2011年05月10日
浜岡の1件をリスクから考える
■先ほどは思いっきり毒づいてしまいました。申し訳ないです。
■浜岡の停止は別として、現在「戦後処理」をしているのが気になりました。
15日の汚染をここ数日一生懸命ピックアップしたのは、
如何に福島がひどい惨状かを知って頂きたかったからです。
その事は、ABCC後身の「全員管理」と言う恐ろしい事態で収拾しようとされています。
きっとここから貴重な論文が、沢山発表されると思います。
冗談や嫌み抜きで・・・
■何度か申上げたように、残念ながら「手遅れ」なのかもしれませんね・・・
野球で言えば、2回表くらいに、怒涛の160得点で、160対3で試合中で3回裏と言う所でしょうか。
試合終了までには、コールドにしても5回や7回ありますから、
直ちに負け試合、では無いのでしょう。
■東京電力には不思議な能力があって、
東京に影響の無い場所に原発を建てる能力が高いです。
福島、東通、柏崎、
何も考えずに?原発を40基若狭湾に並べた関電とは大きな違いだと思います。
ほめているわけでもなく、けなしているわけでもありませんけどね。
そのポジショニングは福島を地獄に陥れ、東京を救いました。
非常に微妙な気分です。
■さて、浜岡の停止ですが、色々と揶揄されています。
http://news.livedoor.com/article/detail/5539642/
こちらでは、止めやすいから止めたのだとか、地震予知など当たらない、とか。
そんなのは分かっています。でもあの場所はやばい。
「もしかしたら」は便利な言葉です。
「もしかしたら」道端の石に転んで頭を豆腐の角に打ち付けて死ぬかもしれない。
だから豆腐と道を歩く事を禁止する、そんな人も少なからずいるのではないでしょうか
■妄想峠さんが書かれていました。
御前崎は、名古屋にとっては西側で安全、
東京にとっては東側で危険。
恐らく西の人はそう勘違いしています。
■しかし、原発「即席」マニアとして、2ヶ月見守ってきた者としては、
東風それも南東の風の恐ろしさをまざまざと見せ付けられました。
1)東風は緩やかで、風向きがあまり変わりません。(ホットスポット向き)
2)東風が吹く時は低気圧が、西から東に向かい、尚且つやや南にいる位置であり、
その風は山に当たって霧や雨をもたらします。
(雨によってドギツイ汚染になります)
3)放射性プルームは、山を越えることはできません。
■いいえ、海から山へと吹く風は、雨や雪をもたらすのです。
今回は太平洋、それも南東北、東岸の事故でまだ、恵まれていました。
御前崎は台風上陸の有数の場所です。台風の際に事故が起きれば
雨が全ての粒子を叩き落し、未曾有の汚染が起きるでしょう。
地震だけではなく、そういった自然リスクをきちんと考えてプラントを作っていく。
そのような努力が必要なのかもしれませんね
■そういえば、三郷、柏付近にホットスポットがあるとか。
これは昨日、おとついと、15日のプルームの分析に当てはまります。
なぜなら、プルームの交点だから。
なので中途半端ですが切り上げて、そちらを特集します。
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原発の将来 | 日記
Posted at
2011/05/10 18:02:45
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