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2014年05月06日 イイね!

【試乗】Lotus Elise-CR (Phase3、ABA-1120)

【試乗】Lotus Elise-CR (Phase3、ABA-1120)鈴鹿南コースで一緒に走ったhanpeko-Rさんのご好意で、食事の後、なんとエリーゼCR(クラブレーサー)を試乗させて頂けた!!!

サーキットでやたらと見るようになってから一度乗ってみたいと思っていたエリーゼ、エキシージ。
いきなりPhase2ではなくPhase3試乗の機会を得るとは予想外で幸運だった。
本当にありがとうございます。




■Lotus Elise-CR (Phase3)




■エクステリア



没個性的だとかありがちなデザイン・・・ではなく、シッカリとしたアイデンティティーがあるにも関わらず、無駄がなく、スッキリしていて美しいデザインだと思う。
「自然体」という印象。

・・・っていうか、色、ステキ過ぎ。
妻に写真見せたら、「雑貨好き女子の好きな色やな」と言ってた。

以前、銀蓮111さんのブログで、

"ロータスのチーフデザイナーとしてドナト・ココ氏がフェラーリから移籍した"

と書かれていたが、確かに、フェラーリ・カリフォルニア(クラシカル・フェラーリの現代的解釈、アレンジ)なんかに相通ずるモノがある。






リアビューは歴代エリーゼの文法を継承してる印象。

「モデルチェンジしたから個性だしとかなくちゃ」的な無駄なアレンジがなく、スゴく自然体で、スッキリまとめてあり、好感が持てる。





空力的処理1、リア・ディフューザー
黒いケド、アルミだそうだ。

カッコイイなあ。

ビートでも真似したいが、ビートではボトムが十分にフラットじゃないので、ここだけ真似しても、残念ながらカッコだけになってしまうだろうなあ・・・。
リアの重量増は避けたいところだし。





空力的処理2、フロント・タイヤハウス内の5連?エアダクト

レクサスやBMWなどでは、タイヤハウスの奥に、ブレーキ・クーリング用のダクト穴があるが、エリーゼCRのコレは全く別の目的。

各ダクトが、車体外側を向いており、タイヤハウス内の乱流・空気圧を積極的に、車体外側に排出する目的のようだ。(フロントタイヤハウス内の空気圧低減による揚力低減狙い)

フロントバンパーのカナードなんかで、タイヤハウス外側の流速を高めて、タイヤハウス内の空気を引っ張りだす思想はときどき見るケド、エリーゼのこのアプローチは私自身はハジメテ見る手法で、とても興味深かった




■インテリア



これまた、無駄のないステキなインテリア。

ミニマリズムという点では初代TTクーペなんかもそうだと思うのだが、TTクーペはメッキパーツなんかの使用をしているのに対し、エリーゼではそういった装飾はナイ

高級感やゴージャス感の演出はナイし、だからと言ってスパルタンさのゴリ押しもナイ。
すんごく自然体
でもキメ細やかで、クオリティ高く、安っぽさは全く感じないのがスゴい。



小径(何Φ?)のスエードのステアリングホイールの操作感がとても良い感じ。
私のビートはΦ350のレザー(スパルコ)だが、Φ330のスエードに交換したくなった。

重ステで、小径ステアリングなので、さすがに0速からのステアリング操作は重いが(コレはビートも)、動き始めるとむしろビートより軽い印象。





ペラペラの軽そうな助手席が純正品だそうだ。

スターウォーズEP2、EP3あたりに登場しそうなデザインで、シトロエンの内装センスにも通ずるものがあるテクノ感。大好きだ!

運転席はBRIDE ZODIAに交換されているとのこと。ロータスエンブレムの刺繍入り。





FRPのドアに、アルカンターラ張り。
デザインのステキさ、軽さの追究はもちろんのこと、触った感じもステキだ。

レガシィのときはドアの内張りを撤去してPP板で内張りを自作していたが、ビートではドア内側形状の複雑さから、まだドア内張りの軽量化アプローチに踏み切れていないが、良い参考になった。
ゆくゆくはビートにカーボンドアを投入したいが、内張りのあり方は検討しよう。





ABCペダル。

アクセルペダルがブレーキペダルに対して、結構、奥にあるので、実際に走る前に座ってペダル確認したときは、「ヒール・アンド・トゥ、スゴくし難いのでは???」と思ったのだが、ブレーキのペダルストロークが長いので、実際に走行してヒール・アンド・トゥを行ってみると、ちょうど良い位置にアクセルペダルがある。

ブレーキペダルとアクセルペダルの左右の位置関係も、写真で観たり、静的な状態よりも、走ってみると絶妙で、意外と距離が近く、アンド・トゥのときに、大きく右足をひねらなくても操作可能。
使いやすい。


クラッチペダルが純正クラッチやのに重い。
鈴鹿南のハードな走行後で左足疲れてるのかな?と思ったが、エリーゼCR走行後にビートに乗ったら別にクラッチ軽かったので、エリーゼのクラッチペダルが重いらしい(笑)

クラッチペダルもストロークが長く、リニアだ。
最初の最初は半クラポイントを探る必要があるが、すぐに把握できるし、フィーリングはとても良い。


ちなみに、ABCペダル写真の右側がフレーム部で、乗り降りにはコレを頑張ってまたぐ必要があるのだが、もちろんスポーツカー好きには楽しいイベント。




■エンジン・ドライブトレイン



型式: 1ZR-FAE(トヨタ)
DOHC 4 気筒 Dual VVT-i
ボア×ストローク: 80.5mm×78.5mm(オーバースクエアでホッとしたが、それにしては高回転仕様ではナイの??
圧縮比: 10.7:1(イマドキにしては低い
最高回転数: 6800rpm(低い!!!!
最高出力: 100kW(136ps)@6800rpm
最大トルク: 160Nm(16.3kg・m)@4400rpm

欧州版オーリスのエンジンだそうだ。

ひょっとして社用車のプロボックスも同じなのかな?と思ったが(VVT-iやし)、プロボックスは1NZ-FEで、そもそも1.5Lだし、ロングストロークだった。


エンジンに関しては、良くも悪くも存在感がナイ

トヨタの直4特有の安っぽい雑味とか、過負荷時の掃除機っぽい音もなく、極めて静かに、キレイに回っており、コレについては好評価

ただ、ホンダF20Cなんかの血湧き肉踊る感じ、K20Aのハイチューンな感じなんかは存在しない。
997カレラ、カレラSはのエンジンには緊張感と高精度感があり、987ケイマンSは、背中のエンジンの存在感にゾクゾクしたが、そういうのもナイ。


BRZ・86のF20Aは個人的にはスポーツエンジンとしてEJ20より残念な水平対抗で、せっかくの水平対抗なんだから低振動でキレイに回しとけば良いのに、ホンダNAへのコンプレックスがあるかのごとく、MAHLEのサウンドクリエータなんかを使ったつまらない演出があった。

