■原発は一部炉心物質(燃料棒ミックス)の漏れが明らかとなり、
厳しい情況の中での長期決戦が続きます。
崩壊熱量を学ぶ事で、どれだけ長い戦いが必要なのかが見えてきます。
電気が復活しないと、水をかけ続けるか、石棺の選択肢が浮び上がります。
仮に復旧したとしても、おびただしい放射性物質が漏れています。
危機はまだ終わっていません。
コンクリート車で放水する意味について、最悪そのまま石棺化する気かなと思ったのは
私だけでしょうか?
何故、長期戦が必要で、どのような危険性があり備えが必須なのか、
私もまだまだ学ぶ必要がありそうです。
勉強になったサイト
個人ブログ
■崩壊熱量の分析(MITによる分析の和訳)
http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110319/nc_plant_decay_heat
既に崩壊熱量は、緩やかな下降しか望めません。
発生熱量をどのように冷やすか?水をかけるだけではなかなか解決しないのです。
冷やさなければ、再び放射性物質がばら撒かれるでしょう。

参考:発生以降の崩壊熱の推移
毎日新聞
■予想される厳しい寒さ
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110325mog00m040018000c.html
明日から非常に寒くなるようです。
原発ばかりでなく、被災者の方の健康被害が大変です。
避難所で、人が亡くなりだしています。
大震災の国の対応があまりにもお粗末です。ボランティア担当の人はどこに行ったのでしょう。
ここ2週間が本当に援助が必要だったのに。
■日経ビジネス
今の放射線は本当に危険レベルか、ズバリ解説しよう
「水道水、牛乳は飲んでも大丈夫か」「暫定規制値とは」「チェルノブイリと何が違うのか」――第一線の専門家にインタビュー
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110323/219112/?P=1&rt=nocnt
ちょっと楽観的に過ぎるというのか、恐らく政府がここまでしか責任を取らないという
ラインがくっきりしています。
「甲状腺がんについては6000人については
明らかにチェルノブイリの被害であると統計的に証明される」
という冷徹な事実を踏まえて読んでください。「じゃあ、証明しろよ」が素敵に溢れています。
以前お話した0.1→0.8%の危険と99.9%→99.2%の安全に似ている所があります。
情況が一番楽観だったころのものですから仕方ないのですが。
まずはとばっちりかも知れませんが、国会議員の皆様に摂取頂きたいなと思う内容でした。
ただ、私も似たような立場なら、そういってお茶を濁すと思います。
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Posted at
2011/03/25 19:54:48