2011年05月30日
深夜の独り言、現場に立ったことはありますか?
■とっとと寝ればいいのだが、ふと書き連ねたくなって書いてみる。
と、いうか、こんなブログを書いている自分の気が知れない(笑)
原子力を調べたって、何かが変わるわけじゃない、
変えれるわけじゃない。平凡な毎日がこれからも続いてくれればそれに越した事はない。
■しかし、ブログで、テーマを決めて書く時は、ある程度なりきって書くようにしている。
いくつかの視点を決めてフォーカスしながら
一応のストーリを持って読み進め、考え、書き進めている。
■書いていると、何故か文章が上から目線だったり、
ちょっと行き過ぎな断定だったり、一応のチェックはしているけど、誤字もあったり
・・・でもまあ、教授とかじゃないからいいか、なんて思っている。
■不快になるところがあったらごめんなさい。
でも、まあ、民主党に関してはかばいようがないから、きつくなるのは勘弁してください。
「発足当初」はまともな事いっていたのにね。
■そうそう、ありがたいのは、違ったことを書き連ねた時、
それって・・・違う?といってもらうと結構ありがたいです。
でも誤字が多い事は分かってるから、誤字はよほど以外ほっといてください(苦笑)
何と言うのか、今回の事故というのは、本当に必要な知識の幅が広くて
多分・・・いうほど神様な人はいない。と自分は思っています。
■そもそも自分などは、物好きですが、抜け抜けで、人に助けてもらいながら
どうにかこなしている口で、
普通に自分を知っている人がもし見たら、キャラ違うといわれそうな気がします(笑)
まあ、ブログってそんなものじゃないでしょうか??
■だから、何かと不完全だったり、本当の関係者から見たら、甘いわこいつ
というところも大有りでしょう。
だから論議を戦わせるほど熱意はありませんが、コメントに関しては
出来る限りで目を通して、意見とは違っても一応調べてみることにしています。
視点を変えることも大事なので。
■あなたのおかげで人生変わったとか、やっぱりあなただけは正しかったんだ
とかそういう類の事を自分に言う人はいないし、実際間違ってもいないほうがいいとは思いますけど
追い出したくなったら、どうか賛美しまくってください^^その時は逃亡します。
そこまでの内容じゃないので大丈夫だとは思いますけどね!!
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■物凄く寄り道が長くなりました。
とりあえず、工事の現場って出たことありますか??
私は助っ人で出たことがあります。担当が新人だったので、彼もわからなくって
結局分からないなりに仕切りました。
まあ、えらいこっちゃになりましたが^^;
■足らないと業者さんにどやされるわけですよ。
あれが足りない、これはどうするか詰めてない、
明日はどうするんだ、図面と違うぞ、
図面は読めても、ああ当時は読めないか、・・・現場を見て
まんがを描いて、部品の数を拾って、そのアイデアをボウシンさんにぶつけて
メドが立ったらお客さんと詰めて
戻ってきて手配して、その次のことを考えて、タイムスケジュールを考えて
今度は他の業者さんと相談する。
手が空いたら、溶接のプレハブを指示して、遊ばせないように詰めていく
■とは言っても、言葉通りには出来ません。
自分では死ぬ気でやったんですけど、迷惑はやっぱりかけてしまったと思います。
■業界用語では「段取り」って言いますが、段取り8割とはよく言ったもので
段取り5割くらいしか出来ずに、心で何度も泣きましたよ。
用語が理解できなくて、色々怒られたり。
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■現場では意図しないところで、意図しないトラブルが起きたりもします。
段取りは重要ですが、何かが起こればあってなきもの。
■だから、今の福島第一は本当に大変だと思うんです。
段取りもへったくれもなく、プラントが壊れていくんですから。
■「ぽ、ポンプ動いてません」
「予備品はあるかー?」
「その系統なら予備ポンプあります」
「動くのか」
「やってみます。」
「急げよ、半日持つか?」
「5,6時間以内なら、冷温保てます」
「電気屋の何何さんに見てもらえ」
「分かりました」
「盤から電源引っ張れるか」
「盤のチェックはやってみます、近くに何何盤もあるので、
いざという時はそこから引っ張ります」
「足りない部材はだれだれにとりあえず当たれ」
「他の業者にも、ものがあればまわしてもらうよう俺が言っておく」
「線量注意しろよ」
「分かりました、4人2チームで、交代でやります」
分かりませんが、5号のポンプであれば、
こんな感じじゃないでしょうか?
5時間で、予備作動であれば、十分超特急でしょう。
■それをマニュアルも見ながら、途中からマニュアルも訳分からない中で
ボウシンさんに怒鳴られながら、「こーしたらいい、ああしたらいい?」、疑問や
提案を聞きながら、
時間のない中で、優先順位を決めて、次々と選択して、
方針を決めたら 「わからなかったな連絡しろ、責任は俺が取るから、頑張れ」て
若手を送り出す。
所長は更にそれを統括して、オーバーワークにならないよう
バランスを取って、協力業者に暇があれば話を聞いて
優先順位をつけることと、任せられることを詰めていく。
人が足りないという話なら、線量が低い奴で応援をしてくれとお願いをする。
現場を知らない、本社の連中のたわごとを聞きながら
これが足りない、あれが足りない、それをすべて
結局はごり押して、かき集める。
使えない、日雇い労働者を戦力にして遊ばせないよう
安全で必要な雑務を用意して、こなさせる。
その中で使える人間を探し出して、現場に逐次投入していく。
■それは、きっと・・・もう戦場です。
現場を知らないプロセス屋が何か言ってどうにかなるものでもなければ
教授連中が実際何が起きてどうすればいいかわかるものではないと思います。
事件は常に現場で起きています。
それを後ろで支えて、責任は俺も取る。と声をかけることが究極の上司ですが、
なかなかそこまでの方にはあったことはありません。
ただ、今の所長さんにはそこまでの覚悟があったからこそ、
今ここまで作業が進んでいます。
何とか冷えているだけで、多分地下から、建屋からボロボロです。
もちろん、吉田所長さんが抱えている、「言えない事」はそこらじゅうにあると思います。
でも、現場は所長を守りたいから出さないでしょうね。
だって、「言えない事」を己の首を賭けて出す人なんですから。
「海水ポンプを止めろなんて無視した」とか。
(実際には現場判断で、俺が責任を取るってそう言ったのだと思います。)
もちろん関係者じゃないので、想像なんですけれどね^^;
ただ、そうあってほしいと思います。
ついでに一言
プラントに安全神話なんてありません。
安全はどこまでも人が作るものです。
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Posted at
2011/05/30 02:13:37
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