そういう無駄な演出がなく、全てのベクトルを「自然体」で首尾一貫しているこのエリーゼCRは、コンセプチュアルで、それはそれでスゴいと思うのだが、個人的にはスポーツカーにおいては、エンジンの数字ではないドラマチックさ、フィーリングってとても大事だと思うので、そこには物足りなさを覚えた(ゴメンナサイ)。

ただし、トヨタの直4の安っぽい雑味はなくキレイに回っているので、マフラーひとつ換えるだけで、スゴくエエ音がしそうだ。



1.6Lだから・・・・というのもあるだろうが、パワーはナイ。トルクもない。
ただし、モッサリ感・ラグはなく、アクセルワークに対して、とてもリニアな動きをする。

静かながら、背中の後ろからエンジン音がすることでミッドシップに乗っていることを楽しむことができるのと、オーナーさんも言っていたが、4000rpmを過ぎたあたりから、パワー感とともに、控えめながらもある程度、排気音も澄んだ太いエエ音がする


まとめると、個人的にはエンジンにはもちょっとパンチと味付け、それから高回転対応が欲しいなあ・・・・と。
ロータスの思想とは異なるのだろうが・・・。




ラジエターはフロントで、ボンネットダクトからの上抜き。
このあたりの処理はビートと違って本気度が伺えるし、ステキだ。
空力的には絶対こうだよね。



市街地の試走なので、そんなに頻繁にシフトチェンジがあるワケではなく、1~3速(しかも3速では高回転回してない)が、クラッチペダルが重いこと以外に特徴はなく、ナチュラルだった。
個人的には、クルマの方向性的にはシフトストロークはもっと短い方が楽しいのかな?と思った。




■足回りとかボディとか

車両重量: 約900kg!



↑アルミのバスタブとか、ウイッシュボーンとかゾクゾクしますな。


「実は剛性高そうだな」とか感じないワケではないが、剛性感のゴリ押し演出もなく、また、軽量感のゴリ押し演出もなく、ココでも「自然体」

軽快だし、それが運転の楽しさに直結しているのだが、ゴリ押し感がナイんだよな。

ある意味、悪く言えば無味無臭とも言えるが、メルセデスなんかの高品質が故の無味無臭さ(=無機質さ)とはまた異なり矛盾をはらむが、「自然体」「ナチュラル(自然体と一緒だろ)」という「味」「臭い」があるとも言える。

ケミカルな感じとか、制御を介してる感じが全くナイのはステキなことだ。


加速時のピッチング、減速時のピッチング、右左折時のロール・・・・
いずれも、操作入力に対してのクルマの動きがラグなく、かつ、スゴくリニア。
ピーキーさはなく、でもダルじゃない。
とにかくナチュラル。爽やか。
そしてキメ細かい。



HMIとクルマの動きって、古今東西、こうあるべきだよな・・・・と考えさせられた。


高級車もエコカーも、制御過多であってもOKなのだが、

・発進時に負荷があるとアクセルペダルを踏んでもクルマが前に進まず、ペダル操作がスレッショルドを超えると急に加速する(Audi A1 Sportback 1.4 TFSI 8XCAX

・交差点での右左折時に意図しない動作がある(Honda Accord Hybrid EX CR6

・徐行時に過度にアイドリングストップ・スタートが連続する(Daihatsu Mira e:S LA300S

・電動パワステのリニアリティの無さ、不感帯部分、低速時の不当な軽さ(Daihatsu Mira e:S LA300SHonda N-One G JG1)

・ATのキックダウン時のタイムラグ(Lexus LS460 DBA-USF40-AEZQH)

・ブレーキング時の過度なノーズダイブと船酔いする収まらないピッチング揺動(Lexus LS460 DBA-USF40-AEZQH)

・・・・など、最近のクルマには不自然な動きが多すぎる。



エリーゼCRの、INPUTに対するOUTPUTのリニアリティ、ナチュラルさは、本当は特別なコトではなく、基本中の基本で、全ての車種のあるべき形だよなあ・・・・と。




ブラックスポークの純正鍛造ホイール、カッコイイですな。

タイヤは純正が ADVAN NEOVA AD07 LTSというAD07のロータス仕様(前 :175/55 ZR16 後 : 225/45 ZR17)だそうで、今履かれていたのはAD08R。
フロントを205/45R16に変更、かなり幅広にされたことで、軽快感はかなりスポイルされたそうだが、ノーマルの状態を知らない私には十分軽快だと思えた。


ブレーキキャリパーはフロントがAPレーシング、リアがブレンボ。
ブランド品ですな。

ブレーキパッドはENDLESS MX72をお使いとのこと。
私もレガシィのときはサーキットでのブレーキの熱害に悩んで、いくつか試した中では最後に使ってたMX72が一番良かった。

純正の状態を知らないのでなんとも言えないが、ブレーキペダルの長いストロークに対して、初期の遊びもなく、ストローク0~100%に対して、ブレーキの制動力が本当にリニアでコントローラブルなのが印象的だった
オーナーさん曰く、ちょっとエア噛みされている状態とのことだったが、私にはフカフカ感を感じることができなかった。




■まとめ



想定外に、演出がなく、「自然体」の首尾一貫・・・・というコンセプチュアルなクルマだった。
もっとスパルタンなモノを勝手にイメージしていた。

コレはイメージどうりだったのだが、エリーゼは純然たるスポーツカーであるが、スーパーカーではナイ。


プリミティブだが、ラフではなく、かなりキメ細かく丁寧に造りこまれた感じ。
全てがリニア。


方向性的にはノーマルのビートの良いところを洗練し、モッサリした部分も洗練させて正常進化させたような仕様だと思う。(エンジンはビートのE07Aの方がドラマチックだと思うが)

オーナーのhanpeko-Rさんも昔ビートに乗ってたそうだし、のり☆たまさんもエリーゼ(Phase2)とビートを共に所有されているし、仕事のお客様でエリーゼSCに乗られている方も過去にはビートオーナーだったと聞いている。
納得。



上述のように、クルマという機械の当たり前のあり方について深く考えさせられた。

「自然体」、操作入力に対しての挙動がリニア・・・・という、ごくごく当たり前の、本来であれば「没個性」とも言える特性が、逆にこのクルマの「個性」となっている矛盾。

できれば自動車メーカの方々に、このクルマを一度運転してみて欲しい。



あと、「自然体」を徹底されている分、全く刺激的なクルマではなかったのに、試乗後に感激が止まらなかった。
クルマ自体に感激したのか、乗ってみたかったエリーゼに乗ってみることができたいことに感激したのか、その機会を与えてくれたhanpeko-Rさんに感激したのか・・・・自分でも良くわからない。(あるいはその全部か)


hanpeko-Rさん、貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。





●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2014/05/06 12:34:40 | コメント(8) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2014年04月26日 イイね!

