■東京電力福島第一発電所の津波対策の甘さについて
昨夜激怒しました。
■しかし一方で、防波堤自体の欠陥が気になります。
欠陥と言うよりは一方向に非常に弱いのです。
こちらはウィキに乗っている上空図です
■写真の向きは下方向が東になります。
大事なのは
1)北東方向に開口がある(震源=津波発生域にほぼ直交)
2)どうも北東方向の波を集めやすい。
リアス式でも津波方向に直交すればするほど、被害が拡大します。
■写真でも、波紋が第一発電所の南側(写真での左方向)に集まっていっています。
今回被害を広げた原因のひとつだと思います。
■要するに、リアス式海岸と同じ津波を集める効果が
発生した疑いが濃厚なのです
宮古の津波拡大
■岬の突端にはもとより津波が伝わりやすいです
気象庁:津波の発生と伝播の仕組み
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/know/tsunami/generation.html
■また津波は遠浅の海岸で巨大化します。
同じく気象庁のページより

福島第一の北側には河川の河口があります。
また汚染水の動きより、この地域沿岸は南下流が強い傾向にあるようです
とすれば、40年の間に滞砂が進み津波の巨大化を招いた可能性があります。
■いずれにしても、これらの岸壁は人工物です。
そういう意味では分からなかったので、致し方ないという結論も出るかもしれませんが
やはり、安全管理への手抜きはどうしても見受けられるような気がします。
ブログ一覧 |
津波の巨大化 | その他
Posted at
2011/04/11 12:58:15