたりしているので、ほんの少し、以前から気にはなっていた。



「レーシングエンジンで使われている金色の断熱テープ、そこいらに売ってないケド、なんとなく断熱性能も高そうだし、軽いのかな?」

とは以前から思っていたのだが、きちんとググってみると、ちゃんとヒットするのだな。

「DEi REFLECT A GOLD」


という製品がどうやら定番っぽく、楽天でも売ってた






==

●003 SF/SGT 熱効率を徹底追求するエンジン開発

このタイトルも 「追求」 より 「追究」 の方が適切な気がして調べてみたケド、「追求」で問題なさそう。
個人的には 「追究」 という言葉の方が好き。



いわゆるNREの2L直4直噴ターボ。

ほら、コレも

"サージタンクは輻射熱を防ぐためのフィルムで覆われている"

やっぱり金色。





燃料流量規制があるため、本来、出力空燃比は12.5となるところ、同じ燃料流量条件だと過給圧を上げていくと、出力がベストとなる空燃比がリーン寄りになる・・・という興味深い記事。


それはそれでとても興味深いんだケド、この図を年始に見て、

「あ、やっぱり出力空燃比って12.5がベストなのかな?」

と悩んだ。。。


というのは、昨秋(10月)の烈ビートに初投入したVプロでは、空燃比を12.5となるようにセッティングした

・・・が、その後、「ホンダのNAはA/F 13付近の方がトルクが出る」 というアドバイスをもらい、A/F=13付近まで、リーン寄りに振っていたので。

2016/1/10のタカス研修走行会 鈴鹿フルまでに、12.5のセッティングは間に合わないし、シマッタ!と思って少し悶々とした。

結果的には、A/F=13付近にセッティングした2016/1/10の方がストレートスピードは伸びたので、今も空燃比の狙い値は変更していないのだが・・・。果たして?



==

「掘り下げてる」とは言えないんだケド、他の記事も含めて、2015年のモーターレーシングの代表的な技術情報をピックアップして、わかりやすく読みやすく整理されているので、個人的には読んでいて楽しい号だった。





●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
ブログ一覧 | 書籍 | クルマ
Posted at 2016/01/24 12:59:25

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この記事へのコメント

2016年1月24日 13:16
金色フィルムは私も貼ろうかな。(笑)
コメントへの返答
2016年1月24日 13:33
流行らせますか? 笑
2016年1月24日 20:55
はじめまして。
勝手ながら興味深く拝見させていただいております。
キノクニ屋でもゴールドの射熱材売っていました。ただ値段に対して効果がどの程度か
分からず購入する勇気がなかなか出ません。
ヤフオクなんか商品も果たして本物なのか、、、と思ってしまい。マイカーを仕事で使用するので夏の間のアイドリング時や渋滞時の吸気温度が下がればと思ってバンテージは巻いたのですが。
勝手ながらお試しになられるのを楽しみにしております。
ちなみに気体は温度が上がると粘土が上がるのでバンテージは高回転時は抜けは悪くなってしまうかもしれません。
長々と失礼いたしました。
コメントへの返答
2016年1月24日 21:04
コメントありがとうございます。

おお、キノクニでも売ってますか。

キノクニ、海外製のこういった細かいモノ、揃えるの上手ですよね。

キノクニ=紀の国で、私の住んでる和泉市から結構近いので、なんとなくウレシイです。


排気系へのバンテージは

(P1・V1)/T1 = (P2・V2)/T2

から、圧力が一定なら、

「温度高い= 流速高い」

という思想だと思うんですが、粘度も関係するんですか。


いずれにしても「吸気系は冷やす」の真理は普遍ですね♪
2016年1月26日 8:19
おおぉ!!

これは早速私の車にも導入しなければ♪
ホンダがどこの使ってるか調べて
F1と同じ物を購入したいです。

普通にキノクニだったりして・・・

あとメルセデスの大きいコンプレッサーは
凄いですね。

コメントへの返答
2016年1月26日 20:52
お、てっきり既にご購入済で読破済かと思ってました。
情報がお役に立てて幸いです。


> 普通にキノクニだったりして・・・

キノクニは取扱・販売をしているだけで、キノクニで売ってるものもDEiですね。
http://www.kinokuni-e.com/productdetails/4/5/1



RA615Hのターボチャージャーが小さいことはWEB情報でも言われていましたが、メルセデスのこのサイズのコンプレッサを見てしまうと、

「サイズゼロのVバンク内に収まるのか????」

と思ってしまいますよね(^_^;)

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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