【試乗】Honda N-One G (JG1)

【試乗】Honda N-One G (JG1)ニッポンレンタカーで軽自動車を予約するときに

「ホンダ車でお願いします」

と言うと、軽自動車にN-ONEも記載されているものの、必ずライフがあてがわれる。

ライフ、そういえば試乗レビューをまだUPしていないが、私としてはネガティブな印象が強いクルマだ。


今回は予約時に

「ホンダ車でお願いします。できればN ONEで♪」

と頼んでみたところ、N ONEを借りることができた。



■Honda N-One G (JG1)



●エクステリア

ハートを鷲掴みにされるような何かはナイが、惰性でデザインした感がなく、「デザインするゾ!」というキモチでデザインされた感があって、好感は抱いている。

顔は最近のホンダのファミリーフェイスの文法から完全に外れており、基本的に私はそういったポリシーの無さは好きではないのだが、N ONEのデザインに関しては、何故かそれでもホンダらしさを感じることができる。

※追記) コメント頂いたように、N-ONEはN360のリメイクなワケで、最近のホンダのファミリーフェイスの文法から外れてもホンダらしさを感じるのは当然なんですな。。


レトロ・フューチャー的なコンセプトも方向性的にはあまり好きではないのだが、N ONEのデザインは結構好き。

要は、いかにデザインされていないクルマが多いか・・・・の裏返しなのかな?


軽自動車(※スポーツカーとかワンボックスを除く)でデザインが好きなのは、

三菱i > スバルR1 > ホンダN-ONE = ダイハツ・エッセ >> その他

という感じかなあ・・・・。





サイドビューも無駄がなくてカワイイと思う。
ダイハツ・エッセをトールボーイ化しただけ・・・とも思えるが、良くまとまっていると思う。

※追記) コメント頂いたように、N-ONEはN360のリメイクなワケで、エッセと比較するのは野暮だしホンダに失礼ですな。。。







後ろ姿も、エッセをトールボーイ化して、ディテールもかなり近いデザインをちょっと今っぽくしてみた・・・という感じで、そういう意味ではオリジナリティなど何もナイのだが(※そもそもエッセ自体がルノー・サンクあたりのパロディだし)、ちゃんとホンダ車に見えるし、やっぱりうまくまとまっていると思う。

※追記) コメント頂いたように、N-ONEはN360のリメイクなワケで、エッセと比較するのは野暮だしホンダに失礼ですな。。。
巧いリメイクだと思う。





残念なのはホイールカバー。
遠目で見る分にはクルマのデザインと割とマッチしているのだが(でも、イマイチ熟成できていないと思う)、あまりにチープ

個人的にはすぐにでもホイールカバーを棄てて、鉄チンにした方がステキだと思う。




●エアストレーキ



最近は安価なクルマでもだいたい付いているケド、N-ONEのフロントにはストレーキぽいモノがない。

フロントバンパーの形状が巧みで、ストレーキの役割も担っているのかも。
フロントバンパーのオーバーハングの短さも美しいと思う。





リアにはエアストレーキが付いているが、「逆馬蹄形」と呼ぶべきなのか、アールが進行方向に対して凸ではなく凹となっている。かなり珍しい。

リアのタイヤハウス内への空気巻き込みは低減できても、コレ自体が結構なドラッグとなってしまいそうな形状だが、剛性の低そうなストレーキなので、走行して風を受けるとフラットになったりするのかもしれない。

いずれにしても、タイヤ側面の流速を高めて、リアタイヤハウス内の空気を引っ張り出す・・・という思想はなさそうだ。


ちなみに、リアバンパーはフロントバンパーと意匠の統一を計ったため、リアタイヤ内の乱流が抜けにくい形状となってしまっている印象。
ステキなリアバンパーのデザインだと思うケド。



●インテリア



これも良くまとまっていると思う。
エクステリアのコンセプトと一貫性があって、レトロかつモダンだと思う。

ダッシュボードの質感もあまり安っぽくないし、好ましい。

カッコイイと思う。


ただ、ステアリングホイールのデザインが野暮ったい上に素材感もチープで、全てを台無しにしていると思う。




メーターそのものは、デザインもステキで見やすそうなのだが・・・・



座面、アイポイントが高すぎて、メーターを見るにはかなり視線を下げないといけない。
危ない。。。



あと、何故かエンジン始動時、必ず「ピーーーーーーーーーッ」という長い警告音が鳴る。
シートベルトの締め忘れや半ドアでもないし、ETCではないのだが、なんだろう?
ドラレコとか積んでいるので、クルマ自体の発する音なのかは不明なのだが・・・。




アクセルペダル上部に樹脂部品が多用されているのがイマドキ。DBW用なんだろうな。

個人的にはフットレストに相当する部分が低すぎるのがイマイチだった。




●エンジン、ドライブトレイン



ボンネット裏の防音材を留めているクリップが花っぽい形というか、四つ葉のクローバーっぽい形状だった。

こんなのハジメテ見たのだが、意匠的な理由でこうなったのか、機能的な理由でこうなったのかが謎。

ユーザが頻繁に目にするであろう、ハッチバックのドア裏などのクリップ頭はフツーに丸いので、意匠ではなく機能なのかな?

なんか新しい。




エンジン型式: S07A
水冷直列3気筒横置
DOHC チェーン駆動
ボア×ストローク: 64.0×68.2
圧縮比: 11.2
最高出力: 43kW(58ps)@7300rpm
最大トルク: 65Nm(6.6kgfm)@3500rpm

トランスミッション: 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)







↑吸気ダクト前端のシュラウド(?)が、ボンネット裏の樹脂部品との合わせ技となっており、ちょっと面白い。

カーボンボンネットなんかに換えたら、ちゃんとボンネット裏の半割シュラウドも移設しないとね。

でも残念なことに、このシュラウド前端は、N-ONEの顔のグリル部分ではなく、黒い樹脂の部分に隠れている。
何故??



●エンジン、ドライブトレインのドライビング・インプレ

徐行、低負荷域がイケてなく、そこそこの速度になるとマシになる印象。


このクルマにもアイドリング・ストップ機能が付いているのだが、ミラ・イースのように、渋滞時のような徐行中にイチイチ、エンジン停止・再始動を忙しく繰り返すようなことはなく、自然なタイミングでエンジン停止し、自然なタイミングでセルスタートした。
これは好印象。




ただし、徐行時に、アイドリングストップされているワケでもないのに、アクセルを分でも全く反応せず、結構長いラグの後、動力が発生する・・・・ということが頻発した

最初はご操作防止のための安全機能か何かかと思ったが、どうも違う。

しょっちゅうだが、毎回というワケではないので、何らかの条件が揃うとそういう制御となるようだ。

「エンジンはまだ停止していないケド、制御系統はアイドリングストップの準備に入っちゃってるんデス。そんな急に起きれまへんがな。」

的な・・・・。

コレはダメだと思う。リコール対象にはならないのか????



CVTの「ヒュイーン」系の音が、他の軽自動車のCVTと較べるとかなり小さく感じるのは好印象。

ただ、低負荷域からアクセルを踏むと掃除機のようなエンジン音がして、これはライフと較べても改善されていない印象。


しかし、そこそこの速度(50km/hとか)で巡航すると、エンジンに負荷を与えても掃除機っぽい音ではなく、なんかエエ音に変わる。
なんだろう???(汗)



●足回りとかボディとか



↑フロント




↑リア



足回りもエンジン・ドライブトレインと同様に、徐行、低負荷域がイケてなく、そこそこの速度になるとマシになる印象。


まず、徐行時はカックンブレーキだ。
そして、カックンブレーキ時のノーズダイブからのピッチング揺動は一回では収まらず、何回か揺動する。

レンタカー屋さんから道路に出るまでの間にコレを体験し、かなり萎えた。



が、一旦走りだすと、問題ナイ

それなりの速度からは、ガツンとブレーキを踏んでみても、自然なピッチングと制動を行い、ピッチングは揺動せずに一回で収まる。



電動パワステも、徐行、低負荷域がイケてなく、そこそこの速度になるとマシになる印象。
良くある、車速感応式パワーステアリングの、低速時に無駄に軽すぎる仕様・・・・だ。
女子にはこういうのがウケるんだろうか?

そこそこの車速(40km/hとか)になると、車線変更なんかもマイルドで悪くない。




以前レンタルしたライフでは、交差点などで、十分に速度を落とし、目一杯ステアリングを切って、右左折するときに、ステアリングを切った状態から、「ポーン」と急激にステアリング・ニュートラル位置への戻る動作に戸惑ったことがある。
電動パワステの問題なのか、サスの問題なのか。

古いワゴンRなんかを借りると、ショックが抜けてしまっているため、一旦縮んだスプリングが伸びるときにダンパーによる減衰が全く働かず、急激にハンドルを戻されて怖い思いをすることがあるので、ライフの問題も、サスペンションなのかもしれない。

このN-ONEではこの問題はなく、ステアリングを切った状態から、ニュートラル位置へは自然に戻った。
ただし、右左折するのに十分に車速を落とすと、前述のように、再加速時にアクセルを踏んでも反応しない現象がしばしば確認された。




そこそこの車速(40km/h以上とか)だと、軽自動車にしては乗り心地が良いな、と思った。
ハーシュネスが小さい。

スプリングレートは高くないケド、ダンパーの減衰が適度に高いのか、あるいはボディ剛性が高くてサスが機能しているのか?
正解かはわからないが、個人的には後者の印象。



●総評

・見た目はオリジナリティには欠けるが結構好き

・エンジン・CVTもパワステもブレーキもサスペンションも、徐行時・低速時がイケてないが、ある程度の車速だと悪くない印象

・制御過多への移行期だが、トヨタのように熟成されていない





●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2014/04/26 20:53:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2014年02月27日 イイね!

【試乗】BMW ActiveHybrid 3 M Sport (DAA-3F30)

【試乗】BMW ActiveHybrid 3 M Sport (DAA-3F30)以前E60、E61のBMW5を乗り継いでいらっしゃった会計士さんが、BMW3のハイブリッドに乗り換えられてた。

「クルマ、乗り換えられたんですか?」

と訊くと、笑顔で黙ってキーを渡された(ありがとうございます!)。

で、観察+試乗♪




■BMW ActiveHybrid 3 M Sport (DAA-3F30)

「3F30」と書いてるケド、通称は「F30」だよね。
「E○○」が終わって「F○○」になったんだなあ・・・。



●エクステリア

歴代、BMW3は発売当初は「変なデザイン。なんでこんなんにしたんやろ?」と思ってきた。
だいたい、モデル末期か、フルモデルチェンジしてから、「ああ、あれやっぱりカッコ良かったんだな」・・・と。

E90(クリス・バングル×永島譲二)が一番、登場時は受け付けなかったが、一番早く見慣れて「やっぱコレ、カッコイイな」と思えたのもE90だった。

で、このF30。
やっぱり発売当初は変なデザインだと思っていたが、見慣れたからなのか、これがMスポーツだからか、この個体に関しては「変なデザイン」だとは思わなかった。


純正ホイールもカッコ良いと思う。




このクルマに限ったことじゃないケド、ダーク系の色のクルマのグリルからシルバーの冷却系が見えるのは個人的には好み。
高級車のオーナーさんがこういうメカ的な部分が表に出るのをどう思うかは不明だが。




E90と較べて伸びやかになったサイドビュー。
以前に福MXさんに教えて頂いたように、コレも中国試乗向けのロングホイールベース化なのだろうか?

美しいプロポーションだとも、間延びしたプロポーションだとも思うケド、E90の「アク」は無くなっちゃったな。

私はフロントオーバーハングが短い方が好きなので、歴代BMWと同様にこのF30も短くて好ましいのだが、オーバーハングの長さが同じでも、絞り込みとかで更に短く見せる工夫はできたと思う。


Mスポーツだと、ノーマルでもこんなに車高低いんだな・・・と感心。
ローダウンの必要なく、十分カッコイイと思う。




マニアではない私には、リアビューはパッと見、E90後期型と見分けがつかないが、それだけE90後期型が洗練されていたとも言えるのかな。




●インテリア



メルセデス、アウディ、レクサスあたりと較べると極端に仕上げ品質が劣る、BMW伝統のインテリア。

もうそれでイイと思う。
BMWはメカニズムで買うクルマなのだ!



ステキなことに、シートポジションをメチャメチャ下げることができる
「えっ?まだ下がるの??」と驚くほど。




ステアリングホイールはグリップが太く、握り心地が非常に良い

また、ステアリングホイールのテレスコ機能のストローク量が大きく、かなり手前までステアリングホイールをもってこれるので、「かなり低いシートポジション」と、自分的にかなり気に入った(後ろ寄りの)シートポジションにセッティングできた(※コレはとても珍しいこと。だいたいテレスコ機能使ってもハンドルが遠い)。





車速が窓に映る機能があるが、私の低いシートポジションからだと全く見えなかった。。。





ブレーキペダルはやや右にオフセットしているが、左足ブレーキに支障があるほどではない。
ただし、ペダルはとても安っぽい

BMW 528i(FR30) も、ホンダ・アコード・ハイブリッドEX (CR6) も、ペダルはインプレッサ寄りも安っぽかったので、コレが流行の先端なのかもしれない




●パワートレイン



【エンジン】

型式: N55B30A-M230
直列6気筒DOHCガソリン
排気量: 2979cc
圧縮比: 10.2
最高出力: 225ps(306kW)@5800rpm
最大トルク: 400N・m(40.8kgf・m)@1200~5000rpm

バルブトロニック、直噴、吸排気無段階可変バルブ・タイミング(ダブルVANOS)、DME/電子燃料噴射装置・・・


【電動機】

定格出力: 40kW(54ps)
定格トルク: 210N・m(21.4kgf・m)

電動機は、40kW、210Nmから逆算すると、210Nmを捻出できるのは1820rpm以下となるな。



モグリな私はBMWのハイブリッドの存在自体あんまし知らんかった。

最近のBMWのダウンサイジング志向と、ハイブリッドということで、てっきり2Lあたりの直4を積んでいるんだろうと思ったのだが、試乗後に調べてみたら直6だった。

トヨタとの技術提携の話がいろいろあったが、このActiveHybridはZF製らしい。
そういえば、ZFはいろんなエンジンと組み合わせて使用できる方向でハイブリッド機構をシリーズ化して開発していたなあ。

イマイチ詳しいことはわからない(←調べていない)のだが、ブロック図的にはFit3のi-DCDなんかと近い構成で、

 エンジン → クラッチ → 電動機 → 電子油圧制御式8速AT(トルコンレス?)

という構成らしい。

「電子油圧制御式8速AT(トルコンレス?)」がイマイチ良くわからない。。。




●パワートレーンのフィーリング

試乗中はてっきり直4を積んでいるんだと思ってたので、

「直4なのにE90 320iのような安っぽい雑味はナイなあ・・・」
結構コブシの効いたヤル気な音だな」

とか思っていたが、直6だった。

直6だけど、全然「シルキーシックス」って感じではない

前述のように直4のような雑味はないが、無音でもなく、「グオーン」的なヤル気な音がする。
エンジンそのもの・・・というより排気音の味付けなのかな?






ECO PROモード:
キックダウンのようなタイムラグがあってから急加速する。加速し始めたら鬼っ速。たぶん、常になるべく上のギアを使って燃費を稼いでいるんだろう。

SPORTモード:
常にラグなく鬼速い。下のギアを使っているのに加え、DBWの違いとかモータアシストもあるのかな?



とにかくレスポンスが良い。
吹け上がりも針落ちも。


クラッチ後に電動機があるが、加減速の際にモータの力行・回生がエンジンをアシストしているからレスポンスが良いのか?

あるいは、発進にはモータの低速トルクを使うから、イナーシャのデカいフライホイールが不要なため、クラッチを切断している状態でのエンジンのレスポンスが鬼なのか?



加速が鬼速なのは、試乗中はモータアシストの恩恵なのか?とも考えていたが、スペックを見るとエンジンだけでトルクが400Nmもあるので、意外とモータアシストは関係ないのかもしれない。




ハイブリッド車のほとんどはタコメータがないケド、これはあるのがウレシイ。

・・・というか、タコメータの下に小さく、モータ・インバータの力行と回生のメータがあるが、あまりに存在感が希薄で、「ハイブリッドです」って事前情報なく運転したら、ハイブリッドだと気づかなそうだ。

メータの件を抜きにしても、発進時、モータだけでスルスル走ることもなかったし、信号でアイドリングストップすることもなかった。(※それぞれ機能としてはもっているようだが、短い試乗の間ではそれらが動作することはなく、常にエンジンで走っている感じだった


オーナーさんが「燃費悪いハイブリッド」とおっしゃっていたが、確かにいかにも燃費悪そうなフィーリング
でもその分、ドライビングプレジャー溢れるパワートレイン



パドルシフトでのシフトチェンジ時のレスポンスも素晴らしく

「トルコン臭さがないなあ」
「ドイツのティプトロは昔からフィーリング良かったがココまできたか!」
「いや、そもそもハイブリッドだしトルコンATですらないのか?○段変速だからTHSのようにCVT(※ベルトではなく)ってワケではなさそうだが・・・」

と思って乗っていたのだが、トルコンレスだった。。




●制動



↑青いキャリパーからオレンジのパッドがチラリと見えるのがカッコイイ。
ちょっと前にCIしたプロミスみたい↓。




ブレーキングは非常にタイトで自然。

流石に車体の重量は感じるが、不当に大きすぎるピッチングはなく、気持よく制動する。

回生ブレーキと、機械式ブレーキの協調制御にも一切の違和感はなく
、「本当に回生してんのか?」と思えるほど。
本当に回生してんのか?(一応、タコメータ下のメータはチャージ表示となるが・・・)



↑フロントタイヤハウス内に、ブレーキ冷却用と思われるダクトがあるし。フロントのメカ・ブレーキには結構仕事させてそうだ。




●ボディとか足回りとか

ボディの高い剛性感はヒシヒシと伝わってくるが、E90のように、「剛性高いので、重いです」感はクルマからは伝わってこなかった。
(でも、車重は1740kgとシッカリ重い)

今までのBMWは高い剛性のボディを、硬めのスプリングでガシッと支えた「ドッシリ感」が強調されていたが、今までよりも足はソフトな印象

ボディと足回りが「一体のもの」というフィーリングではなくなり、「ボディはボディ」「足は足」と分離されたインフォメーション。




足は前述のようにこれまでのBMWよりソフト路線だが、「しなやか」と表現すべきなのか、ダルさはない。

ソフトだケド、V37スカイラインとか、レクサスLS(のノーマルモード)とかのように、ブレーキング時に不当にノーズダイブしたり、大きすぎるロールがあるというワケではなく、良いバランスなのではないかと思う。
(個人的には硬い足の方が好きなのだが、コレも時代の流れなんだろう)


おそらくバネレート(フロント硬め、リア柔らかめ?)とダンパーの減衰(フロント伸び側低め?)により、このF30も、BMWの伝統的な 「FRです♪」 という味付けを施されており、加速時の後ろ足で蹴られている感じが強く伝わり、気持ち良い。





タイヤはBSのS001。
私の苦手なRE050の後継らしい。

フロント: 225/45R18
リヤ: 255/40R18

さすがにこの低偏平なので、加減速時にタテに潰れる感じも、コーナリング時に横にたわむ感じもなかった。
サイドウォールの剛性感もあるように感じた。
RE050は苦手だったが、この短い試乗ではS001は好印象。



あと、パワステは電動なのだが、とても自然
車速感応式だが、低速も無駄に軽くないのがとても良い感じ。
Fit3のEPSも良かったし、ここ最近、EPSのフィーリングはグッと良くなっている印象。




ステアリングを切った状態での停車状態から「エイッ」とアクセルを踏むと、多少「キュッ」とリアから短いスキール音がするが、人様のクルマなのと、高級車なのであまり無茶はしなかった。

「Uターン」に近いタイトなヘアピンでは、ステア操作に対しての動き、「回ろうとする挙動」のレスポンスは悪くないのだが、さすがに重さ、横Gが目立った




●総評

とても楽しいクルマだった。




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2014/02/27 17:28:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2014年02月08日 イイね!

【試乗】Daihatsu Mira e:S (LA300S)

【試乗】Daihatsu Mira e:S (LA300S)出張先で軽のレンタカーを予約したら、ダイハツ ミラ・イースだった。

アルト・エコと切磋琢磨競ってたエコ軽自動車なのだが、ジャンル的に全く興味をもてず、乗る機会がなかったので、じっくり乗ってみる良い機会を得た。

一応、2006年から続く「7代目」に属するらしい。
モデルサイクル長いな。

以前にちょこっと試乗させて頂いた、「繁原製作所 EVミラ (GBD-L275V改) 」と同じ世代になるワケか。
結構、デザイン異なるケド。


■Daihatsu Mira e:S (LA300S)



●エクステリア

破綻していない、良くまとまったエクステリアだと思う。

顔は

・3代目 L200/210型ミラ(1990年 - 1994年)
・4代目 L500/510型ミラ(1994年 - 1998年)
・6代目 L250/260型ミラ(2002年 - 2009年)

を連想することができ、そういう意味では、脈々と受け継がれるミラの正常進化デザインと言えるのか。

・・・・なのに、なんでだろう?
個人的にはこのデザイン、あまりダイハツらしさとかメーカ・アイデンティティ的なモノを感じないんだよね。

正直、まとまってるケド、印象に残らないデザインだと思う。








●インテリア



軽自動車としては標準的な質感。

良くまとまっているケド、インパネ以外は特徴のないデザインだと思う。

ステアリングホイールにチルトとかテレスコとかナイので、シートポジションがかなり後ろ寄りな私には、ステアリングホイールが遠かった。


インパネのデジタル7SEGでの速度表示は、コレ単体では見やすいのだが、シートポジションが高いのに対して、インパネが結構低い位置にあるので、速度を見るのに結構、大きく目線移動しないといけない。
そういう意味では「見やすい」とは言えなかったが、私の座高が高いのかな?ターゲット層が女子とか老人ならちょうどいいのかも。



インパネの機能は面白い。

インパネ上端左右のバーメーターは燃費が良いときは緑イマイチだと水色になる表現。
で、アイドリングストップ中はその中央に「ECO IDLE」と表示されていた。

インパネ左側のクルマの形のアイコンのところには、減速時のオルタネータでの充電中(※マイクロハイブリッド)表示(「CHARGE」と表現)など、ステータスを教えてくれる。

めまぐるしくステータスが変わるので、見ていて面白いのだが、たぶん1週間も所有したら私の場合は飽きるんだろう。






●エンジン、ドライブトレイン



型式: KF
種類: 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量: 658cc
ボア×ストローク: 63.0×70.4
圧縮比: 11.3
最高出力(ネット): 38kW(52ps)/6800rpm
最大トルク(ネット): 60Nm(6.1kgfm)/5200rpm

エンジンルームを観察。




「元ダイハツの中の人」(エンジン設計さん)と一緒だったのだが、

「うぉっ、吸気系、エンジンルーム内の熱気をモロに吸う設計になっている!コレはアカンやろ!」

と二人でツッコミを。


レンタカーで借りてたときは十分に観察しなかったのだが、「フェンダー内吸気でフレッシュエアを・・・・」というワケではないと思う。たぶん。
フェンダー内吸気だったとしても、ちょっと距離があり過ぎる気がする。



やたら横長のエアクリBOXが気になったので開けてみた。



ふむふむ。特に大きな発見はなかった。

ちなみに、いろいろ観察したが、エアフロセンサがなかったので、たぶんDジェトロ。軽自動車のエンジンだし。
でも、だからといって、インマニ圧センサを見つけることができたワケでもナイ(笑)



走ってみると・・・



とにかく、アイドリングストップ(Eco Idle)が忙しい。

0km/hに到達する前にストップしている印象で、このため、渋滞時のトロトロ運転のときはあまりに頻繁にアイドルストップ、再セル始動・・・を繰り返す
ので、セルスタータの寿命とかバッテリーへの負荷とか心配になってしまう。


また、アイドリングストップ状態からの再セルスタートの音がデカい。
これは「元ダイハツの中の人」(エンジン設計さん)もツッコんでた。

セルスタート自体が乱暴なのか、軽量化(燃費目的)・コストダウンのための防音不足で車室内にモロに始動音が飛び込んできて耳につくだけなのか、あるいは、その両方なのかは不明。

他社のアイドリングストップ車と比較したワケではないが、他社のクルマではこんなに気になった覚えがないので・・・。



エンジン音は過負荷時は、掃除機系の雑味の多いチープな音色でかなりデカい音

音がデカいが、車速はリンクせずに一歩遅れて付いてくるのはCVTのせいか(後述するがCVTは良くできていると思うが、急加速時だけはこのタイムラグが気になった)。

エンジンの雑音の上に、CVT特有の「ヒュイーン」という高次の倍音が乗っかるので、かなりやかましい。

ただし、最近のWRCは観てないが、シトロエンC4とかフォード・フォーカスRS時代のWRカーの車載映像では、ヒュルヒュル音が鳴っていたので、「WRカーみたい」と思ってみると、ポジティブな音だと自分に言い聞かせることができる。



CVTは前述のように、多少は気になる部分があるケド、良くできている印象。
CVT特有のエンジン音と車速のリンクしない不自然さも特に気にならなかったし、滑り感なんかもなかった。

ロックアップ領域を広げた・・・とのことだが、そのあたりが巧いのかなあ?





シフトを「S」にすると、遅いなりに元気良くなる。
アイドリングストップしなくなり、エンジン音が常にデカい(笑)。
アクセル踏量に対してスロットル開度が大きく、CVTも減速比を大きめにしている印象。




●足回り、ボディ

最近のダイハツの軽自動車は、剛性感を強く推したテイストだったが、コレは剛性感よりも、軽量感(※軽快感ではない)とソフトさが前面に出た味付け

「エコアピールの味付け」なのか、燃費向上のために徹底的に軽くした結果として本当に剛性ダウンしているのかは不明。

近年の軽自動車、コンパクトカーにありがちな、「全体にダル」「モッサリ」な感じはなく、これは好印象。
ただ、先日試乗したFit3 ハイブリッドのような小気味良さ、タイト感はナイ。




電動パワステが不当に軽すぎる。
不当に軽いケド、ちょっと切ったときは「不感帯領域」として、クルマの向きには反映されない(・・・ので、一応、安全なのか)。

「不感帯領域」を脱すると、ちゃんとステアリングホイールとクルマの向きはリンクする。結構良く曲がる。

「車速感応式 電動パワステ」の制御思想だよね。
私は基本的に車速が低いときは重ステ同様に重めのステアリング・・・の方が好きなのと、ステアリングホイールのわずかな操作に反応しないクルマは苦手なので。

ステアリングホイールのわずかな操作に過剰に反応するのは危険だが、パワステを不当に軽くせず、反力、手応えがあれば、リニアに反応した方が生理的に自然だと思う。

ただ、試乗レビューには残していないが、以前にレンタルした4代目ホンダ・ライフ(JB5~8)の電動パワーステアリングが本当に酷かったので、それと較べるとかなり自然だと思う。





基本的に足はソフトで、加速時、減速時のピッチングは大きいが、ブレーキング踏力が一定なら、ピッチングによるフロントの沈み量も一定でフワフワ揺動せず、好ましい。

レートの低いスプリングに対してのダンパーの減衰のセッティングが的を得ている印象。

ソフトだが、路面からのハーシュネスは割と拾ってたかな。



ある程度シッカリ距離は走ったケド、そんなにグイグイ曲げるようなルートを走ってないので、アンダーステアだとか・・・はわからないが、結構シッカリ曲がるクルマという印象。
減速でフロント荷重がシッカリかかるので、前荷重でグリップして曲がる感じ?

ロールは大きいんだろうケド、個人的には不快感はなかった。





●まとめ

特にうまく文章・感想をまとめることができないのだが、以前よりも軽自動車の思想や味付けに多様性が出てきた印象で、それはステキなことだと思う。



●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2014/02/08 12:16:43 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2014年01月12日 イイね!

【試乗】Honda Fit Hybrid 1.5L i-VTEC+i-DCD (GP5)

【試乗】Honda Fit Hybrid 1.5L i-VTEC+i-DCD (GP5)発売前から期待していた3代目フィットのハイブリッド仕様。

発売後、ずっと「試乗行かねば」と思いながら随分経過してしまったが、夕方、ほんの短時間だが乗ってきた。

※新春セールか何かでスゴくたくさんのお客さんで賑わっていて、「シャトルがモデルチェンジするときに真面目に検討を考える・・・・」と伝えると、「なんだよ冷やかしかよ。さっさと帰れ」的な扱いだった。。。
私も自分のビジネスでは冷やかし客は大嫌いなので、気持ちは良くわかるのだが・・・






■Honda Fit Hybrid 1.5L i-VTEC+i-DCD (GP5)



●エクステリア

フィットは、過去にも何回か本ブログで書いてきたが、初代のデザインはコンパクトカーのひとつの完成形だと思う。

それゆえ、2代目は登場時、「イマイチ」だと思ったが、モデル末期になって目が慣れてきてカッコ良く見えるようになった。特に、マイチェン後の後期型のデザインが好き。


で、3代目。

発売前に写真や動画で見てたときは「なんかダサい」と思っていたのだが、実物を見て印象が好転し、見慣れてきたら、とても愛おしく思えてきた。

ホンダのチャチなSFテイストも、このクラスのクルマだとオモチャっぽくてアリだと思う。
顔は少し、スターウオーズのキャラデザのテイストが入っていると思う(※スターウオーズの乗り物系ではなく、ストームトルーパーとかグリーバス将軍とかそっち系)。


3代目フィットはオモチャ(チョロQとか)っぽいのがステキなところなので、原色が似合うと思う
特に黄色がステキだと思うが、青、赤もストリートで見かけると心惹かれる。
なので、試乗車のこのシルバー色はとても残念に思えた。
(シルバーのビートと307SWに乗ってる私に言う資格はないが・・・)




サイドビューとは決して美しいとは言えない。
シトロエンDS3あたりと較べると、なんかとても残念なデザインだと個人的には思うが・・・

なんか無理矢理アクセントを付けた感じのプレスラインだが、これがない姿を想像すると、ただのっぺりしたダサいクルマになるので、全体フォルムとしては最初から破綻しているのでは?・・・と個人的には思う。


あと、ホイールカバーという存在と、そのデザインがとてもダサいと思う。
クルマが割と未来的なデザインなので、ホイールカバーを外して鉄チンにして似合うかどうかは不明だが・・・。




リアビューが好き。

最近のボルボっぽくもあるが、昔から、ボルボのお尻の意匠はホンダをパクりがちだと思っていたので、もう何が何やら良くわからない。

いずれにしても、シルバーより原色と組み合わせたいデザイン。



●インテリア



写真で見ると、いつものホンダのコンパクトカーの「子ども向けな幼稚なSF感」なのだが・・・



現物を生で見ると、先代よりもかなり質感が向上していると思えた。

ピアノブラック仕上げのナビ・エアコンパネル回りも良い感じだし、助手席側のダッシュ部の質感なども安っぽくなかった。

あえて言うと、アクセントとしてのシルバーの樹脂パーツが全てを台無しにしているように思える。


・・・もっとも、私にとっては内装の仕上げなんてどうでも良いのだが・・・・。




写真ではわかりづらいのだが、インパネがカッコイイ+面白い。

センターのスピードメータが、実物を見ると、どこまでも奥行きがあるような演出で、「なんちゃって」なSF感じゃなく、「ちゃんと新しい」SF感だった。

スピードメータの右側にバッテリ残量が表現されているのだが、「ハイブリッドとは言え、やっぱりタコメータがないと寂しい」と呟いたところ、ステアリングについてるinfoボタンで、ステータス表示を切り換え可能だと教えてもらった。



↑がタコメータに切り換えたところ。
イマドキなインパネだなあ・・・。(個人的にはアリ)




シフトは、使い方を知らないと戸惑うが、知っていると使いやすいモノ。

シフトノブは少しダサいと思う。
シルバーの質感もダサいし、「ハイブリッドです」と一生懸命アピールしている感じの青い部分もダサいと思う。




ペダルは左足ブレーキ前提でレイアウトされているぐらい、左足ブレーキ向きで使いやすかった。


ちなみにシートポジションは、2代目フィットほど、高い感じがせず、好印象。


●パワートレイン+ドライブトレイン



とにかく楽しみにしていたのが、パワートレイン、ドライブトレイン。

インサイトや2代目フィット・ハイブリッドのIMAは、完全なパラレル・ハイブリッドだったため、常にエンジンとモータが一緒に回ってしまう仕組みだった。

そのため、減速時にはエンブレが効いてしまうため、回生効率が悪い・・・などの弱点があったのだが(※気筒休止などとの協調制御で弱点を必死でカバーしてたらしいが、そもそものメカ的な弱点を制御でカバーするのは限界がある)、新しいi-DCDでは、エンジンとモータの間にクラッチが入っているため、「モータだけ」の状態を作ることができる・・・と事前情報を得ていたので。


エンジン諸元
 エンジン型式: LEB
 最高出力: 110[ps](81[kW])/6000[rpm]
 最大トルク: 13.7[kg・m](134[N・m])/5000[rpm]
 種類: 直4
 総排気量: 1496cc
 ボアXストローク: 73.0mm×89.4mm
 圧縮比: 13.5
 燃料供給: PFIの模様
 過給機: なし

モータ諸元
 モーター型式: H1
 電動機種類: 交流同期電動機
 定格電圧: 173[V](低い!!)
 モーター最高出力: 29.5[ps](22[kW])@1313~2000[rpm]
 モーター最大トルク: 16.3[kg・m](160[N・m])@0~1313[rpm]


15XやRSに積まれている、1.5L i-VTEC(エンジン型式L15B)は直噴と書いてあるが、ハイブリッド用のLEBはどうもPFIらしい。残念。
RSにも乗ってみたいなあ。



モータは諸元的に、完全に低速トルク専用。
定出力領域は1313~2000rpmとなっているが、2000rpm以上の扱いが気になる。

縁切りされてエンジンだけで走れれば良いが残念ながらそうではないみたい。(エンジンを縁切りしてモータだけで走ることはできる)

ホンダのサイトの「i-DCD」の解説でも、各ギア選択時や加減速時のパワー伝達の流れを解説されているが、エンジンでの駆動の際は、そのパワーをモータでの発電にも充ててしまっている。
もちろん、加速時は、モータが邪魔にならないよう、モータは無負荷(=発電しない)に制御しているんだと思うが、モータのロータ・イナーシャを加速させるのに「トルクが喰われてしまう」ワケで・・・・

・・・i-DCDにより、回生効率が上がったり、モータ単独駆動ができるようになったのはIMAからの大きな進歩だが、IMAから継承しているネガもあるんだな。
(※見解が間違っていたら、有識者によってツッコミが欲しいところ)



モータの電圧173[V]がとても低い印象。
同じホンダでもアコード・ハイブリッドは700[V]。

自動車のパワートレイン用モータの電圧って、コレぐらい高い電圧にして、動力線を細くするのが定石という印象があるので、フィット・ハイブリッドの173[V]がなぜそんなに低電圧なのか、有識者にご教示頂きたい



i-DCDのデュアルクラッチはドイツのLuk(シェフラーグループ)製。
VW・AudiのDSG、SトロニックなどもLuk製だ。

「何でも自社で作りたがる」「作ってしまう」ホンダが、自社開発してケーヒンあたりに製作させずに、Lukに頼ってしまったのは個人的にはなんだか残念。
だんだん、その傾向が強くなっていってる?



で、運転してみて・・・試乗時間が短すぎて、大したレビューはできないのだが・・・・


「突貫で開発・商品化した」にしては、あまりに自然なフィーリングで驚いた。

ハイブリッドであることを全然感じさせない、自然なフィーリングだった。
ギアチェンジ時のシフトショックなどもなかった。
かと言って、トルコンATのようなもっさり感もなく、ちゃんとクラッチを介してダイレクトに動力伝達されている気持ち良さはあった。

アコード・ハイブリッドのi-MMDとは異なり、「モータだけで運転してます」的な領域は極低速でも感じることができず、このあたりはIMAのとき以上にパラレルハイブリッド感が強い?
いずれにしても自然でリニアなフィーリングで良かった。


アクセルベタ踏みでの加速時は、それなりにエンジン音は大きいのだが、アコード・ハイブリッドが高級車なのに掃除機のような残念なエンジン音なのに対し、「安っぽい雑味」という印象はなく、個人的には「アリ」なエンジン音だった。
・・・が、このあたりはものスゴく主観なので・・・。


基本的にアクセル操作に対して、ラグなく車速が変化するのだが、アクセルベタ踏みしたときに、一般的なトルコンATのようなキックダウン的なラグ後の加速を行った。
割と高回転への移行時だったので、V-TECの可変とも解釈できなくもないが、たぶんi-DCDのTCUの制御で、トルコンATと同じように、アクセルベタ踏みで、1段か2段か下のギアにシフトチェンジしてるんじゃないかと思う。


速いパワートレインじゃないケド、フィーリングは結構良かったと思う。

もちろん最近のホンダ車全般と同一傾向で、決して高回転型ではないが、モッサリしてなくて良かった。
インサイト、CR-Z試乗時のエンジン・フィールがスゴく残念だったのが、このフィットでは残念感がなかったのは、自分が慣れたからなのか、エンジンも良くなったのか、i-DCDの好影響なのか?



ちなみに、この3代目フィット・ハイブリッド 1.5L i-VTEC+i-DCD (GP5)を所有している知人が、発進時のi-DCDの不自然さについて苦言されていたが、ディーラーからの発進時、赤信号からの発進時にそういったネガは感じなかった。

「初期ロットの不具合が改善されたのかな?」

と思ったのだが、ディーラーに戻って、スロープをバックで上る際に、アクセル操作に対して、ちょっとタイムラグを経てから急に動力伝達される症状が確認された。

「ああ、コレか」

と。

Audi A1 Sportback 1.4 TFSI (8XCAX) の試乗でもSトロが似たような挙動を示したので、Lukの作るDCT特有の問題なんだろう。

Audiでの症状よりは、フィットの方がだいぶマイルドだった。
Audiではエンジンの動力をDCTで切断・接続しているが、フィット・ハイブリッドの場合、発進時は主にモータのハズで、0rpmからの制御も可能だし、電流でトルクコントロールもできるので、DCTの問題は露骨には出にくいハズ。



●足回りとかボディとかステアリングとか



良いバランスだと思った。

最近のクルマにありがちな、これ見よがしな剛性感の演出もなく、タイトにキビキビ動く感じだが、だからといって軽薄な感じもなく。
「小気味良い」。

EPS(電動パワステ)であるにも関わらず、ここ数年間のコンパクトハッチで一番自然でタイトで気持ち良いステアリング・・・という印象。



ブレーキのタッチが良いのも印象的。
これもモッサリしておらず、タイトに、リニアに言うことを聞く。


回生ブレーキとメカブレーキの協調制御がなされているハズだが、全くそういうことは感じさせず、そこいらのコンパクトハッチよりもずっとリニアで気持ちのよいブレーキのフィーリング。



クルマ全体が「モッサリしない」「タイト」「リニア」という方向を向いている。
ブレていない印象。



エコタイヤ(ヨコハマ・ブルーアース)がどうだ・・・とか言えるほどの試乗ができていないのだが、基本的にステアリングの印象が良いので、RSはさぞかし楽しいんだろうなあ・・・と期待が膨らんだ。



●まとめ

試乗時間が短すぎたから、ダメな部分に気付かなかっただけかもしれないが、ヴィッツ、デミオ、キューブ、先代フィット・・・など各コンパクトカーの中で一番好みだった(※スイフトあたりは乗ってないのでわからない)。

またじっくり乗る機会が欲しいが、たぶん出張先のレンタカーなどで機会はあるだろう。

RSにも乗ってみたいなあ。



●ハイブリッド以外の写真

前述のように、3代目フィットのデザインはシルバーよりも原色が似合うと思うので、試乗車ではない赤、紺の在庫車両の写真を撮らせて頂いた。

ともにハイブリッドではないが、13G(GK3)、15X(GK5)のどちらかは不明。
RSじゃないことは確か。



カッケー。



カッケー。



カッケー。




●試乗記関連目次はこちら
Posted at 2014/01/13 01:47:19 | コメント(7) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「HAOC 鈴鹿ツイン。
ベストは1枠目の1分11秒141。

自己ベストはコンマ3秒更新できたケド、絶好のコンディションにも関わらず、目標の1分10秒を叩き出せず残念感炸裂😩

3枠目、4枠目と走りのアジャストは進むのにタイムは11秒5、11秒8とズルズル下がった😓」
何シテル?   11/24 17:43
ビート(PP1)、アコード・ユーロR(CL7)、三菱アイに乗っています。 ビートでのサーキット走行(タイムアタック)とチューニングを続けています。 鈴鹿...
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